手作りこまの作り方~廃材を再利用してオリジナル駒を簡単工作
「こま」と言えば、伝統的な木製のこまだけでなくベーゴマ、ベイブレード、ハンドスピナーなど、昔から今日まで日本だけでなく世界中の男の子を虜にし続けてきた遊び道具ですが、あなたは作り方を知っていますか?
親が簡単なこまの作り方を知っていれば、おもちゃ代を節約できるだけでなく、子供に教えることで創造性を豊かにする知育にもなります。
そこでこちらでは、家にある様々な廃材で作る簡単なコマの作り方をご紹介します。作り方のコツを掴めば、様々な廃材で独楽作りができますので、小学校1年生の自由研究にもおすすめです。
手作りのこまを作る時に使う材料
- ダンボール&つまようじ
- ペットボトルのキャップ&つまようじ
- ガチャガチャケース&焼き鳥の串
- プラスチック容器&つまようじ
- 古いCD&フランクフルトの串
- 折り紙
- ボンド
- コンパス
- ハサミ
今回は縁日や小学校のバザーなどで食べることが多い、焼き鳥やフランクフルト、焼きそばのプラスチック容器を使いました。ゴミを減らすリサイクル学習にもなりますので、小さな幼児に作って上がるだけでなく、年齢に応じて子供にも工作させてあげましょう。
ダンボールのこまの作り方
使う材料はダンボールとつまようじ、折り紙、ボンドです。カラフルなコマを作っていきましょう。様々な柄の折り紙を使うことで、回転した時の柄の変化を体験でき、子供の好奇心をくすぐることができます。
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コンパスや茶碗などを使ってダンボールに丸を描き、切り抜きいて色紙などで飾りつける -
つまようじ頭の部分を下にして中心に刺し、ボンドでしっかり固定し、上の鋭い部分はハサミで適度な長さに切れば、コマのできあがり!
ダンボールは柔らかいので、意外と簡単につまようじがさせます。上手くいかない場合はキリで軽く中心に傷をつけると刺しやすくなります。
ペットボトルキャップのこまの作り方
使う材料はペットボトルキャップ、折り紙、つまようじ、ボンドです。ペットボトルキャップは、カラフルなものを選ぶとよりカッコよく仕上がります。ペットボトルのキャップは程よい重さがあり、よく回るので、何人かで集まってベーゴマのように戦うのにもおすすめです。
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後で折り紙を貼ってカッコよく飾るので、まずはキャップよりひと回り小さめに折り紙を切っておく -
キリでキャップに穴をあける。穴が大きすぎるとつまようじがぐらつくので、様子を見ながら小さめの穴を開けるのがポイント -
穴が開いたら折り紙などで飾り、つまようじの頭の部分を下にして差してボンドで固定。鋭い先はハサミで折り取る
子供が作る場合、キリで穴を開ける時は厚みがあって力がいるので、怪我に注意しましょう!炭酸ジュースのボトルキャップよりも、ジュースやスポーツドリンクのキャップの方が薄く、簡単に穴が開きます
ガチャガチャケースのこまの作り方
使う材料は子どものいる家庭には、必ずといっていいほどあるガチャガチャケース、焼き鳥の串、ボンド。
完成したらマスキングテープなどで飾り付け、お気に入りの逸品にしましょう。中に細かいビーズを少量入れるのもおすすめです。
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硬いので怪我に気を付けながら、ガチャガチャケースの上下それぞれの中心にキリで穴を開ける -
ガチャガチャケースに焼き鳥の串を通し、串長さを調整したら、下の部分はボンドで固定する。ガチャガチャケースの接合部をマスキングテープなどでしっかり閉じつけたら完成!
ガチャガチャケースは高さがあるぶん回すのに技術がいりますが、中に粘土を少し詰めると重みが出て安定感が増し、小さな子供でも回しやすくなります
プラスチック容器のこまの作り方
使う材料は生鮮食品が入っていたリサイクル廃材のプラスチック容器、つまようじ、ボンド、はさみ、コンパスです。プラスチック容器は軟らかいため子供でもカットしやすく、こま作りだけでなく様々な自由研究向きの材料です。
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コンパスでプラスチック容器に大きさを少しずつ変えた丸を描き、ハサミで切り抜いてパーツを作り、マーカーで縁に色を塗る -
コンパスで開いた穴につまようじを刺しながらボンドでパーツを貼り合わせ、つまようじの先端を切り落として軸の長さを調整したら、爪楊枝をボンドで固定して完成!
プラスチック容器はハサミで簡単にさまざまな形に切れるので、丸形以外でもコマを作って、回り方を比較して楽しみましょう!
使い古しCDのコマの作り方
最後は、使えなくなったDVDやBD、パパのパソコンのCDを使って、小さな子どもでも回しやすい大きめのコマを作ります。
使う材料は、使い古しのCDやDVD、プラスチック容器、フランクフルトの串、ボンド、折り紙、はさみです。
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CDの中心に一致する小さめの丸形のパーツをプラスチック容器で作り、折り紙はCDの大きさに切っておく -
丸型のパーツをCDにセットしたらボンドで貼り付け、表面に折り紙を貼る -
パーツがしっかり張り合わさったらフランクフルトの軸を中心に差し、さらにボンドでしっかりと固定すればできあがり
持ち手が長い方が小さい子供には回しやすいので、今回はフランクフルトの軸は切らずにそのまま使いましたが、遊ぶ子どもの年齢に応じて切って調整をしてください。
知育にもなる!子供のこま遊び
コマは単純な遊びですが、大人も子どもも目の前にコマがあれば、思わず手が出るほど魅力的。指で軸をつまんでコマを回すことには、子どもの手指の機能の発達を促す効果があるので、昔から受け継がれてきた遊びには大きな意味があるのです。
実際にいろいろな素材で、大きさの違うさまざまなコマを回してみると、それぞれ重さや大きさによってコマの回り方、軸への力の入れ方に違いがあることがわかってきます。
こういった「なぜ?どうして?」と考える体験こそが、子どもの知的好奇心を伸ばします。昔の遊びは知育にもなりますので、ぜひご家庭でもコマを作ってみてください。
簡単に回せる!おすすめの折り紙コマ
こま遊びの魅力の一つは、簡単に回せないこと。難しいからこそチャレンジしたくなるのですが、さすがに未就園児の場合、年齢によっては何度挑戦しても難しくて楽しめないこともあります。そこでおすすめしたいのが、折り紙のこま。軸が短いので未就園児でも簡単に回せます。
また年長児になると自分でも折れるようになってきますので、光る折り紙を使ったり、小さなシールなどで飾り付けたりしすれば、簡単に回せるキレイなオリジナルコマが手作りできます。
今回ご紹介した手作りこまには棒がついているので、親が目を離して小さな幼児だけで遊ばせるのは危険!でも折り紙なら、安心して遊ばせられます。上手くいかないと「できない~」と癇癪を起こしてしまうイヤイヤ期の子にも、折り紙のこまはおすすめです。