100均グッズで作れる!ハーバリウム風インテリアの簡単な作り方と飾り方のコツ
「ハーバリウム」とは、もともと植物標本を意味する言葉です。今インテリアとして人気があるのは、瓶に花材を詰めて液体で満たしたタイプで、専用のオイルとプリザーブドフラワーやドライフラワーを使うのが本来の作り方です。ただ、材料をひと通り揃えると数千円かかることも多く、気軽に試すには少しハードルがあります。
そこで役立つのが100円ショップの材料です。造花と洗濯のり、密閉できる小さな瓶があれば、合計300円台からハーバリウム風の作品が作れます。専用オイルを使った本格的な作品とは持ちや透明度が違いますが、「流行っている今、部屋に飾って楽しみたい」「子どものお友達へのプレゼントにしたい」「夏休みの自由研究工作にしたい」という目的なら、代用材料で十分満足できる仕上がりになります。
この記事では、写真の手順に沿った作り方に加えて、初めて作る人がほぼ必ずぶつかる「花が浮く」「液が濁る」「気泡が抜けない」というつまずきの直し方、100均で買い足すと一気に完成度が上がるアイテム、キーホルダーへのアレンジ、そして専用オイルとの使い分けまで、家庭で判断できる形にまとめています。作り始める前に容器と液の組み合わせだけ決めておけば、あとは迷わず手が動きます。
ハーバリウム作りに最適なガラス容器の選び方と注意点
作品の印象は、花材より先に容器の形で決まります。しっかり蓋が閉まって密閉できるものであれば、ガラス瓶でもプラスチックボトルでも構いません。100円ショップならホビー用品売り場、キッチン雑貨売り場、コスメ売り場の3か所を見て回ると、形も容量も違う候補が10種類以上見つかります。
湾曲して丸みのあるガラス瓶は、ガラスと液体のレンズ効果で中の花がふっくら大きく見えます。小さな造花1輪でも主役級の存在感が出るので、花材が少ないときほど丸瓶が有利です。長さのある瓶なら、ほっそりとした茎や葉まで入れられるため、花のふくよかさと茎の線の細さが対比されて洗練された印象になります。円錐のフラスコ型や試験管型を選ぶと、名前の由来どおり植物標本らしい雰囲気が出て、大人っぽい仕上がりになります。
選ぶときに見落としやすいのが瓶の口の内径です。口が細い瓶はスタイリッシュですが、花の直径が1cmを超えると入れる途中で花びらがめくれ、思った向きに収まりません。初めて作るときや子どもと作るときは、口の内径が2cm以上ある広口タイプを選ぶと、ピンセットごと手を入れて位置を直せるので失敗が激減します。逆に、細口の瓶は「浮きにくい」という利点があり、花材が瓶の内壁に軽く引っかかって固定されるため、慣れてきたら細口に挑戦すると仕上がりが安定します。
飾る場所を決めてから容器を選ぶのも大切です。棚の上や出窓に置くなら、ガラスが厚く底に重みのあるボトルが向いています。底が広くて重心が低い瓶は、カーテンが当たった程度では動かず、子どもがそばを走り抜けても倒れにくいからです。一方、細長くて背の高い瓶はテーブルの上でひっくり返しやすく、中身がこぼれて拭き掃除に追われることになります。子どもの手が届く高さに飾るなら、背の低い丸瓶を選ぶだけで、その手間をまるごと減らせます。
100均のプラスチックボトルは軽くて扱いやすく、倒してもガラスのように割れないので、いたずら盛りの子どもがいる家庭で気兼ねなく飾れます。ただし熱と圧力には弱く、直射日光が当たる窓辺に置くと中の液体が膨張して、キャップのすき間からじわりとあふれることがあります。プラスチックボトルで作った作品は、日が直接当たらない棚の内側や、玄関のニッチなど温度変化の少ない場所に置きましょう。
| 容器のタイプ | 向いている作品 | 注意したい点 |
|---|---|---|
| 丸みのある広口ガラス瓶 | 花材が少ない作品、子どもと一緒に作る作品 | 花が中で動きやすいのでビーズなどで空間を埋める |
| 細長いガラス瓶 | 色を層に重ねる作品、大人っぽい贈り物 | ピンセットや割り箸がないと配置が決まらない |
| フラスコ型や試験管型 | 植物標本らしい雰囲気の作品 | 底が不安定な形は台やホルダーとセットで飾る |
| 小型のプラスチックボトル | キーホルダー、子ども部屋に飾る作品 | 日の当たる場所を避けて飾る |
子育ての現場では、「せっかく作ったのに置き場所がなくて棚の奥にしまった」という声が少なくありません。作る前に飾る場所を先に決め、その場所の幅と高さに収まるサイズの瓶を選ぶ。この順番にするだけで、完成した作品が生活の中にきちんと居場所を持ちます。
ハーバリウム風インテリアの作り方!100均の造花と洗濯のりで手作り
まずは100均グッズの中でも扱いやすく、ご自宅にもありそうな造花と洗濯のりを使った、ハーバリウム風インテリアの作り方を紹介します。ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使わず、専用オイルも使わないので、初めての人や子どもでも扱いやすい組み合わせです。
洗濯のりを選ぶ理由ははっきりしています。専用のハーバリウムオイルよりとろみと重みがあるため、花材が浮き上がりにくいのです。手作りハーバリウムでいちばん多いつまずきは「注いだあとに花が全部浮いて、瓶の下半分が空っぽになる」というもの。とろみのある洗濯のりは花材をゆっくり包み込み、詰めた位置をそのまま保ってくれるので、この失敗が起こりにくくなります。
造花を選ぶ理由も同じく実用的です。本物の花材と違って花びらが崩れないので、子どもが多少強くつまんでも形が変わりません。ピンセットが上手く使えない年齢なら、割り箸でつまんでも問題なく作れます。本物そっくりに作られた造花を使えば、ぱっと見では見分けがつかないほどの作品が、子どもの手でも約10分で完成します。雨で外に出られない日の遊びや、夏休みの自由研究工作にちょうどよい所要時間です。
ハーバリウム風作りに使う100均で購入した材料
- 密閉できるガラス瓶かプラスチックボトル
- 造花
- 洗濯のり(PVAが主成分のもの)
- ピンセット
- ハサミ など
洗濯のりはPVA(ポリビニルアルコール)が主成分のものを選びます。パッケージの成分表示に「合成のり(PVA)」と書かれているタイプが該当し、とろみが強く水よりも重いのが特徴です。同じ売り場に並ぶ「でんぷんのり」タイプはとろみの出方が違うため、詰めた花材が安定しません。買う前に成分表示を確認する、この一手間だけで仕上がりが変わります。
ピンセットは、先がまっすぐなタイプと少しカーブしたタイプのどちらでも構いません。角ばった瓶や丸瓶にはまっすぐなタイプ、口から底までカーブしている瓶には先が曲がったタイプが入れやすくなります。100円ショップならコスメ売り場やプラモデル売り場にあります。長さが12cm以上あるものを選ぶと、深い瓶でも指が液に触れずに作業できます。
ハーバリウム作りに洗濯のりを使う際のボトル選びのコツ
洗濯のりは専用オイルに比べてどうしても透明度が低くなります。大きなボトルで作ると濁りが気になることがあるため、小さめの容器を使い、小さめのハーバリウム風インテリアを作りましょう。
目安として、洗濯のりで作るなら100mlから150ml程度までの瓶が扱いやすいサイズです。この容量なら液の層が薄く、光がしっかり通るため、わずかな白っぽさがむしろ乳白色のヴェールのように見えて雰囲気が出ます。200mlを超える瓶で作ると、正面から見たときに奥の花がぼんやりかすんでしまい、「思っていたのと違う」となりがちです。
小さめの容器であれば透明度が低くても発色が強い造花はきれいに浮かび上がりますし、逆に作りものの細かい部分が隠れるので、幻想的な作品に仕上がります。造花特有のプラスチックのツヤや、花びらの付け根の接着部分が目立たなくなるのは、洗濯のりならではの利点です。
使う造花の素材は問いませんが、花芯などが毛羽立ったものは次第に毛羽が脱落し、内部が汚くなってしまいます。造花を使用する場合は、パーツが分離したり脱落したりしないシンプルな造花を選んでください。売り場で判断するときは、花びらの中心を指の腹で軽くなでてみて、繊維が指に付くようなら避けるのが確実です。フェルトのような起毛素材、粉っぽいラメが吹き付けられた造花、色の濃い布製の花も、液に色や粉が出やすいので今回の組み合わせには向きません。ツルツルとしたポリエステル製やプラスチック製の花が扱いやすく、色移りも起こりにくくなります。
100均の造花と洗濯のりで作るハーバリウム風インテリアの作り方
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使用するガラス瓶の内側をきれいに洗います。新品の瓶でも製造時の細かなホコリや指の脂が付いていて、そのまま使うと液が白っぽく曇る原因になります。ガラス瓶なら熱いお湯に2~5分ほどつけて洗い、瓶の口を下にしてフキンの上に置き、内部を完全に乾燥させましょう。急ぐ場合はドライヤーの冷風を口に当てると数分で乾きます。水滴が1滴でも残っていると濁りますので、光にかざして内側にくもりがないか確かめてから次に進んでください。プラスチックボトルの場合は熱に弱く縮んでしまうため、中性洗剤で洗ってからよくすすぎ、しっかり乾かして使います。 -
造花はハサミで切り分けて、ボトルの口に入る大きさ、かつデザインに合う長さにカットしておきます。ここで手を抜かないのがコツです。瓶を横に寝かせ、その隣に切った花材を入れたい順番に並べてみると、完成イメージがそのまま確認できます。長さは瓶の高さより5mmほど短くするとちょうど収まり、茎が蓋に当たって花の向きが狂うのを防げます。 -
ガラス瓶に好みのデザインで造花を入れます。このとき花を360度瓶の外側に向くように配置すると、どこから見てもきれいな作品になります。入れる順番は背の低いものからが基本です。葉やビーズなど小さいものを先に底へ落とし、主役の花を中ほどに、細い葉先を最後に上へ通すと、瓶の中の視界が最後まで確保できて位置を直しやすくなります。 -
造花を入れ終わったらガラス瓶に、上から静かに洗濯のりを注ぎます。瓶を少し傾け、内側の壁を伝わせるように細く落とすのがポイントです。真ん中に一気に注ぐと、その勢いで花材が押し倒され、せっかく決めた配置が崩れてしまいます。密封したあとに温度差で洗濯のりが膨張しますので、満タンに注がないようにしましょう。口から5mmから1cmほど余裕を残すのが目安です。 -
最後に、中の気泡や空気を抜くために30分ほど置いてからフタをすれば、100均の材料を使ったハーバリウム風インテリアの完成です。洗濯のりはとろみがあるぶん気泡がゆっくりしか上がってこないので、急いでいるときも15分は待ちましょう。空気を抜いておかないと、後で膨張して液漏れすることがあるため注意しましょう。
ハーバリウムを綺麗に作るコツ
ハーバリウムはただ花を投げ入れていくだけでは、きれいな作品にはなりません。花を上手に配置することが大事です。上手くイメージがつかめない場合は、ネットなどでハーバリウムの画像を探してみて、お手本にするといいでしょう。
配置に迷ったときに使える型が3つあります。1つめは層に重ねる型で、下から順に色を変えて詰めていく方法です。難しいテクニックがいらず、色の順番を決めるだけで整って見えるので、初めての1本に向いています。2つめは、瓶の中央に主役の花を1輪だけ置き、周りに小さな葉やビーズを散らす「一点集中型」。花材が少なくても寂しく見えません。3つめは、瓶の対角線上に大きめの花を2つ配置する「対角型」で、視線が斜めに流れて動きのある作品になります。
ちなみに細長いボトルは長さのある草花を入れるのに向いていますので、異なる色の花を層のように重ねて詰め込むのもおすすめです。細長いボトルを使用して作る場合は、花の配置が狂いやすいのでピンセットや割り箸を使うと上手くいきます。
専用オイルを使用するハーバリウムも劣化しますが、洗濯のりも時間とともに透明度が低下したり変色したりしますので、1~2ヵ月を目安に作り替えることをおすすめします。この短さは弱点にも見えますが、見方を変えると季節ごとに作り替えられるということです。春はピンクの小花、夏は貝殻と青いビーズ、秋は実もの、冬は白と銀。子どもと季節の話をしながら中身を入れ替えれば、玄関に置いた1本が季節のカレンダーの役割を果たしてくれます。
子どもと作るときの年齢別の役割分担
同じ作業でも、子どもの発達段階によって「できること」と「まだ難しいこと」がはっきり分かれます。指先の細かなコントロールは、手首を固定して親指と人差し指だけを動かせるようになる年齢から急に伸びていくため、そこを外して任せると子どもが途中で嫌になってしまいます。逆に、その年齢で無理なくできる作業だけを渡すと、最後まで自分で作りきった実感が残ります。
| 年齢の目安 | 子どもに任せる作業 | 大人が受け持つ作業 |
|---|---|---|
| 3歳ごろ | ビーズやビー玉を瓶に落とす、色を選ぶ | カット、液を注ぐ、蓋を閉める |
| 4歳から5歳ごろ | 造花を割り箸で入れる、配置を決める | ハサミでのカット、液を注ぐ |
| 小学校低学年 | デザインを紙に描く、ピンセットで配置 | 液を注ぐ、仕上げの調整 |
| 小学校中学年以上 | 材料選びから配置、注ぐところまで | 見守りと最後の蓋の確認 |
声かけを少し変えるだけでも、子どもの集中の続き方が変わります。「もっとていねいに入れて」と言われても、子どもには何を直せばいいのか伝わりません。「この赤いお花、どっちを向かせたい? こっち側から見る人に見えるように置いてみようか」と、判断できる形で聞くと、自分で考えて手を動かします。うまく入らずイライラし始めたら、「じゃあ先にビーズを入れて、お花のおうちを作ってあげよう」と作業の順番を変えてしまうのも手です。土台ができると花が自然に立ち、さっきまで入らなかったものがすっと収まります。
手作りでつまずきやすい4つの場面と直し方
作品の出来を分けるのは、材料の値段ではなく「うまくいかなかったときに直せるかどうか」です。100均材料での手作りで実際に起こりやすいのは、次の4つの場面に集約されます。原因と直し方をセットで押さえておけば、途中で手が止まりません。
花が全部浮いて下に空間ができる
いちばん多いつまずきです。原因はほぼ2つで、花材の量が足りないか、瓶の内側に引っかかる支えがないかのどちらかです。とろみのある洗濯のりでも、瓶の中央にぽつんと花を置いただけでは、液を注いだ圧力で上へ押し上げられます。
直し方は、いったん花材を取り出して、瓶の底にビーズやビー玉を1cmほど敷いてから詰め直すこと。土台があると茎の先が埋まり、花が動かなくなります。もう1つの方法は、瓶の高さより2mmほど長めに茎をカットし、軽くしならせて入れる方法です。茎が突っ張って上下に固定されるので、細長い瓶ほど効果があります。
液が白っぽく濁る
洗濯のりはもともと透明度が高くありませんが、それ以上に濁る場合は、瓶の内側に残った水分、造花から出た色や粉、着色された飾りのいずれかが原因です。とくに濃い赤や紫に染められた素材は、時間が経つと色が液に溶け出して全体をくすませます。
作った直後から濁っているなら乾燥不足、数日たってから濁ってきたなら素材からの色移りと切り分けられます。後者の場合は残念ながら元には戻せないので、次に作るときは同系色の薄い花材に替えるか、あえて濁りを活かして「すりガラス風」の作品として飾るかを選びます。
気泡が残って抜けない
とろみのある液では、花びらの裏側や葉の付け根に小さな気泡が張りつきます。蓋を閉める前に、瓶を両手で持ってゆっくり傾け、90度ずつ回しながら1周させてみてください。壁を伝って気泡が上へ動きます。それでも取れない気泡は、割り箸の先で花材を軽くつつくと外れます。
完成したのに全体が地味に見える
花材の色数が多すぎるとまとまりがなくなり、少なすぎると寂しく見えます。目安は色数を3色までに抑え、そのうち1色を主役として量を多くすること。白やグリーンを混ぜると全体が締まります。それでも物足りないときは、後述するビーズやラメを少量足すと光が入って印象が変わります。
100均グッズとハーバリウム風アレンジ!キーホルダーの作り方
家庭のちょっとしたインテリアにおすすめのハーバリウム風作品ですが、軽量で丈夫な小さめのプラスチックボトルを使うと、キーホルダーにアレンジすることもできます。持ち歩ける作品は、子どもにとって「自分で作ったものが毎日そばにある」うれしさがあり、園や学校のバッグに付けると友達との会話のきっかけにもなります。
キーホルダーは持ち運ぶあいだ揺れ続けるため、液漏れさせない工夫がすべてです。そこで、こぼれても手や布を汚しにくく、水拭きで落とせる洗濯のりと、こわれない造花の組み合わせで作ります。
ハーバリウム風キーホルダー作りの材料
- 小型の化粧水入れなど(密閉できるプラスチックボトル)
- 木工用ボンド(液漏れ防止用)
- 造花
- 洗濯のり
- キーホルダー金具
- 皮ひも(またはチェーン)
今回のキーホルダーづくりに使ったボトルは、100均のコスメ売り場にある化粧水などの液体を漏らさず携帯できる、小容量の透明なプラスチックボトルです。選ぶときは、キャップがねじ式でしっかり回るもの、そして内側にパッキンが入っているものを探してください。押し込むだけのはめ込み式のキャップは、揺れが続くうちに少しずつ浮いてきます。容量は10mlから30ml程度が扱いやすく、バッグに付けても重くなりません。
ハーバリウム風キーホルダーの作り方
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プラスチックボトルは加熱すると縮んでしまうため、お湯を使った洗浄はできません。中性洗剤できれいに洗ったあと、内側の水分を綿棒やティッシュの先で吸い取り、口を下にしてしっかり乾かします。細口で乾きにくいので、前日の夜に洗って一晩おくと確実です。 -
先ほどご紹介した作り方と同じ要領で造花と洗濯のりをボトルに詰めたら、キャップに木工用ボンドを付けてしっかり蓋をしめ、最後にキーホルダー金具とビーズで飾った皮ひもを取り付ければ、ハーバリウム風のキーホルダーの完成です。ボンドはキャップの内側のねじ山に薄く塗り、はみ出したぶんはすぐに拭き取ります。丸一日は動かさずに乾かすことが、持ち歩いても漏れない作品にする決め手です。
皮ひもの結び目は、ぶら下げて揺れることで次第に解けてしまいますので、結び目の部分にはボンドを付けて接着しておくようにしましょう。
キーホルダーに詰める花材は、本体用よりさらに小さくカットします。ボトルの内径が1cmほどしかないため、花の直径は7mm以下が目安です。造花の花びらを1枚ずつばらしてから入れると、小さな瓶の中でも密度が出て、宝石のような見え方になります。ラメを耳かき1杯ぶんだけ加えると、歩くたびに光が動いてよく目立ちます。
動くたびにボトルの中でユラユラ揺れる草花を見ているのは、なんだかちょっと癒されます。とっても簡単で、お友達にプレゼントしても喜ばれますので、ぜひ親子で作ってみてください。プレゼントにするなら、透明なラッピング袋に入れて麻ひもで結び、子どもが書いた小さなメッセージカードを添えると、それだけで特別な贈り物になります。
ハーバリウムオイルの代用品!100均やドラッグストアで手に入る材料
本格的なハーバリウムオイル以外にも、100均やドラッグストアで手軽に手に入る代用品があります。どれを選ぶかで、透明度、花の浮きやすさ、費用、そして持ちの長さが変わります。
- ベビーオイル(100均でも購入可能):ハーバリウムオイルとして使用されているミネラルオイルは、ベビーオイルにも使用されているオイルと成分が近いです。洗濯のりよりも濁りにくいため、完成度が高く大きめのボトルにおすすめですが、費用は高くなる可能性があります。
- グリセリンまたは流動パラフィン(ドラッグストアで購入可能):これらを精製水などで薄めることで、洗濯のりより透明度の高いハーバリウムオイルの代用品を作ることができます。グリセリンも流動パラフィンも500ml入りで、600円弱~1,000円弱で購入できます。
使い分けの考え方はシンプルです。小さな瓶を短期間楽しむなら洗濯のり、大きめの瓶で透明感を出したいならベビーオイルと覚えておけば、売り場で迷いません。ベビーオイルは粘度が低くさらさらしているぶん花材が浮きやすいので、細長い瓶を選ぶ、ビー玉で重しをする、茎を長めにして突っ張らせるといった浮き止めの工夫が前提になります。
また、洗濯のりとオイルは混ざりません。作り直すときに前の液が残っていると分離して層になり、白い筋のように見えてしまいます。液を変えて作り直す場合は、瓶を洗って完全に乾かしてから使ってください。
| 使う液 | 透明度 | 花材の浮きやすさ | 費用の目安 | 向いている作品 |
|---|---|---|---|---|
| 洗濯のり | やや低い | 浮きにくい | 100円台 | 100ml前後の小瓶、子どもと作る作品 |
| ベビーオイル | 高い | 浮きやすい | 100円から数百円 | 大きめの瓶、見栄え重視の作品 |
| グリセリンや流動パラフィン | 高い | やや浮きやすい | 500mlで600円弱から1,000円弱 | 複数本まとめて作るとき |
| 専用のハーバリウムオイル | とても高い | 種類による | 数百円から | 贈り物、長く飾りたい作品 |
ハーバリウムオイルと代用品の大きな違いは「透明度」と「保存性」
市販のハーバリウムは、生花店や雑貨店でよく見かけるインテリア雑貨です。本格的な専用オイル(ハーバリウムオイル)を使用して作られており、保存状態がよければ約1年は美しい状態を楽しめます。このため、母の日や誕生日などのプレゼントとしても人気があります。
専用のハーバリウムオイルは不純物が含まれていないため、液の透明度や花の色鮮やかさの維持が代用品と大きく違います。また、代用品の洗濯のりやベビーオイルは、専用オイルに比べて色移りや濁りが起こりやすいという難点があります。花材の作り方の専門店では、長期間きれいな状態を保ちたい場合は正規の専用オイルを使うことを勧めています。ベビーオイルは肌になじませる目的で粘度が低く設定されていること、洗濯のりは透明度が高くないことが、その理由です。
ただし、子供と一緒に作ることが目的の場合、専用オイルは価格が高めで、こぼれると床がすべってしまい拭き取りにも手間がかかります。慣れるまでは、水拭きで落とせる洗濯のりや、身近なベビーオイルなどの代用材料を使うのがおすすめです。親が見守るだけで子供に自由に楽しませることができます。
「1年飾りたいのか、2か月楽しめれば十分なのか」を先に決めると、材料選びで迷わなくなります。子どもの作品は、本人の好みが半年で変わることも珍しくありません。むしろ短いサイクルで作り替えられる代用品のほうが、生活のリズムに合うという家庭も多いものです。
本格的なハーバリウムオイルを購入する場合の選び方
本格的なドライフラワーやプリザーブドフラワーを使って、大人向けのプレゼント用に作りたい場合は、ハーバリウムオイルをネットで購入し、インするとより本格的で華やかに仕上がります。
ハーバリウムオイルには「ミネラルオイル(流動パラフィン)」と「シリコンオイル」の2種類がありますが、それぞれの特徴を理解して選びましょう。
- ミネラルオイル:安価で作りやすい反面、気温が氷点下になると濁りやすいという難点があります。初心者には花が浮きにくいのでおすすめです。
- シリコンオイル:高価ですが、色落ちしにくく気温が下がっても濁りにくいため、プロが選ぶことが多い高級ハーバリウムオイルです。ただし、ミネラルオイルよりも花が浮きやすい傾向があります。
寒冷地の方にプレゼントする場合は、冬場に濁る心配のないシリコンオイルを選びましょう。
シリコンオイルを使う場合は、花が浮いてしまいやすいため、初心者は長めのボトルを選び、ドライフラワーの茎をボトルより少し長めにカットしてボトルに詰め、オイルを徐々に注いだりして作りましょう。花以外のビー玉や貝殻などの重さのある素材を入れると、浮くのを上手くおさえられます。
なお、種類の違うオイルを混ぜると白く濁り、元に戻せなくなります。買い足すときは同じ種類を選び、途中で継ぎ足すときも必ず種類をそろえてください。
100均の色付きポプリやドライフルーツは濁りの原因になりやすい
着色料を使って色付けされている100均のポプリやドライフルーツは、時間が経つと色が液に溶けだして保存液が濁る原因になります。せっかく透明感のある作品に仕上げても、1週間ほどで全体がぼんやりオレンジがかってしまうことがあります。これらの素材を入れたい場合は表示をよく確認し、着色されていない天然素材のものを購入しましょう。
100均で未着色のポプリが手に入れられない場合やカラフルなドライフラワーを使ってハーバリウムを作りたい場合は、100均グッズとお好みの生花を使ってドライフラワーを自宅で作るとよいでしょう。庭に咲いた花、子どもが公園で摘んできた小さな花、いただいた花束の一部など、思い出のある花をそのまま作品にできるのが手作りの醍醐味です。
ドライフラワー用の粒子が細かい乾燥剤(シリカゲル)はホームセンターや手芸店でも購入できますが、実は100均でも取り扱っています。シリカゲルを使えば、吊るして作るドライフラワーよりも色鮮やかなドライフラワーが早く作れます。
シリカゲルを使ったドライフラワーの作り方
- 密閉容器にシリカゲルを敷き、その上に生花を置く
- 上から花が隠れるまでシリカゲルを静かに入れる
- 蓋をして密閉し、数日〜1週間ほど置いて乾燥させる
- 完成したドライフラワーは崩れやすいので、ピンセットで静かに取り出す
シリカゲルを使うことで、花の色を鮮やかに保ちながら乾燥させることができます。花びらの間にもシリカゲルが入り込むように、スプーンで少しずつ落としていくのがコツです。花の形が崩れないよう、花を上向きに置いてから粒を回りに寄せるように積んでいきましょう。
この工程は、子どもにとって観察の題材にもなります。密閉容器に入れる前の花と、1週間後の花を並べて写真に撮り、色や大きさ、手ざわりの変化を記録すれば、それだけで自由研究のレポートが1ページ埋まります。「なんで乾くと小さくなるんだろうね」と問いかけると、子どもなりに水分の話にたどり着くことがあり、そこから会話が広がります。
ハーバリウムをより可愛く作るのに便利な100均アイテム
よりインテリア性の高いハーバリウムにしたい場合は、100均や家庭にある次の様な廃材を活用するとよいでしょう。ボトルの中や外に加えるだけで、より洗練された作品ができあがります。
- ビーズ(光の反射や重み付けに)
- ラメパウダー(少量で華やかさをプラス)
- ビー玉
- プラスチック製のクリスタル
- 貝殻(夏らしい雰囲気に)
- プラスチックフィルム
- リボン(ボトルの装飾に)
- 麻ひも(ボトルの装飾に) など
こちらはビー玉や麻ひもを使った作品です。ビー玉をハーバリウムに入れるとキラキラと光を反射して、華やかさを増します。硬さや色が対照的なビーズを入れることで花の色が引き立ちますし、無駄な空間が埋まって豪華な雰囲気に。
ビーズには、見た目以上に実用的な役割があります。100均の手芸コーナーにある透明のガラスビーズを底に1cmほど敷くと、それだけで花材の土台ができ、浮き上がりをおさえられます。粒の大きさは3mmから5mmが扱いやすく、瓶の口から少しずつ流し込めば散らばりません。色を選ぶときは、花と同系色なら上品に、反対色なら元気な印象になります。子どもと作るなら、透明とパステルカラーを半分ずつ混ぜると、どんな花材でもまとまって見えます。
ラメパウダーは入れすぎに注意が必要です。ひとつまみ入れただけでも、液の中でゆっくり舞い続けてスノードームのような表情になります。多すぎると全体が金色にくすんでしまうので、耳かき1杯から始めて、足りなければ足すという順番にしましょう。
シンプルな麻ひものリボン結びは、華やかなハーバリウムの印象を壊さずに可愛い印象を添えてくれるので便利です。瓶のキャップ部分にリボンを巻くとちょっと豪華になりますので、お誕生日などの手作りプレゼントにする際の装飾におすすめです。ただし、細いリボンや花の色と対照色を選んで、中の花の印象を壊さないようにしましょう。
夏休みの自由研究にする場合のまとめ方
ハーバリウム風の作品づくりは「作って終わり」にすると工作止まりですが、比べる視点を1つ入れるだけで研究らしい形になります。低学年なら作る過程の記録、中学年以上なら条件を変えた比較が向いています。
おすすめは、同じ花材で液だけを変えた2本を作り、変化を追う方法です。1本は洗濯のり、もう1本はベビーオイル。作った直後、1週間後、1か月後の3回、同じ場所で写真を撮り、透明度と花の色、花の位置を記録します。「なぜ洗濯のりのほうが花が動かないのか」を、液のとろみという言葉で説明できれば立派な考察です。
子どもが飽きずに続けられるよう、記録は表にしておきます。「今日は写真の日だよ」と声をかけるだけで済むようにしておくと、親の負担もほとんどありません。作品そのものを提出できるので、模造紙1枚と現物で完結するのも、忙しい家庭にはありがたいところです。
| 記録する日 | 見るところ | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 作った日 | 液の透明さ、花の位置 | どちらも透明。花は真ん中で止まっている |
| 1週間後 | 浮き上がり、気泡 | オイルのほうは花が上に寄った |
| 1か月後 | 色の変化、濁り | 洗濯のりは少し白っぽくなった |
100均のハーバリウム作りでよくある質問
生花をそのまま入れてもいいですか
生花は水分を含んでいるため、液の中で形が崩れて茶色く変わってしまいます。ドライフラワーかプリザーブドフラワー、または造花を使ってください。庭の花を使いたいときは、シリカゲルで乾かしてから入れます。
洗濯のりは薄めて使ったほうがいいですか
薄めるととろみが弱くなり、花材が浮きやすくなります。100均の造花と組み合わせるなら、原液のまま使うほうが配置が決まります。透明感を優先したい場合は、薄めるより液そのものをベビーオイルに替えるほうが確実です。
作ったあと、どこに飾るのがいいですか
直射日光が当たらず、温度変化の少ない場所が向いています。窓辺は光が通ってきれいに見えますが、日中に温度が上がって液が膨張しやすく、色も抜けやすくなります。日中の直射を避けて、レースカーテン越しの明るい場所や、照明のそばの棚に置くのがおすすめです。
いらなくなったらどう片づければいいですか
洗濯のりは水に溶けるため、水で薄めながら流し、瓶は中を洗って自治体の分別ルールに従って処分します。オイルを使った作品は、新聞紙や古布に吸わせてから、住んでいる自治体のごみの出し方に沿って捨ててください。分別の区分は自治体ごとに違うので、各市区町村の案内を確認すると確実です。
子どもの手が届く場所に置いても大丈夫ですか
倒しても割れないプラスチックボトルで作り、キャップを木工用ボンドで固定しておけば、子ども部屋にも気兼ねなく置けます。ガラス瓶の作品は、子どもの目線より高い棚に置くと、うっかり倒して部屋が液だらけになる事態を防げます。
暮らしに合わせて選べる3つの作り方
同じ「100均で作るハーバリウム風インテリア」でも、家庭の事情によって最適解は違います。次の3パターンから、いまの暮らしに合うものを選んでください。
| タイプ | 材料の組み合わせ | 向いている家庭 |
|---|---|---|
| とにかく手軽に | 小さめの瓶と造花と洗濯のり | 雨の日に短時間で子どもと作りたい |
| 見栄え重視 | 細長い瓶とベビーオイルとビー玉 | 玄関やリビングに長めに飾りたい |
| 持ち歩きたい | 小型プラボトルと造花と洗濯のりとボンド | 園や学校のバッグに付けたい |
どのパターンでも、押さえるところは同じです。瓶の内側を完全に乾かす、背の低いものから詰める、壁を伝わせて静かに注ぐ、蓋をする前に気泡を抜く。この4つを守れば、材料が100円でも作品はきちんと形になります。
ハーバリウムだけじゃない!流行りのインテリア小物たち
室内を素敵に飾ってくれる流行りのインテリア小物はハーバリウムだけではありません。折り紙を使って作るバーンスターもインスタ常連の流行インテリア小物です。
100均グッズを使えば可愛いリースなども手軽に作れますので、ぜひ時間のあるときは100均巡りをして素敵な小物を集めてみましょう。




