子供が喜ぶ美味しいサンドイッチレシピ10選!忙しい朝の時短テクニックと具材アレンジ
朝食は一日の活動エネルギーを作る大切な食事ですが、忙しい毎日の中で、栄養満点の手の込んだ料理を作るのは大変ですよね。そんな時は、無理をせず手軽に作れるサンドイッチを献立に取り入れてみませんか。
ここでは、お子さんが「もっと食べたい!」と喜んでくれるサンドイッチを作っているママたちのレシピをご紹介します。パンに挟む具材を工夫し、栄養や味付けをアレンジするだけで、簡単にバラエティ豊かな朝食やお弁当を準備することができます。
準備が簡単なので、もしかしたら、お子さんがサンドイッチ作りを手伝ってくれるかもしれません。手軽なトーストも良いですが、もうひと手間かける時間があるなら、具材の栄養を手軽に取り入れられるサンドイッチは非常におすすめです。ぜひ、ご家庭の定番レシピにチャレンジしてみてください。
サンドイッチを作るのはどんな時?活用の幅広さ
サンドイッチは、調理が簡単で持ち運びにも便利なため、様々なシーンで活躍します。「サンドイッチは朝食」というイメージはもはや過去のものとなり、ライフスタイルに合わせて柔軟に活用されています。
パンに挟む具材やパンの種類を変えることで、食事としてだけでなく、おやつやイベント、夜食にも早変わりします。「食べたい時に作る」「作りたい時に作る」という手軽さが、サンドイッチの大きな魅力です。
- 忙しい平日の朝食や週末のブランチ
- 手軽に準備したい家族全員が揃ったお昼ごはん
- 遠足やピクニック、公園で食べるお弁当
- 塾や習い事に持たせる夜食・軽食
- 子供のおやつやパーティーのフィンガーフード
子供がペロリと食べる!サンドイッチを美味しく作る3つのコツ
ここからは、忙しいママたちが実践している、子供が喜んで食べてくれて、かつ作るのが楽になる具体的なテクニックをご紹介します。ほんのひと手間加えるだけで、仕上がりや保存性が格段にアップします。
1.パンの薄さと種類の使い分け
お子さんの年齢や好みに合わせて、パンの厚さを変えることで、食べやすさが大きく変わります。
- 薄切り(8枚切り、10枚切り):具材を挟みやすく、小さなお子さんでも噛み切りやすいです。くるくる巻く「まきまきサンド」や、小さくカットするのに適しています。
- 厚切り(4枚切り、6枚切り):ボリュームを出したい場合や、ホットサンド、トーストサンドに向いています。
- パンの耳:耳を切り落とすと食感が均一になり食べやすくなりますが、耳ごと使う場合はトーストするとカリッとして美味しくなります。
2.水分の吸着を防ぎ、具材の漏れを防止する
サンドイッチを美味しく保つには、パンに具材の水分が染み込むのを防ぐことが重要です。水分を吸うとパンがベタつき、味が落ちるだけでなく食中毒の原因にもなりかねません。
- バターやマーガリン:パンの片面に薄く塗ることで、油分のバリアができ、マヨネーズや野菜の水分がパンに染み込むのを防げます。
- マヨネーズやチーズ:ポテトサラダなどの水気が出やすい具材を挟む前に、パンの間にチーズやハムを挟むと、水分のバリアになります。
- 野菜の水切り:レタスやキャベツなどの野菜は、よく水気を切ってから挟みましょう。キッチンペーパーで拭き取ったり、千切り後に軽く塩もみしたりするのも効果的です。
3.切り方と固定方法を工夫して食べやすくする
サンドイッチは切り方一つで見た目や食べやすさが大きく変わります。特に子供のお弁当には工夫が必要です。
- ラップで包んでから切る:具材が安定しないサンドイッチは、ラップで全体をきつめに包んでから切ると、型崩れしにくくきれいにカットできます。
- 斜め(三角形)や十字に切る:切り口が大きくなり、具材の彩りがよく見えるため、食欲をそそります。
- 型抜き:食パンを星型やハート型で型抜きすると、可愛らしくなり、野菜嫌いなお子さんでも楽しく食べられることがあります。
サンドイッチにおすすめの具材と栄養・時短アレンジ
ママたちが教えてくれた具材に加え、冷凍食品や冷蔵庫の残り物、市販品を上手に活用することで、準備時間をさらに短縮できます。具材選びのポイントは、栄養バランスと時短を両立させることです。
- ハム・チーズ:最も手軽な定番具材です。タンパク質とカルシウムを同時に摂取でき、味付けも不要で時短になります。
- 卵(玉子焼き・ポテトサラダ):タンパク質が豊富です。ポテトサラダには、みじん切りにしたにんじん、玉ねぎ、コーンなどを混ぜ込むと、子供が苦手な野菜も気づかれずに摂取させやすくなります。
- ツナマヨ:DHA・EPAなどの栄養素を含むツナ缶は、常備しておくと便利です。マヨネーズと和えるだけで、手軽に魚の栄養を摂取できます。
- から揚げ(冷凍):前日の残りや冷凍品をレンジで温めれば、ボリューム満点のおかずサンドに。甘辛いタレを絡めると、冷めても美味しく食べられます。
- ほうれん草・キャベツ(茹でたもの・冷凍):茹でたほうれん草は、水気をよく絞ってハムやチーズと組み合わせたり、卵に混ぜたりすると、緑黄色野菜を手軽にプラスできます。
ママが作る!子供が喜ぶサンドイッチレシピ10選
毎朝の定番!薄切りハムチーズサンド
夫婦と3歳、0歳の娘の4人家族です。長女が現在サンドイッチブームで、ほぼ毎朝サンドイッチを食べています。
<パンにはさむ具材>
- ハム
- スライスチーズ
娘の好きな具材はシンプルなハムとチーズ。たまにゆで卵もプラスします。毎日食べても飽きないくらい大好きなようです。
以前は6枚切りの食パンを買っていましたが、娘がサンドイッチに夢中になってからは、より薄い10枚切りの食パンも常備するようになりました。一度、6枚切りを半分に切って分厚いサンドイッチを作ったら、食べにくかったようで機嫌が悪くなってしまいました。
それ以来、10枚切りがない時は、6枚切りをさらに薄く半分にスライスするという作業をしています。最初は難しかったですが、今ではきれいにスライスできるようになりました。
ボリューム満点!から揚げとお野菜たっぷりサンド
サンドイッチは大好きですが、平日の朝はバタバタしていて作る余裕がありません。そこで、休日の少し遅めに起きた、時間のある朝に作っています。
たっぷりのお野菜と冷凍から揚げを組み合わせた、簡単に作れるボリューミーなサンドイッチです。
<パンにはさむ具材>
- 冷凍から揚げ(甘辛タレ和え)
- 細切りキャベツ
- 細切りにんじん
- マヨネーズ
冷凍のから揚げをレンジで温めた後、醤油と砂糖を同量で混ぜた甘辛いタレに絡めます。しっかりとした味付けなので、たくさんのお野菜に負けずサンドイッチの主役になってくれます。
パンには水分の吸着を防ぐためにバターを塗り、細く千切りしたキャベツとにんじん、から揚げ、マヨネーズ、再びキャベツとにんじんの順に重ねてサンドします。
かなりのボリュームになるため、これをラップでくるんで上から少し抑え、具材を落ち着かせます。ラップごと切って盛り付ければ、ラップのまま食べられるので衛生的でこぼれにくいです。
半熟チーズ目玉焼きのニコニコサンド
パパと年少の3歳の娘との3人暮らしです。パパは平日の朝早くに出るため、休日は家族揃って朝ごはんを食べられる貴重な時間です。この日に、子供が喜ぶサンドイッチを作っています。
<パンにはさむ具材>
- 半熟の目玉焼き
- とろけるスライスチーズ
- ケチャップ(子供用)
みんなが大好きな半熟たまごととろけるチーズでサンドイッチを作りました。まずフライパンで目玉焼きを焼きます。味付けは塩のみで十分です。(大人用にはブラックペッパーをかけると風味が良くなります)両面焼きますが、黄身が半熟になるよう手早く火を通します。
目玉焼きをパンの上に乗せ、フライパンの余熱でとろけるチーズを溶かし、目玉焼きの上にのせてパンをかぶせます。十字に切り分けて盛り付けます。
娘用には、ケチャップでサンドイッチの表面に顔を描きました。「サンドイッチのお顔だ〜!」と娘も大喜びでペロリと完食していました。
寒い時期に嬉しい!定番具材のホットサンドイッチ
我が家はみんなパンが大好きです。特にサンドイッチは、いつもと少し違う特別感があり、家族全員が大好きです。
上の子の幼稚園のお弁当用に作ることが多いのですが、幼稚園では冬場にお弁当を保温器で温めるため、通常の卵サンドやレタスサンドでは美味しくなくなってしまいます。そこで、冬場はサンドイッチをホットサンドに変身させています。
<パンにはさむ具材>
- ハム
- スライスチーズ
中身は定番のハムとチーズを入れ、ホットサンドメーカーで挟んで焼くだけです。忙しい朝でも簡単に出来上がります。温かいとチーズが柔らかくとろけ、パンも焼き目がついてカリッとするので、とっても美味しいです。
子供達もお弁当がこのホットサンドだと分かると、朝からガッツポーズをするほど喜びます。お弁当に入りきらなかった分は下の子が食べるため、兄弟二人で一緒に喜んでくれます。
具材いろいろ!栄養満点のまきまきサンド
5歳の幼稚園年中児と3歳の未就園児がいる我が家。幼稚園のお弁当日に、初めてサンドイッチを作ってみました。この日は下の子もお友達の家にお呼ばれしていたので、一緒に3人分作ることにしました。
お弁当箱に収まりやすく、食べやすいように、10枚切りの食パンを使い、具材を巻く「まきまきサンド」に挑戦しました。
<パンにはさむ具材のバリエーション>
- 薄焼き卵焼きとチーズ、ケチャップ
- ポテトサラダ&ツナマヨ
- 冷凍のほうれん草バター炒め
- カスタードクリーム(デザート系)
それぞれ一枚のパンに具材を乗せ、くるくる巻いてラップで少し固定しておきます。ぎゅっと固く包んでおくのが、形を崩さず仕上げるポイントです。初めて作ったにしては出来栄えは上々でした。
上の子はもちろん、いつもは完食しない下の子のお弁当箱も空っぽになりました。子供たちは大満足だったようです。
食べ盛りにおすすめ!ハムエッグとポテトサラダのボリュームサンド
我が家は夫、私、息子2人の4人家族です。サンドイッチは忙しい朝食や、食べ盛りの息子が休日に塾に自習しに行く時の軽食として作ります。
<パンにはさむ具材>
- レタス
- 自家製ポテトサラダ(人参、玉葱、コーン入り)
- ハムエッグ(焼き立て)
- スライスチーズ
- マーガリン、マヨネーズ
まず食パンにマーガリンを塗り、レタス、ポテトサラダ、焼いておいたハムエッグ、スライスチーズ、マヨネーズをたっぷりと挟みます。
我が家のポテトサラダには、にんじんや玉ねぎ、コーンなどが混ぜ込まれていて、これだけでも栄養豊富で美味しいのですが、そこに焼き立てのハムエッグを挟みます。このハムエッグは、黄身が半熟でとろ〜っと流れ出てくるように作るのがポイントです。
息子達はこの黄身がとろける食感を楽しみの一つにしているようです。さらにスライスチーズで濃厚さもプラス。手軽に食べられる上にボリューム満点なので、食べ盛りの息子達にも腹持ちが良く大人気のサンドイッチです。
作り置きで時短!夕食の残りを使ったポテトサラダサンドイッチ
私たちは夫婦二人と二人の息子で暮らしています。家族全員がサンドイッチ好きで、普通のサンドイッチからホットサンドまでよく作ります。
サンドイッチは前日の夜から作りおきができるため、朝早く出かけるときや、ピクニックなどのお出かけの時のお弁当として、非常によく作っています。
<パンにはさむ具材>
- ゆで卵
- ポテトサラダ
- その他:前日の夕食の残り(例:カツ、ミートローフなど)
サンドイッチの具材としては、玉子サンドが一番よく作りますが、前日の夕食の残り物も積極的にアレンジしています。例えば、カツが残っていれば、カツにソースとからし(大人用)を塗って挟み、カツサンドにするなど、残り物を活用する機会が多いです。
こちらの写真も、夕食の残りのポテトサラダをサンドイッチにアレンジしたものです。子供の朝食に出す際は、パンを少しだけトーストしてあるので、パンのパリパリ感とサラダの柔らかさが美味しいと、息子たちはペロリと食べてしまいました。
苦手な野菜をプラス!玉ねぎ・人参入り卵サンド
幼稚園年少の子供とその親の3人家族です。サンドイッチは、週末家族全員が揃っている日の昼食に作ることが多いです。
<パンにはさむ具材>
- ゆで卵(マヨネーズ和え)
- みじん切り玉ねぎ(水にさらしたもの)
- みじん切りにんじん(軽く茹でたもの)
- 水菜(少量)
この写真のサンドイッチは、ゆで卵をマヨネーズで和えたものに、水にさらした玉ねぎと人参、水菜を入れたものです。サンドイッチに入れる野菜は種類や量が少なくなりがちなのが気になっていたため、子供にバランスよく食べさせたくて、卵サラダに野菜を混ぜ込むようにしました。
ゆでたまごをマヨネーズで和えると、具材がモッタリとして野菜と絡みやすくなります。また、酢(寿司酢などの甘みがあるもの)を少し足すと味がはっきりするので、野菜の苦味も気になりにくいようです。
野菜を入れすぎると不評ですが、卵より少ない程度の量なら、野菜を混ぜても「美味しい」と言って食べてくれるようになりました。
自家製パンで時短!ハム・目玉焼き・人参サンド
我が家は一歳男女双子と三歳男の子と五歳男の子の4人の子どもがいます。サンドイッチは土曜日のお昼や、上2人のちょっとしたおやつに作ることが多いです。すぐに作れるので、お腹が空いた〜という子供たちのおやつに大活躍です。
<パンにはさむ具材>
- ハム
- 目玉焼き(レンジ調理)
- 細切りにんじん
写真のサンドイッチは、上2人が一番好きな組み合わせで、中身はハムと目玉焼き、細切りにしたにんじんです。目玉焼きはフライパンで焼くものではなく、耐熱容器でレンジ加熱して作る「時短目玉焼き」なので、出来上がりまでにかかる時間も2〜3分と、お腹を空かせた子供たちにはもってこいです。
パンは自家製の全粒粉100%パンです。いつ「お腹空いた!」と言われてもいいように、常に5〜6個常備しています。
子供たちはこのパンだけでも大好きですが、サンドイッチにするとものすごい勢いで食べます。にんじんのパリパリした食感がたまらないようです。
食わず嫌いも克服!ケチャップ味のホットサンド
ヨーロッパのとある国で国際結婚をして10年になります。一人息子は10歳を迎えました。小さい頃から多動傾向があり、落ち着きがない割には食への関心が薄く、食が細い子でした。
ところがある日、クラスメートの家に招かれて出されたホットサンドイッチがとても美味しかったらしく、「おうちでも作って!」とリクエストしてきました。
それからは学校から帰宅して夕食までの間や、休日の夜食などに、ホットサンドイッチを頻繁に作っています。
<パンにはさむ具材>
- ベビーほうれん草
- ハム
- スライスチーズ
- グリーンリーフ
- ケチャップ
写真のサンドイッチは、ベビーほうれん草、ハム、スライスチーズ、グリーンリーフ、そしてケチャップを挟んだものです。ケチャップが入ることで、ぐっと子供にとって食べやすく、美味しい味に感じられるようです。
基本は、その時冷蔵庫にある野菜とハム、チーズを組み合わせて、ホットサンドメーカーやオーブンで焼くだけで、とても簡単に作れます。食べ盛りのお子さんの軽食や、野菜嫌いのお子さんの対策としても良い方法です。



