反抗期の小学生対処法に関する記事

『反抗期の小学生対処法&年齢と男女で違う子供の気持ち』

反抗期の小学生の対処法は男女や年齢による違いを踏まえて考えましょう!学年により反抗期の理由はそれぞれ違います!

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【反抗期の小学生】低学年~高学年、男子女子で違う特徴と対応

ついこの間までは「ママーママー」と甘えてきていたのに、最近、小学生の我が子がなんだかよそよそしい・・・。親が言ったことに対して、屁理屈を言ったり、反論したり、無視したりするようになったとしたら、お子さんは反抗期に入ったのかもしれません。

親としては、子供の成長を感じるとともに、対処方法についても悩む時期ですよね。小学生の反抗期って、どんなものでしょうか?もしかしたら反抗期かも?!そんな時親はどう向き合っていけばよいのでしょうか?

反抗期の小学生の特徴 男女と年齢による違い

小学生の反抗期ですがやみくもに他対応する前に、子供が今どのような状況なのかを知ることも大切です。
まずは、小学生の反抗期の特徴を男女と年齢の違いで見ていきましょう。

男子と女子で違う反抗期の特徴

男女では反抗期にどのような違いがあるのでしょうか?同じようでもあり、少し違っているところもある男女の反抗期。男の子と女の子ではどのような傾向があるかを知り対策を考えていきましょう。

男の子の場合

男の子の反抗期に多くみられる傾向のひとつに、を使って抑えつけようとする特徴があります。イライラした気持ちをうまく言葉にすることができなくて、物に当たったり、壁を殴ったりする行動に出るようになるのです。時には、親にも手を出してくることもあります。

女の子の場合

一般的に、小さいうちは男の子よりも女の子の方が成長は早いとよく言われます。個人差もあることですし、それほど大きな違いがあるわけではないにしろ、一般的に小学校高学年から中1くらいまでは、女子の方が身長や体重の伸び率が男子よりもやや成長速度が早いと言えます。また、男女の脳の違いも影響してか、おませな女の子はしばしばみられますよね。

男の子の力で解消しようとする傾向に対して、女の子は反抗期の際に、自分の中に入っていく傾向があるとされています。「うるさい!」と言ったと思ったら部屋にこもって出てこなくなったり、話しかけても無視したり…など思い当たることはありませんか?

男女の脳の違いとコミュニケーション

男女の脳には違いがあり、男子は言葉よりも図解で示した方が理解しやすく、女子は言葉で気持ちを伝える方が理解しやすいとされています。また、男子は理由をきちんと説明すると納得しやすく、女子は会話を通して共感をしてあげることで納得しやすい傾向もあります。

個人差はありますので子供によっても違いますが、何度言っても聞かない場合、男女の違いを意識して言い方を変えてみるのも一つの方法です。

小学校低学年と高学年で見る反抗期の違い

一言に反抗期、といっても2歳から4歳にかけて現れる第一反抗期、小学生時期に現れる中間反抗期、中学~高校の時期に現れる第二反抗期…など時期による違いがあります。中間反抗期は小学校時期に現れるものですが、小学校1年生と6年生では反抗の程度や内容も違ってきますし、学年によって対応も違ってくるでしょう。学年ごとでは、反抗期にどのような傾向がみられるのでしょうか?

低学年の傾向

幼稚園や保育園から小学校に上がり、規律ある集団生活の中でたくさんの事を学び、成長をしていく時期です。そんな中で、自分の意見を伝えられるようになり、反抗をしたり否定したりするようになってくるようになる子も見られます。
しかし、低学年のうちは「親や先生の言うことは正しいから、きちんと聞かなくては!」という気持ちも大きく、親のいうことを素直に受け入れられる時期。良くないことは良くないと、親が毅然とした態度で叱るとすんなりと受け入れることも多くあります。

まだまだひよっこな年頃ですので、友達の影響を受けて真似をして反抗してみたり、親の反応を試してみたり、甘えたい反面で反抗のような態度に出てしまうことも多いかも知れません。

中学年の傾向

小学校3~4年生になると、何を言っても口答えして「ああ言えば、こう言う」くらいに言い返してくる時期になります。中間反抗期とも呼ばれますが、自我の確立に向けての成長が少しずつ見られるようになる頃と言えます。今まで何でも親に頼っていたことなども「自分でやってみたい!」と思えるようになるのもこの時期です。

周りのルールをちゃんと認識するばかりか、自分についても客観的に捉えたりもし始めるのですが、うまく自己肯定でいないと劣等感を持ってしまいやすい傾向があります。他から言われたことに対して反発をする、兄弟喧嘩が多くなる、すぐにカッとなったり常にイライラしていたり、などの態度を取ることが多いようです。手が離れはじめる時期ですが、まだまだ未熟者ではあるので目が離せない頃でもあります。

高学年の傾向

小学校高学年にもなると、仲良しのグループもできて、友達と過ごすことを好むようになってきます。思春期のスタートラインにも立っているので、反抗は中学年に比べるときつくなってくることが多いようです。思いもよらない暴言を吐いたりと、親としては驚いてしまうことも少なくないようです。

また、第二次性徴によって、身体が成長するのに伴い心も大きく成長していきます。
急激な成長に戸惑いつつ今まで経験したことのない感情を抱いてしまうことで、言葉にならない不安につながり「悟られたくない」「素直に話したくない」という気持ちから反抗的な態度に出てしまうことも。

小学生の反抗期 その他の要因は…?

その他、小学生が反抗的な態度を取る理由として子供がストレスを感じやすい環境にいることも考えられます。

中学受験

最近では中学受験を考える人も増えてきています。中学受験と反抗期が重なってしまうと、親子共にストレスが山盛りになってしまうことが想像に難くありません。
反抗期のイライラを勉強に向ければ・・・と思っても、もちろんそれではうまいこと行くはずもなく、勉強はしない、親の言うことは聞かないという悪循環になってしまうケースも多く見られます。

「勉強しなさい!」といっても親の言うことを聞かない、無視をする…など何を言っても空回りしてしまうときにはとても親子関係も良い方向に言っているようには思えませんが、それでも子供を思い子供と向き合い考え対応していくことは大切です。今までの接し方を変えて、大人扱いをしてみるというのもよいかもしれませんね。

ゲームやスマホへの依存

多くの小学生が自分のDS等携帯型ゲーム機を持っている時代。公園に集まりゲームをしている小学生の姿もしばしば見かけます。また小学生のうちからスマホを持つ子供も増え、ゲームやSNSに依存する子供がニュースに取り上げられることも珍しくなくなってきています。さらに、これらのデバイスを通じ小学生がネットの犯罪に巻き込まれる事件も増加し、子供を取り巻くネット問題は深刻です。

LINEなどのSNSやオンラインゲームにハマり、家にいる間はずっとスマホをそばに置いている、注意しても全然やめる様子がない、などスマホ依存になる子供もいます。また、男子はゲームに夢中になり、女子はSNSに夢中になりやすいという傾向もあります。これに反抗期が重なることで、一度や二度声をかけても無視されたり、「うるさいなー!」と逆切れされたりすることも…。

子供を守るため家庭にもインターネットの注意喚起をしている学校や教育委員会も少なくありませんが、これらのデバイスは依存しやすい分家庭でも十分な配慮が必要です。

◆◆ ゲーム/スマホ/ネット依存から守るために

頭ごなしに叱ったり、スマホやゲーム機を取り上げることは、一時的な対応にすぎず根本的な解決とは言えません。親としては心配だから言ってるのであっても、子供からしたら「ウザい」もので、反抗期の態度に拍車をかけてしまうことも考えられます。
また、取り上げても、子供はどこからかゲームを手に入れて、再び熱中することにもなりかねませんし、そうなったら他の家庭をも巻き込んだ新たな問題に発展しかねません。

スマホやゲームを使う場合は、基本的には親の管理下に置くこと、リビングでしか使わない、寝る前は使わない、などのルールを決めそのルールに従わないときにはしっかり話し合う、ということも大切です。

反抗期の小学生 子供の気持ちと親の対応

反抗期になって、時には暴力をふるうこともあるかもしれません。壁を殴ったり、物を投げたり、親を叩いたりといった暴力で表現することも少なくないものです。が、暴力は決して認めるべきものではありませんし、暴力に暴力で答えることはもっともやってはいけないことです。子供の気持ちを知ったうえでしっかり対応していきたいものです。

反抗期の小学生が暴力をふるう理由

子供は、暴力をふるいたいわけではありません。けれども結果、暴力という態度になってしまうのはどうしてでしょうか?小学生の暴力は学年によっても理由や意味が違ってきます。以下では暴力を含めた小学生の反抗期の対応について見ていきましょう。

小学校低学年の反抗期と暴力

低学年のうちは、親に構ってもらいたくて、気を引きたくて暴力をふるうことが多くあります。例えば、お母さんが下の兄弟にかかりっきりで、甘えたいけど我慢してしまっている時などは、違う形で構ってもらおうとして兄弟を叩いたり、物を投げたりという行動に出るわけです。

また、学校で嫌なことがあっても自己表現できずに我慢をしていて、家に帰って発散してしまっているのかもしれません。暴力的になるとお母さんが来てくれる…ということが分かっているから、とも考えられます。

小学校高学年の反抗期と暴力

小学校中学年から高学年にもなると自我も確立に向かって成長していきます。しかし、まだまだ未熟である部分も多いため、「親に叱られた=自分を否定された」と感じてしまうことも…。加えて自信がないので反論することもできずに暴力をふるうという結果になってしまうことがあります。

思春期を迎えつつあると感情を抑えることができずに爆発してしまい、暴力をふるったり、物に当たったりすることもあります。イライラしている、不安や悲しみ、腹立たしい気もち、焦りなど色々なネガティブな感情が抑えきれなくなって、自分でもどうしたらよいか分からなくなっている状態のことも少なくありません。

反抗期の小学生への対処法・やってはいけないNG対応

反抗する子供への対処法は、とても難しいものです。「宿題したの?」とただ聞いただけなのに、「あーもう!今やろうと思ってたのに、やる気なくなった!」と返されるのは日常茶飯事、親だって人間ですから、ついイライラしたり感情に任せて大きな声を出したり、怒ってしまうこともあるでしょう。
反抗期の小学生の子供へはどのように対処していけばよいのでしょうか?

対策1 話をするための雰囲気づくり

反抗期中は、つい子供と言い争いになり物別れに終わる、ということも多くなります。それは、子供のためと思って注意していても、子供にとっては耳が痛いだけのただの「小言」でしかないから。

「親と話しても、結局ケンカになるし、話してもつまらない」と感じているのかもしれません?話をして楽しいと思えば、子供だって話しかけてくるはずです。様子をみながら積極的に話しかけてみるなど、話しやすい環境を作っていきましょう。小学校低学年の場合はまだまだ幼いので、しっかり甘えさせてあげるなどスキンシップを取ることも効果的です。

対策2 叱るよりも気持ちを伝える

親が言ったことに対して子供がいちいち文句を言ったり「うるさいなー!」「くそばばあ!」と言われたとしても、感情任せに言い返してはいけません。「うるさいってなによ!」と売り言葉に買い言葉でバトルを開始するのは、後味の悪いものに終わってしまいかねません。
反抗心剥き出しの言葉には、頭ごなしに叱るよりも「そんなことを言われたらどう思うか」「(モラルとして)言ってはいけない言葉がある」など必要なことだけを伝えるようにしましょう。

対策3 放置せずに見守る

子供といがみ合うのが嫌だからと、好き勝手にさせ放置するのは当然NGです。親に向かい合う気がないと、それは子供にも伝わります。適度に泳がすことも時には必要ですが、放置ではなく「見守る」という姿勢で接していきましょう。

高学年にもなると、過干渉を嫌うようになります。「ここは、あなたに任せたよ!」と子供を信頼し良い意味での放置をしていきたいですね。さじ加減が難しいところですが、愛情は子供に伝わっていますよ。

小学生の反抗期NG対応

●子供の意見を聞かず、頭ごなしに決めつけない
●交換条件を出して従わせようとしない/モノで釣らない
●言い返せないほどやり込めない
●言うことを聞かせようとしない

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪