離乳食のとうもろこし&レシピに関する記事

離乳食のとうもろこしはいつから:薄皮の下ごしらえと段階別レシピ

離乳食のとうもろこしはいつから:薄皮の下ごしらえと段階別レシピ

とうもろこしはいつから離乳食に使える?薄皮の取り方や電子レンジでの茹で方、初期の裏ごしから完了期の粒まで月齢別の進め方、冷凍・缶詰・ベビーフードの選び方とレシピを、甘みを生かす工夫とあわせて紹介します。

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離乳食のとうもろこしは甘みが魅力。段階に合わせて楽しもう

夏の定番野菜といえばとうもろこし。お祭りの屋台で焼きとうもろこしの香ばしい香りにつられて、つい買いたくなりますよね。自然なやさしい甘みととろける舌ざわりは赤ちゃんにも好まれやすく、離乳食に取り入れると献立がぐっと華やぎます。

こちらでは、とうもろこしの下ごしらえ、選び方、月齢別の形状の進め方、生・冷凍・缶詰やベビーフードの使い分け、そして初期から完了期までのレシピをまとめました。粒の一つひとつに薄皮があるぶん少しだけ下ごしらえにコツがいりますが、慣れれば毎日の離乳食づくりの心強い味方になります。

新しい食材を初めて試すときは、平日の日中に、ひとさじずつ、無理のないペースで進めるのが基本です。とうもろこしを試す日はほかの初めての食材と重ねず、赤ちゃんの様子をゆっくり見ながら少量から始めましょう。

とうもろこしってどんな野菜?種類と離乳食での使い方

スプーンで離乳食を食べる赤ちゃん

とうもろこしには大きく分けて4つの種類がありますが、日本で食べられているとうもろこしのほとんどはスイートコーン。名前のとおり甘みが強く、そのままでもおいしい品種です。とろみづけやお菓子に使うコーンスターチは、別の品種であるデントコーンが原料。デントコーンは次世代エネルギーとして注目されるバイオエタノールの原料にもなる、ちょっと意外な一面を持つとうもろこしです。

コーンミールやコーンフラワーも便利

コーンミール

とうもろこしを乾燥させて粉にしたコーンミールやコーンフラワーは、水やだしを加えるだけでなめらかに伸び、裏ごしの手間なくとろみや風味を足せる便利な素材です。パン粥やスープにひとさじ加えると、コーンのやさしい甘みと香りが広がり、いつものメニューが表情豊かになります。粒から作るのが大変な日は、こうした粉タイプを上手に取り入れると気持ちがラクになります。

とうもろこしは世界で愛される主食のひとつ

シリアルを食べる赤ちゃん

とうもろこしは、米や小麦と並ぶ世界三大穀物のひとつ。乾燥させたコーンフレークやタコス、トルティーヤ、パンなど、世界中でさまざまな主食に姿を変えています。離乳食でも、ペーストにしたり粉を混ぜたりと使い道が幅広く、和風のだしにもトマトなどの洋風の味にもすっとなじむ懐の深さが魅力です。

ノンカフェインのとうもろこし茶も

ストローマグでジュースを飲んでいる赤ちゃん

とうもろこしを炒って作るとうもろこし茶は、香ばしくてほんのり甘く、ノンカフェインなので家族みんなで楽しめます。夏の食卓に添えれば季節感もアップ。赤ちゃん用には薄めにいれて、大人はそのままと、濃さを分けて用意すると一緒の時間を楽しみやすくなります。

離乳食にとうもろこしはいつから?形状は段階で変えて

とうもろこしはぜひ取り入れたい食材ですが、「皮もあるし、いつから食べられるの?」と迷うママは多いもの。実は、下ごしらえさえ変えれば離乳食初期から使えます。厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドでも、離乳はなめらかにすりつぶした状態から始め、月齢が進むにつれて舌でつぶせる固さ、歯ぐきでつぶせる固さ、と少しずつ形状を上げていくとされています。とうもろこしもこの流れに沿って、下の目安を参考に形を変えていきましょう。

時期とうもろこしの形状の目安
初期(生後5〜6か月頃)ゆでて裏ごしし、薄皮を取り除いたなめらかなペースト
中期(生後7〜8か月頃)ゆでて薄皮を取り、粗くつぶす・みじん切り
後期(生後9〜11か月頃)細かく刻む(薄皮ごとでも細かくすれば食べやすい)
完了期(生後12〜18か月頃)粗みじんから、様子を見て粒のまま

離乳食初期。薄皮を取り除いた裏ごしペーストから

ポップコーン

10倍粥やほうれん草などの野菜に慣れてきたら、とうもろこしを試してみましょう。この時期の赤ちゃんは、舌を前後に動かして食べ物を口の奥へ送り込む練習をしている段階。粒の周りの薄皮は舌に残ってざらつき、口から出してしまう原因になりやすいので、裏ごしして薄皮を取り除いたなめらかなペーストにするのがポイントです。

とうもろこしはポップコーンや冷凍コーン、コーンスナックなど幅広い加工品に使われ、ベビーフードのとろみづけにも登場します。初めて試すときは、いつものおかゆに薄皮なしのペーストをほんの少し混ぜ、「甘くておいしいね」と声をかけながら一さじずつ。嫌がらなければ翌日また一さじ、と焦らず進めます。

離乳食後期の10か月頃。刻んで薄皮ごとでも

後期の生後10か月頃になると、薄皮ごと細かく刻んだとうもろこしも食べられるようになります。この時期は歯ぐきでつぶす練習をしているので、薄皮が口に残ってもぐもぐしにくいときは、できるだけ細かく刻むと口当たりがよくなります。パン粥やスープに混ぜて、噛む練習を無理なく後押ししてあげましょう。

つまずきやすいのは、粒が大きいままだと口の中でころころ転がって遊び食べにつながること。刻んでほかの食材と一体にすると、スプーンにも乗せやすく、赤ちゃんも食べ進めやすくなります。

満1歳を過ぎたら。粒のままも様子を見て

トウモロコシ

1歳を過ぎると、とうもろこしの粒をそのまま食べられる子が増えてきます。前歯がしっかり生えていれば、芯についたまま自分でかじり取ることを楽しむ子も。ただし、よく噛まずに飲み込んでしまうこともあるので、しっかり噛んで食べられるようになるまでは粗みじんから始め、慣れてきたら粒へと段階的に進めましょう。食べているあいだは座って落ち着いて、大人がそばで見守るのが安心です。

生とうもろこしの下ごしらえ。電子レンジで簡単に

「生のとうもろこしをゆでるのは面倒」「暑い時期に台所に立つのがつらい」というママに、レンジでチンするだけの簡単な下ごしらえを紹介します。鍋でゆでるより早く仕上がり、甘みもしっかり残るので、普段の調理にもおすすめです。

  1. とうもろこしの外皮をむいてひげを取り、水にさっと通す
  2. ラップに包み、500〜600wで5分加熱する
  3. 加熱後、粗熱が取れるまで常温でそのままにしておく
  4. 粗熱が取れたら、粒を包丁で芯からそぎ落とす
  5. フードプロセッサーで細かく撹拌する
  6. 初期の場合、ザルでこして薄皮を取り除く

※加熱時間は目安です。ご家庭のレンジに合わせて調節してください

コツは、粗熱が取れるまでラップに包んでおくこと。加熱後すぐにラップを外すと、実がシワシワになって見た目が悪くなるうえ、甘みやうまみが水蒸気と一緒に逃げてしまいます。ふっくらジューシーに仕上げたいなら、あわてず包んだまま冷ますのが正解です。

おいしいとうもろこしの選び方

下ごしらえの前に、素材選びもひと工夫。皮つきで売られているものは、皮の緑が濃くみずみずしいもの、先端のひげが多くて茶色くふさふさしているものが、実がぎっしり詰まった食べごろのサインです。ひげの本数は粒の数とほぼ同じといわれるほど。とうもろこしは収穫後に甘みが落ちやすいので、買ったその日のうちに下ごしらえして、使わない分は小分け冷凍しておくと甘みをキープできます。

冷凍コーンと缶詰、離乳食での使い分け

とうもろこしは夏が旬ですが、冷凍コーンや缶詰コーンを使えば一年中手軽に調理できます。保存がきくのでストック食材としてとても便利。離乳食に使うときは、それぞれの特徴を知って、ママの使い勝手のいい方を選びましょう。ちなみに、素材そのものの甘みを一番シンプルに味わえるのは、味つけをしていないレンジ調理のとうもろこしです。

1冷凍コーン

冷凍コーン

冷凍コーンは、さっと加熱したものを急速冷凍してあります。しっかり火を通したものではないので、離乳食に限らず加熱してから使いましょう。自然解凍してそのままペーストにし、加熱せず冷製スープにする、といった使い方は避けてください。使う分だけ取り出せて洗い物も少なく、忙しい日の強い味方です。

2缶詰コーン

コーンの缶詰

缶詰コーンは、あらかじめ味がついているものが多いのが特徴です。離乳食は素材の味を生かす薄味が基本なので、ホール缶を使うときはさっと水洗いしてから調理すると、コーン本来の甘みが引き立ちます。ペースト状のクリーム缶も味つきなので、素材の味を大切にしたい初期のうちは、生や冷凍、味つけのないベビーフードを選ぶと安心です。

ベビーフードやパウダーで手軽に

ベビーフードを食べている赤ちゃん

レンジで簡単に加熱できるとはいえ、裏ごしはやっぱり面倒に感じるママも多いはず。そんなときは、ベビーフードやパウダーを使えば手早くとうもろこしの離乳食が作れます。

ベビーフードのとうもろこし

味つけが控えめで、とうもろこし本来の甘みを生かしたベビーフードは、素材の味を大切にしたい離乳食期にぴったり。お出かけや忙しい日にそのまま使えるのはもちろん、ストックして手作りの離乳食に混ぜれば、味のバリエーションが手軽に増やせます。

北海道産コーン(うらごし)

北海道産コーン(うらごし)

キユーピー

甘みの強い北海道産とうもろこしを使って作られたベビーフードです。そのまま与えてもよいですが、ストックして離乳食づくりに活用すると、味の幅が広がって赤ちゃんが喜ぶ一皿を手軽に用意できます。

キユーピー 北海道産コーン(うらごし)

パウダーのとうもろこし

あまり馴染みがないかもしれませんが、使っているママたちに好評なのが野菜パウダー。とうもろこしをそのままパウダー状にしたもので、裏ごしの手間なく、水を加えるだけでなめらかなペーストが作れます。いろいろな料理に混ぜられるので、離乳食のレパートリーを広げたいときに重宝します。

とうもろこしフレーク

とうもろこしフレーク

野菜フレークの大望

北海道の空港などでも売られている人気商品。朝採りの北海道産とうもろこしを100%使い、素材の風味と甘みをそのまま閉じ込めています。無添加無着色で、水を加えるだけで裏ごししたようななめらかなペーストに早変わり。離乳食づくりに幅広く活用できます。

野菜フレークの大望 とうもろこしフレーク

離乳食初期のとうもろこしレシピとポイント

10倍粥やほうれん草などの野菜に慣れてきたら、とうもろこしの出番です。初期は舌を前後に動かして飲み込む練習の時期なので、薄皮を取り除いて裏ごししたなめらかなペースト状にして与えましょう。そのままでも甘くておいしいですが、コーンスターチでとろみをつけたり、離乳食用のホワイトソースを混ぜたりすると、口当たりがよくなってパクパク食べてくれます。

コーンスープのレシピ

コーンスープ

材料:裏ごし済みとうもろこし、コーンスターチ適量、水適量

  1. 水溶きコーンスターチを作っておく
  2. 鍋で裏ごし済みとうもろこしと水を温める
  3. 水溶きコーンスターチを入れてひと煮立ちさせる

※小さめのミルクパンがない場合は、少量で作りにくいため大人用と一緒に作るのがおすすめ。大人用は生クリームや塩、コンソメなどで味を調えましょう

離乳食中期のとうもろこしレシピとポイント

中期になるとレシピがマンネリ化しがちですが、冷凍ストックやベビーフードを上手に使えば、無理なくバリエーションを広げられます。この時期は舌でつぶせる固さが目安。上手に噛み砕けないので、とうもろこしや野菜は細かく刻んで柔らかくすると食べやすくなります。こちらのパン粥は、合わせる野菜を変えるだけで表情が変わるので、飽きずに続けられます。

とうもろこしパン粥のレシピ

とうもろこしパン粥

材料:とうもろこしペースト大さじ2、にんじん5g、ピーマン5g、食パン(耳なし)1/4枚、調乳済み粉ミルク100cc

  1. にんじんとピーマンをみじん切りにして、ラップに包み電子レンジ500wで2分加熱
  2. 食パンを2cm角に切る
  3. 鍋に1と2、とうもろこしのペーストと調乳済みのミルクをいれてひと煮立ちする

離乳食後期のとうもろこしレシピとポイント

味を覚えてきて好き嫌いやムラ食いが出てくるのが後期。「せっかく作ったのに食べてくれない」と落ち込むこともありますが、これは自我が育ってきた証でもあります。子育ての現場では、「そういう時期なんだ」と割り切って気楽に構えるのが、親子ともにラクに乗り切るコツだという声が多く聞かれます。無理に完食を目指さず、日によって食べる量が違って当たり前、くらいの気持ちでいましょう。

この時期は手づかみ食べも始まります。散らかると片づけが大変ですが、自分の手で固さや感触を確かめる経験は、食べ物への関心と「自分で食べたい」という意欲を育てます。とうもろこしのお焼きやスティック状の料理は手に持ちやすく、手づかみメニューにぴったり。下にレジャーシートを敷き、袖まくりできるスタイを用意しておくと、「じょうずに持てたね」と笑顔で見守る余裕が生まれます。

こちらではブロッコリーととうもろこしのスープを紹介します。同じ食材でも切り方や固さを変えると、赤ちゃんはいろいろな食感を楽しみながら、食べやすさも増します。

とうもろこしとブロッコリーのスープのレシピ

コーンとブロッコリーのスープ

材料:とうもろこし大さじ3、ブロッコリー1房、牛乳または調乳済み粉ミルク大さじ2

  1. とうもろこしはみじん切りにする
  2. ブロッコリーはラップに包み電子レンジ500wで1分加熱
  3. 2を茎の部分は1cm角に、花の部分はみじん切りにする
  4. 鍋に1と3、牛乳を入れてひと煮立ちさせる

離乳食完了期のとうもろこしレシピとポイント

完了期は大人の食事に近づく練習の時期。とはいえ味つけも柔らかさもまだ大人と同じではないので、取り分けるときは味つけ前のものを分けるなどのひと工夫を。赤ちゃんは一度にたくさん食べられないので、1日3回の食事に加えて2回ほどの間食(補食)でエネルギーを補います。この間食は、甘いお菓子より蒸したお芋やおにぎりなど、おなかにたまるものを選ぶと、食事の一部として無理なく取り入れられます。

この時期は「家族と同じものを食べている」という実感が食べる意欲を大きく後押しします。こちらのお焼きは、歯がしっかり生えている子ならとうもろこしを刻まずに入れてもOK。たくさん作ってラップに包み冷凍ストックしておけば、食べたいときに解凍でき、忙しい日にも重宝します。

とうもろこしおやきのレシピ

とうもろこしおやき

材料:とうもろこし大さじ1、にんじん5g、玉ネギ5g、ピーマン5g、ツナ大さじ1、小麦粉大さじ1、水と油適量

  1. とうもろこしを粗みじん切りにする
  2. にんじん、玉ネギ、ピーマンをみじん切りにする
  3. ボウルに1、2とツナと小麦粉を入れ、まとまるくらいに水分を加えてタネを作る
  4. 熱したフライパンに薄く油をひき、スプーンでタネをまとめて両面を焼き色がつくまで焼く

とうもろこしの離乳食によくある疑問(FAQ)

薄皮はいつまで取り除けばいい?

口に残りやすい薄皮は、初期から中期にかけては取り除くと食べやすくなります。後期の生後10か月頃からは、細かく刻めば薄皮ごとでも食べられるようになる子が増えます。もぐもぐしにくそうにしていたら、いったん刻みを細かくして様子を見ましょう。

缶詰のコーンはいつから使える?

味がついているものが多いので、素材の味を大切にする初期は、生や冷凍、味つけのないベビーフードがおすすめです。中期以降にホール缶を使うときは、さっと水洗いしてから調理すると、コーンの甘みが引き立ちます。

粒のままはいつから?

1歳を過ぎて前歯が生え、噛めるようになってきたら、様子を見ながら少しずつ。最初は粗みじん、慣れてきたら粒、と段階を踏むと食べやすく、遊び食べも減ります。食べるときは座って落ち着いた姿勢で、大人がそばで見守りましょう。

冷凍コーンはそのまま使える?

冷凍コーンはしっかり火を通したものではないので、必ず加熱してから使います。自然解凍でそのまま冷製にするのは避け、スープや加熱調理に取り入れましょう。

作り置きや冷凍保存はできる?

ペーストや刻んだものを小分けにして冷凍できます。製氷皿や小分け容器に入れておけば1食分ずつ取り出せて便利。甘みが落ちないうちに、1〜2週間を目安に使い切りましょう。

まとめ

とうもろこしは、薄皮を取り除いて裏ごしすれば離乳食初期から使える、甘みたっぷりの頼れる食材です。初期は裏ごしペースト、中期はみじん切り、後期は細かく刻む、完了期は様子を見て粒のままへと、子どもの口の発達に合わせて形状を変えていくのがポイント。電子レンジ調理や冷凍ストック、ベビーフードやパウダーを上手に使えば、忙しい日でも無理なく取り入れられます。

甘くて彩りもよいとうもろこしは、スープからお焼きまで幅広く活躍します。食べる量や好みには個人差があるので、その日のペースを大切にしながら、家族みんなで旬の甘みを味わっていきましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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