哺乳瓶を嫌がるのは一大事!?気をつけるポイント&対応策5つ
母乳・ミルク・混合と赤ちゃんの栄養源は様々ですが、それらの栄養摂取に重要なのが哺乳瓶。そんな哺乳瓶が赤ちゃんに嫌われてしまったら、ママやパパは一体どうしたらよいのでしょう。
哺乳瓶は母乳の子でも誰かに赤ちゃんを預けたいときに活躍しますし、ミルクや混合でしたら毎日使うものですから嫌がる場合はより深刻です。
哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんは心配!水分や栄養補給
赤ちゃんの場合は「お腹が空けばそのうち哺乳瓶でミルクを飲むはず」という考え方が通用しません。残念ながら空腹になればなるほどパニックを起こしたように泣いてしまい、ママやパパが心底困ってしまうこともあります。特に心配なのが、水分や栄養面での問題です。
水分補給の問題
母乳やミルクは赤ちゃんにとって大事な水分補給源!特に夏場は脱水が心配されますので、なんとかミルクを飲んでほしいです。
水分が充分摂れているかどうかは、おしっこの量や機嫌などで確認しましょう。
どうしても哺乳瓶で水分がとれないようなら、ベビースプーンなどで少しずつあげてみてください。スプーンで飲めるようになったら、その合間にさっと哺乳瓶で飲ませてみると、意外とそのまま飲んだというケースもあるそうです。
栄養面の問題
赤ちゃんは成長に必要な栄養を母乳やミルクでとっていますので、哺乳瓶嫌いは大問題です。しかし、ひとまず様子をみてください。
体重が落ちていなくて、母子手帳に記載のある成長曲線の範囲内の推移なら、さほど心配しなくても大丈夫です。もちろん、機嫌がよく元気であることも心配せずに見守れる条件の一つです。
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるようになってから体重がガクンと減っていたり、体調不良がみとめられたりするときは、自分で判断せずに速やかに病院を受診しましょう。
哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんに試したい5つの作戦
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がることで命にかかわる深刻な問題があるとなると、ママもパパも仕方がないとあきらめるなんて悠長なことは言ってられません。
ただしいきなり病院を受診して対応してもらわなくても、自宅での対応で改善されるケースもあります。次の5つの対応でぜひ試してみて下さい。
1哺乳瓶や乳首を変えてみる
今までミルクを飲んでいたのに急に飲まなくなった場合は、乳首が合っていないのかもしれません。月齢が上がり乳首のサイズを変えたことで、急に出が良くなりすぎて嫌がることがあります。
このような場合は元の乳首に戻して1~2週間後にもう一度再チャレンジすると、成長が追い付いて喜んで飲む場合があります。
母乳育児から混合やミルク育児に変えて哺乳瓶を嫌がる場合、まずは同じメーカーの哺乳瓶で乳首だけを変えてみましょう。それでもダメならそのメーカーの乳首自体を嫌っている場合もあります。そんな場合は哺乳瓶を変えてみましょう。
現在販売されているものは本当に多種多様で、ママもどれがいいか混乱してしまいます。
そのため初めに安い哺乳瓶を買って、赤ちゃんが嫌がったら後で買い直すママも少なくありません。
乳首の固さや素材の違い、先端の形状ひとつで、赤ちゃんもすんなり哺乳瓶を受け入れてくれるかもしれません。 赤ちゃんに最適な哺乳瓶のちくびのサイズや材質など、ぴったり合うメーカーの哺乳瓶を見つけるのは難しいところですが、一つずつ根気よく検討してみましょう。
2スプーンやスパウトを試してみる
赤ちゃんの用の小さなスプーンやコップ、ストロー、スパウトなどを試してみてもいいです。ストローやスパウトは、5か月頃から始められます。
それなら飲んだ!という子は、しばらく哺乳瓶はあきらめてスプーンやスパウトでミルクをあげてみましょう。
しばらくお休みしてから哺乳瓶に戻すと、意外とすんなり飲んでくれることも多いです。
3哺乳瓶の乳首を温める
哺乳瓶の乳首は冷めたくなっていませんか?
赤ちゃんはママのおっぱいが好き!そのため哺乳瓶の乳首をママのおっぱいの温度に近づけると、飲みやすくなるのです。逆に乳首が冷たいと、赤ちゃんはミルクを飲まないことがよくあります。
4抱き方や抱く人を変えてみる
抱き方を変えたり、抱っこする人を変えたりすると、飲んでくれる場合があります。
ママが小さくて赤ちゃんが大きい場合には、安定感がなく嫌がってミルクを飲まない場合があります。授乳クッションをママのひざに置いてみたり、斜め抱きやラグビー抱きにしたりするなど、抱き方を変える工夫をしましょう。
またママからおっぱいの匂いがするのに、哺乳瓶で飲ませると飲まないという子もいます。そういう場合は、ママ以外のパパや祖父母があげると、飲むことがありますので試してみましょう。
5粉ミルクのメーカーを変えてみる
搾乳したおっぱいや白湯は飲むのに、ミルクは飲まないという場合は、哺乳瓶ではなくミルクの味が嫌なのかもしれません。それだけ味覚が発達してきているということでしょう。
そのような場合にはミルクを色々と変えてみましょう。自分の好みに合う味だと、飲むことが多いようです。
かといって、ミルク大きな缶を買うのは「また飲まなかったらどうしよう…」と不安になります。
各メーカーから試供品をドラッグストアやベビー用品店でもらったり、メーカーのHPでお試しキャンペーンなどに応募したりして、試供品を取り寄せてみるのもおすすめです。