ゴミを減らすにはどうすれば良いかに関する記事

『ゴミを減らすには3Rや3キリ!今すぐできる4つの減量作戦』

家庭で毎日排出される紙ゴミや生ゴミ。こういったゴミを減らすには、〇つの工夫が効果的です。私たちが生活する中で作り出しているゴミの量や種類などについて解説しながら、ゴミを減らすにはどうすればよいかご紹介していきます。

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ゴミを減らすには3Rや3キリが大切!家族で取り組む減量作戦4つ

毎日の生活の中で必ず出てくるゴミを減らすには、ちょっとした工夫や家族の協力が必要です!

家計の節約にも繋がるためママだけが積極的に行い、子供やパパは知らん顔という家庭も少なくありません。ところが社会はゴミを貴重な資源として繰り返し利用する「循環型社会」へと変わりつつありますので、ゴミを減らす理由や減量作戦については、ママだけでなく家族で共通の意識を持って取り組むことが大切です。

こちらでは一日に出る家庭ゴミの量の実態、ゴミを減らす必要がある理由3R運動などについて解説しながら、家庭でできるゴミの減量作戦についても詳しくご紹介していきます。

私たちが一日に出すゴミはどれぐらい?

そもそもゴミとは、不要な物の総称。ですから商品を包んでいたビニール袋、汚れたりサイズが合わなくなったりした衣服、壊れてしまったおもちゃ、読み終わった雑誌など人によってはまだ使える物もありますし、掃除をすると出てくるホコリなども排出されます。

平成29年3月に発表された環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成27年度)について」によると、日本全国で出されたゴミの総排出量は4,398万トン。これはなんと東京ドーム約118杯分にあたる量です。

1人1日当たりの家庭ゴミの量は?

実際には個人差もありますが、平均すると939gのゴミを出していることになります!1000ml入りの牛乳パック1個がおよそ1kgですので、分かりにくい場合には牛乳パックで考えてみるとよいでしょう

つまり5人家族の場合、毎日牛乳パックがまるまる5本ゴミ袋に入れられていきます。実際に家族分の牛乳パックを入れた袋を持ってみて、その量の多さを体験してみるとよいでしょう。

なぜ?ゴミを減らす理由

私たちが生活する中で出したゴミを、家の中にためておくことはできません!ゴミが増えれば生活するスペースが少なくなるだけでなく、ゴミの種類によっては悪臭の元となったり、害虫や雑菌などの繁殖を招いたりと、家族の健康を害することになってしまうからです。

そのため各自治体はゴミ処理施設を作り、焼却もしくは埋め立てるなどの処分をしているはずなのに、なぜゴミを減らさなければならないのでしょう?

家庭ごみを減らす理由は?

私たちが使える資源に限りがあり、私たちの健康を守るためにもゴミを減らすことが必要だからです!

不燃ゴミを埋め立てる場所には限りがありますし、燃やせるゴミを燃やす燃料にも限りがあります。

また、私たちがゴミとして捨てる紙は、自然の木や草を使って作られていますが、その木を植樹して育てるには手間とお金と長い時間がかかりますし、ジュースを入れる缶は鉄やアルミなどの限りある金属を採掘して加工して作られます。

ビニールやおもちゃに使われているプラスチックの原料となる石油も、埋蔵量が限られていて、いずれは材料がなくなりゴミどころかさまざまな製品も作ることができなくなってしまいます。

さらに、土に埋めたゴミからでる毒性の高い物質が環境を汚染し、ゴミを燃やすと出る二酸化炭素などにより地球温暖化や深刻な公害を引き起こすとも考えられています。

ゴミを減らすためには「3R運動」!

人間が生活する上でゴミが出ることは仕方がないことですが、誰もが何も考えずにゴミを出し続けてしまえば、あっという間に木や草、石油などの資源がなくなり、ゴミを埋め立てる場所もなくなり、環境が悪くなって地球はより住みにくい星となってしまいます。

これを防ぐためにも重要なのが、3R運動の活動なのです。

3R運動とは?

  • リデュースReduce:発生抑制)
    無駄をなくし、ゴミの量を少なくする
  • リユースReuse:再使用)
    使い終わった物をゴミにせずに、繰り返して使う
  • リサイクルRecycle:再利用)
    使い終わったゴミを資源に戻して、再生させる

自然と安全な生活環境を守り、限られた資源を大切にする循環型社会を作るためにも、一人一人がこれからご紹介する家庭ゴミを減らす4つの減量作戦を行い、日頃から3R運動を意識することが大切です。

ゴミを減らすには?家庭内4つの減量作戦

3R運動の中でも一番大切なのがリデュース。つまりゴミをできるだけ減らすことです。

私たちの家庭で出るゴミで多いのは、紙ゴミ・生ゴミ・プラスチックゴミ。ちょっとした心がけで減らすことができますので、まずはできるところから始めていきましょう。

余計な物は買わない・もらわない

私たちの家庭で出るゴミは購入したり、もらってきたりした物から生み出されます。ゴミを減らすためには、ゴミの元となっている余分な物から減らしていきましょう。

例えば、簡易包装の物を購入する、シャンプーなどの日用品は詰め替え用を購入する、ストローやお箸、レジ袋などをもらわずに、マイカップマイ箸エコバッグを使うなど、ちょっとしたワンアクションからゴミを減らすことができます。

のどが渇いたときにはペットボトルを買うのではなく、水筒を持参するというのも一つの方法です。安いからと言って無計画に購入するのも食品ロスを増やしてゴミを増やす元。必要以上に物を買い込んでしまわないよう、自宅のストックを確認して、計画的に買い物をすることを心掛けましょう。

ゴミはしっかり分別する

ゴミになるものを極力持ち帰られないように心掛けても、全てを避けることはできません。
例えは肉や魚を購入するときに入れるプラスチックトレーや牛乳パック、ペットボトルなど、ゴミになるとわかっていても必要なものはありますので、そういったゴミはしっかり分別しましょう。

ゴミを分別する意識を持つことは、資源をきちんと循環させるためだけでなく、ゴミを減らすという意識を持つためにもとても大切なこと。分別方法は住んでいる自治体によって違いますが、次のようなものは分別することで資源としてのリサイクルができますので、燃えるゴミには出さないように気を付けるとよいでしょう。

リサイクルゴミに分別処理して出す物

  • ガラス瓶
  • スチール缶・アルミ缶
  • ペットボトル
  • プラスチックトレー
  • プラスチック製品
  • 新聞紙・雑誌など

こういったゴミは地域の資源ごみの回収だけでなく、販売店に設置してある回収ボックスなどにも出すことができます。

また、プリンターのインクカートリッジは小学校のベルマーク活動でも回収していますし、蛍光管や冷蔵庫などの一部の大型家電は家電量販品店で回収してもらえます、

よく分からないからとゴミ袋に入れるのではなく、自治体のゴミカレンダーを確認して分別し、ゴミを無駄になることなく正しいリサイクルのルートに乗せましょう。

生ゴミを作らない

私たちは食べなくては生きていけません。そのため毎日の食事で出る生ごみは減らしようがないと考える人も多いのですが、生ゴミは心がけ次第で減らすことができます。

そのためにも大事なのが、次の3キリ運動です。

3キリ運動とは?

  • 使いキリ
    購入した食べ物は、余すことなく使いきる
  • 食べキリ
    料理を余らせず、食べ残しを作らない
  • 水キリ
    生ゴミを出す前にギュッと水切りをする

生ごみの削減効果が大きいのは、ゴミ出し前の水切りです。生ゴミは約80%が水分ともいわれているので、水を切るだけでもかなりゴミ袋の無駄を減らすことができます。

水分が多く含まれていると、焼却する際の燃料代もかさみます。エネルギーの節約のためにもぜひ生ゴミは絞るか、乾燥させて出すことを心掛けましょう。

また、食べられないと思って捨ててしまいがちな野菜の皮や芯も、種類によってはしっかり洗って調理をすれば、美味しく食べることができますし、家庭内の消臭や掃除などにも使えますので余計な買い物を減らせます。肉や魚の骨などもスープのダシとして有効に活用できます。

食育や礼儀の面でも、出されたご飯をきれいに食べきることは大切なこと。余ってしまった場合も、捨てるのではなく別の料理にリメイクしてみましょう。

物を大切に使う

修理できないほど壊れてしまったものは捨てるしかありませんが、大事に使えば製品としての寿命を延ばしてゴミに出すのを遅らせることができます。

「もったいない」の精神

循環型社会で生きるためにとても大事な心掛け。汚さず、乱暴に扱わず、必要な整備を加えて、物を大切に使う心を育み習慣として身につけましょう。

不要になった物をゴミに出すのではなく、誰かに譲って使ってもらうことを意識するのも大切です。年齢が上がって使わなくなったおもちゃや衣類、自転車や読み終わった本などを子供自身に選ばせて、リサイクルショップフリマに出すのも良い学習になります。

家族でゴミを減らすには楽しい目標も大切!

家庭のゴミはまとめて指定の袋に入れて、地域のゴミ捨て場に持っていくだけ。とても簡単だと思われがちですが、こういったゴミの処理には、ゴミ収集車を運行する費用、焼却する燃料代や施設費などが1日あたり1人約40円1人あたり年間約14,000円もかかっていて、ゴミ袋代として徴収されます。ご家庭によってはもっと多いでしょう。

ゴミを減らす問題は親から子供へと受け継がなくてはいけないとても大事な問題。「まだ早い」と思わず小さな頃から親がお手本を示して教えることも大切ですが、子供は楽しい方が動きやすく習得しやすいので、ゴミを減量できたらお金を入れるゴミ貯金を始めて、貯まったら家族旅行をするなど家族全員で楽しめる工夫をすることも大切です。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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