味噌玉の作り方・レシピに関する記事

『味噌玉の作り方~冷凍保存OKなおすすめ具材のレシピ集』

味噌玉とは、味噌と具材を丸めて作る1食分の味噌汁の素。お湯を注ぐと、いつでも手作りのお味噌汁が飲むことができ、冷蔵・冷凍できるので毎日のお弁当作りにも役立ちます。基本の作り方をで解説し、おすすめレシピを紹介。味噌玉おすすめの具も要チェック!

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味噌玉の作り方~おいしい味噌玉レシピでいつでもどこでも温かいお味噌汁

日本人が大好きなお味噌汁。「朝の味噌汁は毒消し」ともいわれるぐらい、栄養満点で、体も温まりますよね。でも、毎日毎朝の味噌汁作りが負担に感じることもありませんか?

そんなときに役立つのが味噌玉!うっかり寝坊した朝食に、お弁当に温かい汁物がほしいときに、クタクタで帰ってきた日の夕食に、お湯を注ぐだけでいつもの味噌汁が再現できます。パパは急な残業で、急遽子供と2人きりの食事になったときも、自分1人だけの昼食なのでわざわざ味噌汁を作るのも面倒という場合にも大活躍!

味噌玉の基本の作り方とおいしいレシピをご紹介。おすすめの具材や下処理のポイントもお伝えしますので、基本の作り方を覚えたら、ぜひご家庭とっておきの味噌玉レシピを考えてみてください。

味噌玉とは?保存性抜群で持ち運び自在の手作り味噌汁の素!

味噌玉とは、味噌と具材をあわせて丸めた、手作り味噌汁の素です。お椀やマグカップに入れてお湯を注げば、どこでも温かいお味噌汁を飲むことができます。味噌丸と呼ばれることもありますよ。

味噌は保存性にも優れており、具材にもよりますが、冷蔵なら1~2週間・冷凍なら1ヶ月程度保存可能です。古くは戦国時代の携帯食として重宝されていました。まさに日本の元祖インスタント食品ですね。

もったいないことに、長らく忘れ去られてきましたが、九州大分県の農家の佐藤双美さんが作る「双美おばあちゃんの味噌玉」という商品がヒットしたことで、味噌玉は再び注目を集めています。手作りなので味噌や出汁にこだわり、市販のインスタント味噌汁で「気が付けば塩分を取り過ぎていた」という事態も防げ、健康にも良いんですよ。

味噌玉の作り方【基本】

味噌玉の作り方はとっても簡単!おいしい味噌玉レシピをご紹介。
今回は、だし入り味噌を使用していますが、普通のお味噌をお使いの方は、味噌にほんだしなどの顆粒出汁や削り節、煮干し粉などを混ぜておくだけ。それ以外の手順はすべて同じですよ。

【味噌玉レシピ1】基本の味噌玉の作り方

【材料(1人分)】

  • だし入り味噌 大さじ2/3 程度
  • ねぎ     大さじ1
  • 乾燥わかめ    大さじ1
  1. 材料をあわせて、へらで混ぜ合わせる
  2. 手で丸くまとめ、上に花麩を載せる
  3. サランラップで包んで、マスキングテープで止める
  4. お椀にうつし、お湯を注いでかきまぜれば完成!

【味噌玉レシピ2】サクラエビとキャベツの生姜風味噌玉

キャベツの黄緑色、サクラエビの赤がとっても鮮やかで食欲をそそります。エビなどの魚介類は通常は味噌玉には向きませんが、乾燥しているサクラエビなら傷む心配も少なく、風味も豊かで使い勝手抜群!

そして「味噌汁に揚げ玉!?」と驚かれる方もいるかもしれませんが、コクがプラスされてとってもおいしくなるんです!お好みで生姜を加えると、ピリッとした風味が効いて、体も温まります。

【材料(1人分)】

  • だし入り味噌 大さじ2/3 程度
  • キャベツ    大さじ1
  • 乾燥サクラエビ   大さじ1
  • 揚げ玉     大さじ1
  • 生姜      お好みで!
  1. キャベツを洗い、やや水を含んだお皿に入れ、レンジで1分ほど温める。
  2. 味噌にすりおろした生姜をまぜる。
  3. 刻んだキャベツとサクラエビ、揚げ玉を味噌に入れてまぜる。
  4. 手で丸め、ラップなどに包んでおく。
  5. 飲みたい時にお湯を注げば完成!

【味噌玉レシピ3】さつまいもと玉ねぎと油揚げの味噌玉

味噌玉にできるのは、乾燥食材だけじゃありません。さつまいもなどの根菜類も小さく切ってレンジで温めれば味噌玉にすることが可能です。さつまいも、玉ねぎ、油揚げのあま~いお味のホッとするお味噌汁は、朝食やお弁当にもピッタリ!

「具材は大きめで、たっぷり入れたい!」という方は、味噌と具をまぜずに、ラップの上に味噌とそれぞれの具を置いて、そのまま包めばOKです。

【材料(1人分)】

  • だし入り味噌 大さじ2/3 程度
  • さつまいも    大さじ1
  • 玉ねぎ      大さじ1
  • 油揚げ        大さじ1
  • ネギ       お好みで!
  1. 小さく切ったさつまいも、刻んだ玉ねぎをそれぞれレンジで加熱しておく。
  2. 味噌に具材(さつまいも、玉ねぎ、油揚げ)を入れて、混ぜる。
  3. 手で丸めて、ラップなどに包む。
  4. 飲みたい時にお湯を注ぎ、お好みでネギを散らせば完成!

味噌玉におすすめの具材

味噌玉の具材は、通常のお味噌汁の具材と同じように考えて大丈夫。下処理さえすれば、かなり多くの食材を味噌玉にすることができます。

ただし、お味噌汁の具として人気のある豆腐や卵などはさすがに無理ですし、じゃがいもなども冷凍保存するとスカスカになってしまいますよね。豆腐は高野豆腐を使う、じゃがいもは小さく切る又は冷蔵して早めに食べきるなど、工夫してください。

乾燥食材が1番簡単で、保存にも便利

乾燥わかめやわけぎ、小さめの高野豆腐など、乾物・フリーズドライ食品は、下処理いらずで味噌玉を作る手間が1番かかりませんし、長期保存にも向いています。とろろ昆布や煎りゴマなどを味噌の外側にまぶすのもおすすめです。

花麩や豆麩もトッピングすると、見た目も可愛いですし、お湯を注いだ時のアクセントになりますよ。「とことん楽したい!」というのなら、市販のお味噌汁の具を入れてしまうのも一つの方法です。

変わり種としては、粉チーズを味噌玉の外側にまぶすという案も。味噌にチーズが合うかどうかは賛否両論ですが、言われてみれば同じ発酵食品ではありますよね。いきなり家族の味噌汁に試すのはハードルも高いでしょうから、まずは味噌玉で1人前だけ試してみてはいかがでしょうか?

ごま油で炒めると香ばしさUP

ひと手間かけるなら、ごま油などで具を炒めて、さましてから味噌と混ぜると、香ばしい風味があって、一味違ったお味噌汁が出来上がります。ごま油で炒めて食べたい食材NO.1はやはりネギでしょうか。

具をまぜあわせた味噌玉をコンロやガスバーナーで炙る方法もあります。さらに香ばしさがアップして、おにぎりとの相性も抜群です!

生姜・にんにく・ミョウガなどを使うと一味違う味わいに!

味噌玉のレシピはいろいろありますが、ぜひチャレンジしてほしいのが、生姜やニンニク、ミョウガなど、薬味にも用いられる食材を使った味噌玉作り。どの食材も少量まぜれば良いだけなので使いやすいですし、お湯を注いだ時に、香りが引き立ちます。

味噌玉は、1つ1椀分なので、「生姜で温まりたい気分!」「ニンニクで元気出したい!」など、いつもより個性の強い味噌汁を好きなタイミングで飲むことも可能です。

風味を強く出したいなら、自分ですりおろす方法がおすすめですが、チューブ入りのものを使っても大丈夫です。磯の香りがほしい方は青のりやあおさ、辛いのが好きな方は一味唐辛子を味噌玉の外側にまぶしてもみても良いと思いますよ。

野菜はレンジでチンor軽く湯がけばOK

小さなお子さんがいる家庭では、味噌汁には具としてたっぷりの野菜を入れたりしますよね。味噌汁だと食べてくれやすいので栄養バランスが取れますし、やみくもに品数多く作るよりも調理時間や子供が食事をとる時間も短縮できるので、汁物に野菜をたくさん入れるというのは、忙しいママたちの知恵です。味噌玉でも野菜をたっぷり入れることは可能ですので、ご安心ください。

にんじんやさつまいも、玉ねぎなどは小さめに切ってレンジでチン!きのこ、ほうれんそう、小松菜などは、軽くゆでて下処理し、小さく切っておけば味噌玉・味噌汁の具になります。冷凍のカット野菜を使ってもいいでしょう。

味噌玉を作るには、もともと具材は小さく切った方がいいので、大人用より味噌を少なめにして小さく丸めれば、そのまま子供用の味噌玉ができあがりです。ただし、冷凍保存して、早めに食べきるようにしましょう。

味噌玉の保存方法~冷凍すればお弁当用にも大活躍!

味噌玉は、戦国時代に兵糧としても用いられたという元祖携帯食ですので、保存食としても優秀です。冷蔵で1~2週間、冷凍で1カ月程度は保存可能です。サランラップに包んで、輪ゴムなどでしっかり口を止めてから、タッパやフリーザーパックなどの密閉容器に入れて保存しましょう。ただし、具に水分の多いものを使った場合は傷みやすいので、早めに食べきった方がいいでしょう。

味噌玉は、もちろんお弁当にも大活躍!お湯さえあれば、いつでもどこでも、手作りのお味噌汁を飲むことができます。サランラップに包んだものをそのまま持っていってもいいですし、お弁当カップに乗せて、おかずの隣に並べておいてももちろんOK!ソースなどを入れる小さめのカップなどに詰める方法もありますよ。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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