万年カレンダーの作り方は超簡単!100均DIYで子供の知育にも役立つ
今回は100均の「木かるねんど」と「ブリキフレーム」を使って、とっても簡単でオシャレな横型の万年カレンダーの作り方をご紹介します。
1回作れば毎月使える、その名も「万年カレンダー」の作り方はとっても簡単です!材料はすべて100均グッズなので、コスパも優れています。
何度も使えてとてもエコで、地球にもお財布にも優しい万年カレンダー。あなたもぜひ親子で一緒にDIYを楽しんでみてはいかがでしょうか?
万年カレンダーは親子で工作!暦や日・曜日・月の知識を遊びながら学べる
マグネットを粘土で包む作業は、お子様でもできる簡単な工程です。粘土を口に入れない年齢になったお子様がいれば、万年カレンダーの工作を親子で一緒にすることをおすすめします。
多少いびつになってしまっても、手作りならではの「味」が出て、より愛着が沸いてきます。粘土遊びや粘土を使った作業には、集中力を高め、創造力や手先が器用になるなど、子供の成長にとても良い効果があるとされていますので、是非親子一緒に万年カレンダー作りを楽しんでください。
また、お子様が万年カレンダーを作るのを嫌がった場合も、完成品を使い続けることで暦(こよみ)についての知育を行うことも可能です。
万年カレンダーを使うことで子供が学べる知識
- カレンダーには月曜日から日曜日までの曜日があること
- 曜日には7日間で繰り返される順番があること(周期性)
- 1ヶ月は30日か31日で終わる月があること
- 2月のみ28日で、うるう年のみ29日になる特別な月があること
- 一週間は7日で構成されていること など
今回、私が万年カレンダーを手作りしていると、作り方を見ていた幼稚園に通う息子から「今日は何曜日?」「幼稚園がお休みなのは何日?」などと、日にちや曜日に関する質問をたくさんされました。
そこで頑張って説明しようとしたのですが、「今日は火曜日で次の火曜日は7日後」など、私たち大人にとって当たり前のことをお子様が理解するのは想像以上に難しく、また大人も口でそれを説明することがとても難しいということがわかりました。
けれど、手作りの万年カレンダーを子供と毎月並べ直せば、お子様は自然な形で暦の学習に興味関心を持ち、手と目の両方で暦を学習できますので、理解も深くなるはずです。これから少しずつカレンダーの仕組みや1年の流れを子供に学んでもらえたらいいなと思います。
万年カレンダーの作り方のコツは100均材料選び!コスパ最強DIY
万年カレンダーの作り方のコツは、材料選びにあります!今回私が使った材料はすべて100均(セリア・ダイソーなど)のアイテムなので、おしゃれなのにお財布に優しい万年カレンダーを手作りすることができました。
万年カレンダー作りに選んだ主な100均材料
- ブリキフレーム(土台)
- 木かるねんど(日にち・曜日パーツ)
- 強力マグネット(日にちの裏側)
- 水性筆ペン(文字書き)
- レンガ柄マスキングテープ(装飾)
- ウッドプッシュピン(月表示)
- 両面テープ
材料を選ぶ際は、磁石が吸着する土台(ブリキフレーム)と、軽くて加工しやすい粘土(木かるねんど)を選ぶことが、失敗しない万年カレンダー作りの大きなポイントです。
セリアの「インテリアブリキフレームL」はマグネット吸着にピッタリ!
インテリアブリキフレームの中でも、セリアのインテリアブリキフレームLは超優秀です!サイズは縦19.4cm横25.7cmで、大きすぎず小さすぎず、横型の万年カレンダーにちょうど良い大きさです。ナチュラルなウッドフレームにブリキ板が付いていてマグネットが吸着できます。
ブリキ独特のアンティークな素材で、万年カレンダー以外にもDIYに使えるセリアの人気商品です。ブリキフレームの他にも、黒板やブラックボードなどマグネットが吸着する素材で代用できます。
インテリアブリキフレームはそのままでも可愛いのですが、マステなどで飾ることによって、更に100均バレしないおしゃれな逸品になります。
今話題の「木かるねんど」を使えば着色不要でナチュラルな仕上がりに
木かるねんどは最近、おしゃれインスタグラマーやDIYマスターなどの間で人気沸騰中のアイテムで、「木の優しい質感が可愛い!」とひそかに人気のアイテムです。
マグネットを包むのに使いますが、木の質感と色合いが可愛く、着色せずに使えるのでおすすめです。今回はセリアで購入しました。ダイソーでは「木粉ねんど」という名前で販売されています。
100均の紙粘土でも代用できますが、紙粘土の場合はカラフルな着色などをすると、ポップでかわいい仕上がりになると思います。
強力マグネットはネオジム磁石など磁力が強い商品がおすすめ
マグネットもセリアで購入しましたが、ダイソーにも強力マグネットはあります。日付分の31個必要ですので、1パックに沢山入っているマグネットがおすすめです。
強力マグネットには丸い円の形のものが多いのですが、そのまま粘土で包むだけで綺麗な形になります。全体を粘土で包むので、磁力が強力な「ネオジム磁石」などが向いています。磁力が弱いと、粘土の重さに負けてブリキ板から剥がれ落ちてしまう可能性があるため、注意が必要です。
【重要】強力マグネットの誤飲に厳重注意!
何でも口に入れてしまう乳幼児がいるご家庭では、磁石をはじめとする万年カレンダーの材料を赤ちゃんや幼児が誤飲する事故に十分注意しましょう。国民生活センターでも、ネオジム磁石などの強力なマグネットを子供が誤飲すると、体内で磁石同士が引き合い、胃や腸などに穴が開く(穿孔)恐れがあると強く注意喚起を行っています。お子様の手に届かない場所で作業・保管してください。
レンガ柄のマスキングテープとウッドプッシュピンでおしゃれ度アップ
写真右側のレンガ柄のマスキングテープと写真左側のウッドプッシュピンは、どちらもセリアで購入しました。
マスキングテープはブリキフレームの木の部分の加工に使います。一つ一つ手描きで描いたようなレンガ模様が可愛く一目ぼれしてしまいました。最近の100均のマステのクオリティーにはびっくりしています!種類も多いので、カレンダーを置く部屋のインテリアに合わせた物を選びましょう。
ウッドプッシュピンはキューブ状の木にピンが付いているので、フレームの上に刺すことができ、月を描くのに使いました。
水性筆ペンを使えば絵の具と筆より文字や数字が書きやすい
今回は木かるねんどに日にちや曜日を書き入れるため、水性筆ペンをセリアで購入しました。木かるねんどのぼそぼそとした材質には筆で描いた方が描きやすいのですが、絵具と筆でやるよりも手軽に使えるので筆ペンはよく使います。
両面テープは家にあったもので、以前にダイソーで購入しました。曜日をブリキ版に固定する時に使います。細めの方が使いやすいです。
簡単なのにおしゃれ!エコでプチプラな横型万年カレンダーの作り方ステップ
私は1年前に引っ越したのですが、なかなか部屋のイメージに合うカレンダーが見つからず、1年間スマホのカレンダーや息子の幼稚園の給食献立などを見てやり過ごしてきました。
ですがパパからの「カレンダーが無いと不便だ!」の声もあり、このたび自分好みのカレンダーをDIYすることにしました。
万年カレンダーの作り方はとにかく簡単です。カレンダーを毎年購入するとそれなりの出費になりますし、もらい物の場合はインテリアに合わないこともあるため、自分好みのおしゃれなインテリアカレンダーを飾りたいママは、作ってしまうのが一番のおすすめです。
1木かるねんどで日にち用のマグネットを全て包む
まずは木かるねんどを少量ずつ手に取りよくこね、日にち用のマグネットを包みます。なるべく薄く、空気が入らないように包むのがポイントです。
マグネットを木かるねんどで包むと上の写真のようになります。クッキーのようにコロンと可愛いマグネットができます。
この工程を繰り返し、1ヶ月分31個の万年カレンダーの日にちマグネットを作ります。大きさはなるべく均等にした方がきれいな仕上がりになりますが、大きさにばらつきがあっても手作りらしい温かみのある仕上がりになりますので大丈夫です。
2木かるねんどで曜日用の小判型プレートを作る
31個の日にち用マグネットが全てできたら、次は曜日用のプレートを木かるねんどで作ります。月曜から日曜までの曜日用の7つの粘土を写真くらいの大きさに丸め、平らに潰して小判型に形成します。
丸い日にち用の粘土と小判型の曜日用粘土を並べると、上の写真のようになります。小判型の粘土の接着には磁石を使わず、後で両面テープを使います。
3粘土を乾燥させたら日にちと曜日を書き込む
粘土を風通しの良い場所で一日ほど乾燥させたら、筆ペンを使って31までの日にちと、曜日を書き込みます。私はこのとき子供に数字を教えながら描きました。
曜日は「月・火・水…」と漢字にすると入学後の漢字の学習に役立ちますが、「SUN・MON・TUE…」とアルファベット(英字)にするとよりおしゃれな万年カレンダーが作れます。お部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
全て書き終えたら、インクが完全に乾くまで乾かします。インクが乾く前に誤って触ってしまうと、にじんだり汚れたりしてしまうので注意してください。
小さい粘土を乾燥させる際に、誤って口に入れてしまうと誤飲の危険があるため、赤ちゃんや小さいお子様のいるお家では、手の届かない場所で乾かすようにしましょう。
4両面テープでブリキプレートに曜日プレートを貼り付ける
粘土のインクが乾いたら、曜日用のプレートの裏側に両面テープを貼り、ブリキボードの上の方に貼って固定します。ブリキ版に貼り付けることで、毎月曜日を並べ替える手間が省けます。
日にち用マグネットもカレンダー通りに並べてしまいましょう。私は子供と一緒にマグネットを並べながら「たての日にちが同じ曜日なんだよ」と教えたら、不思議そうに聞いていました。日付と曜日の仕組みを視覚的に理解させることができます。
5ブリキプレートのフレームをマスキングテープで飾る
そのままの木のフレームでも十分素敵な万年カレンダーになりますが、セリアで可愛いマステを見つけたので、今回はフレームをマステでデコレーションしてみます。
セリアのレンガ調のマステは普通のマステより厚手で、幅が広めなので貼りやすかったです。フレームがレンガ調になり、完成度がグーンと上がった感じがします。
6ウッドプッシュピンに月を書き入れてフレームの上に飾れば完成!
最後に、ウッドプッシュピンに1月から12月までの数字を書きます。今回は4つのプッシュピンを使い、1つに数字3つを書きました。理由は使用したウッドプッシュピンの一面にカードを刺す切り込みが入っていたからです。「〇月」と文字で書くなど、アレンジも自由自在です。
最後にブリキフレームの上の方にしっかりと月のプッシュピンを刺し込めば、おしゃれな手作り万年カレンダーの完成です!
ウッドプッシュピンの先端は尖っていて怪我をしてしまう危険があります。扱いには充分注意し、小さな子供には触らせないようにしましょう。
万年カレンダーをもっとおしゃれに楽しもう!作り方や飾り方のアレンジ
万年カレンダーの作り方を覚えたら、自分好みにアレンジして楽しみましょう。フレームを大きくしてみたり、違う粘土を使ってみたり、カラフルに色付けしたりと、アイディア次第でいろいろな万年カレンダーができます。
万年カレンダーを壁に掛けたいときは?ヒートン金具を使う
「ヒートン」というフック型の金具をフレームにねじ込み、そこに紐を通せば壁にかけられます。ヒートンは100均にも売っていて、だいたい工具コーナーに置いてあります。壁掛けにすれば、より省スペースで設置できます。
立てかけられない場所におしゃれに置く方法は?ミニイーゼルが便利
カウンターなどの立てかけられない場所に、万年カレンダーのおしゃれさを引き立てる飾り方をするには、100均で販売しているミニイーゼルを使うと便利です。インテリアに合わせて、イーゼルの色や素材を選んでみましょう。
紙粘土で万年カレンダーを作るには?重さと耐久性に注意
紙粘土は木かるねんどよりも重いので、マグネットが重みで下がってしまう可能性があります。マグネットを軽い物やシート状のものを切って貼ることによって改善できます。
また、紙粘土の着色にはアクリル絵の具やポスカを使い、耐久性を高めるために水性ニスでコーティングすると綺麗に仕上がりますので、ひと手間を惜しまずに仕上げましょう。
ポスカはプラバンおもちゃの手づくりなど、色々な所で活躍するので、持っていないけど手作りに興味があるママにおすすめの画材です。
大きい万年カレンダーの作り方は?予定も書き込める黒板がおすすめ
ホームセンターで販売している大きな黒板やブラックボードを土台に使うと、大きい万年カレンダーが作れます。ただし、必ず磁石がくっつく商品を選んでください。チョークやポスカで線を引けば、予定も書き込めるファミリーカレンダーにアレンジできます。
万年カレンダー作りに「木かるねんど」がぴったりなワケ!プロの視点から解説
今回の万年カレンダーの作り方ではセリアで販売している「木かるねんど」という粘土を使用しましたが、その優秀さには驚きです!
以前私はクラフトショップの会社で働いており、ハンドメイドに使う道具や材料の仕入れを担当していたため、粘土は普通の紙ねんどやオーブンで焼くと陶器のようになる粘土など様々な種類の粘土を使ったことがありましたが、この木かるねんどを使ってみて感動しました。
粘土は基本こねて形を作り、乾燥させて色を塗った後さらにニスでコーティング…と大変手間がかかります。ですが、木かるねんどは木の粉で出来ている粘土で、形を作って乾燥させると木の質感になり、絵具やニスでコーティングしなくてもナチュラルであたたかい風合いになります。
万年カレンダーを作る際は1ヶ月分の31個のマグネットを作らなければならないので、色付けとコーティングをはぶけるのは、作業時間の短縮になり、手軽に作ることができるという点で大きなメリットです。
そして、普通の紙粘土の4分の1の軽さなので、重みのあるマグネットを包んでも粘土の重さでマグネットが下がってくることもありません。こんなに優秀なのに100均で手に入るなんて、ハンドメイド好きには嬉しい時代になりましたね。
べたべたしないので手もあまり汚れず、子供にも使いやすい粘土なので、お子様と万年カレンダーを手作りするには木かる粘土を使うのをおすすめします。木かるねんどはセリアのものですが、ダイソーでは木粉ねんどという名前で同じような粘土が販売されていました。
子育て4コママンガ:万年カレンダーを手作りしたら…
私が万年カレンダーを作っていると、横には作り方をジーっと見つめる4歳の息子がいました。1から10までは数えられますが、その先はまだ知らない世界の彼に、この機会にと31までの数字の読み方と曜日、カレンダーの見方を教えてみました。
興味しんしんで日にちが書かれたマグネットを並べながら、なんとカレンダーのしくみを覚えることができました。
今では書類などに日付を書く際、「今日何日だっけ?」と聞くとすぐに教えてくれます。私よりもカレンダーを頭にインプットしているようです。子供の記憶力は家庭でも色々な方法で鍛えられるそうですが…子供の記憶力、恐るべしです!