チャイルドシートの暑さ対策に関する記事

【チャイルドシートの暑さ対策7】車内を冷やすワザ/グッズ

【チャイルドシートの暑さ対策7】車内を冷やすワザ/グッズ

夏場の車内は60~70℃、しっかり冷やしてから載せてあげないと、サウナ状態で到着時に赤ちゃんがグッタリ…なんてことも!?

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【チャイルドシートの暑さ対策7】やけどに注意!車内冷却術5つ

子育て中のパパママが忘れてはいけないのが、チャイルドシートの暑さ対策。車内が暑くなる季節になったら暑さ対策をしっかり行わないと、赤ちゃんが暑くて泣き出すだけでなく熱中症やあせもになるリスクが高まります。

チャイルドシートに座ると背中がシートにピッタリ埋まった状態で固定されるので熱を外に逃しにくく、車内の温度によっては大人の想像以上に赤ちゃんや幼児が辛い思いをします。降ろす頃には汗で背中が絞れそうなほどビショビショになってしまうことも。

車から降ろすたびにお着替えさせるとなるとママやパパも大変ですが、何より赤ちゃんの脱水や熱中症が心配。お住まいの地域やその日の天候によっては夏以外の季節でも車内が高温になりますので、チャイルドシートの暑さ対策はぬかりなく行いましょう。

子育て4コマ漫画:忘れがち!チャイルドシートの暑さ対策

チャイルドシートの暑さ対策についての子育て4コマ漫画

チャイルドシートの暑さ対策は夏以外の季節も必要です!

チャイルドシートに座る赤ちゃんの様子

暑さ対策のために車をできるだけ日陰に駐車したくても、日陰がないスーパーの駐車場などでは車内もチャイルドシートもかなり高温になってしまいますので、7つのチャイルドシート暑さ対策で赤ちゃんにとって快適な空間を用意してあげましょう。

JAFが行った車内温度調査では、大人が涼しいと思う外気温20℃程度でも車内温度がおよそ50℃になることが分かっていますので、過ごしやすい春や秋でもチャイルドシートは乳幼児が過ごすには危険な暑さになります。

外気温14℃でも閉め切った車内の温度が約43℃に上昇したというデータも。そのためアメリカでは車内は子供にとって危険な環境になりえるとして、年間を通して注意喚起しています。

近年は気温の上昇により春(4月下旬)や秋(9月)も真夏日になる日がありますので、そのような日は特に要注意。夏以外の季節も油断せずにチャイルドシートの暑さ対策をしっかりと行いましょう。

赤ちゃんをチャイルドシートで1人にしないで!

たとえ短時間でも赤ちゃんや幼児を車内に置いたままにするのは絶対にやめましょう!トイレに行く間などちょっとだけという時も、必ず赤ちゃんを連れて行きましょう

直射日光を遮り素早く冷ます!7つのチャイルドシート暑さ対策

【チャイルドシートの暑さ対策7】車内を冷やすワザ/グッズ

チャイルドシートが赤ちゃんや幼児にとって危険な暑さになる原因の一つが直射日光。直射日光によりシート自体が暑くなると、車内の温度をエアコンで下げてもなかなかシートまでは冷めません。次の対策でチャイルドシート自体に熱さないようにし、万が一熱くなった場合は素早く冷ますようにしましょう。

白系タオルやサンシェード、UVケットで直射日光を避ける

チャイルドシートに保冷剤を載せる

金具でのやけどを防ぐためにも、車を離れる時にはチャイルドシート用サンシェードや白系のバスタオル、UVケットをかけておきましょう。

車内にクーラーボックス・保冷剤・お茶などを持ち込み、買い物などで車から離れる時には、保冷剤をチャイルドシートに置いてからサンシェードやバスタオル、UVケットをかけると直射日光も避けられて、シートが熱くなるのを防いでくれます。保冷剤は結露で濡れてしまいますので、タオルで巻いてビニールを被せてからシートに置きましょう。

冷たいおしぼりで留め具の熱を飛ばす

冷やしたお絞りとクーラーボックス

チャイルドシートの留め具の金属部分が熱くなってしまった場合は、冷たいおしぼりで包むと触れられる温度まで一気に下がります。

車を利用する時には自宅からクーラーボックスに冷えたおしぼりや保冷剤を入れて持ち歩きましょう。また、クーラーボックスがないときには、ウエットシートで数回拭くとよいでしょう。

市販の冷却スプレーで冷ます

冷却スプレーのイラスト

市販の冷却スプレーをチャイルドシートの金属部分やプラスチック部分にスプレーすると、炎天下で熱くなったチャイルドシートを瞬時に冷やすことができます。消臭・除菌効果もあり、チャイルドシート用急冷剤だと使うのも安心です。

ただし車内用スプレーとはいえ40℃以上になる車内に放置するのは危険ですし、ほとんどの冷却スプレーの中には微燃性ガスや可燃性ガスを使用していますので使用時は窓を開けて換気することが必要で火気厳禁です。使用方法や保管方法をよくチェックしておきましょう。

背中部分にはタオルや汗取りパッドを使う

チャイルドシートの暑さ対策で忘れてはいけないのが赤ちゃんの汗の処理。シートの背中部分にタオルをひいたり、赤ちゃんの背中に汗取りパッドを入れたりすると、汗を吸い取ってくれてあせも対策ができますので、車での移動が多いご家庭では必須の対策でしょう。

車から降りる時やドライブ休憩のときはこまめに背中の汗をチェックし、汗でぬれている時は車内の温度を下げると共に汗取りパッドを引き抜きます。背中に敷いたタオルもマメに交換して、いちいち着替えさせたりチャイルドシートカバーを洗ったりせずに汗の処理を行いましょう。

手芸が得意なママの中には、オリジナル汗取りパッドをいくつも手作りしているそうですが、世界に一枚だけの手作り汗取りパッドで赤ちゃんのオシャレを楽しむのも素敵ですね。

汗取りパッドセット
背中さらさら汗取りパット

ミキハウス

チャイルドシート暑さ対策だけでなく、帰省等のお出掛けにも使える安心の吸水性の良いガーゼ素材で作った汗取りパッドの2枚組セット。
広い部分を背中に当て、細くなった部分を首元から外に出して、セーラー服の襟のように使用します。

https://www.mikihouse.jp

チャイルドシート用の保冷シートを使う

チャイルドシートの背中部分に保冷シートを敷きましょう。ムレやすく、汗をかきやすい背中も涼しく快適に暑さ対策ができます。ほとんどのチャイルドシート用保冷シートはベビーカーにも使うことができますし、冬場は保温できる保温保冷シートも市販されています。ネットでも購入できますが、近所のトイザらスや西松屋などでも購入できます。

またスーパーへのお買い物の際はクーラーボックスが車内にあれば保冷シートを移しておき、なければ保冷バッグに入れて持ち歩けば冷たさを長持ちさせられます。

ただし育児中は予測不能なトラブルが起こり買ってきた生鮮食品がダメになってしまうこともありますので、夏場は車内にクーラーボックスを常備しておくのがおすすめ。実家への車での帰省などの長時間ドライブの場合は、保冷シートを保冷剤と共にクーラーボックスにストックし、休憩時に交換して使いましょう。

カンガルーの保冷・保温シート
カンガルーの保冷・保温シート

タンペイ製薬

暑さ対策の保冷のシートと言えばカンガルーのこちら、というくらい定番グッズになっています。カンガルーの保冷シートは柔らかい保冷剤を使用しているので、使いやすいと評判です。冬は電子レンジでチンして暖かい保温シートとしても利用できるので、年中使えて便利です。

https://www.tampei.co.jp

携帯用ファンを使う

夏の暑い時期はスーパーから戻ってエアコンをつけても、なかなか後部座席のチャイルドシートまで冷気が届きません。ところが携帯できる扇風機を設置すると、ファンがエアコンの冷たい空気をチャイルドシートのある後部座席まで運んでくれるので、チャイルドシートの暑さ対策に携帯用ファンはとっても便利です。

カーファン
カーファン

クレトム

クリップで挟めるファンなので、アシストグリップなどに装着できます。電源コードは5mありますので、後部座席にも取り付け可能!コンパクトなのに自動首振り昨日もついていて、暑い時に大活躍です。カーファンはオートバックスやイエローハットなどのカー用品店で購入できます。

http://www.cretom.co.jp

吸盤つき日よけカーテン

赤ちゃんが座る席のサイドに日よけカーテンを付けると、チャイルドシートに直射日光が当たらず日差しをカットできるので暑さ対策になります。UVカットのものもありますし、吸盤付きだとつけやすく片づけやすいので簡単に装着できます。

夏場はチャイルドシートによる赤ちゃんのやけどに注意!

夏の車内が暑くなること自体は知っているママやパパが多いのですが、実は直射日光が当たるボンネットやチャイルドシートはフライパンの上の生卵が焼けて目玉焼きになるほど熱くなることがあり、赤ちゃんに火傷をさせてしまう恐れがあるのです。

金具部分だけでなくシートやバックルも危険

赤ちゃんを乗せようとしてチャイルドシートの金具部分やプラスチック部分に触ったら「アチッ!」なんてことはこれまでありませんでしたか?夏の車内はあっという間に気温60℃、70℃とグングン温度が上がっていきます。当然金属部分やプラスチック部分はかなりの高温になっていますし、バックルや座席部分も高温になりチャイルドシート内はサウナ状態!

赤ちゃんの皮膚は大人に比べて薄く体の総面積も小さいため、同じ火傷でも大人より重症化しやすく危険です。そのため国土交通省も炎天下で赤ちゃんをチャイルドシートに乗せる際、金属部分だけでなくチャイルドシート本体やバックル、ベルトの全ての部分でのやけどに注意喚起をしています。

またJAFの調べではエアコンを停止してほんの15分で熱中症指数は危険レベルになってしまったそうですが、大人でも夏場はエアコンを切って1分も経たないうちに暑くなってきたと感じますので短時間でも油断できません。

乳幼児をチャイルドシートに乗せる前に必ず大人がチャイルドシートの各部位に直接触れて、火傷しない温度に下がっているかを確認しましょう。

夏の炎天下でも車内の温度を素早く下げる5つの冷却術

チャイルドシートだけ暑さ対策をしても、肝心の車内が高温では意味がありません。いつまでも車内温度が下がらなければ赤ちゃんも辛い思いをしますので、少しでも早く車内の温度を下げたい炎天下に車内温度を素早く下げる暑さ対策を行いましょう。

助手席の窓全開でドアを数回開閉

車の窓を開ける人の手

車内の熱い空気が外の空気と入れ替わって外気と変わらない温度まで一気に車内温度を下げることができる外出時に特におすすめの暑さ対策です。ただし赤ちゃんだけでなく上の子がいる場合は、子供がドアに指を挟まないように十分に注意して下さい。

  1. まず助手席側の窓を全開にします
  2. 次に運転席側のドアを数回開けたり閉めたりします

運転席側の窓は閉めたままでOKです。ドアを開閉する目安は5回くらいですが、ドアを開閉する際はバタンと全部閉める必要はありません。

エアコン+窓全開の走行で一気に車内温度を下げる

車内のエアコンパネル

1の方法でドアをパタパタして車内の換気をしたら、エアコンを使って効率よく車内を冷やしましょう。車内温度はゆっくり冷やすより一気に下げてキープする方がエコになります。

  1. 窓を開けたままエアコンを「外気導入・一番低い温度・最大風量」に設定して走行
  2. 車内の温度が下がってきたら、窓を閉めてエアコンを「内気循環・オート」に再設定

車内の温度が高いうちは窓を開けて走行しながら外気を取り込む方法が、冷却スプレーなどを使うよりも早く車内温度を下げることができます。

ただし車内温度が下がっても窓を開けて外気循環にしたままだとエアコンが効きにくくなりますので、ある程度車内温度が下がったら必ず窓を閉め、内気循環に切り替えてください。
また車内気温が下がってもダッシュボードなどの温度はなかなか冷却できませんので、火傷に注意しましょう。

運転席の前を覆うサンシェードを利用する

屋根のないところに駐車する場合は、運転席の前を覆うサンシェードを利用するのも一つの手です。直射日光が当たるダッシュボードやハンドルはエアコンをつけても温度が下がりにくいため、直射日光を遮ることで熱くなりすぎることを緩和しましょう。

UV・太陽熱カットフィルムを貼る

UVカットガラスの車も多くなっていますが、カー用品店などではUVカットだけでなく太陽熱もカットできるフィルムが売られていますので、熱さが本格的になる前に貼ってもらうのもおススメです。

初期費用はかかりますが車内温度の上昇が抑えられるため省エネ効果が高く、車内の窓全体に貼り付ければ赤ちゃんの紫外線対策にもなります

ピュアカット 89 PLUS
ピュアカット 89 PLUS

3M

フロントガラスにも貼れる透明度で紫外線99%以上、赤外線76%をカットしてくれます。どのガラスにとの程度貼れるのか法律で決められているため、カー用品店で購入時に確認してから貼ってもらいましょう。

http://www.mmm.co.jp

車の窓ガラスを2センチくらい開けておく

窓ガラスを上から2~3センチ開けておくと、車の中に熱がこもらず車内温度の上昇を抑えることができます。
ただし窓の上部を開けていても炎天下では車内温度がかなり上昇しますので、直射日光を当てない方が暑さ対策には効果的です。

また窓の開け過ぎや車から離れる時の貴重品の置き忘れ車上荒らしにあう恐れがありますので、防犯面に十分注意して貴重品を車内に残さないようにしましょう。

チャイルドシートに乗せる直前に行って!赤ちゃんの暑さ対策

チャイルドシートや車内の暑さ対策をいつも完璧に出来るパパやママはそうそういないでしょう。どんなに気を付けて暑さ対策をしても、炎天下ではチャイルドシートに座っている赤ちゃんの背中が汗でグッショリになることが多々あります。

乳幼児が汗をかくこと自体は悪いことではありません!

乳幼児の汗腺の数は大人と同じですが、皮膚面積は狭いため密集していますし、大人に比べて代謝が活発なためかなり汗をかきやすいです。実際に活動する汗腺の数は2~3歳で決まりますが、いつも快適な温度の中で過ごさせていると、実際に活動する汗腺の数が増えてくれず、体温調節をする機能が弱まり熱中症になりやすい体質となってしまいますので、気温の安定した環境作りに過敏になり過ぎないようにしましょう。

赤ちゃんがやけどをしない程度のチャイルドシートや車内の暑さ対策ばかりに目を向けず、乗車前や乗車中の熱中症やあせも、日焼けといった疾患への暑さ対策もしっかり行いましょう。

チャイルドシートに乗せる前後の熱中症やあせも対策

多少涼しい時期になっても赤ちゃんは熱中症になりやすいので、チャイルドシートに乗せる前と乗せた後は水分補給をしっかり行うことが大切です。長時間ドライブになる場合はこまめに休憩をとって水分補給を行いましょう。

母乳やミルクを飲んでいる場合はそれだけで足りると言われていますが、汗の量によっては不足することもありますので、おしっこの回数が減っていないか、色が黄色く濃くなっていないかをしっかりチェックしてください。

汗と共に体内のミネラルも流れ出てしまうため、夏場の離乳食には脱水予防に役立つカリウムが豊富な夏野菜のきゅうりやトマト、トウモロコシなどもおすすめです。

またあせも対策には背中に入れる汗取りパットのまめな交換が効果的ですが、シャワーを浴びさせたり蒸しタオルで拭いてあげたりするのも効果的です。

チャイルドシートに乗せた後は硬く絞った濡れタオルをレンジで40秒~1分ほどチンして人肌になったら、あせもができやすい背中やおしり・ひざやひじの内側・首・わきの下を中心に拭いてあげ、清潔な服に着替えさせてあげましょう。

チャイルドシートの紫外線対策

車内だと油断しやすいのが紫外線対策!赤ちゃんはチャイルドシートに固定されているため、同じところに紫外線が長時間当たります。

そのためチャイルドシートに乗る前に日焼け止めを塗ってあげ、長くなる場合は車内でも日焼け止めを塗り直してあげるようにしましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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