話題のアロマワックスバーを100均グッズで簡単に手作りする方法
火を使わずに、ほんのりお好みの香りを楽しめる話題のアロマワックスバーは、100円ショップのグッズでも手軽に手作りできます。ご家庭のインテリアをおしゃれにするだけでなく、見た目の可愛らしさと香りの良さからギフトにも喜ばれるため、子育て中のママからも注目を集めているアイテムです。
雑貨屋さんなどでは比較的高額で販売されているアロマワックスバーですが、こちらでは100円ショップの材料だけで作る方法をご紹介していますので、とてもリーズナブルにたくさん手作りできます。
子育て4コマ漫画~アロマワックスバー、我が家の使い道
アロマワックスバーは火を使用しないため、子供のいるご家庭でも安心して楽しむことができます。
子供とアロマワックスバーを一緒に手作りすると、お花をきれいに並べることを考えたり、アロマの優しい香りを感じたりと、子供の感性や創造性を刺激します。ぜひ親子でハンドメイドしてみてはいかがでしょうか。
ワックスを溶かす際に使うお湯や溶けたワックスは、大変高温になります。子供と一緒に作る場合は、火傷の恐れがありますので、お子様が誤って触らないよう十分注意し、湯煎や溶けたワックスに飾りを乗せる際は、必ず大人が行うようにしましょう。
アロマワックスバーとは?火を使わずに香りを楽しむキャンドル
アロマワックスバーとは、ワックスを溶かして板状に固めたものにアロマオイルを加え、火を使わずに香りを楽しむことができるキャンドルです。トイレや寝室などのドアノブに掛けて香りを楽しむことができ、アロマの香りの種類によっては虫よけ対策として活用できるものもあります。
最近は造花やドライフラワーの入った華やかなデザインがインスタ映えすると人気で、ウエディングのプチギフトとして手作りする花嫁さんも多いです。
見た目も可愛らしく良い香りのするアロマワックスバーですが、100円ショップで材料を手に入れることができるため、お手軽に作れて作り方もとっても簡単です。火を使用しないので、子供のいるご家庭へのプレゼントにもおすすめです。
100均で全て揃う!アロマワックスバーの材料や道具
本格的なアロマワックスバーを製作する場合、ソイワックスやパラフィンワックス、蜜蝋などの材料を専門のショップなどで購入することがありますが、これらは手近な場所で購入するのが難しい場合があります。
その点、100円ショップにあるワックスクラフト用のワックスであれば手軽に手に入り、ご自宅で楽しむ場合だけでなく、知人へのプレゼント用としても充分に活用できます。
実際に100均で購入!アロマワックスバーの材料
- ワックスクラフト用のワックス
- お好みの造花やフェイクグリーン
- 観賞用ドライオレンジや小枝
- 麻紐
- アロマオイル
今回はワックスクラフト用のワックスをはじめ、全ての材料を100円ショップ「Can☆Do(キャンドゥ)」で購入しました。ワックスクラフト用のワックスは小さな粒状になっているため、ろうそくやアロマキャンドルを溶かして作る方法と違い、削る必要がなくてとっても簡単に作れます。
ドライフラワーや造花を入れる場合は、なるべくスプレータイプの小花や小さい葉っぱを選ぶようにしましょう。アロマワックスバー自体がそれほど大きなものではないため、小さなアイテムの方が飾り全体のバランスを整えやすいです。
アロマオイルは100円ショップでも購入できますが、ご自宅にお好みのアロマオイルがある場合はそれを使えます。今回はアロマオイルも100円ショップで購入しました。
これも100均で買える!アロマワックスバーの型などの道具
- 湯煎用のボウル2つ
- 割りばし
- はさみ
- アロマワックスバー用のシリコン型
ご家庭にある道具でアロマワックスバー作りに使える道具は、湯煎用のボウル、割り箸、はさみの3点です。湯煎用のボウルがない場合は、1つを鍋にしても大丈夫です。
アロマワックスバー用のシリコン型は、キャンドゥで購入できます。今回はインスタでもよく見かける、タグ型とラウンド型の2種類のアロマワックスバーの型を購入しました。
アロマワックスバー専用のシリコン型が手に入らない場合は、オーブン用のマドレーヌ型など、耐熱の型なら何でも代用できます。
ただし、型からワックスを剥がす際に取り出しづらいので、陶器などの固い型は不向きです。
100均グッズで作ろう!簡単アロマワックスバーの作り方
それではさっそく100円ショップの材料と道具でアロマワックスバーを手作りしてみましょう。熱湯や熱して溶けたワックスは高温ですので、小さなお子さんが側にいる場合は充分に気をつけて作業してください。
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100円ショップで購入した造花やフェイクグリーンをハサミで切り分けます。
シリコン型の大きさに合わせて並べるので、細かく根元から切り分けると作りやすいです。 -
大きすぎるドライオレンジも、半分にカットした方が使いやすいです。 -
上の写真のように、ワックスに入れる飾りのパーツが出来上がりました。 -
ワックスの中にどのように並べるか、先にレイアウトを考えます。
溶かしてからレイアウトを考えるとワックスがあっという間に固まっていくので、飾りを乗せる前にレイアウトを考えるようにしましょう。 -
割りばしを使って混ぜながら、ワックスを湯煎で溶かしていきます。
ワックスは高温にならないと溶けません。湯煎の湯が冷めてきたら、熱い湯を足しながら溶かし、完全に溶かしきることが失敗しないコツです。 -
アロマオイルを15~20滴ぐらい入れます。 -
ワックスが完全に溶けたら、型に流し入れます。ここからはワックスが固まらないよう素早く作業してください。 -
手順4で考えておいたレイアウト通りにワックスの上に乗せていきます。
ワックスは熱くなっているので火傷に注意し、特にドライフラワーを使う場合は崩れやすいので、ピンセットで行うなど工夫しましょう。 -
溶けたワックスが固まるまで待ちます。室温にもよりますが、15~30分ぐらいで固まります。 -
ワックスが完全に固まったら、型から外します。
完全に固まる前に外すとひび割れたり、形が崩れてしまったりするので注意しましょう。 -
最後に、アロマワックスバーに麻ヒモを通したら完成です。
アロマワックスバーは電子レンジと紙コップでも作れる!
アロマワックスバーは小さなものを1個作る程度の少しの量であれば、湯煎にかけず電子レンジと紙コップでワックスを溶かして作ることもできます。初心者が自宅用に試しに1個作るという場合は、電子レンジと紙コップの方が手間はかからないためおすすめです。
ただし、電子レンジで溶かす場合は高温になりすぎる恐れがあります。危険ですので10秒ごとに取り出して混ぜながら、ワックスの状態をよく見て作業を進めましょう。
クラフト用ワックスが手に入らない時は、ろうそくで代用しよう
アロマワックスバーは人気があるため、ワックスが売り切れて手に入らないことがあります。また、地域によっては100円ショップで販売していないこともあります。
そのような場合は、100円ショップで販売しているろうそくやアロマキャンドルの芯を外し、溶かしやすくするために細かく刻んで使用しましょう。ろうそくの芯は強く引っ張ると簡単に外せます。
アロマワックスバーの作り方のコツは、ワックスをしっかりと溶かしきること
アロマワックスバー作りの一番のコツは、ワックスやろうそくをしっかりと溶かしきることです。中途半端に溶け残ってしまうと、表面が凸凹して仕上がりが悪くなってしまいます。
失敗せずに溶かしきるためにも、湯煎が冷めてきたら熱い湯を継ぎ足すか、途中で冷めた湯を熱湯に交換するようにしましょう。
もし失敗しても、飾りを外して作り直すことができます
失敗したワックスバーは乾ききる前に飾りを外し、細かく砕いて再加熱すれば溶けますので、作り直すことができます。万が一失敗したらワックスを溶かして、再チャレンジしてみましょう。
ただし、飾りにドライフラワーを使った場合、アロマワックスバーから外す時に崩れてしまうため再利用できないことがあります。初心者の方は、100均の造花を使って作ることをおすすめします。
アロマワックスバーに色を付けたい時は、削ったクレヨンを入れよう
お好みのクレヨンを細かく削り、ワックスを湯煎する際に削ったクレヨンも一緒に入れると、アロマワックスバーに色を付けることができます。
また、100円ショップにはもともと色のついたワックスやろうそくも販売していますので、お手軽に作成したい場合は色付きワックスを使用すると簡単です。
アロマワックスバーの使い方~特定の香りを虫よけ対策として活用
アロマの香りの中には「虫よけに役立つ」と言われているものが複数あります。そのため、プラスするアロマオイルを虫よけ対策に役立つと言われるものにすれば、アロマワックスバーを虫よけ対策として活用することもできます。
最近は100円ショップでもローズマリー、ペパーミント、ラベンダーなどの、虫よけ対策に役立つと言われるアロマオイルが手に入ります。これらのアロマオイルを使ってアロマワックスバーを作り、クローゼットやキッチンに飾るのもおすすめです。
虫よけ対策に活用されることがあるアロマオイル(一例)
- ローズマリー
- ペパーミント
- ラベンダー
- ゼラニウム
- レモングラス
- シトロネラ
- ユーカリ など
ただし、アロマオイルの香りは人によっては強く感じる場合があります。乳幼児や妊娠中の方、持病をお持ちの方など、香りへの感受性が強い人がいるご家庭では、使用する量や場所に十分配慮して使用しましょう。体調に異変を感じた際は、すぐに使用を中止してください。
また、アロマオイルは種類や使用量によって、特に乳幼児や妊娠中の方に配慮が必要です。アロマワックスバー作りで残ったアロマオイルを、安易に乳幼児の肌に触れるもの(手作りのバスボムや虫除けスプレーなど)に使用することは避けてください。
アロマワックスバーの香りの持続期間は3ヶ月~半年
ワックスバー自体は長持ちしますが、香りの持続期間はアロマオイルの種類にもよりますが、だいたい3ヶ月~半年です。市販の芳香剤と比べると長く香りを楽しむことができます。季節感と共に季節の香りを楽しむインテリア雑貨として作ってみるのもおすすめです。
もし香りが薄くなってしまっても、飾りを外してワックスバーを削り、再度湯煎で溶かしてアロマオイルを足せば、リサイクルして楽しむことができます。
100均グッズを使えばアロマワックスバーが季節に合わせて楽しめる
こちらで紹介したアロマワックスバーは、造花やフェイクグリーンを使用した物ですが、100円ショップには他にもアロマワックスバーの飾りに使える物がたくさんあります。
例えば、リースを作る時に活躍するシナモンや木の実、ポプリの花、夏には貝殻やシーグラスを使って涼しさを演出したり、ラメパウダーやレース、アクセサリーのチャームをお洒落にレイアウトしても素敵です。
アロマオイルも以前は高価でしたが、今では100円ショップでも種類豊富に販売していますので、季節に合わせてオリジナルアロマワックスバーが楽しめます。
慣れてきたら100均グッズを使った手作りアロマワックスバーで、季節と香りをリーズナブルにたっぷり味わいましょう。クリスマスツリーのオーナメント用のアロマワックスバーを作るもよし、リース型アロマワックスバーを作ってから、リースを手作りしてグリーンと香りを楽しむもよしです。