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子供のメンタルが弱い原因は親の関わり方?自己肯定感・達成感を高める育て方と習い事

子供のメンタルが弱い原因は親の関わり方?自己肯定感・達成感を高める育て方と習い事

子供に無関心な親や、プライドが高く高圧的な親に育てられた子供はどうなる?メンタルが弱くなる原因と、子供のやる気と自信を育むための正しい対処法・声かけのコツを紹介。

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子供のメンタルが弱い原因は?達成感と自己肯定感を奪う親の関わり方をチェック

子供は「自分でできた!」という達成感を得ることで、単に嬉しくなるだけでなく、「自分にはできる力がある」という自己肯定感(自己効力感)や、「自分は誰かの役に立っている」という自己有用感を高め、将来困難にぶつかっても折れない「強いメンタル」を成長させることができます。

ところが、「うちの子はすぐに諦めてしまう」「ちょっと注意されただけで立ち直れなくなるなど、メンタルが弱い」と悩む背景には、実は無意識のうちに子供が達成感を得るチャンスや、自立するエネルギーを奪っている親や大人の関わり方が潜んでいるケースが少なくありません。

そこで今回は、子供のメンタルが弱くなる原因とも言える「親の養育態度の4タイプ(無関心・高圧的など)」の特徴、達成感ややる気を奪ってしまう4つのNG言動、そして子供のメンタルを強くして能力を伸ばす関わり方(動機づけのコツ)、達成感が得やすいおすすめの習い事や体験について詳しくご紹介します。

メンタルが弱い子供の原因に?親の養育態度「4つのタイプ」と特徴

心理学の観点では、親の養育態度は大きく「無関心型」「高圧型」「過保護型」「甘やかし型」の4つに分類されると言われています。親に悪気はなくても、これらの極端な関わり方が日常化すると、子供の自己肯定感が育たず、メンタルが弱くなる原因に直結しやすくなります。

  • 無関心な親(服従×拒否)
    子供に対して主体的に関わろうとせず、親自身の生活やスマホ、仕事ばかりを優先するタイプです。子供の感情や行動に興味を示さないため、無関心な親に育てられた子供は「自分は愛されていない」「自分には価値がない」という強い疎外感や被害感を抱きやすくなります。結果として、自己肯定感が極端に低く、他人の愛情を試すような行動をとったり、逆に他人に無関心になったりするなど、対人関係のメンタルに影響が出やすくなります。
  • 高圧的な親・プライドが高い親(支配×拒否)
    子供の意見を受け入れず、親の価値観や命令で思い通りにコントロールしようとするタイプです。高圧的な親に育てられた子供は、常に「親の顔色(正解)」をうかがうようになり、自分で考えて決断する力が育ちません。親のプライドを満たすための結果だけを求められるため、失敗を極度に恐れるようになり、「打たれ弱く、チャレンジできないメンタル」になってしまいます。
  • 過保護な親(支配×保護)
    子供のためを思って世話を焼きすぎ、失敗する前に親がすべての障害を取り除いてしまうタイプです。子供は「失敗して、そこから立ち直る」というメンタルを鍛える経験ができないため、温室育ちのまま成長し、社会に出た時のちょっとした挫折でポキッと心が折れてしまう傾向があります。
  • 甘やかす親(服従×保護)
    子供の機嫌を損ねることを恐れ、言いなりになってしまうタイプです。必要なルールや我慢を教えないため、子供は「自分の思い通りになって当然」という自己中心的な考えを持ちやすくなります。少しでも思い通りにならないと癇癪を起こすなど、感情をコントロールするメンタル(忍耐力)が育ちにくくなります。

これらの傾向は誰にでも少なからずあるものですが、「自分は今、どの傾向に傾きすぎているかな?」と客観的に振り返ることが、子供のメンタルを強くする第一歩です。

子供の達成感・やる気を奪う!?親や大人のNG言動4つ

行動範囲が狭く、できないことが多い幼児や小学生の場合は特に、親だけでなく園の先生や習い事の指導者など周囲の大人の接し方次第で、達成感を得るチャンスを豊富に持つことができます。しかし、次のような具体的な言動で、子供が達成感を得るチャンスを奪っている大人が意外と多いのです。あなたは大丈夫ですか?

必要以上に手を貸す(過保護・過干渉)

洋服を自分で着る子供

過度に手を貸してもらうことに慣れてしまった子供は、必要以上に甘えが生じてしまい、自立心や自発性が育ちません。

子供の求めに対して過剰に手を貸したり、助けを求められていないのに「こうやった方が早いよ」「ほら、こぼれるから貸して」と先回りしたりする過保護・過干渉な親の元では、子供は「自分でやってみよう」という気持ちを完全に奪われてしまいます。そのため、達成感を得られる体験へのチャレンジを拒む傾向があるのです。

大人は時間がかかるボタンの掛け違いや、靴紐を結ぶのに手こずっている姿を見るとつい手を貸したくなりますが、温かく見守ることが大切です。

ちょっと手こずっていても「この間できたから大丈夫!あなたならちゃんとできるよ。ママはここで見ているから、慌てないでゆっくりやってごらん」などと、励ましてチャレンジさせてみましょう。

服を着るという大人にとっては些細な行動でも、子供にとっては「自分ひとりの力でできた」という大きな達成感を得られる、メンタル成長のための重要なチャンスなのです。

ご褒美を与え過ぎる

お菓子

内発的な動機(純粋に楽しい、やりたいという気持ち)で取り組んでいたことに対し、お菓子やお金などの過剰なご褒美(外発的な報酬)を与え続けると、子供は「楽しいからやる」のではなく「ご褒美がもらえるからやる」と考えるようになります。

こうした子供のやる気で得られるはずの報酬を、達成感ではなく物理的な「物」にすり替える対応をして、内側から湧き出るやる気の火を消してしまう効果を、心理学では「アンダーマイニング効果」と言います。

ご褒美は、全くやる気がないことに最初の一歩を踏み出させる起爆剤としては効果的ですが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。一度この状態に陥ると、ご褒美がないと一切努力しない「打たれ弱いメンタル」になってしまいます。

子供が自発的に灯したやる気の火を、過剰なご褒美で消し、達成感を得にくくさせるような対応をしないように注意しましょう。「頑張ったね!」という親からの心のこもった言葉とハグこそが、最高のご褒美です。

子供を焦らせる

小さな子供を持つ親は、時間に追われる日常の中でつい「早くしなさい!」「何回言ったらわかるの!」と子供を急かしたり焦らせたりしてしまいがちです。ですが子供は高圧的に焦らされると、頭が真っ白になって行動が止まったり、記憶力が低下したり、自主性を失って萎縮したりしやすくなります。

そのため、結果的に急いで頑張って出来たとしても、達成感を得るどころか「怒られた、自分はダメなんだ」という劣等感や恐怖心を抱いてしまう子供が少なくありません。

日頃から大人は時間を逆算し、まずは親から十分な余裕を持って準備を開始しましょう。親の様子を見ても子供が準備を始めなければ、早めに声掛けをして親子で焦らず行動できるように心掛けることが大切です。

どうしても間に合わず急いでほしい時は、「あなた(YOU)は早くしなさい!」という相手を責める指示ではなく、「私(I)はこうして欲しい」というアイメッセージ(Iメッセージ)が有効です。子供に「ママは急いでいるから、お着替えをしてくれるとすごく助かるな」「このままだとお出かけに遅れちゃってママは困るな」など、親の気持ちや急ぐ理由を冷静に伝え、自発的な行動を促しましょう。

人と比較する

兄弟

親は兄弟や同級生など、自分が知っている子供とつい我が子を比較しがちですが、子供は大人に比較されることで深く傷つき、自信を失い、セルフイメージを大きく下げてやる気を失ってしまいます。

「お兄ちゃんはこんな問題すぐに解けたのに」「お友達の〇〇ちゃんはもう一人で寝られるって」など、大人は何げなく、発破をかけるつもりで比較してしまうかもしれません。しかし、何でも早ければいい、一人で出来ればいいというものではありません。

じっくり時間をかけて考える力、自分一人では無理だと判断して「人に助けを求められる力」も、生きていく上でとても大切な能力です。短所は見方を変えれば長所になりますので、親目線で子供を比較して傷つけ、子供のセルフイメージを下げることのないように注意しましょう。心配な子供には「慎重で丁寧だね」とリフレーミングの技法を使ってプラスの声掛けを行うことが大切です。

子供のメンタルとやる気を強くする!達成感への親の関わり方5つ

高圧的な親の態度をやめ、正しい関わり方を意識するだけで、親は子供に健全な達成感を与えることができます。将来、大きな目標や壁に立ち向かうとき、達成感を得た経験と「自分ならできる」というメンタルが必ず子供の力になってくれますので、これまでの親の関わり方を見直してみましょう。

「ちょっと難しいこと」からチャレンジさせる

縄跳びをする幼児

目標を成し遂げたいと思う動機のことを「達成動機」と言います。

アメリカの心理学者J.W.アトキンソンは、達成動機の強さについて、達成したいと思う気持ちの強さだけでなく、「頑張れば達成できるかもしれない」という成功への期待と目標の魅力によって高められると提唱しています。

例えば縄跳びであれば、まずは前飛び1回、次に連続3回、そして後ろ飛びと徐々に難易度を上げて練習させます。いきなり二重飛びをさせては「難し過ぎて僕には無理だ」とメンタルが折れ、挫折してしまいます。子供の現在の能力をしっかり見極めて、「ちょっと手を伸ばして頑張ればできるかも」と思える少し難しい課題(達成期待が持てる目標)からチャレンジさせてみましょう。

目標や目的を明確にする

目標や目的といった目に見えないものは、目に見えるように可視化することでモチベーションをあげやすくなります。特に小さな子供の場合、具体的な数字や期限を可視化した方が理解しやすく覚えやすいため有効です。

例えば「1ヶ月で勉強のワークドリルを終わらせる」と目標を立てたら、どのタイミングで行うかなどを子供自身に決めさせてカレンダーに書き出し、リビングなどいつも見えるところに貼っておくとよいでしょう。「親からやらされている」のではなく「自分で決めたルール」にすることが、メンタルを強くするポイントです。

中間目標を立てて小さな成功体験を積ませる

中間目標をクリアする度に達成感を得られますので、小さな子供でも大きな目標まで無理なく頑張れます。

例えば「1ヶ月でワークドリルを終わらせる」が大きな目標の場合、子供には1ヶ月という期間の長さや、全体のワークドリルの量が理解しづらく、非常に高いハードルに感じられることがあります。けれど「毎日夕食の前に2ページだけワークドリルをする」を中間目標にすれば理解しやすく、小さな達成感を毎日得られ、最終的に大きな目標まで到達しやすくなります。

子供の頃から「どんなに大きな壁(目標)でも、細かく切り分けて中間目標を立てればクリアできる」という成功体験を積み重ねれば、様々なことに物怖じせずチャレンジできる、メンタルの強い子供へと成長しやすくなります。ぜひちょっとの努力で手が届く中間目標を立ててトライさせてみましょう。

結果だけでなく「努力」と「プロセス」を褒める

親からの良い評価や共感は子供の自信に繋がります。努力を積み重ねて結果を掴み取れたことを、しっかり褒めてあげましょう。そうすることで子供も「頑張ったから結果がついてきたのだ」と理解し、今後の経験にも生きてきます。

ここで最も重要なのは、「1位になれてすごいね!」「100点とってえらいね!」と結果だけを褒めるのではなく、「マラソン大会では最後まで諦めずに走り切ったね。毎日20分の練習を嫌がらずに頑張ったからだね」と、本人が努力したプロセス(過程)について具体的に褒めてあげることです。

もし結果が出なかった場合でも、「順位は残念だったけど、本番で逃げずにチャレンジした勇気がかっこよかったよ」と努力をしっかりと褒め、子供の年齢によっては「学習曲線」について説明してあげましょう。

学習曲線のグラフ

学習曲線とは?

学習成果と学習時間の関係をグラフにしたものが、学習曲線です。

何かの学習や練習をする際、理想は努力した時間と比例してスルスルと実力がつくことですが、現実は異なります。学習した時間がある程度積み重ねられるまで(グラフが平坦な時期)、実力はほとんど変わらず目に見える結果が出ません。しかし、それを耐えて一定時間の積み重ねの後に、ある日突然ブレイクスルーが起き、急激に成果の向上が見られるのです。

一生懸命努力をしたのに結果が出ないと、大人でも「自分には才能がないんだ」と諦めてしまいがちになります。ですから親は努力の積み重ねそのものを褒め、グラフを見せながら「今はまだ結果が出ていない時期なだけ。もう少し続ければ必ずぐーんと伸びて達成感を味わえるよ」と示して、メンタルをサポートし勇気づけてあげることが大切です。

競争心は「過去の自分」と刺激する

程よい競争心や負けず嫌いは、自分を高める向上心へと繋がります。小さいうちは親の虚栄心から「○○ちゃんより計算が早くてすごいでしょ」「あの子には負けないで」と他人と比較して自慢したり発破をかけたりしてしまいがちですが、これでは「他人に負けたら自分の価値がなくなる」という脆いメンタルを作り上げてしまいます。

子供の真のライバルは子供自身です。「1週間前の自分よりも、計算が早くできるようになったね」「昨日の自分よりも綺麗に字が書けたね」などと励まして子供の健全な負けず嫌いを刺激し、常に「過去の自分」と競争させましょう。

メンタルを鍛え、達成感を得やすい習い事や体験の例

次のような体験を積むことで、子供は達成感を得やすく、困難を乗り越えるメンタルを鍛えることができます。ただし、親や大人の関わり方(高圧的な指導など)によって結果は悪い方向へ変わってしまいますので要注意です。習い事をさせる際は、子供の達成感を奪わず、プロセスを褒めてくれる指導者を選ぶことも非常に大切です。

スポーツ(サッカー、水泳など)

スポーツは、目に見える形で中間目標を立てやすく、日々の小さな達成感を積み重ねやすい分野です。

例えばサッカーの場合、最終目標を「試合のレギュラーになる」にしたとしましょう。「今日はリフティングを連続5回落とさずにやる」「壁当てのパスを10回成功させる」など、自主練習の具体的な中間目標が立てられます。水泳であれば「今日は顔を水に3秒つける」「ビート板で5メートル進む」など、スモールステップが非常に明確です。

他にも野球、テニス、バレエ、体操教室などの様々なスポーツの少年団や習い事がありますが、子供の興味に合わせて身体を動かすことで、ストレスを発散しながら楽しく達成感を味わいやすく、挫折を乗り越える強いメンタル作りにおすすめです。

登山などのアウトドア体験

自分の足で一歩ずつ進み、頂上まで登りきった時、大人でも子供でも壮大な景色とともに大きな達成感を得ることができます。登山は「辛くても最後まで諦めない」という達成感だけでなく、大自然の厳しさを知ることで子供を一回りも二回りも大きく成長させてくれます。

ただし子供が登山できる低い山でも危険はつきものです。ルートの確認や服装、飲料水、食料、救急セットなど事前にたくさんの用意が必要になります。

親がすべてやってあげるのではなく、準備の時点から子供と一緒に行い、荷物を自分のリュックで背負わせ、「疲れても自分の足で最後まで登りきる」ことを事前に約束したうえで、ちょっと頑張れば登れる山から挑みましょう。

勉強(学習習慣の定着)

ひらがなの練習をする子供

勉強は、解けなかった問題が解けるようになるなど「できることが増える」ことによって、明確に達成感や自分の知的な成長を実感することができます。

ただし、就学前のひらがな学習や入学直後の長時間のプリント学習などは、子供によっては高すぎるハードルです。勉強が習慣化するまでは、無関心に放置するのではなく親が側に付き添い、「昨日より丁寧に書けたね」とプロセスを褒めたり励んだりして子供の情緒をサポートしましょう。

また、親のプライドから「やりなさい!」「なんでこんな問題もわからないの!」と高圧的に押し付ける勉強は絶対NGです!将来深刻な勉強嫌いになり、親との関係まで悪化してしまう子がとても多いです。「知らなかったことがわかるって楽しい!面白い!自分にもできる!」と感じる勉強時間を少しずつ積み重ねることで、子供は次第に学ぶことが好きになり、自分一人で机に向かうようになっていきます。

塾のテストは達成感を与える?奪う?

全国統一小学生テストなどの進学塾が主催するテストは、学校の授業を超えた「先取り学習」や「応用問題の訓練」をしている子供に有利な内容となっていることが多く、受験者は教育熱心な家庭の子供や、すでに塾に通っている勉強に自信がある子ばかりのケースがあります。

そのため、学校の勉強しかしていない状態で入学直後にテストを受けると、努力が点数に結びつかず、逆に達成感や自信が根こそぎ奪われて親子で落ち込んだり、「自分は頭が悪いんだ」と子供がやる気を完全に失ったりしてしまうケースもあるのが実情です。結果に一喜一憂せず、「今まで見たことない難しい問題に挑戦しただけでもすごい経験だよ」とフォローする親の姿勢が問われます。

最近の社会では、親に無理やり促された受動的な「詰込み学習の知識」よりも、自分で考えて問題を解決できる地頭力や自由な発想力、挫折から立ち直るレジリエンス、他者とのコミュニケーション力などの「非認知能力(数値化できない力)」が強く求められる時代に変わってきていて、今後AIの普及によりますますその傾向は高まります。

暗記などの単純な知識はコンピュータやロボットで代替できますが、新しい物事を生み出す創造性や、困難に立ち向かう強いメンタルは人間にしか備わっていないからです。

ですから勉強で達成感を与えたい場合、親は目先のテストの点数に焦らず、子供が「学ぶことの楽しさ」を知り、自主的に継続することに主眼を置いて長期的な視点でサポートしましょう。

ピアノなどの楽器演奏

電子ピアノを弾く子供

1曲弾けるようになるたびに先生からの「合格」のマルがもらえ、次の新しい曲に進めるピアノは、特に初心者が「止まらずに演奏できたか」「強弱がつけられたか」などのチェックポイントが明確なため、子供に分かりやすく達成感を味わいやすい習い事です。

発表会に向けての練習は特に、「この日までにこの大曲を仕上げる」という期限が決まった目標があるため、逆算して充実した練習を計画する力が身につきます。

ただしその一方で、親が完璧を求めすぎて高圧的な言葉をかけたり、先生の指導が厳しすぎたりすると、子供がピアノの前に座ること自体に恐怖を感じ、練習をせずに思い悩んでしまうケースも少なくありません。

親が横から細かく指摘して教え込もうとしたり、長時間の練習を強要したりせず、「お風呂上りに5分だけ」「今日は右手のこの1小節だけ完璧にする」など、子供自身が自分で決めたタイミングで、確実に出来そうなレベルに目標を下げて取り組ませることで、毎日の達成感を得られるチャンスを増やし、徐々にハードルを上げていきましょう。

ゲーム(オセロ・ボードゲームなど)

ハンデ有りの将棋を指す子供

知恵を使って大人に勝つことで、子供は自信に満ちた大きな達成感を得られます。オセロや将棋、人生ゲームなどのボードゲームは、論理的思考力を養うのにも最適です。

最初は「角落ち」「親は〇秒以内に打つ」などのハンデをつけて勝負をするのも良いでしょう。ルールに慣れて実力がついてきたら徐々にハンデを減らし、最後に真剣勝負に切り替えるのもおすすめです。

負けることに対して極度にメンタルが弱く、勝てないことに癇癪を起し盤をひっくり返して泣き叫ぶ子もいるかもしれませんが、そんなときほど自分の悔しい気持ちをコントロールする「アンガーマネジメント」を教える絶好のチャンスです。「悔しかったね。でも次はどう工夫すれば勝てると思う?」などと落ち着いて伝え、勝つために考えたことや新しい発想のプロセスを褒め、子供の精神的な成長につなげましょう。

幼児期から達成感を体験させ、自立して生き抜くメンタルを育もう

幼児や小学校低学年のうちから「頑張ればできた」という小さな達成感をたくさん経験することで、成長してからの人間関係や勉強でのつまずきにも、子供自ら考え、逃げずに立ち向かう強いメンタルの姿勢が身につきます。

例えば、嫌いなピーマンの克服も、みじん切りにしてハンバーグに隠して「知らないうちに食べられた」という時より、形が分かる状態で「苦いけど自分でひと口食べられた!」と認識できた時の方が、遥かに大きな達成感と自信が得られます。

こうした日常の達成感によって高められる子供の自己肯定感や自己有用感は、他人の評価に振り回されず自立して生きていくための「心のエネルギー」となります。本人の意思やペースを無視して親が先回りしたり、高圧的に指示したりするのをグッとこらえ、生活の中にちりばめられた「自分で達成するチャンス」を有効活用し、幼児期からたくさんの成功体験を積ませてあげましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪