りんごの皮で節約する裏ワザ~栄養をムダ使いしないリデュース術
日々「節約した~い」と思っているアナタ。リンゴの皮でこれまで使っていた洗剤代、芳香剤代、ドックフード代、医療費などの節約に取り組んでみませんか?
こちらでは、りんごの皮で節約する10の裏ワザ、残留農薬による食用への安全性などについてご紹介します。この裏ワザを活用することでゴミを減らすリデュースになり地球にも優しいだけでなく、有料ゴミ袋代だって節約できちゃいますよ。「一日一個のりんごで医者いらず」ということわざもあるりんごパワーを、自分と家族のためにフル活用しましょう。
目次
りんごの皮の節約術10
家事に仕事に子育てにと忙しい毎日を過ごしている主婦にとっては、「節約って手間や我慢が増えて大変」というイメージもあるかもしれません。でも、節約とは我慢ではなく無駄な出費を減らすこと。チョットひと手間かけなければなりませんが、家族の健康に役立ったり、浮いたお金で楽しみを増やしたりと、幸せを膨らませることもできますね。
1ポプリにする
りんごの香りは、精神を落ち着かせ、リラックスさせる効果があると言われています。そのため、安眠作用を期待して、りんごを枕元に置いて寝る人もいますし、お見舞いのフルーツにもよく入っていますよね。最近、なかなか寝付けないという方は、りんごの皮で手作りポプリを作って試してみましょう。
ポプリの材料
- りんごの皮
- 新聞紙
- 密封容器(密封ビニール袋でもOK)
- 保留剤
- 香料オイル
※香料オイルや保留剤がない場合には、乾燥させたリンゴの皮を布袋に入れるだけでもOK
※空気中の水分によりカビが発生することがありますので注意しましょう
※乾燥させる時間がない方は、電子レンジで加熱して乾燥させることもできます
2シンク磨きに使う
りんごの皮には、リンゴ酸という成分が含まれます。リンゴ酸は酸性ですのでアルカリ性の汚れと中和して、スッキリとシンクの汚れを落としてくれますよ。
3アルミ鍋の黒ずみ取り
りんごの皮に含まれるリンゴ酸には、シンクの汚れ落としだけでなくアルミ鍋の黒ずみも取るパワーもあるんです。
アルミ鍋の黒ずみ取りの材料
- りんごの皮
- 水
- アルミ鍋にりんごの皮を入れて、黒ずみがある位置まで水を入れて火にかける
- 沸騰させて15分程煮たら火を止めて冷まし、擦って汚れを落とす
※汚れを落とした後に米のとぎ汁でコーティングすると、汚れが付きにくくなりますよ。
4アップルティーを作る
りんごの皮に含まれるりんごポリフェノールには、抗酸化作用やアレルギーを抑制する効果、口臭予防効果などがあります。お湯に溶けだしますので、毎日の健康維持やストレス解消に役立てて、少しでも節約したいですね。
アップルティーの材料
- りんごの皮
- ティーパック
- 湯
- 残ったりんごの皮を適当な大きさに切り、ティーポットに入れる
- 1にティーパックを入れて、熱湯を注ぐ
※自分用に作る場合は、ティーカップに直接りんごの皮とティーパックを入れて作ってもOK♪
5アップルジェリーを作る
お子様向けや甘いものがお好きな方のデザートやおやつには、アップルジェリーがおすすめ。りんごの皮に含まれるペクチンには、悪玉菌を抑制する効果やデトックス効果があり、健康志向の高い人から注目を集めているんです。りんごの種類によって色違いのアップルジェリーができますよ。
アップルジェリーの材料
- りんごの皮(3~4個分)
- りんごの芯
- 砂糖
- 水
- 密閉できるビン
※圧力なべを使って加熱すると、早くできますよ
※当日食べない場合は、加熱殺菌してから保存しましょう
6入浴剤にする
冷え性にお悩みの人は、リンゴの皮を入浴剤としてお風呂に入れてみませんか。りんごの皮に含まれるリンゴ酸やカプロン酸には全身の血行を良くする効果がありますので、冷え症解消におすすめ。新陳代謝を促してくれる効果もあるので、老化防止や美肌効果も期待できますよ。
アップルジェリーの材料
- りんごの皮
- ネット(又はガーゼ)
- りんごの皮を適当な大きさに切る(天日干ししたものでもOK)
- 1をネットに入れて、湯船に浸ける
7りんご酢を作る
最近の健康ブームで注目を集めているのが「飲む酢」ですね。りんご酢には、血糖値の上昇を緩やかにする効果やカリウムの吸収を高める効果があり、最大限に効果を発揮するためには食事と一緒に飲むのがおすすめ。最後に取り出したりんごの皮は、ジャムにすると美味しいですよ。
りんご酢の材料
- りんごの皮100g
- グラニュー糖100g
- 酢125cc
- 500ml密閉ビン
※密閉できるガラス製のビンを使い、ビンとフタは事前に熱湯消毒してしっかり乾かしておくこと
※砂糖がすべて溶けるまで、1日1度くらいビンを振って混ぜる
8りんごの皮を犬のおやつにする
ジャーキーメーカーを持っている人は、リンゴの皮を乾燥させて犬のおやつにするのもおすすめ。りんごには整腸作用や消臭効果があるため、ペットの体調管理や消臭効果も期待できます。ただし、りんごは糖分が多いので与え過ぎには十分注意しましょうね。食欲がない時にドッグフードに細かく刻んでトッピングすると、喜んで食が進みますよ。
犬用りんごの皮おやつの材料
- りんごの皮
- ジャーキーメーカー(天日干しの場合はザル)
- りんごの皮を犬が食べやすい大きさに切る
- 1をジャーキーメーカーの上に並べる(7時間ほどで完成)
※ジャーキーメーカーのない方は、天日干しして乾燥させてもOK
9ごみの消臭剤として使う
リンゴの皮を乾燥してゴミ箱に入れておくだけで、消臭剤として活用できます。りんごの皮をしっかり乾燥して使えば甘い香りも漂いますので、消臭剤や芳香剤を買う必要なし!冷蔵庫やゴミ箱、下駄箱の脱臭剤を購入している方におすすめです。ただし、水分を含むと腐りますので気をつけましょうね。
10肉と一緒に漬けこむ
安いお肉を美味しく調理して、家計を節約しましょう。リンゴの皮に含まれるリンゴ酸には、肉の繊維を柔らかくしてくれる効果がありますので、お手頃価格のお肉でも特上の味を楽しめますよ。
リンゴの皮をお肉の表面にのせてタッパーや密封できるビニール袋に入れ、暫く時間を置いてから焼きます。すりおろしたりんごの皮に浸すと、より肉が柔らかくなりますよ。肉に味つけしたい場合には、調味料もリンゴの皮と一緒に漬けこんでおきましょう。
実は果実や野菜って、皮の部分などあまり好まれない部位に豊富な栄養を含んでいる物が多いんです。そのため、近年では玉ねぎの皮などが販売されているのを、店頭で見かけることがありますよね。普段は生ごみにしてしまう物の活用術を生活にドンドン取り込めば、もっと楽しく節約できて財布の紐をガッチリ締めやすくなりますよ。
りんごの皮と残留農薬
りんごの皮で節約をする前に、確認しておきたいのが安全性ですよね。皮がテカテカとまるでワックスをかけたように光っていたり、ベタベタしていたり、白い粉がついていたりすることがあり、これがワックスや農薬によるものではないかと心配になる人も多いですよね。
国産のりんごの場合、しっかり水洗いすればむやみに残留農薬を心配する必要はありません。国産りんごの残留農薬は出荷時に残留農薬が付着していても人体に害を及ぼさない、農林水産省の審査基準をクリアしたもの。ただし、気になる場合は無農薬のりんごのときに食用の節約術を行うようにしましょうね。
りんごの皮の表面にたまにみられる白い粉は、「果粉」と呼ばれるもので、新鮮なりんごの証。果粉にはロウのような働きがあり、雨や水滴から身を守って内部の水分が損なわれないように守り、新鮮さを保つ働きがあります。
また、収りんごを長期間保存しておくと、リノール酸やオレイン酸などの植物性の脂質が増えて皮表面の果粉を脂質が溶かし、ワックスと誤解されるベタベタやテカリが発生します。果粉やリノール酸、オレイン酸などリンゴから出た脂質を食べても、私たちの体に害を及ぼすことはありません。