里帰り出産の予約は早めに!病院選び・予約方法などポイント5
里帰り出産は世界ではあまり見られない出産方法のようですが、なんといってもママが楽!
信頼でき、かつ出産・育児経験のある母親がそばについていてくれれば、お産の不安も和らぎますし、育児をお手伝いしてもらえる分、母体の回復が早く、その後の育児への活力へとつながります。
「でも、どうやって病院を予約すればいいのかしら…?」と、里帰り出産が初めてのプレママは不安に思うことも多いですよね。メリットいっぱいの里帰り出産を安心して迎えるために心得ておきたい、里帰り出産先の病院への予約についてまとめました。万全の準備をしてお産に挑みましょう!
1病院選びの情報収集
里帰り先の病院に自分が生まれた病院を選ぶ、なんていうものステキですが、少子高齢化の進む日本では、どんどんお産を扱う病院の数が減っているのが現状です。病院によっては妊娠12週までに一度診察をしないと予約できないところもありますので、すぐにでも病院探しを始めましょう。
ホームページを検索
日本の医師法では商業的な病院の宣伝は法律で禁止されていますが、病院の特色をアピールするためにホームページを持っている病院は多くあります。
自分のバースプランにあったお産ができるか、いろいろと情報を集めて下さいね。
同級生や親に評判を聞いてみる
また、実際にその病院を利用している人の意見は貴重です。里帰り先に昔の同級生などが残っていれば、昔話のついでに評判の良い産院を教えてもらうといいですね。
また、実家のお母さんがご近所さんや親戚から病院情報を集めてくれる場合もあります。里帰り出産が決まったら、実母に電話で相談してみましょう。
目星がついたら電話で確認
里帰り出産先の病院選びで重要なのは、その病院が里帰り出産を受け入れてくれるかどうかです。実は産科医の不足から、里帰り出産をお断りしている産院もあるんです!ある程度の目星がついたら、まずは早めに電話で病院にコンタクトをとりましょう。
まだ予約とはいえない段階ではありますが、将来的にそこでお産をすることを考えて、里帰り出産を受け入れてもらえるか、診断書や紹介状など予約に必要なものがあるのか、正式な予約にはどのような手続きをとればいいのか、などを教えてもらいましょう。
里帰り先の病院を選ぶポイント
・里帰り出産を受け入れてるか
・自分のバースプランと合っているか
・実家から近いか
・万が一の緊急体制が整っているか
・入院中の部屋は個室?相部屋?母子同室?
・施設は新しい?古い?見学OK?
・母乳育児を推奨しているか
・予約前に診察や前金が必要か
・費用はどのくらい必要?キャンセル料はかかる?
・電話やインターネットでの予約を受け付けているか
2予約の時期・方法・注意点
病院が決まったら、次は予約です!
最近は、出産近くまで一度も産院を受診せず、駆け込みお産をする女性の問題も報道されていますが、これはとても危険ですし、ママも不安ですよね。きちんと予約をしてから受診しましょう。
里帰り出産の予約をする時期
里帰り出産で病院の予約をする時期は、早いに越したことはありません。多くの産院では、妊娠20週までにお産の入院予約をするのが一般的ですが、分娩予約制を導入しているなど、病院によっては妊娠12週までの受付など、早い時期の予約や来院、予約金が必要であったり、分娩予約制限に達すると、受け付けてもらえなかったりする場合もあります。
里帰り出産の予約方法
どの病院で出産をしたいか決まったら、まず電話やインターネットで、病院に予約の申し込みをしてください。ただし、直接来院しないと受付しない病院もあります。
里帰り出産の予約に関する注意点
一般的には電話で予約の申し込みをし、その後一度診察を受けてから、その場でお産の入院予約をするというのが多いようです。病院によっては予約の受付の前に診察を求める産院や、事前に前金を求める病院もあるようですから注意しましょう。
また、実際に自分がお産をする産院ですから、お医者さんをはじめとするスタッフと良い関係を築くことが大切です。予約の電話では、受け入れに必要な情報を聞かれますので、あらかじめ整理しておき、丁寧な対応を心がけましょう。電話で予約したら、その先の詳しい手続きはその病院のやり方に従って進めていきます。
里帰り出産の予約の時に聞かれること
・氏名、生年月日、現住所、電話番号
・里帰り先の住所と連絡先電話番号
・妊娠週数と出産予定日
・妊娠時の異常の有無
・出産経験の有無 など
3出産する病院での里帰り前の診察
選んだ病院によっては、里帰り前に診察を受けないと予約ができない、里帰り前から定期的な受診を始める、というところもあるそうです。その場合は、里帰り前に予約をしに病院に行き、出産準備や入院の仕方、おっぱいの説明などのオリエンテーションなどを受けることもあります。
また里帰り出産の予約時に、今受診している病院の紹介状が必要となる病院もありますので、今かかっている産婦人科の主治医に相談し、早めに紹介状を用意してもらいましょう。
元の産院での受診も忘れずに!
「どうせ里帰りで病院を変えるのだから…」と、今かかっている病院での定期検診をサボるのはNG!主治医の先生も里帰り先の病院への紹介状など作れません!あなたと赤ちゃんの命にも関わりますので、きちんと定期健診を受けましょう
4 里帰り出産の予約キャンセル
「里帰り先で病人が出てしまった」「夫との生活のために里帰りを取りやめた」など、当初は里帰り出産をするつもりで病院の予約をしても、予定通りにいかないこともあります。そんなときは準備万端進めていただけに、里帰り先の病院の予約が取り消すことができるか、不安になってしまいますよね。
でも、産院は女性が安心して出産することをサポートしてくれる施設。突然キャンセルといわれても、出産を控えた女性にひどい扱いをすることはまずありえません。
里帰りをやめることになったのであれば、早めに電話でキャンセルしましょう。
キャンセル料について
「キャンセル料を取られるのではないか」と、心配になるでしょうが、そもそも病院はホテルなどの施設とは違います。基本的にキャンセル料をとっている産院はあまりないようですが、予約の時に、きちんと説明があるはずですので、しっかりと確認しましょう。
もし気になるのであれば、病院を選ぶときや予約するときに確認をしておくと、安心できるかもしれませんね。
里帰り出産のキャンセルを決めたら、すぐに新しい産院を選んで予約する、今の病院にお産の予約をするなどの対応を!お産を扱う病院施設は不足していますので、まずは自分が安全にお産できる場所を確保することを第一に考えましょう
5里帰り出産の予約は主治医に相談後
里帰り出産の予約をしようと考えたときに忘れてはいけないのが、今現在通っている病院の主治医に早めに相談をすることです。なぜなら、あなたの妊娠状態によっては、里帰りができない可能性もあるからです。
里帰りできないケース!ドクターストップ
切迫早産の原因となる、妊娠合併症で長時間の移動ができないと判断されれば、あなたが里帰りをしたくてもドクターストップがかかる可能性もあります。
そういった里帰り出産のリスクに耐えられかどうかを早めに見極め、また経過を観察してもらう必要がありますので、主治医への相談は早め、早めを心がけてくださいね。
紹介状をもらう
里帰り先の病院の意向で、予約の段階で紹介状を求められるケースもあります。また、紹介状の作成に時間がかかる病院もありますので、里帰り出産する病院にいつ提出する必要があるのかを、早めに医師に伝えましょう。
里帰り出産は、現在通っている病院と、里帰り先の病院との連携があってこそ、安全にお産ができます。その引き継ぎの書面が紹介状です。里帰り出産することを伝えてあれば、医師は紹介状を渡すことを承知しているとは思いますが、紹介状を書くタイミングはお医者さんそれぞれで違うようです。
診断書の値段は病院によって違います
診断書は医療行為外なので、病院ごとに値段設定ができ、値段もそれぞれの病院で違います!もちろん保険対象外なので、全額自費負担です