なぜなぜ期がやってきた!先輩ママを困らせた質問&上手な答え方
魔の2歳児にみられる「イヤイヤ期」が終わりほっとしたのも束の間、次に控えているのが「なぜなぜ期」です。なぜなぜ期の子供はなぜ、見境なく「なんで?」「どうして?」を連発してママを困らせるのでしょう?
ここでは、なぜなぜ期の子供の特徴や、子供のなぜなぜ攻撃へのおすすめの答え方のほか、15人の先輩ママが実際に困惑したというなぜなぜ期の体験談をご紹介。
これから訪れるなぜなぜ期に戦々恐々としているママや、現在なぜなぜ期の真っ最中というママは、ぜひ参考にしてください。
なぜなぜ期とは?
なぜなぜ期は、好奇心旺盛な子供が「なぜ?」「どうして?」という質問を連発する時期のことで、別名「質問期」とも呼ばれます。さらに、なぜなぜ期は、年齢や疑問の内容によって次の2つの時期に分類されます。
第1質問期
イヤイヤ期が終わった、3~4歳くらいから始まるのが第1質問期です。身近にあるものに対して「あれは何?」「何ていうの?」など、指差しして名前について質問します。
第2質問期
第1質問期の後、4~5歳くらいから始まるのが第2質問期です。「なぜ?」「どうして?」と物事の原因や理由、結果について質問するようになります。
なぜなぜ期の子供の質問への答え方は?
なぜなぜ期の子供から質問された場合、どう答えていいか分からないというママは多いはず。身も蓋もない答え方をして子供をがっかりさせないためには、次のような答え方をしてみていかがでしょう。
子供が楽しめるような答え方をする
小さな子供に「なんで風が吹くの?」聞かれて、高気圧や低気圧のしくみを説明しても理解できませんよね。なぜなぜ期の子供は、正解が知りたくて質問をしているのではなく、あくまでも疑問に思ったことを口にしているのです。
そのため、正しい答えではなく、あえて子供が納得するような答えを選びましょう。例えば、「なんで風が吹くの?」と聞かれたら、「お空がクシャミをしているのかもしれないね」と答えれば、子供は納得するのでは?
大人になったら、否が応でも正解を学ぶことになるので、この時期は無理に難しい答え方をする必要ありません。
逆に同じ質問を聞き返してみる
「どうしてママはママなの?」と聞かれて答えに困ったら、「○○ちゃん(子供の名前)はどうしてだと思う?」と質問返しすれば、2人の会話が膨らむことでしょう。
ママに質問を返されることで、子供が真剣にその理由について考えることにつながります。それにより、答えてもキリがない子供の質問攻撃の手を緩める効果も…。
たとえ、ちんぷんかんぷんな答えが出たとしても、子供なりに納得していればそれを正解にしてあげましょう。
なぜなぜ期はいつから?先輩ママ15人のなぜなぜ体験談
ここからは、実際に子供のなぜなぜ期に悩まされた先輩ママ15人の体験談をご紹介。地球レベルの疑問から、答えに困る質問、エンドレスな質問など、さまざまな子供の「なぜ?」が
なぜなぜ期はいつからいつまでなのか?また、内容が深すぎてママが困り果ててしまった質問など、なぜなぜ期ビギナーのママに役立つ情報が満載です。
壮大すぎて答えに困った質問編
リケジョママの苦悩!メルヘンと理屈どちらで答えるべきか
我が家の「なんでマン」は次男でした。もともと生き物や花など自然への興味が強く、会話が成り立つようになった2歳頃には、よく「なんで?」を連発されたものです。
内容は大人がごく当たり前に思ってるものが多く、「なんで空は青いの?」「なんでヒマワリの花は黄色なの?」「なんで虫には羽があったりなかったりするの?」といった具合。
理系上がりの身としては、「なぜ空が青いの?」なんて質問には理詰めで答えたくなるのですが、2歳にそんな色気のない返事をするのも、何となく大人げないかなと。
そこで、ファンタジーな想像を巡らせながら「妖精さんが絵の具をこぼしたからだよ」と答えたら納得したようでした。
この「なんでマン」が収束してきたのは幼稚園に上がった、文字がある程度読めるようになった頃。
自分で図鑑を開くのが楽しくなってくると、今度は見たこと読んだことを教えたいので、それまでの「なんで?」から「ねえ聞いて!」に変わっていきました。
子供の難しい質問に困惑しました
3歳も終わろうとし、年少さんになる頃から「なぜ?」「なぜ?」と、質問攻めのピークが始まった様に思います。息子の場合、私の言葉に対しての「なぜ?」が多かったです。
例えば、朝「早く支度してね」と言えば、「なんで早くしないといけないの?」とか、「今日は仕事が遅いからお迎えが少し遅くなるよ」と言えば、「なんで遅くまで仕事するの?」こんな感じのやり取りの毎日でした。
そんな中で可愛くも困った質問がありました。保育園の帰り道に車の中から月を見て、「ママー!月がずっと追いかけてくるよー」と言うのです。
しばらくの間は、月が追いかけて来るのを楽しんでいたのですが、「なんで月は僕を追いかけてくるの?」と、いつもの「なぜ?」が始まりました。
この答えには、現実的な事を教えるべきなのか?と、一瞬迷いました。でも、きっと息子はそんな答えは求めていないはず。
そこで、「○○(子供の名前)の事が好きだから、追いかけてきているんだね」と答えると息子はニッコリ。どうやらこの歳の息子には、満足のいく答えとなったようでした。
そんな息子のなぜなぜは、年少さんが終わる4歳の頃、徐々に減っていき終わりを迎えました。
旦那の夢のない回答に号泣されました
我が家の5歳の娘のなぜなぜ期が始まったのは、3歳ぐらいだったと思います。
外で遊ぶことが大好きなお転婆ちゃんだったので、外にあるものについて聞かれることが多く、建物の名前から月のことまで、とにかく幅広くて答える暇を与えてくれないほどでした。
1番困ったのは、「月にどうやったら触れるの?」という質問でした。
高い高いして手を伸ばしても触れないので、聞いてきたんだと思っていましたが、旦那さんが「お月様には触れられない」と言うと、泣き出してしまって大変でした。
このときは、夢のないことを言ってしまったと旦那さんは後悔していましたが、触れないことが分かったらしく、「おっきくなったら月に行く」と言ってくれるようになりました。
いまだになぜなぜ期は若干ありますが、大きな夢を持ってくれたので、旦那と将来を楽しみにしています。
答えて答えてもキリがない質問編
どうしてそんなことになってしまったんだ??
おしゃべりしだすのが遅かった息子くん。3歳になってようやく話し出したと思ったら、あれよあれよであっという間におしゃべりくんになってしまいました。
なぜなぜ期で一番困ったのが、「アリンコはどれがパパでどれがママ?」「みんな兄弟なの?」「ぼくは一人っ子?兄弟がなぜ出来ないの?」というファミリーネタです。
「○○(子供の名前)は一人っ子だよ」と言うと、「なんで?」。
「ママはもう赤ちゃん出来ないんだよ」と言うと、「なんで?」。
「ママ40歳でしょ。いっぱいお誕生日がきたからだよ」と言うと、「なんで40にまでなってしまったの?」「どうしてもっと早く妹をぼくにくれなかったの?」とプンプン。
いやはや、どうしたもんでしょうと思っていたら…
「ドラえもん」ののび太もしずかちゃんもみんな一人っ子なのに、ジャイアンにだけ妹のジャイ子がいます。
すると、「ジャイ子でも妹ならかわいいのかな?」とか言い出して、4歳になるころには息子くんの一人っ子問題は吹っ切れたようです。
いくら答えても「なんで?」の繰り返し
うちの長男は言葉が早かったので2歳になった頃からなぜなぜ期が始まりました。そのころは物の名前に対する疑問が多かったです。
その時期は海の生き物にとても興味があり、魚の図鑑を持ち出してきては指差して「これ名前なに?」と聞くので、「◯◯だよ」と答えるという繰り返し。
1番困ったのは「携帯って糸がないのになんで声聞こえるの?」と聞かれたことです。
「電波でだよ」と答えると「電波って何?」、「目に見えない糸みたいなもんだよ!」と答えると「透明なの?」「なんで見えないの?」とエンドレスでした。
最後はいつも、「じゃぁ、◯◯くんはなんでだと思う?」とお友達に質問しておしまい。
3歳ぐらいになり、幼稚園に入ったぐらいから次第に落ち着きました。文字が読めるようになったり、自分で考えるような力が身についたからかなぁと思います。
いくら答えても「なぜ?」と言われて思わず絶句…
我が子のなぜなぜ期が始まったのは、3歳くらいでした。質問は、「なぜテーブルは白いの?」とか「なぜあの人は赤い車を持っているの?」というようなものでした。
大人である私は、それはそういうものだと思っているようなことを聞くので、とりあえず自分が思いつくことを、その場しのぎで答えていたように思います。
例えば「あの人はなんで赤い車を持っているの?」と聞かれ、「赤い車が好きなんじゃないの?」と答えると、「なんで赤い車が好きなの?」とまた聞かれます。
答えに困って「分からない」と答えると、「なんで分からないの?」とまた聞かれ…。答えても答えても、その答えに「なんで?」と言われ、答えに詰まってしまった時が一番困りました。
終わったなと思ったのは、4歳くらいのときだったと思います。
ちょっぴり聞きにくい質問をしちゃった編
答えに窮する思いがけない質問が…
2歳半くらいから話が急激に上手になり、同時になぜなぜ期が始まりました。何でも疑問に感じるようで、周りの色んなものに対して「なんで○○なの?」と聞きます。
中でも、テレビのキャラクターに対して質問することが多かったようです。例えば「なんでアンパンマンは顔が丸いの?」とか「なんで顔が食べられるの?」などです。
一番答えに困ったのは私に関する質問でした。ある日、突然「お母さんはなんで顔が汚いの?」と言われたのです。思いがけない質問で、思わず大笑いしまいした。
そして、考えた末「お化粧してないからよ」と笑いながら答えました。すると「ふ~ん」と言って納得したようでした。
わが子の場合、このようななぜなぜ期は3歳半くらいで終わりました。
その場が凍りついた息子の質問
息子はなかなか言葉が出ず、話し始めるのが遅い子でした。3歳近くになって急にベラベラと話し始めた頃に、なぜなぜ期が始まりました。
買い物に行くと、「なんでお店に来たの?」「なんでこのお店なの?」など、答えようがないような質問ばかり、沢山してきました。
私はあまりおしゃべりな方ではないので、まくし立てられるように話されると、3歳といえども辛くなりました。
一番困った質問は、「なんでおじいちゃんは髪がないの?」でした。主人方の祖父で、しかも本人を目の前に私に聞いてきたので、一瞬場が凍りつきました。
私が返事に困っていたら、おじいちゃんが「長く生きたからだよ、寒い時は帽子をかぶるから毛が無くても大丈夫なんだよ」と答えてくれました。
3歳半頃になり、息子のなぜなぜ期は落ち着きました。
家でも外でもどこでも「なんで」「どうして」
子供のなぜなぜ期は3歳になる前くらいでした。家の中では、テレビを見ながら「これなんで?」「これどうして?」が多かったです。
外では、スーパーでの買い物中に「これなんで?」「あの人どうして?」、公園で遊んでいるときは、自然な木々やお花に対して「なんで?」「どうして?」が多かったです。
一番困った質問は、仲良くしているお友達の家がシングルマザーで、「なんでパパがいないの?」「なんでママだけなの?」と聞かれたときです。
正直どのように答えていいのか、とても悩みました。
「○○(子供の名前)には難しいけど…」と前置きをして、「一緒に暮らせない理由があったんだ。でも、パパがいるからお友達がいるんだよ」「みんな、パパとママがいて子供たちがいるんだよ」と伝えました。
すると、子供は「遠くにパパがいるんだね」と笑顔で答えてくれました。5歳の今でも、なぜなぜ期は続いています。
幼稚園の先生への恥ずかしい質問
子供のなぜなぜ期が始まったのは3歳半くらいからでした。
最初は「カボチャはなんで固いの?」といった、日常生活の疑問が多かったのですが、次第にテレビを見て不思議に思ったことを片っ端から訊ねてくるようになり、少し困りました。
一番困ったのは、私にではなく幼稚園の先生への質問です。
子供が先生に、「なぜうちの夫婦はベタベタしているのか?」というようなことを訊ねたのです。先生も困りながら「仲が良いんだよ」と答え、私達も思わず赤面しました。
どうやら、我が家は代々なぜなぜ期に悩まされる家系のようで、母も祖母も『なんだろう?なぜだろう?』という本を持っていて、子供にプレゼントしてくれました。
子供も喜んで読んでくれて本が好きになりましたし、5歳くらいになると自分で調べることが多くなり、質問されることは減りました。
日常生活の素朴な質問編
「何で?」の連発で困りました
子供のなぜなぜ期が始まったのは2歳半くらいからです。
なぜなぜ期の時は「何でご飯を食べる?」「何で歯みがきするの?」「何でお出掛けの時靴を履くの?」等の日常的な質問が多かったです。
寝る時間になっても、おもちゃでまだ遊びたがった子供から、「何で夜になるとねんねするの?」と質問されて、すごく困った記憶があります。
子どもに難しく説明してもよく分からないと思ったので、「おもちゃもお休みしないと疲れてしまうでしょ?」「明日も元気いっぱい遊べるようにねんねするんだよ」と言い聞かせたら、どうやら納得しているようでした。
それ以降は、「ねんねするんだよね」と自分から言ってきたので安心しました。
子供のなぜなぜ期が終わったのは、よく話すようになった3歳半くらいの時でした。以前より物事が理解できるようになってから、質問が減ったように思います。
子どもの成長を感じた一言
子どもがなぜなぜ期がはじまったのは、2歳3ヶ月くらいからでした。
はじめの頃は、子どものなぜなぜ期にきちんと丁寧に答えなければと思ったのですが、働いていたこともあり、どんどんと流してしまうようになりました。
子どものなぜなぜは…保育園に迎えに行くと「なんで今日もお仕事なの?」「なんで今日も遅かったの?」といった質問が多く、イライラしたのを憶えています。
毎日毎日、朝早くから夜まで働いていたので、疲れもピークに達していたのでしょう。
そのような質問が来た時には、「○○(子供の名前)と美味しいご飯を食べたり、楽しいところに行ったりするために、お母さんは頑張って働かなければならないの」と、この質問だけには丁寧に答えるようにしていました。
すると、3歳3ヶ月を超えた頃から「なんで?」という質問ではなく、「ママは、お仕事頑張らないとだもんね」と言うようになったのです。
子ども自身が納得しようという発言になり、その時になぜなぜ期が終わったと思いました。
突然始まり、突然終わった「なんで」攻撃
2歳3ヶ月くらいのある日、自転車に乗っていたら見るもの全てに「これは?」と質問がはじまりました。そこから「なんで?」も始まり、いよいよ来たなと覚悟しました。
お兄ちゃんがいたので程度が予想出来ましたが、下の子は全てにおいて疑問なようで、なかなか大変でした。
特に、「なんでお兄ちゃんとのおやつの量が違うの?」というなぜなぜ攻撃が強く、お兄ちゃんにも同じ質問をするので、お兄ちゃんがイライラしてよく兄弟ゲンカに…。
その度にケンカの仲裁に入って、お兄ちゃんには「あなたにもこんな時があったから、優しく答えてあげてね」とお願いしていました。
下の子には根気よく答えていましたが、気がつけば質問することが減っていて…3歳過ぎたら急に終わりました。
普通の子より遅めに始まったなぜなぜ期
私の三歳半の息子は、話し始めることが普通の子よりも遅かったのですが、初めてなぜなぜ期がきたなと感じたのは、3歳1ヶ月の時でした。
絵本とか読んでいる時に、「これは何?」と話の途中で聞きはじめました。
それからは、散歩の際に、木や花、虫、車、トラックなど、目に入ってくるものを指差して「これは何?」と名前をよく聞くようになりました。
なぜなぜ期の質問で一番困ったのは、テレビを見ている時に「これは何?」と聞かれても、次の画面に切り替わってしまい、どのことを言っているのか分からない時です。
私が教えられないと、かんしゃくを起こして泣いてしまう事があります。なぜなぜ期のピークは過ぎて質問が減ってきていますが、うちではまだまだ継続中です。
2歳になって「なんで??」が口ぐせに
上に兄弟がいるからか、言葉を覚えるのが早かった娘は2歳を過ぎたあたりから「なんでー?」とよく聞くようになりました。
本当に知りたくて聞くというよりは、返事や相づちの代わりに使っていることも多かったです。
例えば、「今日はママもパパもお仕事だから保育園だよ」と言うと、「なんでー?」と聞いて来ます。
「お仕事だから」と答えると、「なんでお仕事なのー?」というようなやりとりが毎日ありました。
あとは「なんでもう寝るの?」「なんで買い物行くの?」とか、私が言ったことに対して聞かれることが多かったです。
あまり答えに困るような事はなかったけれど、一度聞き始めるとなかなか終わらず、違うことに興味をひいて会話を終わらせるようにしていました。
今は2歳5ヶ月になり、以前のように質問攻めに合うようなことはなくなりました。あの頃はなんで?と聞くのが面白かったのかなと思っています。