簡単!押し花のアクセサリーに関する記事

『押し花アクセサリーの作り方!レジンとプラバンの簡単3種』

押し花のアクセサリーは今インスタやフリマサイトで大人気。時代は「盛り」「エモい」から「チル」へと移り、本物の押し花を使ったアクセサリーは注目の的。押し花の入手方法やピアス、ヘアゴムの作り方、レジンを使わない方法等を4コマ漫画付きで紹介。

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押し花アクセサリーの作り方と材料|UVライトなしでも作れるプラバン&ヘアゴムレシピ

押し花アクセサリー作りは、ママたちの間で人気が高まっており、2018年頃に流行したアロマワックスバーやハーバリウムのハンドメイドと共に、最近では押し花のヘアゴムやピアス、バレッタ作りに挑戦する方が増えています。

子育ての合間の趣味として楽しむだけでなく、手作りした押し花アクセサリーをフリマイベントやネットで販売し、お小遣い稼ぎをする方もいるほどです。もちろん、自分で使うのもおしゃれで素敵ですね。

最近はインスタ映えを意識した「盛り」のトレンドから、落ち着きやくつろぎを意味する「チル」へと注目が集まり、天然のリラックスできる素材が好まれる傾向があります。押し花を手作りすれば、イメージ通りのナチュラルなアクセサリーをリーズナブルに作れるため、家計を預かる主婦にとって特に魅力的な趣味の一つと言えるでしょう。

市販の押し花アクセサリーはピアスやヘアゴムなどが人気ですが、まずはアクセサリー作りに使う押し花をどこで手に入れられるのか、押し花の5つの入手ルートから見ていきましょう。

押し花の入手ルート:100均から自宅まで5つの方法

押し花アクセサリーは使用する花によって仕上がりの印象が大きく変わります。市販の押し花を購入する方法と、自宅で手作りする方法の両方を知っておくと、作品の幅が広がります。

近所の野原や道端でかわいい野草を摘んで手作りする

押し花アクセサリー作りに使える花は、意外と身近に咲いています。写真の押し花は全て道端や野原で集めた野草です。スミレやハルジオン、オオイヌノフグリなどの野草は花びらが薄く水分が少ないため、家庭で押し花を作るのに最適です。

桜やアジサイの花びら、子供が摘んだクローバーなども押し花にしやすく、完成した押し花を使えばしおりやスマホケースも簡単な作り方で手作りできます。子供との散歩の際は意識して野草を探してみましょう。

自宅で育てた花を使って手作りする

プランターや自宅の庭で育てた花も、花びらが薄くて小ぶりな押し花向きの花が多いです。ビオラやマーガレット、パンジーなどは色も鮮やかでレジンに閉じ込めるとより華やかなアクセサリーになります。自分で育てた花を使うことで、作品への愛着も深まりますね。

花屋やホームセンターでお気に入りの花を買って手作りする

野外に花が咲いていない季節はホームセンターや花屋で買った花を使うのがおすすめです。カスミソウやデルフィニウムは花が小さく、ピアスやイヤリングなどの小さいアクセサリー作りに使いやすいです。花を選ぶ際は、できるだけ新鮮で花びらに傷やシミがないものを選びましょう。

プレゼントでもらった花束で手作りする

誕生日や母の日、幼稚園のイベントなどでもらう花束も、押し花アクセサリーにすれば思い出と共に長く身に着けて楽しむことができます。結婚式のブーケを押し花アクセサリーにして残すのも人気の方法です。

ただし花束によく使われるバラやカーネーションは花びらが厚く立体的で押し花にしにくいため、初心者は花びらのみを使うか、シリカゲルを使ったドライフラワーの方法で乾燥させてから使うのがおすすめです。

100均ショップに売っているミニ押し花を購入する

時間をかけずに押し花アクセサリーを作りたい人には、100均のアクセサリー作りに使える押し花がおすすめです。最近はダイソーやセリアなどでも押し花の種類が増えてきており、ハンドメイドコーナーに置かれています。

写真の押し花はセリアで購入したもので、試しにアクセサリーを作ってみたい初心者さんにも手軽に始められる材料です。色や形のバリエーションも豊富なので、お店でチェックしてみましょう。

押し花の簡単で早い作り方:アイロンやレンジを使ってわずか5分

押し花アクセサリーに使う押し花は、「本に挟んで何日も放っておく」という方法が一般的ですが、それではアクセサリーができるまでに時間がかかりモチベーションも下がる可能性があります。今はアイロンや電子レンジを使えばわずか5分で押し花が作れる方法があります。

特別な道具を使わずに、ご家庭にあるものだけでできるので、短時間で押し花を作る方法を試してみてください。花の水分を短時間で取り除くことが、色を鮮やかに残すコツでもあります。

押し花アクセサリー作りにかかる費用は?UVライトは代用や購入でコストを抑える

押し花のアクセサリーの代表的な作り方はレジンで固めて作る方法で、専用のUVライトやLEDライトは初期費用として少し値が張ります。レジン液やアクセサリーの金具は100均にあるのでプチプラで揃えられます。

この記事ではUVライトやLEDライトがない人も楽しめるように、レジンを使わない押し花アクセサリーの作り方も紹介しています。一つだけ作りたい場合や費用を抑えたい場合はぜひ試してみてください。

材料を全て100均で揃えられるレジンを使わない押し花アクセサリーの作り方なら、費用は数百円のワンコインで作れるものもあります。残った材料を使えば子供のおもちゃなども作れるため、非常に経済的です。

レジンを硬化させるライトの相場と種類

押し花アクセサリーをレジンで固める時に使うUVライトやLEDライトは、ネットショップや手芸店、またはネイル用品を扱っている店舗で購入できます。価格は出力や機能にもよりますが、現在では高性能なハイブリッドライトでも1,500円から3,000円程度で購入できるものが増えています。

以前はワット数の高いタイプが主流でしたが、今は硬化速度が速いLEDやUV/LED対応のハイブリッドライトが人気です。レジンの硬化以外にもジェルネイルを固めるのに使えるので、セルフネイルをする人は持っていると便利です。

100均のペン型ライトもレジンの仮止めに代用できる

レジンを固められるライトは100均にもあり、ダイソーのペン型UVライトや、ダイソー、セリア、キャンドゥのUVに反応するインクを使ったシークレットペンのライトでも代用できると話題になっています。

ただしペンライトだと照射範囲が狭く、完全に固まるまで時間がかかり、手で持って長時間ライトを当て続けなければいけないのがデメリットです。仮止めなど少ない量のレジンを使う場合は良いかもしれませんが、本格的に作る場合は据え置き型のライトの購入を検討するのがおすすめです。

初心者におすすめ!押し花のレジンピアスの簡単作り方(約15分)

押し花の自然な美しさをぷっくりしたレジンで閉じ込めたアクセサリーは、レジンを固めるライトを除いて全て100均グッズで作れる手軽さも魅力です。慣れてしまえば制作時間はわずか15分ほどで、子供がお昼寝している間にも簡単に作れます。

押し花のレジンピアスの材料:ライト以外は100均でプチプラ

  • 押し花
  • レジン液(クリア、色付きなど)
  • シリコンモールド(シリコーン型)
  • ピアス金具
  • メタルパーツ(ネイル用)
  • ピンセット
  • UVライトまたはUV/LEDライト

押し花はセリアやダイソーのアクセサリーコーナーにあります。レジンを流し入れる型のシリコンモールドやレジン液も各100円ショップで販売されています。今回はキャンドゥの透明とミルキーパープルの2種類のレジン液を使っています。

メタルパーツはネイルコーナーにあるものをアクセントとして使いました。細かい作業なのでピンセットがあると便利です。

【注意】レジン液を扱う際は換気を行い、皮膚に直接触れないように注意してください。かぶれなどの原因になる可能性があります。

1シリコンモールドの半分まで色付きレジン液を入れる

シリコンモールドにミルキーパープルのレジン液を型の半分まで入れます。レジン液を入れる時はゆっくり、写真のように型の近くで注ぐと気泡ができにくいです。もし気泡ができたら、爪楊枝などで潰すか、しばらく放置して自然に消えるのを待ちましょう。

2色付きレジン液の上にピンセットで押し花をのせる

1のレジン液の上にピンセットを使って押し花をのせます。押し花を深く押し込むと色付きのレジンが押し花について色が濁ってしまう可能性があるのでそっと浮かべるようにのせるのがコツです。バランスを見ながら配置しましょう。

3レジンをUVライトまたはLEDライトで固める

2をレジン用UVライト、またはUV/LEDライトの中に入れ、光を当てて固めます。硬化する時間はレジン液やライトのワット数などによって違いますが、だいたい3~5分ほどで固まります。硬化が不十分だとベタつきが残る原因になるので、しっかり時間をかけて固めましょう。

4透明レジン液でメタルパーツをつけてライトで固める

3のレジン液が固まったら、ネイル用のメタルパーツにのり代わりの透明レジン液をつけ、ライトを軽く当てて接着します。メタルパーツが入るとキラキラ豪華な仕上がりになり、デザインのアクセントになります。

5全体に透明のレジン液を入れてぷっくりさせる

型の上までぷっくり出るように透明レジン液を入れます。レジン液を多めに盛ることで、表面に丸みが出て可愛らしく仕上がります。今回は普通のクリアレジン液を使いましたが、ラメ入りのレジン液を使ってもおしゃれに仕上がります。

6再びライトに入れてレジン液を固める

5をレジン用ライトに入れて固めます。完全にしっかり固めたいので、最初に当てた時よりも少し長い時間ライトを当てましょう。レジンが固まらないうちに指で触ると指紋の跡が付くので注意してください。

7レジン液が完全に固まったらシリコンモールドから外す

レジン液が完全に固まったらシリコンモールドから外します。しっかり硬化していれば写真のようにつるんと外れます。これで押し花レジンピアスの本体ができあがりました。

8押し花レジンパーツの裏側に透明レジンでピアス用金具を付けてライトで固める

7の押し花レジンパーツを裏返して透明レジン液を使ってピアス用の金具を付け、UVライトを当てて硬化させます。金具がしっかり接着したら押し花レジンピアスの完成です!

9本物の花のアクセサリーの出来上がり

本物の花を使っているアクセサリーなので、自然な色合いや花びらの感じがナチュラルで普段着でも合わせやすいのが押し花アクセサリーの魅力です。レジンでコーティングすることで耐久性も上がります。

手軽に作れる押し花のヘアアクセサリーの作り方(約10分)

少し大きめの押し花を使いたい場合は、ヘアアクセサリーを作ってみてはいかがでしょうか。100均にある土台に並べてレジンで固めるだけなので、約10分で簡単に作れます。

家事や育児の合間に簡単に作れてプレゼントしても喜ばれますし、余った押し花はジェルキャンドルの作り方を参照しながら、子供の遊びや学習に利用するのもおすすめです。

押し花のヘアアクセサリーの材料:好みの金具は100均パトロールで調達しよう

  • 押し花
  • ヘアゴムの金具(土台付き)
  • レジン液(クリア)
  • ピンセット
  • レジン用UVライトまたはUV/LEDライト

ヘアゴムに使う押し花はアジサイやサクラなど、ピアスに使うものより大きめでも問題ありません。レジン液は押し花を引き立てる透明かラメ入りがおすすめです。

今回はヘアアクセサリー用の金具をセリアで購入しましたが、ダイソーやキャンドゥでもヘアゴムの土台を扱っているので、100均パトロールでお好みのものを探してみましょう。

1土台にレジン液を少量入れてから押し花を並べる

ヘアゴム用の土台に透明レジン液を少量入れて、ピンセットで押し花を並べていきます。レジン液がのり代わりになるので、押し花を好みの位置に固定できます。この時、押し花が土台からはみ出ないように注意してください。

2ライトで土台のレジンを固める

1をUVまたはLEDライトの中に入れ、光を当てて土台のレジンを仮硬化させます。ライトを当てる時間はレジン液とライトの説明書に従いましょう。仮硬化で押し花が動かなくなる程度で大丈夫です。

3押し花の上に透明レジン液を入れて再びライトで固める

2の押し花の上全体にレジンを入れ、表面がぷっくりするように盛ります。もう一度ライトを当てて完全に固まったらヘアアクセサリーの完成です。二度硬化させることで強度が増し、耐久性のある作品になります。

UVライトなしでも作れる!押し花のプラバンピアスの作り方

押し花を使ったアクセサリー作りに挑戦したいけどレジン用のライトがない場合は、レジンを使わずプラバンとマニキュアで作れる押し花アクセサリー作りがおすすめです。プラバンは好きな形にカットできて焼くと強度があがりますし、マニキュアはコーティングができるので、実はレジンなしでもおしゃれな押し花アクセサリーが作れるのです。

押し花のプラバンピアスで余ったプラバンは、子供が喜ぶおもちゃなどの手作りに使えるので、プラバン1枚で親子一緒に楽しむことができます。

押し花プラバンピアスの材料:プラバンとマニキュアがレジンの代わり

  • 押し花
  • プラバン
  • 透明マニキュア(トップコート)
  • ピアス金具
  • 接着剤(プラスチックと金属対応)
  • ピアスの型(クッキー型など)
  • マジック(油性)
  • ハサミ
  • トースター

こちらの押し花アクセサリーに使ったプラバンはセリアなどで購入できます。接着剤はプラスチックと金属どちらも使えるものを選びます。

ピアスの型は皿やクッキー型などが使えますが、ハサミで切りやすい三角や四角などの形がおすすめです。マジックは型取りに使うので油性を用意しましょう。

1プラバンに型を置きマジックでなぞってハサミで2つカットする

プラバンにピアスの型を置き、油性マジックでまわりをなぞります。ピアスにするので同じ形を2つなぞってハサミで切り取ります。カットした際の切り口は、焼くとなめらかになります。

2プラバンをトースターで焼いて縮める

プラバンを説明書き通りにトースターで焼きます。焼けたプラバンは大変熱く火傷の恐れがあるので、冷めるまでは取り扱いに十分注意しましょう。完全に冷めてから次の工程に進みます。

3プラバンに押し花をのせて透明マニキュアでコーティングする

2の焼いたプラバンの上に押し花を置き、その上から透明マニキュア(トップコート)を塗ります。マニキュアが乾いたらもう一度塗り、これを2~3回繰り返して表面を滑らかにツヤを出します。マニキュアがレジンの代わりに押し花を固定しコーティングする役割を果たします。

4プラバンの裏に接着剤でピアスの金具を付けたら出来上がり

マニキュアが乾いたらプラバンの裏側に接着剤でピアス金具を付ければ完成です。レジンもライトも使わずに、おしゃれな押し花のプラバンピアスができました。ネイルシールやラメを加えてもステキに仕上がります。

押し花とクリア素材のハンドメイドでトレンドを楽しむ

2018年から現在にかけて押し花アクセサリーやボタニカルキャンドルなど天然素材のグッズが注目されていますが、実はボタニカルと同時にクリア素材の人気も高まっています。押し花を使ったレジンアクセサリーもクリア素材の一種としてトレンドを押さえています。

クリア素材のアクセサリーも手作りできますが、ママへのおすすめは材料がタダで手に入るペットボトルを使った涼しげな透明アクセサリーです。押し花やクリア素材のアクセサリーで子育て中でも手軽にトレンドを楽しんでみましょう。

この記事を書いたライター

平山あおい

イラスト、料理、手芸が大好きな2児のママ!美術学科卒後、アート&クラフトショップにて勤務。育児中でも楽しめる生活情報をご提案します。