赤ちゃんって不思議!先輩ママが感じた赤ちゃんの神秘的な力
赤ちゃんには、どのような神秘的な力があるのでしょうか。赤ちゃんは小さくて一人では何もできないと思われがちですが、実は驚くべき力を秘めています。
ここでは、その赤ちゃんの不思議な力を目の当たりにした先輩ママの体験談をご紹介します。驚きのベビーエピソードが満載です。
毎日が不思議発見!赤ちゃんってすごいと感じたエピソード
赤ちゃんの生命力の強さを実感
一人目出産の時、赤ちゃんは小さくてまだ弱いはずなのに、生きる力を強く感じて不思議に思いました。
陣痛室に入って一日以上経った頃、私は人生初の40度を超える高熱を出しました。抗生剤が投与され、いざ分娩台に上がる頃にはふらふらでした。
前駆陣痛が長く子宮口もなかなか開きませんでした。さらに、私がいきむと赤ちゃんの心拍が下がってしまったのです。
へその緒が赤ちゃんの首に巻きついている可能性があるため、ドクターの判断で帝王切開になりますと言われ、震える手で同意書にサインしました。
赤ちゃんが無事ならどんな出産でもいいと思いましたが、ここまで痛みや熱に耐えたのだから自然分娩したいという気持ちもありました。
その後、先生も様子を見て自然分娩で行きましょうと言ってくださいました。
いきむと心音が小さくなり音の間隔が広がり、いきみ終えて大きく空気を吸うと、また心音が大きく短い間隔に戻ります。
この心音のために何度も頑張り、たくさん空気を吸って吐きました。そして、やっと生まれた赤ちゃんは血色が良く、元気に泣きました。
へその緒で首を締められて心音が下がり、高熱の影響もあり、生まれてくる瞬間は真っ青な状態ではないかと覚悟していました。
しかし、血色良く元気に生まれてきてくれた赤ちゃんの生命力に驚きました。なかなかできない不思議な体験ができたことを幸せに思います。
寝かしつけは背中スイッチとの闘い
赤ちゃんって不思議だと感じたのは、生まれて間もない頃だったと思います。不思議と感じたシチュエーションは、子供を寝かしつける時に感じました。
抱っこして腕の中で気持ちよさそうに寝ていたのに、そっとベッドに寝かせるとそれを察知して「おぎゃー」と泣くのです。
それまではいびきをかいて寝ていたのに、布団に置くたびに泣くので、まるで背中にスイッチでもついているかのようだと不思議に思いました。
何回やってもそんな状態で、当然ですが、手は塞がっているので家事は進まず、自分のしたいことはできず大変でした。
「いつまでこんなことが続くのだろう?」と途方にくれましたが、月齢が進んだ今では一人でも寝てくれるようにまで成長し、余裕ができました。
誰に教わったわけでもないのにラッチオン!
出産後、退院してすぐのことです。入院中は慣れないため、乳首をうまくくわえること(ラッチオン)ができなくてなかなか飲んでくれず、1回授乳するたびに汗だくでした。
でも、退院して回数を重ねるごとにどんどん上手になりました。
赤ちゃんは母乳の吸い方を教えられていないのに、ちゃんと吸い方もわかって生まれてくるんだなと思うと、すごいことなんだと思いました。
本当に日に日に上手に母乳が飲めるようになっていくので、感心してしまうほどでした。とても驚きました。
泣いているときも、母親が声をかけると少し落ち着いたり泣き止んだりします。
お腹の中にいるときから、母親の声を聞いているからか、母親の声には敏感に反応します。
また、首も座っていないのに首を持ち上げることができたり、寝返りをうって寝る方向を変えたりできるんだなと驚きました。
ずっと寝ている姿に不安を覚えました
1か月ほど里帰りをしていた時のことです。娘が生後3週間くらいの時、あまりにもよく寝るので不安になったことがありました。
朝からおっぱいを飲むとき以外はほとんど寝ていたことがあり、「よくこんなに一日中寝られるな」と思ったのと同時に、どこか具合が悪いのではと不安に思ったものです。
思わず母に「こんなに寝てばかりで大丈夫かな?」と聞いてしまいました。
すると母は「赤ちゃんは寝るのが仕事だから大丈夫。おっぱいもきちんと飲んでいるしね」と言われ、安心したのを覚えています。
ずっと寝ていたのに、お風呂に入れて夜寝かせる頃には、また眠そうにしている姿に、愛おしさを感じました。
赤ちゃんがずっと寝ていてもまた眠くなるのは、とても不思議だなと感じました。
パパのことをよく分かっています
生後1か月ぐらいから絵本を読み聞かせるようになりました。
まだ視点も定まらないし、表情も乏しい時期でしたが、数冊を繰り返し読んでいくうちに、音の出る絵本に反応するようになりました。
動物の鳴き声に反応し、ニコニコ。そのうち、羊の声を聴くと同じように「メー」と言うような声を出したことも何度かあり、半信半疑ではありましたが驚きました。
違う本だと声を出さないのに、「だるまさんが」という絵本を読むと、いつもニコニコしながら、私の声に合わせて喃語(なんご)を発したこともありました。
絵本を楽しんでいる様子を見ることができ、まだまだ反応が少ない時期だっただけに、不思議さと嬉しさがありました。
2か月になった頃には、義理の母が「パパいるね」と話しかけると、少し離れた場所にいた主人を見ているようなのです。
何度か場所を変えて同じようにパパを探させると、しっかり見つけてニコニコしていました。
帰宅時間が遅く触れ合う時間も少なかったので、いつ覚えたんだろう?と不思議に思いました。
ママの気持ちを察知する不思議な力
赤ちゃんが3ヶ月のときに感じたことなのですが、私にとって初産で子育ての方法がなかなか分かりませんでした。
どうして泣いているのか、なぜ泣き止まないのかと考えさせられる時期でした。後から考えると、そんなに考えすぎなくてもよかったのかもしれません。
当時の私は、眉間にしわを寄せて赤ちゃんの泣き顔を見つめたままでした。いくら長時間抱っこをし続けても、赤ちゃんは全く泣きやみません。
ところが、何も考えず赤ちゃんの顔を見て、「可愛いな」と微笑んでいると、赤ちゃんも自然に泣きやみ、すぐに眠ってくれたのです。
不思議なことに、赤ちゃんは親の今の気持ちを感じ取っているのだなと感じました。それ以来、赤ちゃんの前ではなるべく笑顔で接するようにしました。
ママと一緒に歌ってくれました
私は、赤ちゃんの寝かしつけの時に毎回童謡を歌っていました。非常によく泣く赤ちゃんで、寝たと思って布団におろしてもすぐに泣きました。
また、授乳をしても抱っこで揺らしてもなかなか寝ないのです。そのため、赤ちゃんのお世話がだんだん苦痛に感じることもありました。
その時に思いついたのが、赤ちゃんを抱っこしながら歌を歌うということです。
泣いている赤ちゃんをただ抱っこしながら揺らしてあやすのは、「この時間があとどのくらい続くのだろう」と、切なくなることもあります。
でも、歌を歌っていたら気が紛れるし、少し赤ちゃんの泣き声が聞こえなくなっていいと感じたのです。
赤ちゃんのためというよりは、自分のために歌っていました。
生後3か月くらいの時に、赤ちゃんが私の歌に合わせて声を出すようになりました。まだ「あー」とかしか言えないのに。
まさかと思って、同じ歌を歌ってみてもわたしに合わせて歌うし、ちゃんと歌が終わったらやめるのです。これは凄いですよね。
赤ちゃんも歌をちゃんと覚えて歌うんだなあと感動し、小さいのに何でこんなことができるんだ!と不思議に思った瞬間でした。
言葉が分からなくてもママの気持ちが分かる
生後5カ月頃、赤ちゃんって本当に不思議な生き物だと思いました。
言葉も分からないし嫌なことをされていないのに、ママが嫌いだと思う人に抱っこされると大泣きするのです。
逆に、ママが好きな人に抱っこされるのはとても喜びます。
私は夫の家族が正直苦手です。初孫でかわいいと思う気持ちは分かりますが、正直赤ちゃんに触ってほしくないと思っていました。
赤ちゃんはそれがわかるのか、夫の家族が抱っこしようとすると火がついたように大泣きするのです。
どんなにあやしても泣きやむ事はありません。私や私の両親の手に移ると、ピタッと泣きやみ笑顔を見せてくれました。
夫の家族だけでなく、私が少し苦手な親戚が抱っこした時もそうでした。
赤ちゃんって言葉は分からなくても、ママの気持ちがよくわかるんだなと思いました。
ママじゃないとダメな赤ちゃん
子供が生まれて半年位までの間、まだ抱っこばかりの時期、パパやママすら理解していないはずなのに、私の抱っこじゃないと泣く子でした。
決してパパの抱っこが下手なわけでもなく、泣かそうとしているわけでもありません。ご機嫌に私の抱っこで遊んでいても、パパに代わると泣きます。
生まれた時から、夫も私と同じくらい抱っこしていたのに不思議です。私は嬉しいけれど、寂しそうな夫を見るのが辛かったです。
他には、赤ちゃんが寝ていて、私がふと赤ちゃんの方を見ると目を開けるのです。起こすような音は立てていないのに、こんなことが何回もありました。
赤ちゃんとママは、何か目に見えないもので繋がっているのでしょうか。嬉しいですが、私じゃないと泣くので大変でした。
小さな赤ちゃんでもママの気持ちがわかるのかな?
娘が生後7ヶ月の時に体験した不思議なお話です。
その当時、私は産後から体が弱ってしまっていて、体調の悪い日が続き、毎日とても落ち込んでいました。
その日も朝から体調が優れなかったのですが、そんな中でも子育ては休めないので必死にミルクをあげたり、おむつを替えたり遊んだりしていました。
それでもどうしてもつらくて、「ごめんね、ちょっと横にならせてね」と娘に告げて、少し横になることに。
そうすると、まだ何もわかっていないはずの娘が、慣れないズリバイで近付いてきて私の隣まで来て、私の手を握ってペロペロなめてきました。
そして「ニコーッ」と笑って、私が休んでいる間、ずっと私のそばについていてくれました。
まるで「ママ、大丈夫だよ」って言ってくれているように感じて、私は涙が止まらず、「ありがとう、ありがとう」と娘を何度も抱きしめました。
その後も同じようなシチュエーションが何度もありました。
まだまだ小さな赤ちゃんでも、ママがつらい時は赤ちゃんなりに何か感じて分かるものなのかな?と、とても不思議に感じた体験でした。
双子の赤ちゃんの不思議
我が家には、8ヶ月になる二卵性双生児の男の子がいます。私にとっては、第二子、第三子になる二人です。
やんちゃ盛りの二人は、毎日家の中をハイハイで探検しています。
長女の頃にはあまり余裕もなかったからか、赤ちゃんって不思議って思ったことがないのですが、この二人については色々な場面で不思議に感じることがあります。
例えば、生後まもなくから不思議だなと思ったのが、かなりの確率で同じ格好で眠ることです。
生後まもない頃は保育器の中で、最近ではベビー用の布団の中で、同じ格好で眠るんですよ。
同じ向きを向いたり、左右対称だったり、その姿はとても可愛らしく、また不思議なことでもあります。
私のお腹の中にいた頃もこんな感じだったのかな、など色々と思いを馳せています。
危険を察知?わが子の初めての「ママ!」
2人目の子が9ヵ月の時、まだ「あー」とか「うー」としか言葉を話せなかったのですが、ある時はっきりと「ママ!」と言ったのです!
赤ちゃんと一緒にお昼寝をしていて、その前の夜は寝つきが悪かったのでお昼寝ではぐっすりでした。
そんな姿を見ていたら自分もついうとうとと夢の中へ…。しばらくすると、私のほっぺを「ぺちぺち」叩きながら、「ママ!」と言う声がしたので飛び起きました!
驚いて、「今ママって言った?もう一回言ってみて?」とお願いしても、何も言ってくれないのでしょんぼり。
すると、キッチンから「ガタガタ」音がしていて、ようやくコンロに鍋をかけっぱなしだったことを思い出しました。
空焚きにはなっていなかったけれど、あのまま眠り込んでいたら危なかったかもしれません。もしかして我が子が危険を察知して起こしてくれたのかも知れません。
それからは、また「あー」と単語も言えない、いつもの赤ちゃんですが、あの時はっきり「ママ!」と言って起こしてくれて感謝しています。
赤ちゃんの人を見分けるパワーは凄い!!
今11ヶ月になる娘がいるのですが、娘は3ヶ月頃から既に人見知りが始まっていました。
そのときはまだ里帰り中で実家にいたのですが、一緒に住んでいる私の家族には笑顔を見せていました。
お客さんが来た時に、女性が近寄ってくると顔をじーっと見つめて「ニコッ」と満面の笑みになるのですが、男性になるとギャン泣きでした。
主人とは遠く離れていたので、月に1度の対面だったのですが、久々に来た主人の顔を見るなりギャンギャン泣き、丸一日泣きわめいていました。
しかし、主人のお父さん(私にとっての義父)と対面したときは、会った瞬間からずっと笑顔でした。
また、子供のいる私の友人が遊びに来たときは、凄く楽しそうに笑うのですが、子供のいない友達には全く笑顔を見せることがありませんでした。
男性が苦手な赤ちゃんは多いと聞いていたのですが、まさかこんなに早くに性別を見分けられるとは驚きです。
また、なぜ義父だけは初対面の時から全く泣かなかったのか。
いまだに不思議だったなとは思いますが、赤ちゃんなりの判断基準があるのでしょうね。
11ヶ月になった今では、男女関係なく初対面の人にはギャンギャン泣いて人見知り全開です!
赤ちゃんの好き嫌いの違いとは
生後11ヶ月頃のことです。リビングで私と二人で、お気に入りのDVDを見ている時に起きた出来事でした。
そのDVDが大好きだったのでにこにこしたり、たまに「きゃっ」と笑ったりしていて、かわいいなと思いながら見守っていたのですが、急に大泣きしたのです。
大泣きしながら私のそばに来て抱きついてきたので、一体何があったんだと困惑した私は、部屋の中になにか怖いものがないか探しました。
しかし見つからず、よくわからないまま、もう一度お気に入りのDVDを見せてあげたら、あるシーンから泣き出すことに気がついたのです。
今まではにこにこ見ていた大好きなDVDだったのに、急に見ると泣いてしまうシーンができてしまったんですね。
こんなことってあるんだ。何をどう感じたらいきなり泣くことになるんだろう。不思議だなと感じました。
マネっこ大好きだと実感!
子供は、大人のやることをよく見ていて、すぐにマネをするものです。保育園で覚えてきたことを家でやったりします。
しかし、私の子はまだ1歳になったばかりなのに、大人のやることを上手にマネします。
携帯電話を耳に当てて、電話するマネをしたり、私が万歳をすると、一緒になって万歳をします。
更に驚いたことがこの間ありました。
床に落ちていた小さなゴミを拾い、いつもは口に入れるのに、それを持ったままハイハイして、部屋の角にあるゴミ箱へ入れたのです。
これには私も夫もビックリしました。
私たちが日ごろやっていることをよく見ているなぁと思ったし、拾ったものがゴミだと分かったことに更にビックリしました。子供ってすごいなぁと実感しました。