子供部屋はいつから?一人で使わせてよかったママ体験談15
子どもの頃、自分の部屋で過ごした特別な時間を懐かしく思い出す方は多いのではないでしょうか。一方で、自分が親になったとき、「わが子に子供部屋をいつから与えるべきか」とタイミングに悩む方もいらっしゃいます。
そこで、先輩ママに聞いた「子供に一人部屋を与えたタイミング」と「一人部屋を与えてよかったこと」をご紹介します。お子さんが一人部屋をもらった後に見られた成長や変化についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
あわせて、年齢ごとの目安、男の子と女の子でタイミングが変わるのか、部屋数が足りないときの工夫、広さに合わせたレイアウトの考え方もまとめました。「うちはまだ早いかな」「もう遅いかも」と迷っている方が、自分の家に合う答えを見つけられるようになっています。
子供部屋はいつから?年齢ごとの目安
結論から言えば、一人部屋を与える時期に決まった正解はありません。ただ、多くの家庭が選んでいるタイミングにはいくつかの山があり、それぞれ理由があります。年齢ごとに、何がきっかけになりやすいのかを見ていきましょう。
幼児期(3歳~6歳頃)~部屋というより「自分の場所」
この時期の子どもは、起きている時間のほとんどを家族のそばで過ごします。個室で長く過ごすことはまずありませんし、その必要も高くありません。ただ、「これは自分のもの」という感覚が育ってくる時期でもあります。
そこで役立つのが、部屋そのものではなく「自分の場所」です。園のかばんをかけるフック、帽子を置く棚、おもちゃを入れるかご。決まった置き場所があると、片づけの習慣が身につきやすくなります。将来子供部屋にする予定の部屋を、この時期はおもちゃ部屋として使っている家庭も多くあります。
小学校入学前後~いちばん多いタイミング
子供部屋を与える時期として、最も多く選ばれているのがこの時期です。理由ははっきりしていて、教科書、ノート、ランドセル、体操着といった学用品が一気に増えるからです。リビングに置いておくと家族の生活空間が圧迫されますし、翌日の準備もしにくくなります。
また、学習机をお祝いに買ってもらう家庭も多く、机の置き場所を考えるうちに自然と一部屋を割り当てることになる、という流れもよくあります。「入学」という区切りが、親にとっても子どもにとってもわかりやすいのでしょう。
ただし、この時期に部屋を与えても、実際にそこで過ごす時間は短いのが実情です。宿題はリビング、遊びもリビング、部屋は寝るときだけ、というケースは珍しくありません。それでも困ることはなく、荷物の置き場所ができただけで十分に役割を果たしています。
小学校中学年~高学年~本人から欲しがり始める時期
友達の家に遊びに行く機会が増えると、「あの子には自分の部屋がある」と気づきます。ここから「自分もほしい」と言い出す子が増えてきます。本人が求めてきたタイミングは、与える時期としてわかりやすい合図です。
この年代になると、一人で集中したいこと、誰にも見られたくないもの、きょうだいに触られたくない大事な物が出てきます。部屋がある意味を本人が理解しているので、与えたあとの使い方も定着しやすくなります。
中学生以降~体と心の変化に合わせて
中学生になる頃には、体つきも変わり、家族の前でも着替えを見られたくないと感じるようになります。この時期までには個室、あるいは仕切られたスペースを用意しておきたいと考える家庭が多いようです。
とくにきょうだいの性別が違う場合は、遅くともこの時期までに空間を分けておくと、お互いが気を使わずに済みます。部屋を分けるのが難しければ、着替えができるスペースだけでも確保しておくと状況は変わります。
男の子と女の子でタイミングは違う?
「女の子のほうが早めがいい」「男の子は高学年から」といった話を聞くことがあります。傾向としてそうした声はありますが、そのまま当てはめる必要はありません。
女の子は低学年で欲しがることが多い傾向
着るものや持ち物の好みがはっきりしてくるのが比較的早く、「自分で選びたい」「自分の場所に飾りたい」という気持ちが低学年のうちに出てくる子が多いようです。人形やアクセサリー、文房具を並べて眺める時間を大切にする子には、早めに自分の空間があると喜ばれます。
男の子は高学年から使い始めることが多い傾向
遊びに夢中になっている時期が長く、部屋にこもるより家族のいる場所で過ごしたがる子が多い、という声はよく聞かれます。ただし、集めているものが増えてきたときや、きょうだいに作品を壊されるのが嫌になったときには、男の子でも早い段階から部屋を求めることがあります。
性別より、その子の性格で判断する
結局のところ、目安は性別ではなく、その子が一人の時間を求めているかどうかです。寂しがりな子に早く与えても部屋は使われませんし、一人が好きな子なら低学年でもしっかり活用します。周りの家庭と比べるより、自分の子が最近どんな過ごし方をしているかを見るほうが確かです。
迷ったときは、本人に聞いてみるのがいちばん早い方法でもあります。「自分の部屋、ほしい?」と聞いて「まだいい」と言うなら、まだそのときではないということです。
子供部屋はいつから一人で使わせる?先輩ママの体験談15
子供だって1人になりたい時間がある
子どもは現在15歳、高校1年生です。一人部屋を与えたのは9歳、小学校3年生の時でした。そろそろ一人部屋が欲しいだろうという、親の考えからです。
やはり最初は寂しかったのか、みんなのいるリビングで宿題をしたり遊んだり、部屋で過ごす時間は少なかったです。しかし、年齢が上がるにつれて部屋にいる時間が増え、小学校5年生頃からは、一人で集中して作業するような趣味が増えたからか、ほとんどの時間を自分の部屋で過ごすようになりました。
今となってはご飯の時間だけリビングにいるくらいで、あとは自分の部屋で宿題をしたり、趣味の製作をしたり、ゲームをしたりしています。あまり気にしすぎるのも良くないと思い、何をしているのかといちいち聞かないようにしています。
そのおかげかどうかはわかりませんが、反抗期というのはなかったように思います。子どもとはいえ一人の人間なので、一人になりたい時間も必要だと感じたため、結果的に良いタイミングだったと思っています。
責任感や想像力を育てるのに役立っている
我が家には、今年小学一年生になったばかりの娘がいます。新一年生になったのを機に一人部屋を与えることにしました。小学生になると幼稚園時代とは違い、教科書などの学用品も多くなり、勉強をする場所を確保しなくてはいけないと思ったからです。
実際、教科書や学用品は思ったより場所をとりますし、宿題も毎日のように出されるので、一人部屋は必要だと実感しています。娘の方は、自分だけの部屋ができたことがとても嬉しいらしく、お気に入りの人形やぬいぐるみを飾ったり、100円ショップで木製インテリアや手作りアクセサリーのキットなどを買って、自分なりに部屋作りを楽しんでいるようです。
今までは遊び終わったおもちゃなども、しつこく言わないと片付けてくれなかったのですが、一人部屋を与えてからというもの、自分から進んで片付けてくれるようにもなりました。また、おてんばだった娘が、可愛いものやインテリアに興味を持ちだし、女子力が上がった感じがしています。
娘にとって一人部屋は、自分だけの空間が持てるという喜びと、責任感や想像力を育むのに役立っていると思うので、小学1年生で一人部屋を与えて良かったと思っています。
親離れ子離れができた
うちでは、12歳の長男が10歳のときに一人部屋を与えました。息子は小学校3年生くらいから一人の部屋がほしいと言っていて、私も一人部屋にしたら自立心が出てしっかりするかな、そろそろ与えてみようかなと考えていました。ちょうどそのころ引っ越しすることになったので、その機会に一人部屋を与えることにしました。
一人部屋を与えてすぐは、漫画を読んだり宿題をしたりゲームをしたりと、色々なことを自分の部屋でするようになりましたが、最近は宿題以外のことはリビングでやっていることが多いです。
宿題やテスト勉強は、教科書や辞書がすぐに手に取れる自分の部屋の方が落ち着くようで、集中して勉強するようになったと思います。夜も一人で寝るようになったことで、私と息子の間でいい意味で少し距離ができ、親離れ・子離れの一歩を踏み出すことができたので、一人部屋を与えてよかったと思っています。
1人で寝ることで自立させようと思った
息子は今17歳で、大学受験に向けて日々自分の部屋で勉強しています。一人部屋を与えたのは小学校1年生の時でした。与え始めの頃は全く片付けず散らかっていましたが、大きくなるにつれ自分で片付けられるようになり、勉強する時や友人が来たときは自分の部屋で過ごしています。
小学校1年生の時に部屋を与えたのは、夜寝る時は一人で寝られるように自立させたいと思ったからです。普段、子どもと接する機会を十分にとってきたので、寝ることから自立させようと考えました。その頃にアメリカンファミリーと接する機会があったことにも影響を受けたと思います。
17歳になった今も、家族との会話も多く、一人の時間も部屋で過ごせるので、問題なく育ってきた息子を見て、私は一人部屋を与えて良かったと思っています。
掃除をするようになりました
現在子どもは10歳の女の子で、一人部屋を使っています。お部屋を与えたのは8歳の小学校入学後です。それまでは、寝るのも遊ぶのもみんなのいる部屋やパパママの寝室でした。
小学校に入ると、お友達の家へ遊びに行った時にお部屋で遊ぶことが多いらしく、自分もお部屋がほしいと言うので良い機会と思い与えました。一人でお部屋にいる時間はまだ長くなく30分くらいですが、お部屋では読書やお人形遊びや塗り絵をしたりして遊んでいます。勉強は、みんなのいるダイニングでしています。
お部屋を与えてよかったかというと、答えは良かったです。自分のお部屋という自覚も出て、片付けもきちんとするようになり、寝る時間や起きる時間も自分で決めて行うようになり、少し成長したと感じました。
異性の兄弟がいるので1人部屋が必要
我が家には小学校5年生になる娘がいます。娘に一人部屋を与えたのは、小学校2年生の時でした。それまで狭い賃貸アパートで生活していたため、子ども部屋を確保することは難しく、ランドセルや学用品はすべてリビングに置いていました。
娘が2年生の時にマンションを購入して引っ越しをしたことをきっかけに、子ども部屋を作りました。一人部屋にした理由は、異性の兄弟がいるため、もう少し成長したら着替えなどをする際にプライベートな空間が必要だと考えたからです。
一人で自分の部屋にいる時には、黙々と何か書き物をしていたり、小物を並べて眺めていたりします。寂しがり屋なところがあるので、宿題をしたり遊んだりする時はたいていリビングでやることが多いです。
なので、今のところ部屋をフル活用できているわけではないのですが、やはり自分のスペースが持てたことを嬉しそうにしているので、将来的な点から見ても一人部屋を与えて良かったと思っています。
自分のことを自分でやれるようになった
今、中学3年生の息子がいます。中学生になるにあたり、一人部屋を与えることにしました。息子が12歳の時です。それまでは和室でみんなで川の字で寝ていましたが、体もだんだん大きくなってきて、いつまでも親と一緒ではどうかと思い、部屋を与えることにしたのです。
息子は自分の部屋ができて嬉しそうで、部屋に机やベッドを置き、棚には自分の趣味のものを飾ったりしています。自分の部屋は自分で管理するという約束なので、自分で掃除機をかけたりしています。
今までリビングでやっていた勉強も自分の部屋でやるようになり、テレビを見にリビングに来たりしています。少しは自分のことは自分でやれるようになったので、部屋を与えてよかったと思っています。
ひとりで寝られるようになった
娘は小学一年生。住んでいる家は現在2LDKの賃貸マンションです。保育園に通う妹がいますが、長女が5歳(年長)の時から洋室を一つ、一人部屋として与えました。きっかけは、「○○ちゃんが一人で寝てるから私も寝る!」という言葉でした。
それまでは家族全員同じ部屋で、娘が寝る時間に添い寝をしてあげないと寝てくれなかったのですが、一人部屋にベッドを移動させてからは、「おやすみ~」と言って一人で寝にいくようになりました。
勉強はリビングでさせているため、勉強机は買っていません。現在は寝るのと、お友達が来た時に遊ぶための部屋になってしまっていますが、たまに妹も、長女のベッドで一緒に寝たりと、私にとっては寝かしつけの時間が減り、少し自由時間が増えたので、良かったかなと思います。
自分だけの逃げ場ができた
10歳になる娘がいますが、つい2カ月ほど前に一人部屋を与えました。ずいぶん前から「友達も一人部屋をもらっているから私もほしい」と言われていました。娘が使っていた部屋は妹と共同で、服も遊び道具も何もかも出しっぱなしでほこりだらけでした。
一週間、今使っている部屋をきれいに片付けておくことを条件に、部屋を与えることにしました。ただし、部屋を与えた後も、散らかしていたら部屋を取り上げるという約束をしました。自分できちんと物を管理することを覚えて欲しかったのです。
それから一週間、今までの汚部屋ぶりがうそのようにきれいに片付いていたので、一人部屋を与えてやりました。ところが自分の部屋には、たまに勉強するときにいるだけです。勉強もリビングですることが多いくらいです。
しかし、部屋を与えることにより、自分だけの逃げ場ができてよかったのではないかと思います。部屋も頑張って片づけているので、まだ美しい状態をキープしています。
自分一人の空間は居心地が良さそう
息子は現在12歳です。息子は小さい時からとても甘えん坊で、小学校に入っても私が添い寝しないと眠れないタイプでした。さすがに高学年になってからは一人で寝られるようになっていましたが、いつまでも家族と一緒の部屋で寝るのも本人のためにはどうなのかと夫婦で話し合い、5年生の11歳の時に一人部屋を与えました。
それまで、リビングやダイニングで勉強をしていた息子でしたが、やはり自分の部屋という自覚ができたのか、机で宿題をやるようになりました。寝る前はベッドで本を読んで、リラックスタイムを自分なりに過ごしてから寝ています。
一緒の部屋だと弟にちょっかい出されたり、「早く寝なさい!」と私からちょこちょこ言われていたので(笑)、自分一人の空間は居心地が良さそうです。あれこれ指図されないで、一人で考えて行動し、寝起きするようになったので、自立できてきたのではないかと思います。
1人で掃除しています
今小学一年生です。一人部屋を与えたのは、幼稚園を卒園するあたりです。小学校に入るにあたり自立して欲しかったので、一人部屋を作りました。ランドセルを置く位置や教科書などを揃えるコーナーを作って、学校に向けて気持ちを高めました。
一人で部屋にいる時、子どもは本を読んだり絵を描いたり工作をしています。一人部屋だと集中できていいみたいです。宿題も一人でさっと済ませるので良かったです。音読の時などはリビングに来てやっています。
一人部屋はあって良かったです。片付けをしやすいように、物を増やさないように工夫しています。バスケットやカゴの中にポイポイ片付けるようにして、簡単に掃除できるようにしています。小さなほうきとちりとりも用意して、簡単な掃除は自分でさせています。
ほとんど自分の部屋にいない…
現在の子供の年齢は9歳(3年生)です。一人部屋を与えた時の子供の年齢は8歳(2年生の終わりごろ)です。マイホームの購入にともなって子供の一人部屋を与えました(それまで住んでいた家は賃貸で部屋数が少なく、一人部屋を与えられなかったので)。
でも実質、一人で自分の部屋にいるということはほとんどないです(結局リビングにいることが多いです)。まれに部屋にいるときは、ブロックで遊んでいるときくらいです。それか、「部屋掃除しなさい!」と言って、子供が掃除や片づけをしているときくらいですね。
でも、子供に一人部屋を与えて良かったとは思います。まだ3年生なのですが、どちらにしてもあと2年くらいすれば、絶対に自分一人の空間が欲しくなるはずですから(私も子供の頃にそうでした)。
親子の空間を分けることでそれぞれの居場所を確保できた
子供は今高校1年生です。初めて一人部屋を与えたときは小学校1年生の頃でした。理由は引っ越しが大きな原因です。引っ越す時に家族構成を考えた間取りを重視しましたので、一人部屋に必然となったという感じです。幼稚園くらいだったらまだ早いかなと思ったけれど、1年生ならいい区切りかなとも思いました。
一人部屋になった頃は、部屋では主に宿題をしたり、友達と遊んだりしていました。漫画もこっそり読んでいたようです。寝る時だけは怖かったみたいで、結構な高学年になるまで私たちと一緒に寝ていましたね。
一人部屋を与えたことは良かったです。子どもの物って細かくて量も多いです。それがリビングなどに雑然としていましたので、きちんとした収納場所ができた感じです。また、友達が来たときも部屋で遊ぶので、私も家事をしたり、自分の時間と空間を確保できました。なので、この時期から部屋を与えたことは、私の精神的な意味でも良かったですね。
「自分は大きくなったんだ」と自信がついた
7歳の男の子と4歳の女の子の母です。お兄ちゃんに小学校入学に向けて、6歳のときに一人部屋を与えました。小学校入学に際してお祝いに子供デスクを買ってもらうことになり、良い機会なので自分だけの場所を作ることにしました。
実際にランドセルや教科書、学校道具を置く場所が必要になったことと、勉強(宿題)が始まるので、やる気を出してもらいたかったので思い切りました。結局宿題はリビングでやっていますが、友人を連れてきたら自分の部屋に自慢げに連れて行ったり、プラレールやトミカ(散らかる遊び)で遊ぶときは自分の部屋に行くようになりました。
妹はまだ自分の部屋を持っていないので、自分の部屋に入れて遊んであげているつもりみたいです。自分の机や部屋を用意することは、「自分は大きくなったんだ」と思う自信につながっているように思います。大きくなったから頑張らないと、と自分で新しい世界に一歩踏み出すようになったと感じます。
1人になれる空間は大事
現在小学2年生です。息子に一人部屋を与えたのはこの春の事でした。2年生になる春休みです。というのも、1年生の秋くらいからお友達の家へ行くことも増え、みんな自分の部屋があったり、兄弟で部屋がある、自分も欲しいと言ってきたことがきっかけでした。
一戸建てではないし、まだ2年生だしという気持ちから、リビングに一番近い部屋を息子に与えました。弟がいるので、弟に邪魔されると出来なくなる宿題をしていたり、漫画を読んでいたりしています。静かな空間が必要な時なのかもしれません。
友達が来た時も部屋とリビングを行ったり来たりしながら過ごしています。大事な弟ですが、邪魔されたり大事な物をめちゃくちゃにされたりと我慢していることも多かったので、一人になれるこの自分の部屋の空間というのは大切なものになりました。机の上がきれいに整頓されていたり、漫画が並んでいることが多くなりました。このタイミングで与えて正解だったなと感じています。
体験談から見えてくる、与える時期の決め方
15家庭の話を並べると、時期はばらばらでも、判断の理由はいくつかの型に分かれることがわかります。
与えたきっかけは大きく3つ
- 入学や進学という区切り(小学校入学、中学校入学)
- 住まいの変化(引っ越し、マンション購入、家の新築)
- 子ども本人からの希望(友達の家を見て、一人で寝たいと言い出して)
とくに多いのが、住まいの変化を機に決めているケースです。間取りが変わるタイミングは、家族の空間の使い方を見直す機会でもあるからでしょう。逆に言えば、住まいが変わらないうちは決めきれない、という家庭も多いということです。
与えても、すぐには使わない子が多い
これは今回の体験談でとても目立った点です。「部屋を与えたけれど、宿題はリビング」「ほとんど自分の部屋にいない」という声がいくつもあります。部屋を用意することと、そこで過ごすようになることは別なのです。
使われないと「早すぎたかな」と思いがちですが、それでも「与えてよかった」と答えている方がほとんどです。荷物の置き場所ができた、友達を通せるようになった、いずれ必要になるから今のうちに、という理由からです。すぐに活用されなくても、失敗ではありません。
与えたあとに見られた変化
変化として挙げられているのは、片づけをするようになった、掃除を自分でするようになった、寝る時間を自分で決めるようになった、といった生活面が中心です。「自分の場所だから自分で管理する」という意識が、行動を変えていることがうかがえます。
与える際に「自分で片づける」「散らかしたら見直す」といった約束をしている家庭が複数あり、この取り決めが機能しているようです。ただ渡すのではなく、条件をひとつ添えることが、うまくいくコツなのかもしれません。
親側にとってのメリットも語られている
見落とせないのが、親側の変化です。寝かしつけの時間が減って自由時間が増えた、友達が来ても部屋で遊んでくれるので家事ができる、といった声があります。子どものためだけでなく、家族全員の暮らしやすさが変わるという視点は、判断材料としても役立ちます。
子供部屋がない場合はどうする?
部屋数に余裕がなく、一人部屋を用意できない家庭もたくさんあります。「うちには子供部屋がないけれど大丈夫だろうか」と気にされる方もいらっしゃいますが、専用の一室がなくても工夫できることは多くあります。
部屋ではなく「自分のコーナー」をつくる
いちばん現実的なのが、リビングや寝室の一角に、その子だけのスペースを設ける方法です。棚一台、机ひとつ、カラーボックス二段でも「ここは自分の場所」として成立します。ランドセルの定位置、教科書の棚、宝物を入れる箱。これだけあれば、持ち物の管理も片づけの習慣も身につきます。
大切なのは広さではなく、境界がはっきりしていることです。ラグを敷いて範囲を示す、棚の色を変える、名前を貼る。「ここから先は自分の領域」とわかる仕掛けがあると、子どもは自分の場所として扱うようになります。
一室をきょうだいで分けて使う
一部屋しかない場合でも、二人で使うことは可能です。二段ベッドを使う、本棚やカーテンで間を仕切る、机を背中合わせに置く。視線が交わらない配置にするだけで、それぞれが集中しやすくなります。
幼いうちは仕切らずに広く使い、成長に合わせて仕切りを増やしていく、という段階的なやり方もあります。最初から完成形を目指す必要はありません。
子供部屋なしで育つとどうなる?
「子供部屋がないと自立できないのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、家庭ごとの事情はさまざまで、一室があるかどうかだけで育ち方が決まるわけではありません。実際、子供部屋なしで育った方が「不便はあったけれど、家族といる時間が長くて楽しかった」と振り返ることも珍しくありません。
ただ、年齢が上がるにつれて「一人になれる時間」を求める気持ちは強くなります。個室が用意できない場合は、時間で区切るという方法もあります。この時間はこの部屋を使っていい、この間は家族が入らない、といった取り決めです。空間で分けられないなら時間で分ける、という発想です。
将来に向けて少しずつ準備する
今すぐは無理でも、いずれ用意したいと考えているなら、少しずつ物を減らしておくと後が楽になります。使わなくなったおもちゃを整理する、家族共用の物の置き場所を決める。部屋を空けるための片づけは、思っているより時間がかかるものです。
子供部屋のレイアウトの考え方
部屋が用意できたら、次に悩むのが家具の配置です。年齢と広さによって、置くべきものは変わります。
幼児期のレイアウト~遊べる床面積を最優先に
この時期に必要なのは、机より床です。ブロックを広げる、線路をつなげる、寝転がって絵を描く。家具は壁際に寄せて、真ん中を空けておくのが基本です。
収納は、子どもの背丈で手が届く高さに。かごや引き出しに入れるだけの「放り込み収納」にすると、自分で片づけられるようになります。細かく分類したくなりますが、幼児期は分類が多いほど片づかなくなります。「おもちゃはこの箱」「絵本はこの棚」くらいの大まかさがちょうどよい加減です。
小学生のレイアウト~学習と収納のバランス
学用品が増えるので、収納量が課題になります。机、ベッド、収納の3つをどう配置するかがポイントです。
- 机は壁に向けるか、窓に向けるか。手元に影ができにくい向きを選ぶ
- ベッドは部屋の角に寄せると、床の通り道が確保しやすい
- ランドセルの置き場所は、部屋に入ってすぐの位置に
- 教科書の棚は、机から手を伸ばして届く範囲に
ただし、この年代では学習机を用意しても使わないケースが多くあります。先に机を買わず、しばらく様子を見てから決めるという選び方もあります。小さなテーブルから始めて、必要になってから本人と一緒に選ぶと、愛着も出て使われやすくなります。
広さ別の考え方
4畳半以下なら、置く家具を絞ることが第一です。ベッドと収納だけにして勉強はリビングで、あるいは机と収納だけにして寝るのは家族と一緒に。用途を絞ると、狭さは気になりにくくなります。背の低い家具でそろえると、圧迫感も減ります。
6畳あれば、机、ベッド、収納をすべて置いてもゆとりがあります。将来的に荷物が増えることを見越して、最初から詰め込みすぎないほうが後で困りません。
長く使える家具を選ぶ
小学生の6年間で、子どもの体は大きく変わります。高さを変えられる椅子、棚板の位置を動かせる収納、ハンガーの高さを調整できるクローゼット。「可変性がある家具」を選んでおくと、買い替えの回数が減ります。
デザインも、キャラクターものより落ち着いた色を選ぶと長持ちします。好きなものを飾るのは、小物やポスターで十分に楽しめます。
部屋の位置も考えられるなら
これから間取りを考えられる場合は、子供部屋に行くまでにリビングを通る動線にしておくと、行き来のたびに顔を合わせる機会が生まれます。部屋にこもりがちになる時期でも、自然と会話のきっかけが残ります。
子供部屋についてよくある質問
Q. 部屋を与えたのに全然使いません
よくあることです。今回の体験談でも、複数の家庭が同じ状況を挙げています。使わないからといって取り上げる必要はなく、荷物の置き場所として機能していれば十分です。高学年になると使い始める子が多いので、しばらく待ってみてください。
Q. 一人で寝るのを怖がります
部屋を与えることと、そこで寝ることは切り離して考えられます。昼間は自分の部屋、夜は家族と一緒、という使い方でも問題ありません。本人が「今日は自分の部屋で寝てみる」と言い出すまで待つ家庭も多くあります。
Q. 部屋にこもるようになって心配です
一人の時間を求めるのは成長の一部です。何をしているか細かく聞かないようにしている、という声もありました。食事の時間には顔を合わせる、といったつながりが保たれていれば、過度に気にしなくても大丈夫でしょう。
Q. きょうだいで部屋の広さに差が出てしまいます
同じ広さにできないときは、別の形で調整すると納得を得やすくなります。狭いほうには収納を多くする、家具を新しくする、先に選ばせる。「差があること」より「不公平に扱われた」と感じることのほうが、子どもには引っかかります。
Q. 散らかりっぱなしで困っています
片づけの仕組みが複雑すぎることが原因の場合があります。かごに放り込むだけ、棚に戻すだけ、というくらいまで単純にすると続きやすくなります。掃除道具を部屋に置いておくのも有効で、小さなほうきとちりとりがあれば自分でできる範囲が広がります。
まとめ
子供部屋をいつから与えるかに、決まった答えはありません。小学校入学が最も多いタイミングではありますが、幼稚園の年長で与えた家庭も、中学校入学まで待った家庭も、どちらも「よかった」と振り返っています。
判断の手がかりになるのは、その子が一人の時間を求めているか、荷物の置き場所に困っていないか、住まいの状況が変わるタイミングかどうか、の3点です。用意できない事情があっても、自分のコーナーをつくる、時間で区切るといった工夫で対応できます。
部屋を渡した日、うれしそうに友達を連れていく姿。その一方で、結局リビングに戻ってきて宿題をしている姿。どちらも、その子がその時期に必要としている過ごし方です。焦らず、その子の様子を見ながら決めていけば大丈夫でしょう。



