100均グッズや家にあるもので簡単!おすすめ手作り知育おもちゃ
子供の知育おもちゃは高価なイメージがありますが、100均コーナーや家にあるものを利用しても簡単に手作りできます。
ですから「知育に興味があるけど、何をすれば良いのか分からない」「高価なおもちゃは買えない」というママでも大丈夫!知育おもちゃは買わなくてもいいんです。
こちらでは、知育おもちゃの簡単な特徴をはじめ、製氷皿とスポンジでつまむ遊び、ホースやストローを落とす遊び、ラップの芯で作る知育おもちゃ、手作り知育おもちゃの良い点をご紹介しましょう。
そもそも知育おもちゃって何?
100均グッズなどを使った知育おもちゃの作り方を紹介する前に、そもそも知育おもちゃがどんなものかを簡単に見ていきましょう。
知育おもちゃとは、子供が遊ぶことを通して知能の発達を促すことを考えて作られている玩具のことです。通常の玩具でも知育に役立つので明確な区別はありませんが、特に知的能力の発達に重心をおいている玩具が「知育おもちゃ」と呼ばれることが多いです。
子供の「やってみたい!」という好奇心や興味を引き出して、頭や手先をよく使う質の高い遊びができます。
手づくり知育おもちゃで遊ばせる際の注意
今回紹介する手作り知育おもちゃでは、小さなスポンジやトング、ストロー、つまようじなど使います。これらは乳幼児が誤飲やケガをする危険性がある材料です!
危険性をよく理解したうえで、必ず大人がそばで見守って遊ばせ、使わない時は子供の手の届かないところに片付けなければなりません。
母子手帳にも誤飲チェッカーがついていますが、それでもは乳幼児の誤飲事故の報告があるため、消費者庁や国民生活センターでは注意喚起が行われています。乳幼児はほんの一瞬目を離した隙に口に入れてしまうこともありますので、十分に気をつけて遊ばせましょう。
製氷皿とスポンジを使った知育おもちゃ
離乳食や薬味の保存に便利な細かいマスの製氷皿。この製氷皿にスポンジを入れるだけで、つまむ遊びができます。
指先を沢山使って集中力や手先の器用さを養いましょう。ママがゆっくりやってみて子供が興味を示したらチャレンジしてみてください。
基本の材料と遊び方:指を使う
指でつまむ遊びは、お座りがしっかりできるようになった7ヶ月くらいからチャレンジできます。スポンジの数が多すぎると、赤ちゃんが飽きてしまうので3~4個くらいから始めるのがおすすめです。
製氷皿とスポンジを使うおもちゃの材料
- 製氷皿(目の細かいもの)
- スポンジ
- 製氷皿に3~4cmの四角に切ったスポンジを最初はすぐに取れるように軽く入れましょう。
- 簡単にできるようならぎゅっと詰めたり、スポンジを小さく(穴より一回り大きい2cm角くらい)したりしながら挑戦してみてください。
レベルアップ編1:トングを使う
トングでつまむ遊びは、1歳くらいからチャレンジできます。写真は毛抜きですが、角砂糖用のトングなどが使えるようになったら、こうした道具を使って取り出してみましょう。
スポンジの代わりに製氷皿に入るくらいの小さめのカラーボールを使っても良いかもしれません。カラフルなので、子供も喜んで遊んでくれるでしょう。
製氷皿とスポンジ、トングを使うおもちゃの材料
- 製氷皿(目の細かいもの)
- スポンジやカラーボール
- 角砂糖用トング
- 入れ物(適当なもの)
- 製氷皿とトング、小さめの入れ物、2cm角くらいの小さめのスポンジやカラーボールを5~10個くらい用意します。
- スポンジを製氷皿に入れたら、トングで取り出して他の入れ物に移しましょう。
- 全部終わったら今度は入れ物から製氷皿に移します。スポンジの数は、子供の集中力に応じて調整しましょう。
レベルアップ編2:箸を使う
幼稚園に入って箸が使える年齢になったら、箸でつまむことにチャレンジしてみましょう。楽しく遊びながら、箸の練習もできるので一石二鳥です。滑りにくい割り箸をおすすめします。
製氷皿とスポンジ、箸を使うおもちゃの材料
- 製氷皿(目の細かいもの)
- スポンジやカラーボール
- 割り箸
- 入れ物(適当なもの)
- 道具が用意できたら、割り箸で製氷皿のスポンジやカラーボールをつまみ、入れ物に移します。
- 全部移し終わったら、次は入れ物から製氷皿に移しましょう。
ホースやストローを使った知育おもちゃ
ホースやストロー、チェーンなど色々なものを穴に落とす知育おもちゃも、集中力や手先の器用さを養います。作り方も遊び方もシンプルです。こちらも、ママがゆっくり見本を見せてから遊ばせてみてください。
基本の材料と遊び方:ホース落とし
短く切ったホースを容器の中に落とす遊びです。ホースは柔らかいですし、中央に穴が開いているつくりなので赤ちゃんでも比較的安全に使うことができます。
おままごとの道具にしたり、太めのひもを使ってひも通し遊びをしたりするなど、ホースは他の遊びにも重宝します。
ホース落としが簡単にできたら、プラスチックチェーンも試してみましょう。ホース同様、100均コーナーやホームセンターなどで購入できます。
ホース落としの材料
- ホース
- シャンプーなどの詰め替え用容器やミルク缶など
- ホースを7~8cmくらいの長さに切ります。
- ホースを落とす容器はシャンプーなどの詰め替え用容器や水筒、ミルク缶、タッパーなど、家にある使えそうなものを探しましょう。シャンプーなどの詰め替え用容器や水筒はそのまま使えますし、ミルク缶やタッパーはフタに穴を開けるだけで簡単に作れます。
レベルアップ編1:ストロー落とし
ホース落としに慣れてきたら、少し小さいものを落としてみましょう。ストローを短くきったり、違う色のものにしたりと変化をつけることで飽きずに楽しく遊べます。
ストロー落としにも飽きてしまったら、ストローを3~4cmに切って毛糸に通すと、首飾りとして遊ぶことができます。紐通しもできるし、出来上がった首飾りは軽いのでおままごとにもぴったりです。
ストロー落としの材料
- ストロー
- ペットボトル
- ボール紙(お菓子の箱など)
- マスキングテープ(ビニールテープやセロテープでもできます)
- ハサミ
- 千枚通し
-
ストローを6~8cmくらいに切ります。ボール紙にペットボトルの口の大きさの円を描きます。円の1cmくらい外側の部分に5mmくらいの間隔で切れ目を入れます。 -
ボール紙をペットボトルにかぶせて、テープで側面を貼り付けます。はみ出た部分は裏へ折り返します。真ん中にストローが丁度入るくらいの穴を千枚通しで開けます。
今回は加工しやすいように紙でフタを作りましたが、ペットボトルのフタに穴を開けても良いですし、ホース落とし同様、ミルク缶のフタに穴を開けても作れます。
レベルアップ編2:つまようじ落とし
遊ぶ子供の年齢は2歳くらいからが目安ですが、ストロー落としに慣れてきたら、さらに小さいものを落としてみましょう。
つまようじ落としの材料
- つまようじ
- 乳酸菌飲料などの容器
- つまようじの先の尖った部分をハサミで切り落とします。
- フタの部分は、ボール紙にヤクルトなど乳酸菌飲料の容器の口の大きさの円を描き、その2cmほど外側を切り取ります。
- つまようじが1本通るくらいの大きさの穴をフタに開けます。塩や胡椒入れなどでも穴の大きさによっては代用できます。
ラップの芯を使った知育おもちゃ
ラップやトイレットペーパーの芯を使えば、転がしたり摘まんだりするおもちゃが作れます。
ラップの芯はある程度の長さがあるため、口にくわえたまま歩き回ったりしないようにくれぐれも注意しましょう。
コロコロおもちゃの材料と作り方
簡単に作れて、転がすと床屋さんのサインポールのようにクルクルと線が動く知育おもちゃ。子供も興味津々で大喜びです!親子で転がし合って楽しむこともできるので、やってみましょう。
子供の成長に合わせて、女の子なら魔法のステッキ、男の子なら剣などの材料としても活用できます。
コロコロおもちゃの材料
- ラップの芯
- マスキングテープやビニールテープ
- ハサミ
- ラップやトイレットペーパーの芯にマスキングテープやビニールテープを斜めに巻きつけます。
- 今回は斜めに巻きましたが、どんな色・柄のテープを使って、どんな巻き方をするかはママのセンス次第!
引っ張るおもちゃの材料と作り方
ひもを引っ張ると、ラップの芯から布が次々に出てくるおもちゃです。
まだ芯を自分で持つことができない低月齢の赤ちゃんと遊ぶ時は、ラップの芯をママが持って、ひもを引っ張らせてあげると良いでしょう。
引っ張るおもちゃの材料
- 長めのラップの芯
- ハンカチ(小さめ)や端切れ3枚くらい
- ひも(ラップ芯くらいの長さのもの)
- ハンカチは三角に折って端をひもや別のハンカチの端とつないでいきます。
- ラップの芯に通して輪になるようにハンカチと紐を結べば、できあがり。ハンカチなどを多くして長くなると絡まるので3枚くらいにとどめ、色や素材が違うものを使うなどして変化をつけると良いでしょう。
引っ張る・つまむおもちゃの材料と作り方
穴を開けるのと紐を通すのが大変ですが、つまんだり引っ張ったり色々楽しめるおもちゃです。
ボタンやビーズは、取れないようにしっかり結びつけるようにしてください。飽きずに新鮮な気分で遊べるよう、くっつけるものの種類を変えるなどの工夫をしましょう。
引っ張る・つまむおもちゃの材料
- ラップの芯
- ゴムひも
- ひも(紙袋などのひもでもOK)
- 大きめのビーズやボタン、ヘアゴム、ストローなど
- バックル(あれば)
- 千枚通し
- 大きめのプラスドライバー
- ラップの芯に千枚通しで穴を開けます。太い紐を通すところは、千枚通しで開けた後にプラスドライバーで穴を広げます。
- ゴムひもにビーズやボタンを通して、できれば筒の中で結んでから、ひもを通して結びます。通しにくい時は、ゴム通しや小さい安全ピンを使うと良いでしょう。長いひもは反対側まで通した後、バックルに通してまた元の側に通しています。
乳幼児用の知育おもちゃ作りのコツ
知育おもちゃは意外と使う期間が短かったり、子供によってはすぐに飽きてしまったりすることがあります。でも、家にあるものや100均グッズを利用して簡単に作れるものなら、子供の発達に合わせて色々な種類を試せます。
また、飾り付けなどを子供の好みに合わせて作ることができ、作っているところを見せることで子供の創造力を養うことができるのも良い点。
興味を引き出すことが大切!
知育の元は興味感心です。子供の興味を引き出して楽しく遊べるおもちゃを手作りするためには、好きな色やモチーフなどを取り入れて作るのがコツ。100均グッズには色んな種類があるので、好みに合わせて選んでみましょう。喜んで遊ぶうちに、興味の幅も広がっていきます。
今回作った知育おもちゃは男女関係なく遊べる物ばかりですが、2歳~3歳になってくると男女で興味が変わってくる傾向がありますので、個人差に配慮しながらより興味を持てるおもちゃに変身させてあげるとよいでしょう。
男の子用知育おもちゃ作りのコツ
男の子なら、電車や車などの乗り物や工具、戦隊モノのキャラクターなどのおもちゃに興味を示すでしょう。ですから、手作りの知育おもちゃには、乗り物のモチーフや好きなキャラクターなどを取り入れてみてください。
また、男の子は比較的低年齢の頃から、自分で物を動かしたり組み立てたりすることが好きな子も少なくありません。自分で考えながら動かしてみるというようなことが色々できる知育おもちゃがおすすめです。
女の子用知育おもちゃ作りのコツ
女の子なら、お人形やぬいぐるみなど柔らかくて可愛い感じの物やおままごとなどの見立て遊びやごっこ遊びに興味を示すでしょう。手作りの知育おもちゃには、好きな動物やお花のモチーフなど可愛らしいものを選ぶと良いかもしれません。
ふわふわしたものやキラキラ光るものなどおもちゃの素材にも気を配りましょう。また、成長とともに、ごっこ遊びなどを好むようになった時にも使えるようなものが作れると良いです。
昔遊びの手作りおもちゃも知育に役立つ!
親のニーズや子供の興味に合わせてプラステンやパズル、紐通しなど色々な種類の知育おもちゃがありますが、昔から親しまれているものの中にも知育に役立つおもちゃは色々あります。
例えば積み木は作るときに想像力を、積み上げるのに集中力や水平感覚を養うことができますし、太鼓や鍵盤はリズム感を養ったり音の高さの違いを感じたりするというふうに、脳や体を鍛えるのに役立ちますので、家にある廃材などを利用して、リーズナブルに昔の知育おもちゃを作るとよいでしょう。