離乳食のピーマンに関する記事

離乳食のピーマンはいつから?苦みを抑える調理法やレシピ

離乳食のピーマンはいつから?苦みを抑える調理法やレシピ

離乳食にぜひ取り入れて欲しいピーマン。苦味をおさえる下ごしらえや調理方法、おすすめレシピ、苦手な赤ちゃんが食べられるようになった克服体験談、冷凍方法などをチェックして美味しく作ってあげて。

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離乳食のピーマンは工夫すれば赤ちゃんでも美味しく食べられる!

「赤ちゃんの離乳食にピーマン食べさせても平気なの?」「苦くて食べないでしょ」と思うママもいるでしょう。

大人になってもピーマンが苦手な人は多いものですが、調理法を工夫することで苦みを抑えて食べやすくなります

ピーマンには赤ちゃんに必要な栄養素が豊富に含まれていますので、離乳食の段階ごとの調理法やレシピ、好き嫌い克服体験談などを参考に、ぜひ離乳食から取り入れましょう。

ピーマンに含まれる赤ちゃんに嬉しい4つの栄養

ピーマンには赤ちゃんの成長に必要な栄養素を少量で豊富に摂取できる長所があります。美味しく調理して、ピーマン好きな子供に育ててあげましょう。

1βカロテン

ピーマン

ピーマンにはβカロテンが多く含まれています。βカロテンとは、目・鼻・口や皮膚、内臓の粘膜の健康に欠かせない栄養素ビタミンAが不足した時に、体内でビタミンAに変わる栄養素。

ビタミンAは摂り過ぎに注意する必要がありますが、βカロテンなら過敏になる必要はありません。

ピーマンの色が赤や黄色だとβカロテンの量は違う!?

同じ100g中に赤ピーマンは2倍以上、黄色ピーマンは半分以下、トマピーは4倍以上のβカロテンが含まれています!また、パプリカはピーマンと同じ種類の野菜で、栄養価は緑のピーマンより豊富です。

2ビタミンC

ビタミンCはタンパク質であるコラーゲンの生成に欠かせない栄養素。コラーゲンは身体をつくるタンパク質の3分の1を占めていて、細胞と細胞をくっつける接着剤のような働きをしています。

ビタミンCは離乳食期の赤ちゃんにも積極的に摂ってほしい栄養素。ところが体内に蓄えることができず、一定時間で体外に排出されますので、こまめな摂取が必要。

熱によって破壊されやすいという特徴がありますが、ピーマンに含まれるビタミンCは、同じくピーマンに含まれるビタミンPの働きで熱から守られているため、他の野菜に比べて加熱しても損失する量が少ないという特徴があります。

3カルシウム

カルシウムといえば、骨の成長に必要不可欠な栄養素。赤ちゃんの成長をサポートするためにも、ぜひ取り入れたい栄養素です。

カルシウムが野菜に含まれているなんて意外に思う人もいるでしょうが、ピーマンにはカルシウムも豊富に含まれているのです。

4鉄分

スプーンを咥える幼児

鉄分は、必須ミネラルと言われるくらい丈夫な身体をつくるうえで重要な栄養素です。鉄分は体内に吸収されにくいうえ、暑い季節には汗などで失われやすい成分なので、さまざまな食材から摂り入れることが望ましく、ピーマンもその中の一つです。

離乳食後期になると特に不足しがちになる栄養素ですので、ぜひともピーマンで鉄分を補給させてあげましょう。

離乳食でピーマンやパプリカはいつから?おすすめは中期後半

ピーマンやパプリカは初期から与えられます。ただし赤ちゃんにとっては果肉が硬い食材のため調理が大変。

苦みもあるため離乳食中期の後半や後期から、加熱処理したものを少しずつ慣らしていくのがおすすめです。

離乳食のピーマンが食べやすくなる下ごしらえのコツ

ピーマンを半分にカット

赤ちゃんが食べない離乳食の代表ともいえるピーマンですが、簡単な下ごしらえを行うことで、かなり食べやすくなります。

離乳食で使うピーマンの下ごしらえ方法

  • ピーマンを縦に半分に切り、中の種とワタを取り除きます。特に、種の近くの白い部分に強い苦みがあるので、しっかり取り除いておきましょう。
  • ワタを取った1のピーマンを、沸騰させたお湯に入れてさっと茹でます
  • すぐに冷水にさらします
  • 皮をとります

冷水にさらすと、皮をちょっとつまんだだけで、剥がすことができます。皮は口の中に残りやすいうえ、ピーマンの苦みの大半はワタや皮にあるので、下ごしらえで皮を除いておくと美味しく食べやすくなります。

他にも、電子レンジ、裏ごし器、ガスコンロで下ごしらえができます。基本は、加熱後皮を剥くという手順です。

電子レンジ・裏ごし器・ガスコンロでの下ごしらえ

  • 電子レンジ
    縦半分に切ってワタを取ったピーマンを耐熱皿にのせ、ラップをして30秒加熱。加熱後、冷水にさらして皮を剥く
    • 裏ごし器
      ワタをとって茹でたピーマンを、スプーンの背や木ベラを使って裏ごしする。裏ごし器によって皮の部分が取り除かれる
      • ガスコンロ
        縦半分に切ってワタをとったピーマンを、フォークで刺してガスコンロの火であぶる。加熱後、冷水にさらして皮を剥く
        ※火傷に注意しましょう

離乳食のピーマンを冷凍保存する方法

下ごしらえをしたピーマンを、冷凍保存しておくと、調理するのに便利です。きれいな緑色なので、彩りを加えたいときにもぜひ試してみましょう。

下ごしらえしたら食べやすい大きさに刻んで、冷凍用保存袋に入れて冷凍しておきます。使いたい量だけ取り出して加えましょう。

またピーマンの味に慣れる前は、液状のものの方が調理に使いやすいです。ペースト状のものにお湯を加え、製氷皿に入れて冷凍します。

さらに、そのキューブ状に凍ったものを冷凍用保存袋に入れておくと、ひとつずつ取り出して使えるので便利です。

【月齢別】離乳食の美味しいピーマンレシピ

こちらでは、後期、完了期のピーマンレシピをご紹介します!食べない時はピーマンの量を調節すると、同じメニューでも食べてくれることがあります。苦みは赤ちゃんが「毒」と判断していることもあり、無理強いすると脳に悪いイメージがインプットされることがありますので、少量ずつゆっくりと進めて大丈夫です。

離乳食後期(生後9~11ヵ月)のピーマンレシピ

ピーマンに含まれる栄養素は、水溶性のものが多いため、ゆで汁も調理に使うようにすると、水に溶けた栄養素も摂取できます。

下ごしらえのときのゆで汁をお鍋に残しておいて、他の野菜といっしょにポタージュスープにするのがおすすめです。

ジャガイモのとろみや苦みを和らげる亜鉛という成分が、ピーマンを食べやすくしてくれます。

ピーマンとジャガイモのポタージュスープ

ピーマンとジャガイモのポタージュスープ

材料:ピーマン、ジャガイモ、水、ベビーフードのコンソメ、牛乳

  • 下ごしらえしたピーマンと茹でたジャガイモをミキサーにかける
  • 下ごしらえのピーマンのゆで汁と、ミキサーにかけたペースト状のもの、水、コンソメを入れて煮込む
  • 牛乳を加える

離乳食完了期(生後1歳~1歳半)のピーマンレシピ

1歳を過ぎると、いろいろな食材が食べられるようになるので、ピーマンレシピの幅も広がります。

せっかくなので、ピーマン以外の食材もたくさん摂取できるようなメニューにしたいです。

ピーマンは油と炒めると吸収率がアップしますので、微塵切りにして炒めてから使うのがおすすめです。

ピーマンオムレツの作り方

ピーマンオムレツの作り方

材料:ピーマン、玉ねぎ、人参、しいたけ、卵、牛乳、油、バター

  • 下ごしらえしたピーマンと人参、玉ねぎ、しいたけをみじん切りにして少量の油で炒める
  • 卵をほぐして牛乳を混ぜたものに1を混ぜる
  • フライパンにバターを溶かし材料を流し入れて、固まってきた部分から巻き込んで、ふんわりなるように仕上げましょう

離乳食のピーマンが食べられない!先輩ママの克服体験談

食べやすいように下ごしらえしても、やっぱりピーマン!苦手な子の率も高いようです。先輩ママは、子供のピーマン嫌いをどのように克服して食べさせたのでしょうか?ピーマン嫌いのパパにも使えるかもしれない(?)裏ワザをみていきましょう。

ピンキー
34歳

Aピーマンはひきたて役に

娘が離乳食中期の後半になって、最初にピーマンを与えたときに、「ぺーっ」と舌で押し出されたので、それからは「なんとかしてピーマンを食べさせなくては!」と躍起になっていました。そんな私の思いとは裏腹に、どんなレシピを試しても、やっぱりピーマンだけ「ぺーっ」。そこでいろいろ試行錯誤したのですが、ピーマンをメインにしようとするからダメなのだと気づいて…。

はんぺんや豆腐などに、ピーマンやにんじんなどの野菜あんかけをかけたものだと食べてくれるようになりました。大好きなはんぺんや豆腐がメインで、あんかけのピーマンはひきたて役。にんじんも加えることで見た目の彩りの良さやとろみのきいた食べやすさも手伝って、娘の大好きメニューになりました。

ベジタリア
28歳

A子どもも大好き!ピザトースト

手づかみで食べたくなる離乳食後期。息子のピーマン嫌いを克服しようと考えたのが、「ピーマンのピザ風トースト」です。食パンを縦に細長く切って手づかみしやすい形にしたものに、ケチャップを塗り、下茹でしたピーマン、玉ねぎ、コーン、最後にとろけるチーズをのせてオーブントースターで5分ほど焼きます。

子供の好きなピザ風のケチャップ味がピーマン独特の風味や苦みを隠してくれ、なおかつ手づかみで食べられるということで、子供も喜んで食べてくれました。

ママリッチ
32歳

Aピーマンの苦みを消す裏ワザ!

1歳を過ぎ、いろいろな食材を食べるようになった娘ですが、ピーマンだけは苦手な様子。離乳食中期から後期にかけてはペースト状にしたものをいろいろなメニューに混ぜていたのですが、離乳食も完了期であるので、少し調理法を変えてみることにしました。ピーマンの苦み成分は脂に溶けやすいので、調理の前に多めの油でピーマンのみを炒めてみました。そのピーマンも、縦に切った方が苦みを感じにくいと知り、そのとおりにしてみました。

それで、素材の風味を消しやすい味噌で味付けする、「ピーマンと豚ミンチの味噌炒め」を作ると、ご飯にのせて食べてくれるようになりました。ちなみに、ピーマン嫌いのパパも、このレシピなら食べてくれます。

せっちゃんママ
29歳

Aカレーにピーマンを隠す!

離乳食中期の頃からピーマンがダメな息子。無理に与えることもしなかったのですが、1歳も過ぎた頃から、偏食をなおすためにもピーマンを食べさせたいと思いました。そして、ありがちですが、カレーに混ぜるのが一番良いと思って…。ドライカレーにして、一度茹でて刻んだピーマンを混ぜ込むと、見た目にもピーマンとわからず、パクパク食べてくれました!

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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