赤ちゃんのパスポート申請に関する記事

『赤ちゃんのパスポート申請方法~写真撮影のコツとNG例』

赤ちゃんのパスポート申請時の必要書類と写真の注意事項を解説。赤ちゃんとはいえ、笑顔や口が空いているものは推奨されません!費用を安く抑えたいなら、デジカメでの撮影がおすすめです。取り方のコツ、画像加工のセーフラインをお伝えします。

マーミーTOP  >  赤ちゃん  >  赤ちゃんのパスポート申請方法~写真撮影のコツとNG例

赤ちゃんのパスポート申請!写真の撮り方・必要書類を要チェック

赤ちゃんにもパスポートがいるってご存知でしたか?海外旅行には必須のパスポートについて、必要書類や申請にかかる費用などをご紹介いたします。

また、赤ちゃんのパスポート申請の1番の難関は、なんといっても証明写真!上手な撮り方や、気をつけなければいけないポイントなども確認していきましょう

パスポート申請は、意外に時間がかかります。直前になって慌てないように、早めに必要書類や写真を準備しておきましょうね!

親子パスポートの廃止により、赤ちゃんもパスポート必要に!

赤ちゃんを連れて海外に行きたいと思った時、昔ならばお母さんと一緒に映ったお母さん用のパスポートを持参すれば赤ちゃん専用のパスポートは不要でした。しかし1995年の旅券法改正により、親子パスポートは廃止になり、生まれたばかりの赤ちゃんでも、個人のパスポートを作らなければならなくなったのです。

パスポートは5年のみ有効

パスポートの有効期限は、満20歳未満の方ならば5年と決まっています。0歳の赤ちゃんが取得した場合、5歳でも使用可能です。写真で判別できないのでは?と疑問ですが、入国審査をする方は、面影で判断できるという話もあります。

赤ちゃんは出発日に生後8日を過ぎていれば飛行機に乗ることができます。国際線の場合、満2歳までは座席を指定しない場合に限り大人料金の10パーセントになるので、子供料金が安いうちに海外旅行へ行こうと考えるご家族も多いようです。ちなみに2歳を過ぎると座席が必要になり、大人料金の75パーセントを支払わなければならなくなります。

赤ちゃんのパスポート写真は最大の難関!規定を再確認

赤ちゃんのパスポート写真を撮るのは至難の技です。写真館などでプロに依頼するのもひとつの手段ですが、最近ではご自分で撮られる方も少なくありません。まずはパスポート写真の規格を確認しましょう。

パスポート写真のサイズは縦45ミリ×横35ミリで、頭のてっぺんからアゴまでしっかりフレームに収まっていることが絶対条件です。背景と人物の境目がはっきりしていないといけないので、背景は薄い色、白一色がおすすめです。顔の中心と写真の中心が重なるように撮影しましょう。

パスポート写真は、申請日より6か月以内のものに限ります。大人なら、1~2年ぐらい前の写真でもわからないものですが、赤ちゃんの場合、数ヶ月ですぐに顔が変わってしまいます。なるべく旅行に行く時期に合わせて写真を撮り、パスポートを作るようにしましょう。

自宅でデジカメが1番楽な撮影方法

赤ちゃんの証明写真は、自宅でデジカメ撮影する方法が1番おすすめです
赤ちゃんの機嫌の良い時を狙って何度も撮影にチャレンジできますし、その場で確認もしやすいですよね。
写真館やカメラのキタムラなどで撮影してもらうこともでき、仕上がりは間違いなさそうですが、やはり問題は費用。パスポートは申請するだけでもお金がかかるので、写真はできるだけ安くしたいもの。自宅でママやパパが撮るなら、プリント代だけで済みます。

手軽に証明写真が作れるスピード写真という方法もありますが、赤ちゃんの場合、目線がずれたりして1度で完璧な写真にするのは至難の業です。赤ちゃんを持ち上げるママやパパの姿が写り込んでしまってもNGなので、あまり良い方法とはいえません。

スマホ撮影はあり?

赤ちゃんの証明写真はスマホでも撮影可能です。最低限の画素数があり、ぼやけたり、画像が荒かったりしなければ、デジタルカメラの画像と同じように使用することができます。

写真撮影は赤ちゃんの正面・真上から!ネンネ期には白い布を用意!

影がついたり見えない部分があったりすると撮り直しになってしまうので、赤ちゃんが真正面を向いた隙に撮りましょう。おすわりのできる赤ちゃんならば、白い壁の前に椅子を置いて、座ってもらうと撮りやすいです。
ネンネの赤ちゃんの場合、お布団の上に白いシーツや無地のバスタオルなどを敷いて真上から撮影するようにしましょう。

カメラの方に目線が行くように、おもちゃなどで上手に注意を惹きつけましょう。ただし、笑顔の写真はNGですので、笑わせ過ぎないように気を付けてください。ママやパパ1人ではなく、撮影者と赤ちゃんの注意を引き付ける人の2人体制の方が成功率は上がります。

拡大・切り取りなどの加工はセーフ?

基本的に証明写真用に拡大・切り取りなどの加工をすることはOKとされています。影が出過ぎないようにしたり、全体的に明るくした上で写真にしても問題はありません。

自宅でプリントする場合には、スマートフォンやデジタルカメラの画像を証明写真のサイズにトリミングできるサイトを利用するとスムーズです。フリーソフトやアプも多く存在するので、簡単なものを選びましょう。自宅にプリンターがある場合には、写真用の光沢紙を購入して、自宅で何パターンかプリントしておくと安心ですよ。

当たり前ですが、プリクラのように目を大きくしたり、輪郭を細くしたりするなど、顔の印象が変わるような加工はNGです。本人確認を行うためのものなので、できるだけ赤ちゃんの顔が変わるようなことは控えましょう。

赤ちゃんのパスポート写真のNG例

いちばん多いNG例は、赤ちゃんが笑顔の写真です。可愛い写真を使いたいという気持ちも分かりますが、パスポートの証明写真は、真顔のものを用意しましょう。歯が見えていたり、目が細くなっていたりするような写真はNGになります。口もできるだけ閉じているものが良いでしょう。

その他、帽子をかぶっていたり、メガネやサングラスをかけていたりするものもNGです。髪の毛で顔の輪郭が見えない場合もよくないのですが、この点は赤ちゃんの場合、あまり心配しなくてよさそうですね。

赤ちゃんのパスポート申請の必要書類

パスポートの申請は、住民票を登録している市町村のパスポート申請窓口で行います。パスポートの申請時には、証明写真の他に住民票も必要になります。住民基本台帳ネットワークの導入により、住民票が必要ない自治体もあるので確認しておきましょう。さらに6ヶ月以内に発行された戸籍謄本か戸籍妙本も必要なので、本籍地が遠い方はあらかじめ用意しておくようにしましょう。

赤ちゃんの本人確認のために、健康保険証や母子手帳なども持参する必要があります。またその場で一般旅券発給申請書に記入し、提出することでパスポートを申請することができます。一般旅券発給申請書は外務省のホームページからダウンロードすることもできますので、時間がない方は事前に記入しておくとスムーズですね。

パスポート申請の必要書類

  • 一般旅券発給申請書
  • 住民票(6か月以内に発行されたもの)
  • 戸籍謄本・戸籍妙本(6か月以内に発行されたもの)
  • 証明写真(6か月以内に撮影されたもの)
  • 本人確認書類(健康保険証・母子手帳など)

サインはどうするの?

自分でサインができない赤ちゃんの場合、親権者が代理としてサインすることになります。この場合、署名の後ろに「代理人氏名(続柄)代筆」と明記します。赤ちゃんが海外へ行く際には入国審査時、代筆をした人が入国カードにサインをする必要があるということも覚えておきましょう。また申請書類の裏面にも親権者(代理人)がサインする箇所があるので、代筆した保護者が同じようにサインします。

もしも文字を書けるお子さんならば、ひらがなでも良いのでお子さん本人にサインを書かせましょう。拙い字であっても、パスポートは自署が原則です。また、5年以内に代筆者の同行しない海外旅行をする可能性がある場合のことも考えて、自分で書いていた方が都合良いのです。

受領時は必ず赤ちゃん同伴で!

気をつけなければならないのは、パスポート申請が受領されて受け取りに行く時は必ず赤ちゃん本人も同行しなければいけないということです。たとえ小さな赤ちゃんであっても、パスポートの受け取りは厳重に管理されています。申請時には必要なかったからといって、受け取り時に赤ちゃんを連れて行かないと赤ちゃんの分だけ受け取ることができないので注意しましょう。

赤ちゃんのパスポート申請の費用

子供のパスポート申請にかかる費用は12歳未満が6,000円で、12歳以上20歳未満が12,000円です。
費用は受領時に支払うことになっており、収入印紙によって納付します。収入印紙はパスポート申請窓口の近くに印紙売りさばき所があるので、そちらで購入すると良いでしょう。

赤ちゃんとの海外旅行は計画的に

赤ちゃんと海外旅行に行く家族は増えています。海外在住の家族がいらっしゃる方などは、小さなお子さんを連れて海外に行かなければならないこともあるでしょう。赤ちゃん連れでの旅行は計画的に、余裕を持って行うことをおすすめします。

例えば赤ちゃんのパスポートを申請する際には、旅行までに十分猶予期間を設けておきましょう。申請から受領までには時間がかかりますし、お子さんの写真に不備があり申請を認められないなんてこともあります。

申請窓口で受理されても、パスポートを作成する外務省からNGが出て申請が差し戻しになる場合もあるのです。それらを考慮し、旅行の1ヶ月前には準備をしておくようにしましょう。

赤ちゃんとの旅行には準備すべきことや調べておくべきことがたくさんあります。赤ちゃんが安心安全に旅行ができるように、しっかりとした知識と準備を心がけましょう。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

おすすめの記事