ファーストトイを手作り!赤ちゃんが喜ぶおもちゃの選び方と先輩ママの体験談
ファーストトイは、赤ちゃんが初めて触れるおもちゃのことです。市販品を購入する方も多いですが、「初めてのおもちゃはママの手作りで」と考える方も少なくありません。
ママの愛情がたっぷり込められた手作りのおもちゃは、きっとお子様にとって特別なお気に入りになるはずです。
この記事では、ファーストトイの手作りのメリット、おもちゃを選ぶ際の安全や素材のコツ、そしてぬいぐるみやにぎにぎなどを手作りした先輩ママの体験談をご紹介します。ぜひ、世界に一つだけの思い出のおもちゃ作りの参考にしてください。
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ファーストトイを手作りするメリット
わが子のために手作りのものをと考えるママは多いです。市販品も魅力的ですが、ママお手製のファーストトイには、既製品にはない嬉しいメリットがあります。
たっぷりの愛情を込められる
手作りの最大の魅力は、なんといってもたっぷりの愛情と想いを込められることです。初めて触れるファーストトイだからこそ、お子様の喜ぶ顔を思い浮かべながら作る時間は、ママにとっても貴重な思い出となります。
手作りのおもちゃは、少しくらい不格好な仕上がりでも、お子様にとってはママが作ってくれたというだけで最高の宝物になるでしょう。
安全性や扱いやすさに配慮できる
市販品の中には「使ってみると、この部分が危ないかもしれない」「汚れたけど、洗濯できない素材だった」というケースが見られることもあります。良いと思って購入しても、使ってみると気になる点が出てくるものです。
手作りであれば、赤ちゃんが安全に遊べるように、またママが手入れしやすい素材を選んだり、形状に気を配りながら作ることができます。
好みに合わせて工夫できる
赤ちゃんによっては、購入したおもちゃで全然遊んでくれないこともあります。手作りファーストトイは、赤ちゃんの好みや成長に合わせて工夫を加えられることが大きなメリットです。
例えば、お気に入りのタオル地を使ったぬいぐるみや、音に反応しそうなら鈴を使ったにぎにぎなど、お子様が気に入るような要素を取り入れてみてください。
ファーストトイで何を作る?先輩ママの手作り体験談
先輩ママ達が実際にどんなファーストトイを手作りしたのか、具体的な体験談をご紹介します。今回の体験談では、ぬいぐるみ(編みぐるみを含む)、にぎにぎ、布絵本、ベッドメリーがありました。手芸や編み物初心者でも作りやすい、毛糸やフェルトを使ったおもちゃが人気です。
ぬいぐるみ・編みぐるみ
可愛いぬいぐるみは、愛するわが子に最初にプレゼントしたいおもちゃの一つです。編みぐるみは、余った毛糸を活用するケースもあり、比較的簡単に可愛く作れるため、裁縫初心者にも人気があります。小さなサイズで作ればにぎにぎの代わりにもなります。
息子に猫のマスコット
出産前は体調不良で何も準備できなかったため、出産後に子供が遊べる猫のマスコット人形を作りたいと思いました。
作る際の工夫は、赤ちゃんにも見えやすいようはっきりした色を選んだことです。目の部分をボタンにしたため、取れて誤飲しないようにしっかりと縫い付けました。
型紙を適当に作ってしまい、出来上がりが少し不恰好になってしまいましたが、子供が遊んでくれた時の喜びは格別でした。不器用でも、簡単な物で良いので作るべきだと思います。自分で作ったおもちゃで遊ぶ姿は、より一層愛おしく感じられます。
編みぐるみのファーストトイ
娘のケープを編んだ毛糸が余ったので、羊の編みぐるみを作ることにしました。中に入れるガラガラと綿を手芸屋さんで購入し、毛糸で編んだ羊の中に入れました。
誤飲の危険性を考えて目などの装飾はつけませんでした。また、完成後に、ガラガラがプラスチック製なら丸ごと洗えたのにと後悔しました。中に入れる素材の選択は重要だと感じました。
この編みぐるみを持って出かけると、他のママさんから声をかけられることがあり、会話のきっかけにもなりました。本を読むだけで意外と簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。
編みぐるみのアンパンマン
子供のお昼寝の時間に何か趣味を始めたいと思い、ミシンを使わず片付けやすい編み物を始めました。娘が好きなアンパンマンの編みぐるみを作ることにしました。
編み物は本を買って練習してみると、目を増やしたり減らしたりするだけで作れたので、とても簡単でした。ただ一つ失敗したのが、頭でっかちな可愛いキャラクターとは違い、普通の体型で大きな編みぐるみになってしまったことです。子供は不思議そうに見ていました。
これがきっかけで手芸が趣味になり、良かったと思っています。不器用でも簡単に楽しめたので、編みぐるみはおすすめです。
編み物にハマったので編みぐるみ!
産休に入り、時間を有効活用するため、子供のためにできる編み物を始めました。全くの初心者でしたが、YouTubeを見て必死に練習したらハマり、おくるみや帽子、編みぐるみを作りました。
この編みぐるみはにぎにぎにもなる太さで作りました。不器用なりに味があると思っています。ただ、カラカラとなる鈴を入れ忘れて無音になってしまったのが失敗でした。次作る時は忘れずに入れたいと思います。
編み物タイムがわが子を思う特別に楽しい時間になったことが、作って良かった点です。不器用でもできたので、皆さんもぜひチャレンジしてください!
にぎにぎ(ラトル)
赤ちゃんが握って遊べる「にぎにぎ(ラトル)」は、サイズが小さめで作りやすく、ファーストトイにおすすめです。モチーフを変えながら、いくつか用意しても良いでしょう。
娘の初めてのお友だちはママ手作りのゾウさん
産休に入り、時間に余裕ができたので、裁縫初心者でも簡単に作れそうなゾウさんのにぎにぎを作りました。
工夫として、かわいらしさが出るように目の刺繍を丁寧にするように心がけました。手作りのファーストトイは、赤ちゃんのことを思いながら作るので、作っている時から幸せな気持ちになれます。
市販のおもちゃでは感じられない特別感を味わえるのが、手作りファーストトイの良さだと思います。作ったもので遊ぶ姿を見るととても嬉しいですし、遊び方が変わることで子供の成長を感じることもできます。
ファーストトイは愛情こめて手作りに。
妊婦さん向け雑誌に付いていた手作りキットを利用し、ひつじのにぎにぎを作りました。初めて赤ちゃんが触れるおもちゃは、お母さんの愛情がこもった手作りの物が良いと思ったからです。
裁縫は学生時代以来でしたが、下手なりに時間をかけて丁寧に作りました。作っている時間は、赤ちゃんを思いながら幸せな時を過ごすことができました。
生後4ヶ月くらいから上手に握って遊んでくれるようになり、手作りして良かったなと思いました。ファーストトイに迷っているママには、手作りのおもちゃがおすすめです。赤ちゃんもママも良い思い出になるでしょう。
布絵本
布絵本は、ベースを布で作り、手触りの異なる生地を組み合わせたり、音の鳴る仕掛けを加えたりすることで、赤ちゃんの五感に働きかけながら楽しめる人気の手作りおもちゃです。
ファーストトイに布絵本を
妊娠中に時間に余裕があったため、長く使えるものをと考え、布絵本を作ることにしました。
手で触った時に色々な感覚が伝わるように、様々な材質の布を使うように工夫しました。初めての製作だったので型紙通りに作りましたが、もっと音の鳴るギミックや紐を付けたりすれば良かったと後悔しています。
赤ちゃんの間は感触を確かめて遊んでいましたが、少し大きくなってママの手作りだとわかるようになると、それだけで嬉しいみたいで、時々出して遊んでくれています。
子供に見せてあげたい布絵本
市販のものも素敵ですが、愛情を込めて手縫いで何か作りたいと思い、布絵本を考えました。フェルトの絵を眺めさせたり触れさせたりすることで、様々な感覚に関心を持つきっかけになればと思ったのです。
全部フェルトにするのではなく、一部分だけ生地の素材を変えたり、押すと音が鳴るような仕掛けを作ったりしました。題材が多すぎてページが増え、分厚い束をまとめるのに苦労したため、もっと内容を絞って何冊かに分けても良かったと後悔しました。
手作りゆえに不格好な部分もあるものの、そこに愛着が湧きますし、親にとっても子供にとっても良い思い出になるのが手作りの醍醐味だと思います。作っている時間は幸せで、きっと一生忘れない時間になりますよ。
ベッドメリー
ベッドメリーは、主に「ねんね期」の赤ちゃんのための、視覚的な関心を引き出すおもちゃです。オルゴールを取り付けてメロディを聞かせたり、手の届く場所に設置して触れさせたりといった工夫もできます。
ベッドメリーを手作り
ネットショップで好みのベッドメリーが高価だったことと、「星の王子様」のデザインに一目惚れしたことがきっかけで、オルゴール付きのベッドメリーを手作りしました。
長らく裁縫をしていませんでしたが、ステッチ縫いなら縫い目が見えても可愛く、簡単なので満足な出来になりました。修正点としては、吊るすひもをもっと可愛いものにすれば良かったと思っています。
息子が産まれ、ちょっと手が離せないときなどに回してあげると、一人で声を出しながら見ていてくれます。その姿を見ると作ってよかったと改めて思うので、手芸が苦手な方でも挑戦すると良い思い出になるでしょう。
100均のフェルトで作成
もともと洋裁が好きだったので、作れそうなものは何でも作ろうと思いベッドメリーも作りました。
飾るものなので素材は特にこだわらず100均のフェルトを使用し、カラフルに仕上げました。雲や雨のパーツをくっつける際に両面テープを使用した箇所がありますが、日がたつにつれて外れてきてしまったため、多少面倒でもミシンや手縫いでしっかり縫い付ければよかったと反省しています。
どのようなデザインにしようか、何を作ろうかと考える時間はとても楽しかったです。使う期間は短いかもしれませんが、部屋に飾ると写真にもたくさん写るのでとても良い思い出になると思います!
ファーストトイの選び方と手作りする際の注意点
ファーストトイを手作りする際、何を作るか迷うことがあります。手作りする場合は、安全性に優れていて、ママが作りやすく、赤ちゃんが関心を持って遊んでくれそうなものを選ぶことが大切です。
ファーストトイを選ぶ際のコツと、手作りの注意点を見てみましょう。
最も重要な点:安全性の確保
赤ちゃんのおもちゃ選びで一番大切なことは、安全であることです。手作りする場合は、特に細心の注意を払う必要があります。
ボタンやビーズなどの小さな装飾品は、誤飲の危険性があるため、できるだけ使用を避けるか、取れないように徹底的に縫い付けるなどしてください。また、細長い紐状のパーツは、首などに巻きつく危険性もあるため、形状や大きさにも十分な注意が必要です。
赤ちゃんの関心を引き出す要素
手作りするおもちゃに、赤ちゃんの五感に働きかける要素を意識して取り入れてみましょう。
- カラフルな色使い: 生後1〜2ヶ月頃から色が見えるようになってくるため、できるだけはっきりした色や様々な色が入ったカラフルなものを選ぶと、赤ちゃんの視覚的な関心を引き出すことができます。
- 音の鳴る仕掛け: 聴力は生まれた時点である程度発達しています。心地よく、優しい音色が出る鈴やプラスチック製のガラガラなどを中に入れると、聴覚的な関心を引き出しやすくなります。
- 触り心地が良い素材: 赤ちゃんが最初に触れるおもちゃは、やわらかく、優しい感触のものが好まれます。ふんわりとした布製や毛糸のものなどは、手のひらへの刺激も優しくおすすめです。
ママが楽しく作れるものを選ぶ
赤ちゃん目線のおもちゃ選びのコツを見てきましたが、ママが手作りしやすいものを選ぶことも重要です。「こんなものを作ってあげたい」と思っても、作り方が難しければ途中で挫折してしまうかもしれません。
これなら完成できそう、というできるだけ簡単に作れるものを選びましょう。妊娠中に作り始める方もいると思いますが、根を詰めずにママ自身も楽しく、心地よく作れるものにしてください。
手芸が苦手なママは、ファーストトイ用の手作りキットなどを利用するのも良い方法です。必要な材料が全て揃っているため、すぐに作り始めることができます。