ママを狙う悪徳商法に注意!に関する記事

悪質商法の手口と対策:子供の教材にも注意したい勧誘の断り方

悪質商法の手口と対策:子供の教材にも注意したい勧誘の断り方

「絶対にだまされない」と思っていても被害は起こります。国民生活センターのデータをもとに、子供向け教材トラブルやマルチ商法・架空請求などの手口、クーリング・オフの基本、家族を守る5つの心得を紹介。迷ったら消費者ホットライン188へ。

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悪質商法の手口と対策:子供の教材にも注意したい勧誘の断り方

子供の教材や習い事、内職の紹介など、子育て世代の「わが子のために」「家計の足しに」という気持ちにつけ込む悪質商法があります。被害を防ぐ基本は、その場で契約しない・一人で決めない・迷ったら消費者ホットライン「188」に相談するの3つです。

国民生活センターによると、全国の消費生活相談は2024年度で約91万件にのぼります。相談者は70歳以上の割合がもっとも高いものの、子育て中の世代や中高生が巻き込まれるケースも少なくありません。「自分は大丈夫」と思っている人ほど、巧みなセールストークに乗せられてしまうことがあります。

ここでは、子育て中の家庭が巻き込まれやすい悪質商法の手口と被害体験談、そして被害にあわないための対策を、公的機関の情報をもとに整理しました。正しい知識を家族で共有して、落ち着いて対処できるようにしておきましょう。

そもそも悪質商法とは?

悪徳商法の手口のイラスト

悪質商法(悪徳商法)とは、商品の売買やサービスの提供といったふつうの商取引を装いながら、金銭をだまし取ったり、不当な利益を上げたりする販売方法のことをいいます。消費者庁や国民生活センター、警察などから注意喚起が行われていますが、手口は時代に合わせて次々と変化しています。

消費生活相談では70歳以上の割合が高いものの、子育て中のママやパパを狙ったもの、中高生を狙ったものも数多く報告されています。「絶対にだまされない」と思っていた人が、子供の将来やお金の不安につけ込まれてしまうことも珍しくありません。

大切なのは、どんな手口があるのかを知り、家族で共有しておくことです。手口を知っておくだけでも、いざというときに「これはおかしいかも」と立ち止まれるようになります。

子供やママを狙う悪質商法の例

  • 子供の学習教材を販売する名目の勧誘
  • 子供のゲーム課金・通信料の請求をかたる手口
  • ママのエステを名目とした勧誘
  • サプリや健康食品を販売する名目の勧誘
  • ママの内職や資格取得費を狙った手口
  • 子供のモデルレッスン料をかたる手口 など

子供向け教材の悪質商法:被害体験談

悪徳商法の電話に出てしまった主婦のイラスト

子育て中の家庭が巻き込まれやすいのが、子供向けの学習教材を使った手口です。「よい教育を受けさせたい」「成績を伸ばしてあげたい」という親心が、勧められた教材への契約につながってしまいがちです。

子供向け教材をめぐるトラブルには、訪問販売・通信販売・電話勧誘などさまざまな入り口があります。一度セールスの担当者と会うと、会話に誘導され、価格に見合わない高額な商品を契約してしまうことがあります。

なかには「ここまで説明したのだから買わないなら損害賠償を請求する」といった、脅すような言い方をするケースもあります。実態のよくわからない業者とは、はじめから接点を持たないようにしておくと安心です。

タカコ
29歳

これって悪徳商法?

3歳になる女の子のママです。私は英語が苦手で学生のときにとても苦労したので、娘には早いうちから英語の教育を受けさせたいなと考えていました。ちょうどそんな時にベビー向けの雑誌で英語教材の広告をみて、連絡を取ったところ女性のセールスマンが来てくれて商品説明を受けました。

教材は絵本やDVDが中心だったのですが、1ヶ月に2~3回業者から先生が訪問してくれて、マンツーマンで子供に英語を教えてくれるというので、英語が苦手な私でも続けられると思い、1年分50万円のセットを購入しました。

正直高いなとは思いましたが、セールスマンが「英語は3歳までに習わせないと、あなたのように一生しゃべれなくなりますよ。娘さんは後数か月で3歳だから、余裕はありません。娘さんの将来を考えたら、今日にでも契約するのが親の義務です」なんて言われ、パパに相談する間もなく、OL時代の貯金を崩して契約しました。

それから2ヵ月経ちますが、業者から先生は一度も来てくれません。でも、パパには言えないし…。何度が連絡はしましたが、最近はいつも留守電になっていて業者と連絡もつかず、高価な教材も手付かずです。これって悪徳商法なのでしょうか?それとも業者を信じて待っていればいいの?

青い鳥
45歳

けっこう騙されるママが多くてビックリ

私には高1の息子が、息子は中学から私立の中高一貫に通っています。本人のたっての願いで入学させましたが、いざ入学すると息子の想像以上に授業が難しく、あっという間に落ちこぼれ、高校生になり「留年」という2文字に急き立てられて、通塾を希望するようになりました。そんなある日、息子の落ちこぼれ仲間からの紹介だという塾からの電話が入り、話しを聞きに行くことになりました。

話を聞くと塾ではなく教材販売で、教師が使う市販されていない教科書ガイドのコピーの販売で、1教科3年分20万、3教科100万強、わからない問題や学校のテスト勉強に関しては、東大大学院を受験予定の北大生が常駐して教えてくれ、「過去問のコピーや成績を上げるノウハウが山ほどあるので、それで勉強させれば赤点脱出は赤子の手をひねるようなものだ」というインチキ悪徳商法でした。

「学校は東大受験する子向けの授業。普通の子はついて行けませんよ」「在校生はみんな塾に通ってますよ」「学校は面倒みてくれない」「お子さんが可哀想」などと矢継ぎ早に言われ、仕方なく話しを進めると、「学資保険を解約しるのがおすすめですよ」「2日後までに払ってくれないと割引できない」と言ってきました。

その場は色よい返事をし、後で主人が電話で断りましたが、学校に連絡すると「明らかに怪しいですけど、信じて通っているお子さんも結構いて…」とのことでした。息子も友達に確認すると、息子への勧誘を塾に頼んでないし、息子がその塾を訪ねる前から息子からの誘いだと別の子に勧誘していたそうです。名簿も漏れているんですね。

ネットで調べると、過去に同様の不実な勧誘で返金にも応じず業務停止命令を食らった経営者が、社名を変えて同じような営業している会社でした。もちろん、通っている落ちこぼれ仲間のお子さんの成績は、頑張っていたのに上がらなかったそうですよ。

子育て世代が巻き込まれやすい悪質商法の手口

頭をかしげて悩んでいる警察官のイラスト

悪質商法は、ふつうの商取引と見分けにくいうえ、手口が次々と新しくなるため、注意していても気づきにくいのが特徴です。ここでは、子育て中の家庭が巻き込まれやすい代表的な手口を6つ紹介します。まずは全体像を表で確認しておきましょう。

手口 特徴
融資保証金詐欺「低金利で融資」と持ちかけ、保証金名目でお金をだまし取る
マルチ商法(連鎖販売取引)「売れば売るほど儲かる」と勧誘し、商品を大量に購入させる
内職商法「在宅で高収入」と誘い、教材やパソコン代などを先に払わせる
キャッチセールス街頭で声をかけ、店や事務所で高額な契約をさせる
架空請求・不当請求身に覚えのない料金を請求し、脅すように支払わせる

融資保証金詐欺

家計が苦しいときや、子供の進学でまとまったお金が必要になったときに、「低金利で融資します」「保証金を先に払えば特別に融資します」と持ちかける手口です。実際には融資をせずに保証金だけをだまし取ったり、違法な高金利で貸し付けたりするケースがあります。うまい融資話には乗らないようにしましょう。

マルチ商法(連鎖販売取引)

大量の買い物をした主婦のイラスト

化粧品や健康サプリ、浄水器などを買った際に、「あなたも知り合いに売って会員を増やせば、その分マージンがもらえます」と持ちかけ、必要以上の商品を購入させる手口です。

ここで押さえておきたいのが、マルチ商法とねずみ講は別物だということです。マルチ商法は「連鎖販売取引」として特定商取引法で厳しく規制されていますが、それ自体が違法というわけではありません。一方、商品の販売を伴わずお金だけを配当し合う「ねずみ講(無限連鎖講)」は、法律で全面的に禁止された違法行為です。ただし、実際のマルチ商法では、勧誘時にうそを告げるなど違法な行為をともなうトラブルが多く報告されています。商品を抱え込んだり、友人・知人との関係を壊したりしやすいので、安易に話に乗らないようにしましょう。

あさこ
35歳

仲の良かった友達がねずみ講に…

ある日、大学時代に仲が良かった友人から、突然電話がありました。子供が小さく、結婚後まだ地元でママ友もできていなかったので、とっても嬉しかったのですが、話しをするうちにねずみ講の勧誘であることが分かりました。

とてもいい子だったのでショックでした。一方的な口調で1時間勧誘され「ああ、友達が一人減った…」と悲しんでいます。

内職商法

子供がいると外で働きにくいという事情につけ込み、「内職で仕事をしませんか」「短時間で高収入」などと誘って、仕事に必要だとして高額なパソコンや教材、登録料を先に払わせる手口です。働きたい気持ちや焦りを利用したものなので、「先にお金がかかる仕事」には注意しましょう。

キャッチセールス

街中で「アンケートに協力してください」「無料サンプルはいかがですか」と声をかけ、喫茶店や営業所に連れて行って高額な商品を契約させる手口です。

大人だけでなく、中高生が標的になることもあります。芸能事務所のスカウトを装って声をかけ、契約書にサインさせて高額なレッスン料を請求するケースもあるため、子供にも手口を伝えておきましょう。

架空請求・不当請求

携帯を見てびっくりする女性

電話やはがき、メール、SMSなどで「未納料金がある」「個人情報の削除に費用が必要」などと、身に覚えのない料金を請求してくる手口です。近年は、パソコンに警告画面を出して電話をかけさせる「サポート詐欺」も増えています。

特に注意したいのが、小中学生のゲーム課金やフィッシングなど、スマホをきっかけにしたトラブルです。子供は親に言い出せず一人で抱え込みがちなので、日頃から「困ったらすぐ相談してね」と伝えておきましょう。

悪質商法から身を守る5つの心得

買い物やサービスの利用は毎日の暮らしの一部です。その慣れた習慣の中に入り込んでくるのが悪質商法です。自分の判断力を過信せず、「もしかしたら」という気持ちで落ち着いて見極めましょう。

うまい話は一度疑う

「楽してお金が儲かる」「必ず成績が上がる」といったうまい話は、そう簡単に転がってはいません。本当にうまい話なら、わざわざ他人に広める必要はないはずです。うまい話ほど一度立ち止まって考えるようにしましょう。

怪しいと思ったら相談する

家族と相談をしている奥さんのイラスト

判断に迷ったら、家族や消費生活センターに相談しましょう。悪質商法は、相談する時間を与えないように契約を急がせる傾向があります。相手が契約を急がせるときほど、いったん冷静になるのが大切です。契約前でも契約後でも、消費者ホットライン「188」に電話すれば、お住まいの地域の相談窓口につながります。

困ったときの相談窓口

  • 消費者ホットライン(全国共通) ⇒ 局番なしの「188(いやや!)」
    電話をかけると、お住まいの地域の消費生活センターなどにつながります。
  • 地域の窓口が開いていないときは、国民生活センターの相談窓口を案内してもらえます。
  • お金をだまし取られた・脅されたなど犯罪の疑いがあるときは、警察相談専用電話「#9110」も利用できます。

その場で決めず、はっきり断る

悪徳商法を断る主婦のイラスト

悪質商法の業者は、あいまいな返事や愛想のよさを見せると、一気に契約へと話を進めてきます。必要のない話には、景品やおまけに惑わされず、「いりません」とはっきり伝えましょう。

断るのが苦手な人は、その場で結論を出さないのがコツです。「すぐにサインを」「今日中に決めて」と急かされても、「家族に相談してから返事します」と繰り返して、いったん持ち帰りましょう。まっとうな相手であれば、考える時間を待ってくれるはずです。

お金や財産の情報を安易に話さない

悪質商法の業者は、お金を持っていそうな様子を見せると、しつこく契約を持ちかけてきます。家庭の預貯金や収入などの情報は、安易に口に出さないようにしましょう。

また、通帳・印鑑・暗証番号の管理も大切です。印鑑を玄関先に出しっぱなしにしたり、誕生日を暗証番号にしたりするのは避けたほうが安心です。

署名・押印はうかつにしない

契約書に印鑑を押そうとしている女性の手

契約を結ぶときは、相手に言われるままに署名するのではなく、書面をしっかり読み、納得したうえで署名・押印しましょう。契約書は、あとで問題が起きたときやクーリング・オフをするときに必要になるので、必ず受け取って保管しておきます。

もし契約してしまったら:クーリング・オフを確認

「契約してしまった」というときも、あきらめる必要はありません。訪問販売や電話勧誘販売、マルチ商法(連鎖販売取引)などは、一定期間内であれば無条件で契約を解除できる「クーリング・オフ」の対象になることがあります。

ポイント 内容
期間の目安訪問販売・電話勧誘販売などは契約書面を受け取った日から8日以内、マルチ商法(連鎖販売取引)は20日以内が目安
やり方書面や電子メールなど記録が残る方法で、解除する意思を通知する
迷ったら期間や対象になるか不安なときは、すぐに「188」へ相談する

クーリング・オフができるかどうかは契約の種類によって異なります。日数が過ぎていても、うそをつかれて契約した場合などは取り消せることがあるので、まずは早めに相談することが大切です。

まとめ

悪質商法の怖いところは、「なんだかおかしい」と感じても、相手のペースに巻き込まれて断れなくなってしまう点にあります。だからこそ、あらかじめ手口を知り、その場で決めない・一人で抱え込まないことを家族で共有しておくことが何よりの対策です。

少しでも不安を感じたら、消費者ホットライン「188」に相談しましょう。落ち着いて対応すれば、被害を防いだり、契約を見直したりできる場合があります。正しい知識で、大切な家庭とお金を守っていきましょう。

よくある質問

質問 回答
悪質商法かなと思ったら、まずどこに相談すればいい?消費者ホットライン「188」に電話すると、お住まいの地域の消費生活センターにつながります。犯罪の疑いがあるときは警察の「#9110」も利用できます。
マルチ商法とねずみ講は同じもの?別物です。マルチ商法(連鎖販売取引)は法律で規制されつつも違法ではありませんが、ねずみ講(無限連鎖講)は法律で全面的に禁止された違法行為です。
契約してしまったらもう解約できない?訪問販売などは一定期間内ならクーリング・オフで解約できることがあります。日数が過ぎていても取り消せる場合があるので、早めに188へ相談しましょう。
子供がスマホのトラブルに巻き込まれたら?身に覚えのない請求には応じず、支払う前に保護者が188に相談を。日頃から「困ったらすぐ相談してね」と伝えておくことも大切です。
この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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