お年玉の相場はどれくらい?に関する記事

『お年玉の相場事情!赤ちゃん~大学生まで/渡す時のマナー』

お年玉の相場はどれくらいがベスト?正月に困らないためのお年玉の相場金額とスマートな渡し方のマナーについて解説します。

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お年玉の相場調査!未就学児~大学生にはいくらあげるべき?

新年のお祝いは一年の始まりの大事な行事ですが、家庭をもって子供の親になると避けて通ることができないのが、子供たちへ配るお年玉に関する悩み
毎年、お年玉の用意をしながらため息をついてしまうママも多いのではないでしょうか。

特にお年玉の相場金額は、あげる側だけでなくもらう側の親にとっても神経を使う問題です。
「小学生のお年玉はどれくらいが妥当?」「赤ちゃんにはいくら?そもそも必要?」など、お年玉の相場について悩む方は決して少なくありません。

新年を明るく迎えるために、今から子供へのお年玉の相場金額や、正しい渡し方のマナーなどについて詳しくチェックしておきましょう。

「お年玉をあげる相手は誰か」でお年玉の相場は異なります

お年玉の金額や渡し方を考えるにあたって重要なのが、「お年玉をあげる相手が誰なのか」という点です。

まず一番先に考えるのが自分の子供ですが、この場合は、子供の年齢と子供に躾けたい金銭ルールを照らし合わせて、子供が喜んで使える金額や渡し方を素直に選んであげるとよいでしょう。

問題となるのは、そのほかの親戚や知人、新年のあいさつをする子供達へのお年玉です。
これらの子供たちのお年玉に関しては、妥当な相場金額で考えなくてはいけませんし、失礼にならない程度のマナーを守ってお年玉を渡す必要があります。

お年玉は現金のやり取りですから、あげる相手は子供でも、その後ろには親がいることをよく理解して、お付き合いの程度や社会常識の範囲で相場金額や渡し方を考えることが大切です。

自分の子供以外でお年玉をあげる相手は?

・親しい友人等関係の子供
・年始の挨拶を交わす親同士が親しく付き合っているご近所さんの子供
・甥・姪などの兄弟関係の子供
・親戚筋の子供 など

お年玉の相場を決める上でのおおまかな基準は?

お年玉を受け取るのは金銭感覚が未熟な子供なので、多すぎてはいけませんし、子供の喜び気持ちを考えると少なすぎるのも考えもの
また、一緒にお年玉を受け取る兄弟たちと極端な差があると、子供の心が傷ついてしまいますので、平等になるように意識することが大切ですね。

お年玉の相場という確固たる決まりはありませんが、全国的に「年齢÷2×1000円」でお年玉を決めている家庭が多いようです。

こういったおよその基準を決めて守っておくと、少なすぎず多すぎず妥当な金額を選ぶことができますし、「お兄ちゃんだけ何で多いの!」という気持ちも、年齢に応じていることで納得しやすくなります。

お年玉は、贈る側も受け取る側の親にとっても平等であった方が円満なので、お年玉を送り合うような親戚間や仲の良いママ友グループの間では、学年によって金額を決めているケースも多いようです。

みんなで決めたルールにはできるだけ従ったほうがよいのですが、進学などで普段よりもちょっと大目にお祝いしたいときには、お年玉の金額はルール通りにして、別途、図書券などの商品をプラスすると、親同士の人間関係を損なわず、スマートにお祝いすることができますよ。

【年齢別】子供へのお年玉の相場はどれくらい?

子供のお年玉の使い道は、ざっくりと以下の3パターンに分けられます。

・全部子供に渡して、おもちゃや文房具などを子供が好きに購入する
・一部を親に渡して貯金し、一定の金額を子供が自由に使う
・親以外からもらったお年玉は、全額、親に預けて貯金する

子供の親の立場からすると、子供に無駄な散財はさせたくないので、ある程度は親が管理したいと思う方は多いのですが、渡す大人の立場からすれば、基本的にお年玉は子供が自由に使うものとして考えてあげたいですね。

小さな子供が使える金額は限られてきますし、「この金額では中学生の欲しい服やゲーム機は買えない」など、平均的な相場が見えてきます。
お年玉の相場の平均額は、地域や社会の景気の様子にも影響を受けますが、その年齢の子供が使いやすい金額で、かつ親が受け取りやすい金額を考えていきましょう。

赤ちゃん(乳幼児)の場合

3歳未満の乳幼児、いわゆる赤ちゃんにはお金の価値はわからず、自分でお金を使うことはないため、お年玉に関する意見は分かれるところです。

子供が喜んで自由に使うもの、という意味では赤ちゃんにお年玉をあげる必要はないでしょう。
ただし、相手の親御さんから自分の子供にお年玉をいただいた場合には、お返しという意味でお年玉が必要だと考えるほうが無難です。

お年玉は「一人前」に扱ってもらう証でもありますから、現金の場合はお気持ち程度、500~1,000円をかわいいポチ袋に入れてお渡しするとよいでしょう。

保育園・幼稚園児の場合

子供が3歳を超えて幼稚園などの施設で集団生活を送るようになると、「子供」として一人前になってきますね。
もちろん、金銭的な価値がわかる年齢ではありませんが、園生活を通して「お年玉」というものを知って期待するようにもなりますので、お年玉をあげると喜びます。

3~6歳の子供は自分でお金を使うわけではありませんから、1,000円前後が相場と考えられます。
ジャラジャラと小銭があった方が「たくさんもらった!」と喜びを感じやすいので、あえて小銭で渡すのもおすすめです。

小学生の場合

小学生になるとお金の使い方もわかってきますし、物欲が出てきます。自分の好きに使えるお年玉をあげることは、子供の金銭感覚を育てるためにも役に立ってくれますね。

小学校の学習でお金の使い方を学ぶのは小学2年生頃が多いようなので、高学年になればお金の価値はしっかり理解できていると考えてよいでしょう。
小学生のうちは自由になるお金をたくさん持たせると害になることは多いので、低学年は1,000~3,000円高学年は3,000~5,000円を目安にするのがおすすめです。

中学生の場合

子供も中学生になると大半の子供が毎月のお小遣いをもらい、自分の好みの服や文房具を自分で買うようになり、部活などのお付き合いで友達同士の外出や飲食の機会も増えてきます。

自由に使っていいお金」と一言添えて、お年玉をあげるとよいでしょう。
中学生のお小遣いは1月1,000~2,000円程度が平均なので、お年玉も多すぎず、5,000円を超えないくらいが相場だと考えましょう。

高校生の場合

高校生になると成人まであともう少し。子供とは呼べないような微妙な年齢ではありますが、まだまだ親に養われているのが一般的な考え方なので、自由に使えるようにお年玉を渡すとよいでしょう。

高校生になると、買うものも食べるものも大人と同じくらいの金額が必要になります。
毎月のお小遣いをやりくりすることを覚えるのも必要な時期でありますが、新年という喜びの時期ですので、5,000~10,000円を相場に考えてあげるのがおすすめです。

大学生の場合

大学生の場合は、乳幼児とともにお年玉をあげるか否かで悩む対象ですね。
高校を卒業したら、社会的に成人したと考えてお年玉をやめるという考え方もあれば、学生のうちは親のすねをかじっている子供として、20歳を過ぎてもお年玉をあげるという考え方もあり個人差が大きいところです。

日本の法的な成人年齢は20歳ですが、社会的には18歳で社会に出る子は多く、成人として扱われることも少なくないため、高校卒業を機にお年玉をやめても問題はないと言えるでしょう。
ただ、相手の親御さんから自分の子供にお年玉をいただいてしまった場合には、5,000~10,000円程度のお年玉をお返しの気持ちで渡すことも多いようです。

お年玉の渡し方/マナーにも注意しましょう

お年玉は古くからの日本の伝統行事で、色々と細かいルールがあるというのはご存知でしょうか?
古くからあるマナーは、相手の事を思いやって作られた思いやりのルールです。「古臭い」と頭ごなしに否定をしないで、マナーにも気を配ってお年玉を渡してみましょう。

マナーに沿った行動ができることは社会的評価となり、自分の良い評価として返ってきます。ママやパパだけでなく、お年玉を受け取る子供にもマナーをしっかり教えてあげたいですね。

お年玉は自分よりも目上の人の子供にはNG!

これはお年玉のマナーの基本なのですが、お年玉は新年に目上の者から目下のものにあげるお気持ちです。
職場の上司や仲人など、お年玉は自分よりも目上の人の子供にそぐわないため、こういった場合には「お年賀」として、現金ではなく図書券などの商品を送るようにしましょう。

渡すときはポチ袋を使いましょう

いくら親しい間柄でも、お年玉を裸銭で渡してしまうことはとても失礼な行為です。必ずポチ袋を用意し、お金は包んで子供に渡しましょう。

ポチ袋を使うことで、子供に「お金=大事な物」と印象づけることができますし、子供にとっては「自分のために用意してくれたもの」という喜びを与える効果も高いのです。

雑貨屋さんなどで購入するのもアリですが、ネットからぽち袋の型紙をダウンロードして使用する方も多いようです。可愛いぽち袋で、子供たちがお年玉をもらう喜びをより大きくしてあげましょう。

ポチ袋には必ず名前を書きましょう

お年玉を渡すことは、一人前の人間として挨拶をすることでもあります。ポチ袋の正面には必ず相手の子供の名前を書き、裏側には自分の名前を書きましょう。

名前が入っていることで渡すミスをなくす事もできますし、受け取ってお年玉の整理をする時にも楽ですので、これも相手への思いやりのマナーのひとつだと考えましょう。

お年玉にはきれいな新札を使いましょう

結婚のお祝いのように、新年のお年玉はあらかじめ用意をしておくのがマナーです。お年玉には新札が、折れジワなどのないきれいなお札を使いましょう。

5,000円のお年玉を1,000円札5枚であげると、いかにも「慌てて用意しました」という印象を与えてしまいますから、急な来客でも慌てないように、年末にある程度のお札を用意しておくと安心ですね。

「4」のつく金額は避けましょう

お付き合いの中では4,000円など「4」のつく金額は、お祝いの時には縁起が悪いとされています。お年玉は出来るだけ4,000円、400円などの金額は避けて用意しましょう。

お年玉は年齢や学齢である程度の相場がありますが、相場から4,000円になってしまったら500円を追加して4,500円にするといいですね。  

お札や硬貨の入れ方もお喜び仕様で

お祝いでお金を包むときには受け取った人がお金の表、金額を確認しやすいように入れるのがマナーです。
お年玉を入れるポチ袋は小さめですので、お札の場合は表となる肖像が描かれた面が内側になるように左から右へ三つ折りにして小さくして、袋の正面から取り出して広げると表がすぐに見えるように入れましょう。

硬貨の場合は、金額が刻印された表側を袋の正面に向けて入れます。お金の包み方のマナーはお年玉だけでなく出産祝いなど慶事にも使えますので、覚えておくといいですね。

お年玉は親の目のあるところで渡しましょう

お年玉は子供にあげる新年のお祝いですが、現金ですので子供に渡して「ハイ終わり」というわけにはいきません。
お年玉をもらうことは、相手方の親にとってはお返しをする必要が生じますので、お年玉は相手の親の目のあるところでお渡しすることを基本と考えましょう。

子供にお金を持たせる、使わせることはデリケートな問題で、家庭ごとに親の考え方が違います。
金銭感覚が未熟なうちは、子供に極力大金を持たせずに親が管理をしたいという親御さんも多いので、お年玉を子供に渡すことは相手の親御さんにもわかりやすくしてあげると、不要なトラブルを防ぐことができます。

お年玉は自宅で親と一緒に開けるように言い添えましょう

品物でプレゼントをもらった時には、その場で開けて相手にお礼を言う方が感謝の気持ちを伝えやすいのですが、現金をもらった相手のいる場で広げるのは失礼に当たります。

もらったときのお礼の挨拶など、こういった社会的なマナーは子供のうちから自然に身につけさせてあげたいですし、相手の親御さんも金額を把握しておく必要があります。
お年玉を渡す時には「お家に帰って、お母さんと一緒に開けてね」と、一言添えて渡しましょう。

お年玉はいつからいつまであげる?先輩ママの体験談

お年玉の相場はもちろんのこと、子供にはお年玉をいつまであげるべきか悩むママも少なくありませんよね。先輩ママの意見を参考にしてみましょう。

マツコ
24歳

A考え方は各家庭で違いますね

うちは私方、主人方でそれぞれお年玉のルールを決めています。
私の実家の方では、学生だろうが仕事を持っていようが、お年玉は20歳まであげると決めています。
主人は4人兄弟の末っ子ですが、兄弟の子供がすごく多くて、お年玉が大変だからとお年玉は18歳までなので、ちょっと楽かな。
私は20歳までお年玉をもらうのが普通の家庭で育ったので、大きくなった子供にお年玉あげることに違和感はなかったのですが、考え方が各家庭で違っていて、ビックリすることもありますね。
結婚して親戚づきあいが増えたので、「お年玉って大変!」てことがジワジワわかってきました。

ふうか
34歳

A家族構成によっては不公平…

私は結婚5年目ですが、子供はまだいません。
姉のところは10歳を頭に3人子供がいるのですが、姉から0歳から18歳までは現金でお年玉をあげよう言われているので、まだ生後6ヶ月の姪っ子にもお年玉をあげています。
小さな赤ちゃんにはお金なんて必要はないので、私としては現金じゃなくて、おもちゃとか知育玩具をあげたいんですけどね…。
こんなルールは、母が「お金の関係は貰ってもあげても大変だから」と言って作ったルールなのですが、私は自分の子供がいないので貰って困る気持ちはわからないです。
もっと子供を主体に考えてあげたいと思うのですが、難しいですね。

ケンママ
33歳

Aママ友内でルールがあります

我が家は新興団地で、周りに同年代の子供を持つママ友がいっぱいいます。
そこで、特に仲の良い5家庭のグループはお互いの家の負担にならないようにお年玉のルールを作って、お年玉は5歳以上18歳まで一律1,000円に決めてあります。
学年だなんだと考えなくていいので、とっても楽です。1,000円くらいの金額なら、子供の数でたくさんもらえる家庭とそうでない家庭が出ても、そんなに差があるような感じもなく、もめたことはないですよ。
以前は高校卒業までと言っていたんですが、最近は高校を中退してしまう子もいるので、学生かそうでないかより、年齢で決めてしまった方が不公平感がなくていいと思います。

マナーとわきまえてお年玉で子供を喜ばせてあげましょう

マナーやお作法と考えると堅苦しくなってしまい、「子供が相手なのに…」と思ってしまいがちですが、お年玉のやり取りから、子供は様々なお付き合いの基本を学んでいきます。
お年玉の相場を把握して妥当な金額を渡すことは、親同士が気持ちよくお付き合いするために大切なマナーでもありますから、マナーを守って円滑な人間関係を築けるとよいですね。

お年玉をあげる子供の数が多いと、準備の面倒も負担も大きくなってしまいますが、子供にとっては年に一度のスペシャルな贈り物です。
最近では、お盆玉が流行りだして、夏とお正月の2回贈り物をしなければいけなくなってきましたけど…
子供の気持ちを大切してあげて、みんなで気持ちよく新年のあいさつを交わしてくださいね。

この記事を書いたライター

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!