夏のお弁当の食中毒対策に関する記事

【夏のお弁当】10の食中毒対策!傷みにくいおかず/保冷のコツも

【夏のお弁当】10の食中毒対策!傷みにくいおかず/保冷のコツも

夏のお弁当作りは、いかにお弁当を傷ませないか、見えない細菌との戦いです!食中毒の魔の手からお弁当を守る方法を要チェック!

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食中毒をどう防ぐ!?夏のお弁当作りの厳守すべき注意点10

夏場は「お弁当をあけた途端にイヤ~な臭いがしきた」なんてことがあるものです。

この時期は暑さと湿気でカビや雑菌の繁殖が活発になるので、お弁当作りも一苦労!パパのお弁当も幼稚園のお弁当もいかに衛生的に保ち、食中毒から大事な家族を守るかが食卓を預かるママの腕にかかっています。

お料理が得意なママも苦手なママも夏場は特に守りたい、お弁当作りの食中毒対策について再確認しておきましょう。

夏のお弁当作りで厳守する10ヶ条 

お弁当箱はしっかり殺菌!

煮沸したお湯を持つ女性

食中毒を防ぐために大事なのは、菌をお弁当につけないことです。お弁当に食べ物を詰める前には、しっかりとよくお弁当を洗いましょう。

一番良いのは、洗った後に熱湯をかけて殺菌することです。熱に弱い素材のお弁当箱は、薄めた塩素系の漂白剤に漬け置きすれば殺菌できます。お弁当のふたの溝やパッキンなど、細かい部分も入念に洗ってください。

お弁当を薄めた酢で拭いたり、ふたにワサビをちょっと塗るのも菌の繁殖を防ぐ効果があります。

お弁当箱の保管場所にも注意して

細菌は湿気のある暖かい場所が大好きですから、風通りの悪い場所やシンクの下などの水場の近くでは保管しないよう、キッチンの見直しをしてください。

ご飯には小さじ一杯のお酢をプラス!

お酢と弁当箱

水分を含んでふっくら炊き上げたご飯は、細菌たちの大好物!

しかしご飯を炊く時に小さじ1杯の酢をプラスするだけで、ご飯に菌が繁殖しにくくなるんです。

お酢は強力な抗菌作用を持っていますから、お米一粒一粒をコーティングして、細菌の繁殖を防いでくれます。

ご飯に加えるお酢の量は?

お米3合に対してお酢小さじ1杯で十分に効果を発揮します。お酢のツンとくる匂いが苦手な人もいるかもしれませんが、ご飯がお酢の匂いになることはありませんので、夏場のお弁当用だけでなく普段の炊飯にもおすすめ。また夏場はおにぎりよりも、酢飯を使った巻きずしのほうが安全です。

ご飯もおかずもよく冷やしてから詰める

炊き上げたご飯

お昼になってお弁当を開けると、ふたや内部にびっしりと水滴がついていることはありませんか?これはお弁当を詰めるときに暖かかったご飯やおかずから出た水蒸気が、お弁当箱の中で冷えてたまったものです。

細菌は水分が大好きなので、こういった水滴は要注意!このままではどんどんお弁当が傷んでいってしまいます。

この水滴の発生を抑えるには、お弁当箱につめる食べ物を別の皿で予め冷ましておくという対処法しかありません。加熱したものは、十分に冷めてからお弁当箱に詰めていきましょう。

ご飯の熱を早く取るコツ

ご飯はいったんお皿に必要量を取り分け、少し広げておくと早く熱が取れます。またお弁当を詰めるときはまずご飯、次にメインのおかずを詰めたら副菜を適宜あしらっていくと、安全で彩りの良いお弁当が出来上がります。

素手で食べ物に触れない! 

おにぎり

目には見えないのですが私たちの手には菌がたくさん付着しています。適度な湿り気と体温による温度、指紋などの凸凹と汗や皮脂などの栄養分のある私たちの皮膚は、細菌にとっても格好の隠れ家なのです。

しっかり手を洗ったから大丈夫!と思っている人もいるかもしれませんが、実はそうではありません。

お弁当に詰める際はおかずなどを手で触らず、必ず清潔な菜箸を使って詰めましょう。できるだけ素手で触れずに済むもの、カップに入ったものなどが望ましいでしょう。

またおにぎりは素手で握らず、ラップで包んで握るのが安全です。握るときに塩をまぶすと、抗菌作用が高まるのでおすすめです。

おかずはしっかり加熱!

食中毒を引き起こす細菌の多くは熱に弱く、75度以上の加熱を1分以上続けることによって死滅します。夏場にお弁当に詰めるおかずはしっかり加熱をして、細菌をやっつけましょう。

特にハンバーグなどの混ぜて加工した肉のおかずは、食品の内部にまで細菌が入り込んでいう可能性がありますから、中までしっかり火を通すように心がけてください。

前日の残り物は要注意!

既に火が通っているとはいえ、一昼夜たったおかずには表面に細菌が付着している可能性が高いです。前日に加熱調理をしたおかずであってもお弁当に詰めるときにはレンジでチンして、再加熱する必要があります。

水気を出さない工夫が必要

レタスの入った弁当

細菌が大好きなのは、水分です。蒸気がたまった水滴だけでなく、おかずから染み出してくる水分にも要注意!

夏場は生野菜などの水分を含んだものは避けた方が良いでしょう。おかず同士の仕切りにレタスなどを使うと、おかずの塩分でレタスから水分が出て細菌の繁殖を助けてしますので、注意してください。

彩りにと人気のあるプチトマトも、ヘタの部分に細菌が繁殖しやすいので、夏場にはおすすめできません。

おかずの味付けで水気を防ぐコツ

片栗粉でとろみをつけたり、胡麻や鰹節、カットワカメなどをまぶして水分を吸わせると良いでしょう。味付けは梅干しや酢を使って抗菌作用アップを狙うのもおすすめです。
揚げ物や炒め物は水分の出ないおかずの代表格。油を使ったものはエネルギーが高く夏バテにも効果的ですので、太るからと敬遠せずに夏のお弁当作りに活用し、その分しっかり体を動かしてもらいましょう。

味付けは濃い目を心掛けましょう 

最近の健康ブームで薄味が推奨されていますが、塩にも殺菌作用があります。そのため夏のお弁当のおかずには、比較的味の濃い・塩分が多めの物を選ぶことで、お弁当を細菌から守りやすくなります。

ただし塩分の取りすぎは良くありませんので、適度な濃さ・塩分量である必要があります。朝食や夕食で塩分摂取量を調節するのがおすすめです。

夏のお弁当にはキンピラがおすすめ!

きんぴらごぼう

夏のお弁当の副菜には、濃いめに味付けしたキンピラがおススメです。作りおきする人も多いですが、作り置きしたものを使用する場合には再加熱してから使用しましょう。

また、冷凍食品でもキンピラが販売されていますが、自然解凍でおいしく食べられるものも多いです。冷凍したままお弁当に詰められるおかずは、保冷剤の代わりとなってお弁当が傷むのを防いでくれます。

醤油やドレッシングは食べる直前に!

茹でた野菜に、醤油やドレッシングなどで味付けする場合は、できるだけ食べる直前にかけるようにしましょう。先に塩分の高い調味料であえてしまうと、塩分濃度の差によって食材から水分がでてしまい、その水分が細菌を引き寄せてしまうからです。

ドレッシングや醤油などは小分けにした容器に入れるようにしたり、個包装の物を用意して食べる直前に封を切ったりして食べるようにすると安心です。 調味料を小分けする容器も清潔を心掛けてきちんと洗ったものを使ってください。

ちなみにマヨネーズはお酢が入っていて安全と思われがちですが、生卵を使用しているため注意が必要です。フライにかけるソースもあらかじめかけておくよりは直前にかけるようにすると安心ですし、余分な水分がでない分サクッとして美味しくなります。

練り物や食肉加工品は取扱い注意! 

ソーセージとかまぼこ

手を加えずにそのまま食べられるカマボコなどの練り製品や、ジューシーなソーセージ。お弁当の隙間を上手に埋めてくれる、ありがたい食材ですが、夏場は特に注意が必要です。

加工時に熱を加えていますが、製品として長く流通しているそれらの食品には、食中毒をひきおこす細菌が多く付着している可能性があるのです。

特に芽胞を形成するウェルシュ菌のようなタイプの細菌は、100℃以上の加熱でも死滅せず、保温弁当などの適度な温度が保たれたお弁当にいれた加工品の中で、じわじわと繁殖を続けている可能性が高いです。

ハムやかまぼこ等には加熱が必須!

スーパーの冷蔵コーナーにおかれている、ハムやソーセージ、魚肉加工食品は暑い季節のお弁当には要注意の食材です。「要冷蔵」と表記されているものといえば、わかりやすいでしょう。こういった食材はそのままお弁当に詰めず、炒めたり煮たりして再加熱してからお弁当に入れましょう。

10家庭で作ったおかずは冷凍のまま詰めない

お弁当を食中毒などの細菌から守るためには、保冷して菌の繁殖を防ぐことが有効です。
そのため、凍ったままお弁当に入れられる、自然解凍で美味しい冷凍食品が人気となっていますが、自分で作ったおかずを冷凍して凍ったまま保冷剤代わりにお弁当箱に入れるのは、おすすめできません。

市販品の冷凍食品はメーカーならではの急激冷凍の技術によって生み出されたものであって、家庭で作れるようなものではありません。家庭で作られた冷凍のおかずは解凍するにつれて水分が出るため、細菌の繁殖する場となってしまう可能性があるのです。
お弁当に詰めるおかずはきちんと加熱された、安全なものを使いように心掛けることが大切でしょう。

お弁当を守る便利なアイテムベスト5

保冷剤

お弁当が傷むのを防ぐには、できたお弁当をいかに安全に保管するかという点も大切になります。

お弁当の保管の原則は冷えた場所で保管すること!
出来れば冷蔵庫に保管するのが一番ですが、レジャーなどのお出かけ先にはなかなか難しい面もあります。そんな時には、市販の便利グッズを活用するのも良いでしょう。
市販の物や自宅にあるものを活用して、お弁当の痛みを防いで、食中毒予防をすることが大切です。

お弁当を守るおススメ便利グッズベスト5

  • 抗菌シート
    使い捨てで割高ですが、効果は確か!レジャーや運動会などお弁当を食べるまで長時間かかる場合にもおすすめです。
  • 保冷剤
    お弁当用のものでなくても、ケーキなどを買った時についてくる保冷剤を再利用してもOK!お弁当の底と蓋の上において、保冷剤でお弁当箱をはさむ形で保冷すると良いでしょう。
  • 市販の冷凍食品
    加熱しなくても安全でおいしい、自然解凍可能な市販の冷凍食品は、使えます!お弁当などの真ん中に配置して、蔓延なく冷却効果を上げましょう。
  • 冷凍したカップゼリー
    市販の小さなカップゼリーを前日に凍らせて、お弁当箱に詰めるだけなので簡単で便利!シャーベット状のデザートとしても美味しいです。
  • 凍らせフルーツ
    フルーツは水分が出るので、夏場のお弁当にはNGですが、食べるまでにそれほど時間がかからない場合には、凍らせたフルーツを保冷剤代わりにすることも可能です。パイナップルやバナナ、みかんなどを前日に凍らせて、お弁当とは別の容器に入れてから、お弁当と一緒に保冷袋に入れておきましょう。

夏のお弁当に危険なおかずベスト3 

混ぜご飯のお弁当

夏場のお弁当作りには、傷みにくいおかずを入れることが、重要なポイントです。お弁当の献立を考える時には、食中毒を引き起こす細菌の活動の特徴を十分に把握して、できるだけ菌の付着しないもの、菌の繁殖が抑えられるものを選びましょう。

また、おかずとおかずが混じらないよう、紙やシリコンなどのカップを上手に使うと、彩りもよくおいしそうなお弁当が出来上がります。

何度も繰り返し使用できるシリコンのカップの殺菌も忘れずに☆

避けた方が無難な食材ベスト3

  • 混ぜご飯
    多くの食材が混じった混ぜご飯は傷みやすい食材です。お弁当の中で大きい位置を占めるご飯は、白米が安全です。
  • 卵焼き
    卵にはサルモネラ菌という怖い細菌が付着している可能性がある食材なので、夏場は避けた方が無難です。玉子焼きは中まで火が通りにくいため傷みやすいので、どうしても入れたいのであれば、薄焼きにして入れましょう。
  • マヨネーズ系のサラダ
    大人も子供も大好きなポテトサラダなどのマヨネーズ系サラダやそれを挟んだサンドイッチは、あえることで食材から水分を引き出す、夏場のお弁当には要注意のおかずです。細菌の繁殖を招きやすい生野菜も入りやすいので、気を付けて下さい。

食中毒を防止する夏のお弁当おススメ食材ベスト3 

梅干弁当

夏場のお弁当を食中毒から守るためのさまざまな便利グッズが生み出されている昨今ですが、食中毒は昔からある病気です。

保冷技術、医療技術とも未発達な昔は、食中毒はそれこそ命を脅かす危険な病気でした。私たちは昔から、さまざまな食材のもつ抗菌作用を活用して、お弁当を食中毒から守ってきています。

こういった昔の知恵は、食材であるだけに安全で、また安価に使えるという優れた知恵と言えます。ぜひ今後も活用していきたいものです。

夏場のお弁当に取り入れたいおススメ食材ベスト3

  • お酢
    お酢に含まれる酢酸には強い殺菌力があるので、調味料として活用すべし。
  • 梅干し
    梅干しにふくまれるクエン酸は細菌の繁殖を抑えますが、効果は接触している部分い限られますので、ちぎってまんべんなくご飯などに混ぜて使いましょう。
  • 生姜
    生姜に含まれるジンゲロンやショウガオールには強い殺菌作用があります。サッパリとした口当たりなので、箸休めの漬物にもってこいです。

正しい食中毒の知識を身につけましょう 

気温が高く湿気の多い5月後半から9月にかけて多発するのが、食中毒です。
食中毒とは食品を食べることによって起きる病気のことですが、その原因は化学物質やフグなどの自然毒だけでなく、実は食品中に混入したサルモネラ菌やO-157、ノロウイルスなどのウイルスや細菌が原因となって引き起こされているケースが多いのです。

体力のない小さな子供は死に至ることもある深刻な症状で、毎年何百人と食中毒で入院しています。

私たちが普段食べている食品には常に1グラムあたり千から1万個の細菌が存在しているのですが、通常だったらこれを食べて病気になることはありません。
危険なのは菌が増えすぎてしまった食品です。食中毒は1度に100万~1000万個の細菌を食べると、発症リスクが高まるとされています。

家族を守るお弁当作りの三原則

1 余計な菌をつけない!
2 菌を増やさないために水気は厳禁!
3 冷やして保存する!

湿気とともに密封されて、暖かい気候の中で無防備に保存されるお弁当は、細菌の繁殖に最も適したものとも言えるでしょう。夏場のお弁当作りはいかに食品に菌をつけずに菌を増やさないかの、細菌との戦いなのです。

皆さんも正しい知識を身につけて、安全な愛情弁当を作って下さい。