ペットボトルで手作りアクセサリー!簡単カラフルビーズ・バングル・お花の作り方
ペットボトルは、熱を加えると縮む性質を利用して、プラバン(プラ板)のように様々なアクセサリー作りの材料として活用できます。中でも、カラフルなビーズを作ってブレスレットやネックレスにする方法は非常に人気があります。
プラバンを使ったおもちゃやキーホルダーの手作りは子供に人気の遊びですが、ペットボトルも熱を加えるとプラバンのように縮み、さらにクルンと丸まるのが特徴です。その性質を利用すると、個性的なペットボトルビーズが作れます。
カッターやハサミを使う工程は大人が行い、切り出したペットボトル片に自由に模様を描く作業は、簡単なので子供でも楽しくカラフルビーズを手作りすることができます。夏休みの自由研究にもぴったりのエコ工作です。
できたペットボトル製のビーズは、ヒモや100円ショップにあるテグス、細いゴムなどに通すだけで、ブレスレットやネックレスなどのアクセサリーにすることができます。大量生産も容易なので、幼稚園バザーや女の子向けの自由研究工作にも使える素材0円のエコアクセサリーとして活用できます。
プラスチックのリサイクルや、物を大切にする心を育むSDGs(持続可能な開発目標)教育の一環としても、子供と一緒に手作りしてみてはいかがでしょうか。
ペットボトル製カラフルビーズの材料と道具
- ペットボトル(炭酸飲料用がおすすめ)
- はさみ(キッチンばさみなど)
- カッター
- 油性ペンや不透明な水性顔料マーカー(ポスカなど)
- オーブントースター
- アルミホイルまたはクッキングシート
ペットボトルでカラフルビーズを作る時は、材料に炭酸飲料のペットボトルを使いましょう。炭酸飲料用は内圧に耐えるため、側面が厚く、熱を加えたときに均一に縮みやすく、仕上がりがきれいになりやすいです。表面がツルツルで丸くなっている部分を使うので、お茶や水などのデコボコがあるペットボトルはあまり向いていません。ペットボトルはラベルを剥がして綺麗に洗い、完全に乾かしておきましょう。
はさみとカッターはペットボトルを安全に切るために使います。カッターは最初の切り込みを入れるのに使用し、刃物を使う際は必ず大人が作業してください。
油性ペンだと少し透け感がある色合いに、ポスカ(不透明な水性顔料マーカー)だと濃くポップな色合いになるので、お好みの物を使ってください。オーブントースターは熱を加えてペットボトルを丸めるのに使います。加熱調理器具を使うため、子供から目を離さず、やけどに十分注意しましょう。
カラフルビーズとアクセサリーの超簡単な作り方
ペットボトルで作るアクセサリービーズの作り方のコツは、カットの均一さにあります。最初にペットボトルを長方形にカットするのですが、このときにきちんとサイズを測って切ると、大きさが均等で美しいビーズが出来やすいです。
大ざっぱに切ってしまうと、ねじれビーズや丸まりきらなかったビーズなど、とても個性的なビーズになってしまいますが、それはそれで手作りの味になります(笑)。しかし、より完成度の高いビーズを作るためには、私のように失敗しないためにも、定規を使ってきちんと測って切ることをおすすめします。
1ペットボトルの中央部分をカットする
上の写真でペットボトルの赤く囲んだ部分(ちょうどラベルが貼ってあった、表面がツルツルで平らな部分)を切り取ります。まずカッターで切り込みを入れてから、その切り込みにハサミを刺し込み切っていくと切りやすいです。
ペットボトルはツルツル滑るので、カッターで刺し込む場合は力を入れず、優しく何度も同じ場所に傷をつけていき、穴を開けるようにするとケガの防止になります。この工程は必ず大人が行ってください。
2ペットボトルを2cm×3cm程度の長方形に切る
1で切り取ったペットボトル片を、さらに上の写真のように縦3cm×横2cm程度の長方形になるように切り取ります。この時、ビーズをヒモに通すための穴を熱収縮の前に開けておく必要があります。パンチやキリを使って、長方形の短い辺の中央に穴を開けましょう。
この時しっかりサイズを測って切ると、仕上がりがキレイで均等なカラフルビーズになりますので、定規やカッターマットを使って少し面倒でもきちんと測ることをおすすめします。
3油性マジックでペットボトル片に模様を描く
長方形に切ったペットボトル片に油性ペンやポスカで好きな模様を描いていきます。焼くと縦方向に丸く縮むため、模様の配置を考慮すると楽しいです。穴を開けた部分には絵を描かないようにしましょう。
ペットボトル片に絵を描く作業は簡単なので、子供と一緒に模様を描くと幼児でも親子でアクセサリー作りを楽しめます。油性マジックのインクは焼いても消えにくいですが、色の定着を良くするために、完全に乾燥させてください。
4オーブントースターのトレイに並べる
模様を描いた長方形にカットしたペットボトルを、アルミホイルかクッキングシートを敷いたオーブントースターのトレイに並べます。加熱時にくっつかないように、なるべく間隔を空けて並べましょう。アルミホイルを使うとトレイが汚れず便利です。
5オーブントースターでペットボトル片を焼く
4をオーブントースターで焼いていきます。オーブントースターにもよりますが、熱を加えるとすぐに丸くなるので目を離さず様子を確認しながら、完全に筒状の形になったらすぐに取り出しましょう。加熱時間が長すぎると焦げ付いたり、完全に平らに縮みきってしまったりすることがあります。
6ペットボトル製カラフルビーズの完成!
ペットボトル片を取り出して冷ましたら、カラフルビーズの完成です。出来上がりは大変熱くなっているので、ビーズを素手で触らないように注意してください。私はフライ返しでトレイから取り出しましたが、箸などを使って火傷に注意しながら作業しましょう。
ペットボトル製バングル(ブレスレット)!切り口を丸めて作るオシャレアクセサリー
ペットボトルを輪切りにし、その円筒形を生かして作るオシャレなアクセサリー「バングル」の作り方をご紹介します。バングルは、留め具がなく輪の形をしているブレスレットの一種です。
特にクリアで涼しげなアクリル製のバングルは、育児中のママがつける金属製のアクセサリーの危険性(赤ちゃんが引っ張る、肌に当たるなど)を考えると安全で、しかも可愛いと人気があります。ペットボトルの透明な素材と輪になる形を利用して、軽くて安全なオリジナルバングルを作ることができます。
ペットボトルとアイロン、マニキュアなど家にあるもので簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。アイロンを使う工程は、必ず大人が行ってください。
バングルの中でもクリアで涼しげなアクリル製のバングルは、育児中のママがつける金属製のアクセサリーの危険性を考えると安全で、しかも可愛いと人気です。
バングルの材料!切り口を滑らかにするアイロンは必需品
- ペットボトル(炭酸飲料用)
- ハサミ、カッター
- マスキングテープ(または印をつけるもの)
- マニキュアまたは油性ペン
- アイロン(ドライ、中温程度)
- クッキングシート(アイロン台保護用)
ペットボトルでバングルを作る際は、炭酸飲料のペットボトルを使うと、比較的厚みがあり、切り口を丸めたときに綺麗な丸になります。今回のバングル作りに使用したペットボトルは1リットルの中くらいの炭酸用ペットボトルですが、子供用なら500mlのペットボトルがちょうど良いサイズになります。
ハサミとカッターは自宅にあるものを使い、マスキングテープは真っすぐに切る目印に使う物なので、無ければガムテープや紙でも代用できます。
マニュキュアは着色する際に使います。ラメが入っていると仕上がりが華やかになりますし、油性ペンでも代用できます。アイロンは切り口を溶かして丸め、肌触りを良くする際に使います。火傷に注意し、アイロン台を保護するためにクッキングシートなどを敷いてから作業しましょう。
バングルの作り方!マニキュアの重ね塗りで強度アップ
ペットボトル製のバングルの作り方は、カットしたペットボトルの切り口をアイロンの熱で丸めるのが主な工程なので、短時間で簡単に作れます。切り口を丸めることで、プラスチックの鋭い断面が解消され、安全に着用できるようになります。
ペットボトル製のバングルは市販のバングルに比べ厚みが薄いので、マニキュアを重ね塗りすると、見た目の色が濃くなるだけでなく、プラスチックの層が強化されてより強度が強くなります。
マニキュアを使うときは必ず換気を忘れずに!
マニキュアや除光液には、中毒性があるアセトンなどの有機溶剤が含まれているため、臭くても自分で部屋を移動できない赤ちゃんのいる家庭では特に注意が必要です。ペットボトルのアクセサリー作りにマニキュアを使用する際は、必ず窓を開けて換気を行い、赤ちゃんが蒸気を吸入せずにすむ部屋で作業・乾燥させましょう。
1ペットボトルにマスキングテープを巻く
ペットボトルを真っすぐに切り取るためにマスキングテープを巻いて印にします。作るバングルの高さに合わせてマスキングテープを重ねて巻きます。切り口は丸めるので、作りたいバングルの高さよりやや長めに(上下それぞれ2~3mm程度)印をつけてください。
2カッターで切り取る
マスキングテープを貼った部分をカッターで切り取ります。ゆっくりカッターで何度も同じ場所をなぞり、慎重に切っていくとキレイに切り取れます。カッターで指を切らないように十分に注意しながら必ず大人が作業します。
3はみ出た部分をハサミで切る
2で切り取ったペットボトルの輪から、マスキングテープからはみ出た部分をハサミできれいに切っていきます。切り口で指を切らないように注意してください。ハサミで切り口を整えることで、次のアイロン工程で均一に丸まりやすくなります。
4アイロンで切り口を丸める
マスキングテープを剥がし、アイロンを中温程度にし、切り取ったペットボトルの切り口を上の写真のようにアイロンの熱い面に当てます。優しく回しながら当てると、熱で切り口が溶けて丸くなっていきます。強く押し付けたり、長時間当てたりすると変形しすぎるので注意が必要です。この作業も必ず大人が行い、火傷に注意してください。
5マニキュアで着色する
上下の切り口をアイロンの熱で丸めたらマニキュアで着色していきます。透明なペットボトルなので、マニキュアの色やラメが映えてきれいです。油性マジックで着色する際は、最後に透明なマニキュア(トップコート)でコーティングすると、色が剥がれにくく、キレイに仕上がります。
6ペットボトル製バングルの完成!
色付きのマニキュアは二度塗りすると、下のプラスチックの色が透けにくいマットな色合いになります。最後に透明なマニキュアかトップコートを塗る時は、切り口の方を厚めに塗ると、着用した時に肌に当たっても痛くなりにくいです。乾燥させて、オリジナルバングルの完成です。
ペットボトルでお花のアクセサリーを手作り!華やかなエコイヤリング
ペットボトルがこんな素敵なお花のアクセサリーに生まれ変わります。女性は小さいころからキラキラしたアクセサリーが大好きですよね。顔周りを華やかにしてくれるイヤリングやピアスは特に人気が高いです。
こちらで紹介するイヤリングは、ペットボトルと100円ショップのパーツで出来るので、非常に経済的なアクセサリーです。安く作れるので、おしゃれ大好きな女の子へのプレゼントや、たくさん作ってその日の気分で楽しむのにも最適です。
見た目にはペットボトル製だと分からないほど素敵な仕上がりになるので、ちょっとしたお出かけにも安心して着けて行けます。
お花のエコイヤリングの材料
ペットボトルのアクセサリー作りには、イヤリングの場合も炭酸用がおすすめです。マニキュアは着色に使います。お花は二枚重ねるので、二色あると華やかになります。こちらではマットなネイビーとゴールドのラメのマニキュアを使いました。
- ペットボトル
- マニキュア(色付き、トップコート)
- イヤリング金具(またはピアス金具)
- パール風ビーズ(またはビジュー)
- グルーガン(または強力接着剤)
- 星型のクッキー型(または花型の型紙)
- 油性マジック、はさみ
- 画用紙
- ライターまたはローソク(切り口を炙る用)
イヤリング金具は100円ショップで購入しました。ピアスにしたい場合はピアス用の金具を使います。最近はハンドメイドブームなので100円ショップにもたくさんのアクセサリーパーツが売っています。パール風ビーズも100円ショップで購入しました。花びらの中央に乗せるために使います。
グルーガンは凹凸があってもしっかり接着できるのでおすすめです。100円ショップでは300円程度で販売しています。星形のクッキー型、マジック、画用紙はお花の型紙に使います。ライターは切り口を炙るのに使いますが、火気の使用は大変危険なため、必ず大人が行い、厳重に管理・保管しましょう。
お花エコイヤリングの作り方!火傷に注意し大人が作業
ペットボトルのアクセサリーの中でもお花のイヤリングは、カラフルビーズやバングルと違って、型を使って切って炙って貼ってと、少々手間はかかります。ですがその手間の分、まるで市販品のような、素敵で完成度の高いペットボトルアクセサリーに仕上がります!
マニキュアの色やパーツの組み合わせを変えれば、フォーマルな場にも使えるアクセサリーも作れます。私も子供の幼稚園のお迎えに着けていったところ、「お花可愛い!」と女の子たちの人気者になれましたよ。
1ペットボトル片に星形を描く
画用紙にクッキーの型を使って星形を書き、それを型紙にします。適当な大きさに切り取ったペットボトルを型紙の上に置き、油性マジックで星形をなぞります。油性マジックは焼いても消えにくいですが、最終的に切り落とす線として薄く描く程度で大丈夫です。
2ペットボトル片を星形に切り取る
ハサミを使って星形を切り取っていきます。1で描いた油性マジックの星形の内側を切るようにし、星形に油性マジックの線が残らないようにします。ケガのないよう大人が作業しましょう。
3ペットボトル片の切り口をライターで炙る
ライターやローソクの火を使ってペットボトル片の切り口を炙っていきます。切り口周りをサッと炙ると、プラスチックが熱で溶けて切り口が厚くなり、少し自然な花びらのように曲がります。
火を使うので換気扇の下や、燃えやすい物が無い場所で火傷に注意しながら炙るようにし、子供が誤って触らないように充分注意して下さい。この工程は必ず大人が行います。
4大小二つずつ星のパーツを作る
3の星のパーツを2つと、一回り小さい星のパーツも2つ作ります。ライダーで炙るとゆがんだ形になりますが、その方が自然な花びらの風合いになるので大丈夫です。お花のアクセサリーを1セット作るのに、計4枚の星形パーツが必要になります。
5マニキュアで星のパーツを着色する
マニキュアを使って星のパーツに着色していきます。大きい星のパーツの上に小さい星のパーツを重ねるので、大きい方には濃い色、小さい方はラメや薄い色を塗るとバランスが良いです。マニキュアは裏側から塗ると、光沢が出てきれいに仕上がります。換気は忘れずに行いましょう。
6グルーガンで各パーツを接着する
マニキュアが乾いたら、グルーガンを使って大きい星の上に小さい星、その上にパール風ビーズを接着させると、お花のパーツが完成します。接着剤の場合は、パーツ同士がしっかり密着するように押し付けてください。
グルーガンの先端と溶けたグルーは大変熱くなるので、グルーガンを使い慣れて無い方は手袋などを着けて作業することをおすすめします。やけどに十分注意してください。
7イヤリング金具にお花のパーツを接着
6のお花のパーツが出来たら、イヤリング金具にグルーガンで接着します。これを2セット作れば両耳のイヤリングの出来上がりです。接着部分が目立たないよう、少量のグルーでしっかり固定しましょう。
8ペットボトル製お花のエコイヤリングの完成!
完成したペットボトル製のお花のイヤリングは、これがペットボトルで出来ているとは思えないほど華やかです。マニキュアの色を変えたり、大きさや重ねるパーツの枚数を変えたりするとイメージが変わるので、たくさん作っておしゃれを楽しみたいですね。
子育て4コマ漫画:可愛いアクセサリーのヒミツはペットボトル!?
ペットボトルで作れる3つのアクセサリーの作り方は楽しんでいただけたでしょうか。最近はママさんでもハンドメイドを楽しむ方が増えていますが、まずは素材費がタダで出来る、超エコアクセサリー作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
子供に日常生活で金銭感覚を身に着けさせるお金の教育をしたいママにもおすすめです。普段捨ててしまう物でもこんな物が出来る!というリサイクルや物を大事にする心も育めます。