休日のパパと子供の遊び方に関する記事

『パパと子供の遊び方!父子タイムは家族全員にメリット大』

パパと子供の遊びには、パパならではの良さがあります。家族全員にもたらすメリットや忙しいパパでも短時間で子供に好かれる遊び方、子供がパパと遊びたがらない原因や対処法、パパと子供のお出掛けに対してママが注意したいことなどをご紹介します。

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パパと子供が遊ぶと互いにメリット大!遊び場別の楽しい過ごし方

パパと子供の遊び時間を持つことは、子供の成育状況や父子関係に大きな影響を与えます。厚労省「平成21年度全国家庭児童調査」の結果を見ると、父親と子供の一週間あたりの会話時間は0~4時間が最多で全体の31.8%。また未就学児とパパが一緒にすることで最も多かったのが買い物で、次が室内でのゲームやごっこ遊びでした。

幼児期~学童期は子供にとって、親子の信頼関係を築き運動神経や社会性などの能力を伸ばす大切な時期。
しかもパパと子供のコニュニケーションが不足してしまうと、父親側は子供への理解度が下がり、目の前の我が子とイメージのギャップが大きくなります。

そうなると「パパはボク(ワタシ)のこと、何にもわかってない!」と、子供が父親や家庭に感じる満足度も下がってしまいますので、ぜひパパとだからこそ楽しめる遊びを通して子供の成長を支え、信頼し合える父子関係を築きましょう。

パパと子供が遊ぶメリットは大きい!積極的に機会を作って

仕事が忙しくて平日はあまり家にいないパパでも、休日に上手に遊んでくれれば子供はパパと楽しい時を過ごせます。普段家にいないパパでも、「パパと遊ぶと楽しい」「パパは信頼(尊敬)できる大人だな」と肌で感じられれば、子供はパパを大好きになります。

子供にとってはママより距離が離れている分、パパはゲームのレアキャラのように貴重な存在。短時間でも遊び方次第で、心に残る特別な存在になることができます。

幼児期はパパにとって良好な父子の絆を築きやすい時期。大人の話が理解できる思春期になってから歩み寄ろうと思っても、幼児期のように簡単にはいかない家庭が多いです。ですから子供が小さいうちに一緒に楽しく遊ぶことで、パパも子供もこれまで気づかなかった相手の一面を知り、楽しい時間を共有して絆を深め合うことが大切なのです。

  • パパの姿から子供が自然に社会性を学べる
  • 何でもできるパパを見て尊敬する
  • パパとならママができないダイナミックな遊びができる
  • 子供の運動神経がより発達する
  • ママに言えないことをパパに話せる仲になれる
  • 自己肯定感がアップする
  • 思春期にパパを毛嫌いするのを緩和できる
  • 子供への愛情が増す
  • 子供が持つ男性像のイメージが良くなる
  • ママに自由な時間を作ってあげられる など

子供はパパと楽しく遊べたことで「自分はママだけでなくパパにも愛されている」と実感できますので、自己肯定感を高めることができます。パパとの遊びを通して子供に父親を尊敬する気持ちが育まれれば、ママが普段いくら教えても身に着けられなかった基本的な生活習慣やルールを、パパの一言で子供が渋々ではなく素直に守れるようになることもあります。

さらにママが一人になって自由に過ごせる時間も作れるため、ママの子育てへの負担が軽減し、パパへの愛情を形にする余裕を持つことに繋がるため、夫婦関係が良くなるご家庭も多いです。

パパの姿は男の子にとってロールモデルですし、女の子にとっては男性像となります。子供の恋愛や結婚などの将来の幸せに大きく関係していますので、ぜひパパとの遊びを通して将来素敵な家庭を築ける男性の人間像を見せてあげましょう。

ママでは物足りない子も大満足!遊び場別のパパと子供の遊び方

子供と遊ぶのが上手なパパさんは、子供以上に本気で遊んでいることが多いです。パパ自身が心の底から子供と一緒になって楽しく遊ぶので、子供はパパの気持ちに共感して心から楽しいと感じやすいのです。

その点24時間休みなしのママの場合、ついつい「今日の晩御飯、何にしようかな?」などと気持ちがそれてしまいがち。つまり本気で遊べることが、パパが子供を心から楽しませられる一番の強みなのです。ぜひママにはできないおちゃらけた遊びで、子供のハートをしっかりキャッチしましょう。

公園では、道具を使ったり走ったりしてヘトヘトになるまで没頭

公園はパパと子供が全身を使って遊べる、絶好の遊び場です。ママが子供に付き合ってあげられないような遊びでも、パパならば子供が飽きるまで付き合う体力と根性があるでしょう。

  • 遊具で一緒に遊ぶ
  • サッカー
  • 鬼ごっこ
  • キャッチボール
  • お砂場遊び

体力勝負の遊びはパパの得意分野ですので、子供は思いっきり走ってヘトヘトになるまで遊べます。またお砂遊びも「汚れるから砂場で水を使うのは止めて」と思わずストップをかけるママもいる遊びの一つですが、パパと一緒なら思いっきりできるとなれば、子供はパパとの遊びを特別に感じます。

パパが幼少期を思い出しながら大きな砂の山やトンネル、お城などを作る姿を見れば、子供は「パパって凄いんだ」と遊びを通してパパの能力の高さを目の当たりにして見直すこともあるでしょう。

家の中では、パパが大型遊具になったつもりでダイナミックに!

家の中でもパパとならダイナミックな遊びができます。ただし気を付けなければいけないのが騒音です。パパとの遊びが激しくなればなるほど、子供の奇声や足音などで近所迷惑になることもありますので、そこは充分に注意しましょう。

特にアパートやマンションなどの集合住宅の場合、住環境を考慮した範囲で遊ぶことが大切です。子供がある程度大きくなっていたら、ご近所迷惑にならないためにはどのような遊びなら大丈夫かを、子供と一緒に話し合って決めるのもおすすめです。

  • パパの上に乗ってパパマッサージ
  • パパが木になり子供がよじ登る
  • パパが馬になって子供を乗せる
  • 仰向けに寝て脚を天井に向け、脚の裏に子供を乗せる飛行機
  • 新聞チャンバラ
  • 積み木やブロック
  • 読み聞かせ

パパの体を登ったり、パパの上に立ってマッサージをしたりすることで、子供は体感を鍛えられます。でんぐり返しができない2~3歳の子供には、でんぐり返しの練習になる親子遊びもおすすめ。パパならではの体を使ったダイナミックな親子遊びなので、子供がとても喜んでくれます。

積み木やブロック遊びは、パパが作ると結構ダイナミックなものができることが多いのですが、パパがお手本になることで子供の空間把握能力が育ちます。

お風呂場では、水や泡を使ってたっぷり遊ぼう

仕事のある日は子供と遊ぶ時間がない忙しいパパにとって、お風呂は子供と遊ぶのにピッタリな遊び場。家の外だけがパパらしいダイナミックな遊びができる遊び場ではありません。

パパがいない平日は子供がお風呂で水や泡を使ってたっぷり遊びたいと思っても、ママは家事があって忙しいので機械的に温まったらすぐ上がらせてしまうご家庭が多いんです。

ですから土日などパパのお休みの日だけでも、お風呂でパパと一緒に思う存分楽しく遊べれば、子供は満足してパパと入るお風呂が楽しい空間として記憶されます。お風呂でどのように子供と遊べばいいのか分からないパパは、まず次の遊び方を試してみましょう。

  • 一緒に歌を歌う
  • たっぷり泡を作り、洋服のように身体にまとう
  • 手でシャボン玉を作る
  • 子供用の水遊びおもちゃで遊ぶ
  • タオルで風船を作り、ブクブク泡をして遊ぶ

タオルを使った風船の作り方はとっても簡単です!濡らしたタオルを広げて水面に浮かべ、水の下から両手を上に持ち上げてタオルに空気を入れたらそっと水面に戻し、素早くタオルの端を両手で覆って風船の口をキュッと縛るように掴むだけ。

出来あがったタオルの風船を浴槽に沈めれば、タオルの小さな糸と糸の隙間から空気が漏れ、泡がブクブクと発生。子供とどちらが大きい泡ができるか、長く泡が出るかなどの競争をするのも楽しいです。

また、お風呂に水鉄砲などの水遊びのおもちゃを持ち込んで掛け合いっこをしても盛り上がりますし、パパがこっそり手作りの水遊びおもちゃを作ってお風呂タイムに持ち込めば、子供は大はしゃぎして遊びます。

近所へのお散歩では、「しりとり」や「連想ゲーム」がおすすめ

スーパーへのお遣いや図書館へお散歩などの目的地まで行く時間も、子供にとってはパパとの大切な遊び時間。たくさん話をすることはもちろんですが、話題がない場合は幼児が夢中になれる連想ゲームやしりとりをすると、遊びながら子供の語彙を伸ばすこともできます。

どちらもパパの考えを聞き、子供がパパに自分の考えを伝える遊びですので、子供のコミュニケーション力や理解力、読解力の向上にも繋がります。目的地までパパと遊べる時間が楽しくて、走り出していた子供にパパがイライラするといったトラブルも防げます。

パパと遊びたがらない原因はママ!?嫌がる子供には両親揃って対応しよう

パパが子供と遊ぶつもりで誘っても、子供がパパを嫌がって遊びたがらない場合もあるでしょう。パパとしては困ってしまうでしょうが、そこでパパが諦めたら楽しい親子関係は構築できません。
まずは子供がパパを嫌う原因を知り、自分の場合には子供にどのように対処をすればいいのかを検討することが大切です。

子供が遊びたがらない原因は、親の気持ちが伝染しているせい!?

子供と遊び慣れていないパパが子供と出掛けることを心配するママは、決して少なくありません。そうなると子供はママの様子から、パパとの外出を不安に感じて遊びたがらないことがあります。

また子供が女の子の場合も、成長するにつれて遊びが女の子らしい遊びになるため、パパが「子供との遊び方が分からない」という戸惑いがあると、その気持ちが子供に伝わりパパと遊びたがらないことがあります。

もちろんパパが仕方なく子供と遊ぼうとしている場合も、子供によってはパパの本音を敏感に感じ取って「遊びたくない」ということがありますし、しつけに厳しく顔を合わせれば怒ってばかりのパパやいつもつまらなそうで笑顔がないパパの場合も、子供は仲介してくれるママがいない状態で遊ぶことに不安を感じて嫌がることがあります。

  • 子供がパパに慣れていない
  • 人見知りがひどい時期だから
  • ママがパパに預けるのが不安
  • ママからパパの悪口を聞いているので、パパが苦手
  • パパが疲れていて、自分と遊びたくないような気がする
  • パパが怖くて上手にコミュニケーションが取れない

子供がパパと遊びたくなる!両親揃ってすべき対処法

パパの役割の重要性にママが気づくのは思春期が多いのですが、ママにはママの良いところと役割、パパにはパパの良いところと役割があります。

ですから結果的にママがパパと子供を遊ばせなかった場合、ママが良好な父子関係を築く邪魔をしたことになってしまいます。子供が父親に不安を感じて出かけられないという心理は、子供の成育に大きなマイナス。不安や不満ばかりに気持ちを集中させず、ママはパパと子供が一緒に遊ぶメリットを見つけることが大切です。どうしても心配な場合は一度夫婦で話し合いが必要でしょう。

またパパが子供と遊ぶことに不安を感じている場合や疲れて子供と遊びたくないと感じる場合は、無理に外出して父と子だけで遊ぶのではなく、パパと子供が触れ合う時間を徐々に増やすようにしましょう。

パパが子供と遊びたくなくなるほど疲れてしまう原因の多くはストレスですが、ストレスは子供との触れ合いを増やすことで幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されるため解消しやすくなります。

パパが義務感から無理に遊びに出かけても、パパだけでなく子供にとってのストレスになってしまうことがあります。ママが無理強いした場合は、最終的にママに返ってくるなど家族全員がストレスを倍増させる結果になりかねません。

側で見ているママはイライラするでしょうが、無理強いせず徐々にパパと子供が遊びを通して触れ合う時間を増やしたほうが、家庭を円満に保ちやすいのです。

パパが子供と遊ぶ時は「何して遊ぶ?」と子供に聞くのが一番いいのですが、子供と遊ぶことに不慣れなパパの場合は困難なので、ママから「お風呂に入れてもらえる?」「絵本の読み聞かせをお願いできる?」などと具体的な係わり方を提示すると動いてくれやすくなります。

パパが女の子との遊び方が分からない場合は、子供に聞いてみるのも一つの手です。幼児期の女の子はおしゃべりが大好きですので、聞き手に回るのが得策。パパが喋って子供に話を聞かせる関係を作るより、娘に喋らせる関係を築いた方が思春期の反発も少ない傾向がありますので将来的にも楽です。

パパと子供が遊びに出かけ際に、ママが注意すべき3つのこと

ママは心配のあまりあれもこれも外出前にパパにお願いしてしまいがちですが、パパと出かける際の注意点は3つだけ。パパに気持ちよく子供と出かけてもらうためにママも気を付けましょう。

  1. ママが出かける前に口うるさく言わない
  2. お出かけのハードルを下げる
  3. 子供に「パパをお願いね」と伝える

折角パパと子供が遊びに出かけるのですから外遊びやダイナミックな遊びをして欲しいところですが、最初から全てのパパに完璧を求めるのは難しいです。そこはママも理解して、映画などの目的のある場所を最初から提示してお出かけしてもらうのもおすすめです。

ママが口うるさく言いすぎるとパパのテンションを下げてしまい、結果的に子供が楽しめなくなります。本当に必要なこと、例えば女の子は年齢によっては男性用トイレには入りたがらないなどを伝え、気持ちよく笑顔で送り出し、帰ったら感謝の気持ちを忘れず気持ちよく迎えてあげましょう。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪