主婦におすすめの資格は?先輩ママが子育て中に取得した資格10
「主婦が資格を取りたいと思っても、家事や子育てが忙しくて勉強する時間がない!」と思うママさんは多いでしょう。子育て中に資格を取得したママたちは、どんな資格を、いつどのように勉強して見事合格したのでしょう?
先輩ママたちが目指した資格は大きく2つに分かれます。1つは、MOS・医療事務・簿記・介護福祉士・英検などの、再就職につながる実践的な資格。
そして、もう一つが、賞状書士・整理収納アドバイザー・ネイリスト・耳つぼジュエリーなどの、スキルを伸ばしながら仕事にもつながる資格です。
忙しい主婦たちがどのように資格を取得したのか?資格に興味があるママは必見の体験談です。
1マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
おかげで再就職できました
パソコンのタイピングはできましたが、ワードもエクセルも使えなかったので、パソコンの学校に通って勉強をしました。
一緒に簿記の勉強もして、3か月間でMOSのワードとエクセル、簿記3級の3つの資格を取得しました。
子供の学校行事があったり、下の子は2歳だったので病気をしたりと大変でしたが、主人の協力があって何とか乗り越えることができました。
パソコンは、得意といえるくらい上達しました。仕事もすぐに決まり役に立ちました。
今後は介護の仕事をしたいと思っています。まったく経験はありませんが、義理の父の介護をしているからです。
時間に余裕ができたらヘルパーの資格を取って、たくさんの人の役に立てる仕事がしたいと思っています。
2医療事務
勉強中は寝不足でした
子供が1歳の頃に医療事務の資格を取得しました。もともと会社で事務職として働いていましたが、かなり多忙な業務だったことから、妊娠を機に転職を考えるようになりました。
そして、ライフスタイルに合わせていろいろな働き方を選べる、医療事務の資格を取ろうと思いました。
通信講座で勉強していたのですが、子どもが起きているときは勉強するのは無理だったため、子どものお昼寝中と夜寝かしつけてから少しずつテキストを進めていました。
勉強をするとどうしても寝不足になるのが辛かったです。
その後、二人目を出産したため、実際に医療事務の仕事はまだしていませんが、病院でもらう診療明細書や健康保険組合の意味などが分かるようになって良かったと思っています。
次に資格を取るなら、やはり仕事の仕方が選べそうな介護関係の資格を取得したいです。
3日商簿記3級
産後は資格を取るのにおすすめの時期
私は産後半年経過したくらいの時期に、簿記3級の資格を取ろうと思い立ち、子供が1歳になったころに資格を取得しました。
資格を取ろうと思ったきっかけは案外自分の時間が取れたことと、子供が2歳になるまでには仕事に出たいと考えていたからです。
産後の特有のものなのか、参考書を頭があまり働いていないように感じ、記憶力も低下していたので、独学ではなかなか勉強自体ができない状況でした。
そこで独学では資格取得が難しいと判断して、通信教育をすることにしました。
書き込み式の問題集と添削があったので、やることが明確になり、それまでの独学よりかなりはかどったことを覚えています。
そのせいか、理解も早まり、無事一回で試験に合格することが出来ました。
目標だった子供が2歳になるまでには就職ということも、資格のおかげで産後、そして未経験者なのに、経理の仕事に就くことができました。
次はその資格をより有利なものにするために、簿記2級を取りたいと思っています。
4日商簿記2級
目標どおりの一発合格!
子供が1歳の頃、日商簿記2級の資格を取得しました。もともと仕事を探していたのですが、小さい子供がいるとどこの会社も雇ってもらえず、資格を取得しようと思いました。
その中で、一番持っていて役に立ちそうなもので、その定時に帰れる仕事を考えて簿記の資格を選びました。
資格の勉強はDVD教材を購入し、子供が寝てから、勉強しました。
1枚2時間のDVDが20枚ほどあったのですが、必ず毎日1時間は見るようにしました。あとはテキストで勉強し、わからないところはメールで質問することができました。
一番つらかったのは、子供が寝てからの勉強なので、そのまま一緒に寝たいという願望をうち消し、勉強にとりかかることでした。
しかし、眠気がひどくて、途中で寝てしまうこともありました。そんな状態で毎日、DVD+テキストを必ず2時間勉強しました。
こんな生活を早く抜け出したいという思いから、絶対に落ちたくないと必死に勉強しました。その結果、一発で取得することができました。
その資格のおかげで、派遣の仕事につくことができました。次はできれば日商簿記の1級を取得したいです。
5介護福祉士
今までの経験を無駄にしたくない
私は息子が6ヶ月のときに介護福祉士を取得しました。この資格を取ろうと思ったきっかけは、グループホームで3年8ヶ月仕事した経験を無駄にしたくないと思ったからです。
前の年に、実技免除を受講したにもかかわらず、プライベートの理由で受験出来なかったのが心残りでした。
まだ乳飲み子を抱えての受験勉強は思うようには進まず、寝たと思い、少しテキストを読もうとすると起きてみたいな生活で、しっかり勉強できたのは1日2時間くらいでした。
資格取得後、まだ働いてはいないのですが、資格を取ったことで、どこの介護施設でも働けるようになったことは私にとって大きいです。
やはり子供が小さいうちは、夜勤を免除したいのでデイサービスやデイケアなどで働きたいと思っています。
もし、次に資格を取るとしたらやはりケアマネージャーです。まだ、現場での経験も足りないので難しいとは思いますが、いつか取って自分の糧にしたいです。
6英語検定準1級
語学力の向上で職場復帰をスムーズに!
子育て中に取得した資格は英検準1級です。もともと英語教師だったこともあり、育児休業中の1年間勉強して取得しました。2回目のチャレンジで見事合格できました。
休んでいる間、職場復帰後の事を考えると、子育てと両立できるか不安が募ります。その不安を楽しみに変えるために、毎日赤ちゃんの抱っこの時間を利用して勉強しました。
海外ドラマやディベート、ドキュメンタリー番組、料理番組などを字幕スーパーなしで見るなど、自分なりに色々と工夫してみました。
子ども達に教えるためには、身近な単語を使いながら、興味を引き付ける話術が必要になります。
そのため、自分が教壇で生き生きと話している場面を想像しながら、自信をつけるために取得を目指しました。
そのお陰で復帰を楽しみにすることができましたし、本人のやる気次第で日本にいながら英会話力も向上することを実感しました。
7賞状書士(筆耕士)
賞状書士を目指して。
取得した資格は賞状書士です。取得しようとしたきっかけは、書道を長年やってきて、ワンランク上の筆耕に携わる仕事がしたいと思ったからです。
知り合いから命名書やハガキの表書きを頼まれることもあり、きちんと勉強して資格を取ったほうが良いのではと感じるようになりました。
取得まで大変だったことは、ただ単に書くだけでなく、文章やレイアウトも自分で考えて仕上げなければならなかったことや、命名書・ハガキ・名札・式次第など課題が多かったこと。
資格を取ることで、今までは自己流で書いていたので、書き方のルールがよく分かったので良かったです。
次は、調剤薬局が近所に増えてきたので、「調剤薬局事務」の資格を取得したいです。
8整理収納アドバイザー
実家と新居を片付けたくて
ひとり目の子どもが生まれて、育休中に取りに行った資格は整理収納アドバイザーです。
出産後に里帰りした際、捨てられない物がどんどん積み上がげられている実家で、気持ちも身体も休まらなかったのがキッカケです。
0歳の娘を夫に預けてセミナーに出席し、二次試験のために子どもを抱っこしながら小論文を書いたりと大変なこともありましたが、無事一発合格しました。
その後、ノウハウを生かして少しずつ実家の片付けを行っています。また、自分の新居を建てたので、引越し前の断捨離®や引っ越し後の収納にも大いに役立ちました。
新居に遊びに来た友人たちからも整理収納の依頼をもらい、今は片手間なんですが、これを仕事にするのもアリかもしれない、と思ったりします。
次はインテリアコーディネーターか、色彩検定を考えています!
9ネイリスト
始めは単なる趣味でした
私はネイルが趣味で、子供が出来てからもセルフネイルを良くやっていました。その時はもちろん、ネイリストの資格を取るとは思ってもいませんでした。
友人から「安くていいネイルのお店見つけたよ」と連絡があり、子供も幼稚園に入園したので、自分磨きのために行ってみることにしました。
何度か通っているうちに、ネイリストさんから「ネイルに興味あるなら資格取ってみない?」と声をかけて頂きました。
いろいろ話を聞かせてもらって興味があったので、お客様から生徒として通わせてもらうようになりました。
育児中の私は子供が寝てから、朝は旦那を送り出し子供が起きる前、子供が幼稚園に行っている間と、とにかく時間があれば練習して筆記試験の勉強にも打ち込みました。
自分でも驚く位、この時期は受験勉強に打ち込んだ気がします。何の取り柄もなかった私が合格出来た事で凄く自信がつきました。
ネイリストとしてはまだまだ未熟ですが、取得して本当に良かったです。次は両親も年老いて来ているので、ネイリストとは掛け離れますが、介護の資格を取ろうかと考えています。
10耳つぼジュエリー講座
手に職をつけたい!!
耳ツボジュエリーの講座を受講しました。受講後すぐに開業できる事が魅力でした。
必要な道具一式は鞄に持ち運びができるコンパクトさ、場所を選ばずどこでもできる事が子の資格を選んだポイントでした。
興味を持ったきっかけは、ママさんが主催のイベントで施術を受けた事。その方は、ご自身のお子さんを抱っこ紐で抱っこしながら、施術なさっていました。
やろうと思えば赤ちゃんを抱っこしながらでもできる、いつでもどこでもでき、受けた私も効果が実感できるものだったからです。
教室が我が家から2時間片道かかった事と、受講時間が朝から晩までだったのが大変でした。
習った事を実践して、自分自身でスキルアップしていかなくてはならないので、大変だとは思いますが、夢も膨らみワクワクしています。