アイス棒工作のやり方とコツに関する記事

『アイス棒で工作!ごっこ遊びに大活躍のミニチュア家具作り』

アイスの棒の工作は幼児のおもちゃ作りや小学生の自由研究、パパやママの趣味など幅広く楽しめる近年話題の工作!こちらでは初心者ママや小学生でも簡単に作れて幼児のごっこ遊びにも使える、ミニチュア家具やクリスマスツリー等の作り方をご紹介します。

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アイス棒工作のミニチュア家具の作り方!綺麗にできる5つのコツ

アイスキャンディーの棒を材料にする工作が、近年ネットで注目を集めています。

アイスの棒は海外でよく使われる工作素材の一つ。本来はゴミとして捨てる物ですが、きれいに洗って乾かせばコースターやペン立てなどのインテリア雑貨、意外とクオリティの高い子供のおもちゃを簡単に創り出すことができます。

アイスをそれほど食べない場合も、100均でまとめ買いできますので心配御無用。木なのに切りやすく作りやすいので、小学生の自由研究工作やママやパパの趣味など初心者の工作にピッタリです。

子育て4コマ漫画:アイスの棒の工作

アイス棒工作を綺麗に仕上げる5つのコツ

アイス棒工作は5つのコツを知っているのと知らないのとで、作りやすさや出来栄えがかなり変わります。

切り口が汚いと見栄えが悪くなるだけでなく子供に木のトゲが刺さって危険ですので、実際の工作に取り掛かる前にしっかりとコツを抑えておきましょう。

子供が作る場合はケガに注意!

アイスの棒は軽くて柔らかいので子供でもハサミやカッターで簡単にカットができますが、怪我には充分気をつけてください。グルーガンは火傷をしやすいので、必ず大人がそばについてあげましょう。
木工用ボンドを使う場合、火傷の心配はありませんが乾燥に手間がかかるので、速乾タイプの工作用ボンドを使うのがおすすめです。

アイス棒はサイズを揃えて使う

アイスの棒のほとんどは白樺の木から作られています。ただしアイスのメーカーによって長さや幅、厚みはそれぞれで違います。

きれいな仕上がりを目指すなら、できるだけ同じ種類のアイスの棒を使いましょう。特に厚みが違ってしまう場合は、重ね貼りがきれいに仕上がりません。

100均でもアイスの棒やその類似品が、次のような商品名で売られています。

100均のアイス棒や類似品の名称

  • 木製スティック
  • アイススティック
  • アイスキャンディー棒
  • 木製コーヒーマドラー

1袋数10本入りですので、これを使えばわざわざ大量に同じアイスを食べてから洗って乾かす必要がなく、サイズも揃えやすくなります。

ただしいろいろな種類のアイス棒を混ぜて工作をすると、変化が出て面白い仕上がりになるという長所もあります。アイス棒工作に慣れてきたら、ケースバイケースで使い分けるとよいでしょう。

棒はぬるま湯に浸してハサミで切る

アイスの棒を手で折って作るのは止めましょう。ハサミで切れます。

ただし子供が作る場合は力が弱いので、棒の先が割れてしまうこともあります。

そのためアイスの棒を切る場合は、まずコップにぬるま湯を入れてカットする部分を浸してから切りましょう。木が湿って柔らかくなり、刃がしっかり食い込むので綺麗に切りやすくなります。

ただし厚みが薄いアイスの棒の場合、乾いたときに反りがでてしまうので注意しましょう。

切れ味のいいハサミで一気に切る

アイスの棒の切り方のコツは、ハサミに力を入れて一気にスパッと切ることです。

道具の切れ味も大事ですので、工作用の切れ味の良いハサミを選んで下さい。

アイス棒の間隔は均一にする

同じサイズのアイス棒を連続して組み合わせる場合、棒同士の間隔を揃えると見た目がきれいになります。

目盛り付きの工作マットやマスキングテープを上手に利用し、等間隔に配置することで見た目良く仕上げましょう。

グルーのはみだしは後で取り除く

グルーガンを連続して使うと、棒と棒の間に写真のようにグルーが残ってしまいます。

はみ出したグルーは、カッターで簡単に取り除けます。
接着剤を少なめにすると、棒同士がしっかりくっつきませんので、グルーガンはたっぷりつけてから圧着し、はみ出た部分はこまめに後から修正して、しっかりとした作品を作りましょう。

アイス棒工作の基本の材料や道具

材料は全て100均で購入できます

  • アイスの棒
  • カッター
  • ハサミ
  • グルーガンと木工用ボンド
  • 工作マット
  • マスキングテープ
  • コップと水

アイス棒工作のミニチュア家具の作り方

意外としっかりしたミニチュア家具が作れますが、小さな子供は繊細に手指の使うのが苦手なため、どうしても壊れてしまいやすいです。

こうした手作りおもちゃで遊ぶと繊細なものを扱う手指の力加減の練習になりますが、もし壊れても裏面からグルーガンである程度補修できますので怒らないであげてください。子供を修理に参加させれば、物を大事にする心を教えてあげられます。

テーブルの作り方

  1. 最初にテーブルの天板を作ります。等間隔にアイス棒を並べ、マスキングテープで仮止めをします。横板は予め天板のサイズに合わせてカットしておきましょう。
  2. グルーガンで横板を接着します。グルーが固まるのでスピーディーに組み立てましょう。
  3. 次は天板を支える足を作ります。アイス棒2本をX字に組み合わせて接着します。天板の大きさと高さをみながら角度を決め、鉛筆で下書きの線を入れてからグルーガンで接着しましょう。もう一方の足はできたものに上から重ね、角度を揃え接着すると簡単です。
  4. 足の不要な部分は、定規で真っすぐに線を引いてから切り落とします。
  5. これで写真のようにテーブルの天板と足2本ができました。
  6. 全てのパーツを組み合わせて接着し、足のXの部分に筋交いを入れます。
  7. 最後にテーブルを立たせて足元がグラつくかないか確認し、ぐらつく場合は足先をカッターで削って調整すれば、アイス棒工作のミニチュアテーブルの完成です。

イスの作り方

  1. 人形やぬいぐるみのサイズにあわせて大きさを決めたら、座面・背もたれ・左右の足・ひじ掛けのパーツを写真のように切り分けます。
  2. 最初に座面と背もたれに横板をつけて接着し、L型に組み合わせます。次はX字に組み合わせて足のパーツを作り、ひじ掛け部分を接着します。Xの中心が座面に接合する高さにすると安定性が良いのですが、高さを出したい場合は座面の下に筋交いを入れて安定させましょう。
  3. 全てのパーツを組み合わせて接着し、足のグラつきを調整すれば、アイス棒工作のイスのできあがりです。

テーブルの長さにあわせて、写真の様なベンチタイプの横長イスも作れます。

クリスマスツリーなど色付き小物も作ろう

これまでは平面の組み合わせでだけの作品を作ってきましたが、アイスの棒は細いので上手に組み合わせれば曲線のある作品も作ることができます。

ミニチュア家具にプラスして遊べる、クリスマスツリーや花の鉢などの色付き小物を作ってみましょう。

小物づくりに追加する材料

  • ペットボトルキャップ
  • トイレットペーパーの芯
  • 油性絵の具
  • 飾り用のマスキングテープ

植木鉢や花植の作り方

  1. ペットボトルキャップの高さにあわせてアイス棒をカットします。植木鉢に柄を付けたい場合は、1つ1つにマスキングテープを巻きつけます。
  2. ペットボトルキャップの表面に4のアイスの棒を接着すれば、丸い形の植木鉢ができあがり。
  3. 植木鉢に折り紙を切って丸めた花を飾れば、花鉢も作れます。

クリスマスツリーの作り方

  1. クリスマスツリーの枝葉部分の土台を作ります。トイレットペーパーを中央で切り開き、半分に切って半円形にカットしたら、クルクルと巻いて三角錐を作りましょう。
  2. アイスの棒4本を写真のように組み合わせて、クリスマスツリーの幹を作ります。
  3. クリスマスツリーの幹を円錐形の枝葉の土台に接着したら、写真のようにカットしたアイス棒を段になるように接着して枝葉の土台表面に貼り付けていきます。
  4. 植木鉢を作り、3で作った木を接着します。
  5. 最後に木に絵の具で色を塗り、乾いたらビーズなどを貼り付ければクリスマスツリーの完成!

小学生の自由研究でも人気のアイス棒工作

小学生の夏休みや冬休みの自由研究でも、アイス棒工作は近年人気が出てきています。

元々女の子の自由研究工作はドールハウス、男の子の自由研究工作は木工人気が高く、定番の貯金箱以外にも実際に使えるハムスターの家やインコの家など、実用性の高い工作キットが市販されているほど。

子供が小さい頃からアイス棒でおもちゃを工作してあげていれば、幼児期のおもちゃ代を節約できるだけでなく、小学生になってからもその腕を子供の自由研究工作に活かせます。

子育ては親育てのよい機会でもあり、子供は親の楽しそうな姿からも様々な物事に興味を示しますので、ぜひアイス棒やトイレットペーパーなどの身近な廃材を利用して、親子で工作を楽しみましょう。

この記事を書いたライター

羽根田るみこ

第一子から15年間保育園に通い続け、まだまだ記録更新中です!