赤ちゃんとのバス感動エピソードに関する記事

赤ちゃんとバスに乗るときの乗せ方:料金や抱っこ紐の使い方と高速バスの準備

赤ちゃんとバスに乗るときの乗せ方:料金や抱っこ紐の使い方と高速バスの準備

バスに赤ちゃんを乗せるとき、運賃はかかるのか。抱っこ紐のまま座っていいのか。国土交通省がまとめたベビーカー利用の考え方や、バス会社が案内している運賃区分をもとに、事前に確認しておきたいポイントをまとめました。乗車前チェックリスト付きです。

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赤ちゃんとバスに乗るときの乗せ方:料金や抱っこ紐の使い方と感動体験談

赤ちゃんと初めてバスに乗る時、ママやパパは「どうか泣きませんように」と願ってしまいますが、赤ちゃんは不快だと感じれば大人の都合に関係なく泣いてしまうことがあります。

揺れる車内で、赤ちゃんとたくさんの荷物を抱えながらつり革や手すりにつかまり手がふさがると、ママやパパは体を揺らして声をかけることぐらいしかできません。内心、周囲に申し訳なくてママまで泣きたい気持ちになることもあります。

そんな時、もしも周りの乗客から心温まるサポートがあったら、感動して思わず涙があふれてしまうでしょう。ここでは、バスの中で出会った人々の優しさに触れた、ママたちのリアルな感動エピソードと、次のおでかけですぐ使える乗せ方の準備をご紹介します。

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赤ちゃんのバスの乗せ方は3パターンから選ぶ

バスに赤ちゃんを乗せる方法は、大きく3つに分かれます。どれが正解ということはなく、赤ちゃんの月齢、荷物の量、乗車時間、混雑具合で使い分けるのが現実的です。

乗せ方 向いている場面 注意したいこと
抱っこ紐 短距離、混雑時、乗り換えが多いとき 両手が空く反面、荷物を背負うと前後が重くなる
ベビーカーのまま 荷物が多いとき、ベビーカースペースのある車両 固定と操作に手間がかかる。車内の状況に左右される
ベビーカーを畳んで抱っこ 畳んだベビーカーを置ける席が確保できるとき 乗車時に畳む動作が必要で、一人だと慌ただしい

実際に多いのは「行きは抱っこ紐、帰りは荷物が増えてベビーカー」といった組み合わせです。片道だけで判断せず、帰りの荷物量まで含めて選ぶと失敗が減ります。

初めての1回は、あえて短い区間で試す

いきなり長い区間に挑むより、2〜3停留所だけ乗ってみるほうが結果的に近道です。降車ボタンの位置、料金の払い方、ベビーカースペースの場所を、赤ちゃんが機嫌の良い状態で一度確認しておけば、本番で慌てずに済みます。

「今日はここまで乗ってみようか」「次のバス停で降りるよ」と声をかけながら乗ると、赤ちゃんにとっても、揺れる乗り物という未知の環境が少しずつ慣れた場所に変わっていきます。

バスの赤ちゃんの料金はどうなるのか

赤ちゃんの運賃は、多くのバス会社で年齢によって区分されています。細かな条件は会社ごとに異なりますが、一般的な考え方は次のとおりです。

区分 年齢の目安 一般的な扱い
乳児 1歳未満 無賃としている会社が多い
幼児 1歳以上、小学生未満 同伴する大人1人につき1〜2人まで無賃とする会社が多い
小児 小学生 大人運賃の半額

注意したいのは、高速バスや空港連絡バスなどの座席定員制の路線です。こうした路線では、幼児であっても座席を1つ使う場合は小児運賃が必要になると案内している会社があります。膝の上に乗せる場合の扱いも会社によって異なるため、予約前に確認しておくと安心です。

無賃の人数の数え方も会社ごとに違います。「大人1人につき幼児1人まで」とする会社もあれば「2人まで」とする会社もあるため、きょうだいを連れて乗る予定がある場合は、利用予定のバス会社の案内を見ておきましょう。

バスに赤ちゃんのチャイルドシートは必要か

自家用車ではチャイルドシートの使用が求められますが、バスの場合は扱いが異なります。バス会社の案内では、路線バスや高速バスはチャイルドシートの使用義務が免除されており、車内に用意もないと説明されています。持ち込んで座席に取り付けることも、構造上できないのが一般的です。

一方で、シートベルトが備わっている高速バスなどでは、乗車中のシートベルト着用が求められています。大人がシートベルトを締め、赤ちゃんは膝の上で抱っこするという形になりますが、ベルトの中に赤ちゃんを一緒に入れてよいかどうかは会社の案内が分かれます。乗車時に乗務員へ確認するのが確実です。

車とバスで考え方が違う理由

チャイルドシートの取り扱いは車両の種類によってルールが分かれています。バスに乗るからといって家庭のチャイルドシートを持参する必要はありませんが、その分、大人が赤ちゃんをしっかり抱えておく前提になります。

抱っこ紐でバスに座るときに気をつけたいこと

抱っこ紐は両手が空くのでバスとの相性が良い一方、座るときには少しコツがあります。

座席では背もたれに深く座り、赤ちゃんの頭に手を添える

抱っこ紐のまま浅く腰かけると、発進や停車のたびに体が前後に振られます。深く座って背中を預け、片手を赤ちゃんの頭や背中に添えておくと、揺れが赤ちゃんに伝わりにくくなります。

抱っこ紐で座ると赤ちゃんの足が前の座席や隣の人に当たりやすいので、通路側ではなく窓側を選べると気が楽です。

立って乗るときは、進行方向に対して斜めに立つ

正面を向いて立つより、体を斜めにして足を前後に開くほうが、急な減速でもふらつきにくくなります。手すりは肩の高さより低い位置を握るほうが体を支えやすく、荷物は背中側に回しておくと前が軽くなります。

混んでいるときほど、赤ちゃんの顔が周囲の人のバッグや肘の高さに来ていないかを確認しておきましょう。

乗る前に肩ベルトの長さを調整しておく

意外と見落とされがちですが、バス停で待っている間にベルトを締め直しておくと、車内での安定感がまったく違います。赤ちゃんの体が下がった状態で乗ると、揺れるたびに位置を直すことになり、それだけで消耗します。

優しい男性と赤ちゃんのバス感動体験談

バスに向かって走る男性の後ろ姿

まるでヒーローのように赤ちゃんとママのピンチを助けてくれた、バスの中で出会った優しくて勇気ある男性たちの感動エピソードをご紹介します。

アヤカ
38歳

泣き止むアプリをインストールしてくれた男性に涙

赤ちゃんが生後8ヶ月の時に、実家への帰省のため高速バスに乗りました。お盆の時期で新幹線のチケットが取れず、仕方がなくバスで帰省しました。「2時間くらいだし、寝てくれたらなんとかなるかな」と思ったのですが浅はかでした。

高速バスも混み合っていて、私たちのお隣には若い男性が乗りました。多分大学生なのかなという感じです。いつもと環境が違うからか、赤ちゃんはぐずり始め泣いてしまいました。

「どうしよう!?」と困っていたら、となりの男性が「お母さん大変っすね」と声をかけてくれました。私は若い男性から労いの言葉をかけてもらいホッとしました。

そうしたらなんと、男性は泣き止むアプリをインストールして子供に見せてくれたのです!本当にありがたくて涙ぐみました。

キョンママ
40代前半

20歳前後の立派な青年に感動

生後6ヶ月になったばかりの息子を連れて実家に帰るためバスに乗った時、満席で座る所もありませんでした。右側に大きなバッグを肩にかけ、左手でつり革に捕まって息子は抱っこ紐で抱えていました。

5分位たった時、一番後ろの席から私を呼ぶ声が聞こえました。足にギブスを巻いて松葉杖をついた20歳位の男性が、「ここに座って下さい」と私に言ってくれたんです。

その男性だって立っているのは辛いはずなのに、心優しい若い男性の気遣いに涙が出そうになるほど感動しました。

りんごママ
20代後半

怪我をしていた男の子に、ありがとう

赤ちゃんが6ヶ月ごろのころ買い物に行こうと思い、初めてバスに乗せました。時間にすると20分ぐらいの距離でしたので安心していましたが、バスは平日のお昼でしたが混んでいました。

仕方ないので立ったままでいると、トントンと足を突かれました。そして小さい男の子が「お席どうぞ」と譲ってくれたのです。腕に包帯を巻いていたので、骨折をしていそうな男の子でした。優しい男の子に感動し、甘えさせてもらって座らせていただきました。

りゃママ
31歳

労いの言葉をかけて席を譲ってくれた若い少年

赤ちゃんが3ヶ月の時に、どうしてもバスに乗って駅に行かないといけないときがあって、少しの間路線バスに乗ったことがあります。まだ小さいし、よく泣くので回りに迷惑にならないように、早く降りられる前の方に乗りました。

駅までそう遠くではなかったため、人も多かったけど立って乗っていました。そしたら「いつも大変だと思いますが、もしよければこちらの席にどうぞ」と、気を使って若い少年が席を譲ってくれました。

いつも頑張っていることを褒めてもらえることがなかなかないので、労いの言葉が嬉しくてこれからも子育て頑張ろうと思えました。

こたまま
27歳

おばあさんとスーツの男性の優しい眼差し

9年前、息子が8カ月の頃、まだ免許を持っていなく移動は市内バスでの移動でした。働きに出ている私は息子を抱えて保育園まで行くのにバスを利用していたのですが、息子が車内でおむつを汚してしまい、臭いで周りを嫌な気持ちにさせてしまいました。

嫌な視線がすごかった中、70代のおばあさんが声をかけて下さり、「うんちが出るって事は健康な証拠!気にしないでいいんだよ。」と優しく笑顔で言っていただきました。

周りのスーツを着たお兄さんも「大丈夫ですよ。ベビーカー支えましょうか!」と優しくしてくれて。世の中悪い人ばかりではないのだなと優しさに涙が出ました。

アラン
24歳

スーツの男性の優しさに、孤独ではなかったと改めて実感

赤ちゃんが5ヶ月の際に、実家への帰省で市バスに乗りました。私1人に赤ちゃん1人でしたが、2泊3日の荷物を持っていました。ところが赤ちゃんのお昼寝の時間とバスの時間が被ってしまい、赤ちゃんはバスの中でずっと泣いていました。

両手が荷物で塞がっており、かつバスも満員のため身動きが取れずにいました。すると隣で立っていたスーツの男性が、「僕が荷物持ってあげるから、赤ちゃんあやしてあげて!みんな通る道だから、誰も気にしていないよ」と声をかけてくださったのです。

バスに乗って泣かれても、後ろめたい気持ちではなく、前向きな気持ちで大丈夫です!

おばさまと赤ちゃんのバス感動体験談

バスに乗る年配のおばさま

赤ちゃんと一歩外に出たことで、子育ての大先輩である年配の女性(おばさま方)の優しさに触れて思わず涙したというママは珍しくありません。

おばさま方の温かい心遣いは、バスの中でもママや赤ちゃんを救ってくれています。

もえもえ
33歳

世の中子連れに厳しい人ばかりではない

子供が8ヶ月の赤ちゃんの頃のことです。「赤ちゃんが生まれてからなかなか旅行にも行けなかったけれど、そろそろどこか遠くに旅行しよう」と夫から提案され、ずっと行ってみたかった伊勢神宮に日帰りで旅行することになりました。

伊勢神宮の外宮、内宮の参拝が終わり、内宮から帰りの電車に乗る宇治山田駅に向かう路線バスの中で、子供がぐずり始めたのです。抱っこ紐に入れて座っていた私は、体を揺らしたり、話しかけたりしてもなかなか泣き止まないので焦ってきました。

そんな時、同じバスに乗っていた地元のおばあちゃんが「赤ちゃんもお母さんも頑張ってはるわー。」と話しかけてくれたのです。うるさいと注意されるかと思っていたのに、こんな優しい言葉をかけられたので私は泣きそうになりました。

あおい
30代前半

心の広さに感謝です

娘が5ヶ月のとき、主人の会社に忘れ物を届けに行くために市バスに乗りました。

お腹がすいたのか、初めての環境だからかあやしても泣き止まずに困っていると、近くにいた50~60代ほどの女性数名が、「大丈夫かなぁ?つまんないもん、しょうがないよねぇ」などと言って一緒にあやしてくれました。

知らない人がいたせいか、少し泣き止み、もうすぐ降りる駅だったのですごく助かりました。

ファン
40歳

年配女性の優しさと赤ちゃんの笑顔でみんなが笑顔に

赤ちゃんが8ヶ月の時、実家に帰省するため新幹線を乗り継ぎ、最後はバスに乗りました。かなり疲れていたので「泣いたらどうしよう」とは思いましたが、バスが空いていたのもあって抱っこ紐からおろし、靴下のまま背もたれに捕まらせて椅子に立たせました。

すると私たち後ろの席に座っていた年配の女性が、赤ちゃんにいないいないばぁをしてくれ、目のあった私にもニッコリとほほ笑んで「今何ヶ月?可愛いわねぇ」と声をかけてくれたんです。

長旅で前日から少し緊張気味だったので、その女性の優しさに急に力が抜けて嬉しくなり涙がでそうになりました。

みぃママ
32歳

優しい心遣いに感謝

上の子が3歳、下の子が10ヶ月くらいの時、買い物で駅に向かう途中に乗った路線バスでのこと。眠くて機嫌が悪かった下の子をあやしながら立っていました。

すると席を譲ってくれたおばさま。でも立っていた方が下の子が落ち着くので、申し訳ないと思いながらもお断りしました。すると上の子に座るよう声をかけてくれて、座らせてくれました。

さらには片手に持っていた畳んだベビーカーを、駅まで持ってくれたのです。1人だったので本当に助かりました。

高速バスに赤ちゃんを乗せるときの乗せ方と準備

体験談にもあったように、帰省で高速バスを選ぶ家庭は少なくありません。路線バスとは条件が大きく変わるので、分けて準備しておきましょう。

項目 路線バス 高速バス
乗車時間 数分〜30分程度が中心 2時間前後から数時間
座れるか 混雑次第で立つこともある 座席定員制で必ず座れる
途中で降りる 次の停留所で降りられる 途中下車は難しい
ベビーカー 車内にスペースがある車両も 畳んでトランクに預けるのが基本
赤ちゃんの位置 抱っこ紐かベビーカー 膝の上での抱っこが中心

2時間の乗車をどう組み立てるか

高速バスは、高速道路を走る区間の連続運転時間をおおむね2時間までとするよう努めることが、厚生労働省が定める運転者の改善基準告示で示されています。つまり2時間前後で休憩が入る運行が多いということです。

この休憩は、赤ちゃん連れにとって重要な区切りになります。「次の休憩まであと40分」と分かっていれば、そこまでをどう過ごすか組み立てられますし、おむつ替えや授乳のタイミングも読めます。乗車時に乗務員へ「休憩は何時ごろですか」と聞いておくだけで、心の余裕がまったく違います。

2時間を一気に乗り切ろうとせず、乗車直後、中盤、休憩前の3ブロックに分けて考えるのがおすすめです。最初の30分は景色や車内の物珍しさで持ちます。問題は中盤なので、そこに一番効く手札を温存しておきましょう。

席は最前列か最後列を検討する

予約時に座席を選べる路線なら、前方の席か最後列を検討してみてください。前方は乗り降りしやすく、乗務員に声をかけやすいのが利点です。最後列は後ろに人がいないため、赤ちゃんの声が背後に届きにくく、リクライニングも気兼ねなく使えます。

通路側と窓側では、赤ちゃんを外の景色に向けられる窓側のほうが持ちこたえやすい傾向があります。ただし、おむつ替えで頻繁に立つ予定があるなら通路側のほうが動きやすくなります。

荷物は「膝の上に置く小袋」を作っておく

高速バスでは大きな荷物をトランクや網棚に預けるため、走行中は手が届きません。おむつ2枚、おしりふき、ガーゼ、飲み物、小さなおもちゃだけをまとめた小袋を作り、これだけは膝の上か足元に置いておきましょう。

この一手間があるかないかで、車内での動きやすさがはっきり変わります。荷物を全部足元に置くと、赤ちゃんを抱えたまま探すことになり、暗い車内では余計に時間がかかります。

ママとパパは守って!子連れバス乗車マナーと安全対策

体験談にあるような優しい人たちはたくさんいますが、バスは公共の乗り物ですので、周囲への気遣いは大切です。ママやパパが「赤ちゃんは泣くのが当然」と開き直らず、配慮を心がけることが、快適な移動につながります。

公共の場では互いに周囲への気遣いが必要なことを忘れないようにしましょう。最近はベビーカーのままで乗り降りできるバスも増えてきましたので、バスの乗車マナーやベビーカー利用時のルールをしっかりと確認しておきましょう。

赤ちゃん連れのバスマナー

赤ちゃんとのバス乗車では、次のようなマナーを守りましょう。事前に準備しておくことで、赤ちゃんがぐずったり泣いたりすることを減らすことができます。

  • 混雑する時間帯を避ける
  • 乗車前にオムツ汚れを確認し、交換しておく
  • 乗車前に授乳やミルクを済ませておく
  • 椅子に座らせる時は靴を脱がせる(衛生面や他の乗客への配慮)
  • 泣き始めたら周囲に一言断り、あやしたり一旦降りたりする配慮を見せる
  • おもちゃや絵本を持参し、ぐずり対策をする

あわせて覚えておきたいのが、降車の準備を早めに始めることです。抱っこ紐やベビーカーがあると、席を立って降車口まで移動するのに普段の倍近く時間がかかります。降りる停留所の2つ前でアナウンスを聞いたら、荷物をまとめ始めておくと落ち着いて降りられます。

ベビーカーでのバスへの乗り方と安全ルール

ベビーカーマークと車いすマーク

最近はベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま乗車できる、ベビーカーマークのついたバリアフリーバスが増えました。このベビーカーマークは、国土交通省が設置した「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会」で統一的なマークとして決められたもので、その後に日本産業規格の案内用図記号にも追加されています。

同じ協議会のとりまとめでは、赤ちゃんを抱っこしたままベビーカーを折りたたむのは現実的に難しく、抱っこして立つと体勢が不安定になるとして、公共交通機関ではベビーカーを折りたたまずに使用できる取り扱いを基本とするという整理がなされています。折りたたみを一律に求めるのではなく、周囲の方への接触などに気をつけることが利用者側のお願いとされました。

そのうえで、車内に持ち込めるサイズを超える場合や、車両の構造上そのまま持ち込むことが難しい場合などは、この限りではないとされています。実際の運用は路線や車両によって差があるため、次のような点を意識しておくとトラブルを避けやすくなります。

  • ベビーカーマークのあるスペースを使い、車いすの利用者がいる場合は譲る
  • ベビーカーは車内の固定ベルトに固定し、ブレーキをかける
  • ベビーカーはバスの後方に向けて固定する
  • 赤ちゃんにはベビーカーのシートベルトを着用させる
  • 二人乗りなどの大型ベビーカーは、車内の状況に応じて畳むか乗車を控える
  • 周囲の人との接触に気をつけ、通路をふさがない位置に置く

バスのベビーカー固定ベルトは、走行中にベビーカーが動かないようにするための補助的なものです。車のチャイルドシートとは役割が異なりますので、ママやパパが必ずベビーカーに手を添え、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。

バス内の車いすマーク

ベビーカーマークの付いたバスでも車いすが優先です。バスの車内は狭いため、車いすの人が乗っている場合はベビーカーを畳み、スペースを譲りましょう。

また二人乗りなどの大型ベビーカーは通路をふさぐだけでなく、乗り降りにも時間がかかります。そのため、混雑時や車内が狭い場合は、1人は抱っこで1人はベビーカーにするか、二人乗りベビーカーを畳んで乗車するようにしましょう。

赤ちゃんがバスで泣く時の対応策

赤ちゃんがバスの中で泣くと「周りに迷惑がかかる」と思って焦ってしまいがちですが、事前に不快になる原因を減らし、乗車中に泣いてもしっかりとあやしたりしていれば、周囲の目をそれほど気にしなくても大丈夫です。

  • 抱っこする(密着することで安心感を与える)
  • 持参したお気に入りのおもちゃを渡す
  • おしゃぶりや飲み物を与える
  • 服の着脱で体温調節を行う
  • 窓の外を見せて気をそらす

もしも眠くてぐずってしまっても、抱っこするパパやママに精神的な余裕がある方が赤ちゃんは泣きにくくなります。泣いても焦らずに落ち着いてあやすことを心掛けましょう。

また、眠くなると赤ちゃんの体は熱くなります。ぐずっている時はお腹や背中に汗をかいていないか確認し、うっすら汗ばんでいたら羽織を一枚少なくしたり、靴下を脱がせてあげたりすると心地よく過ごせます。

赤ちゃんが車内で泣き止まない時は、無理せず次の停留所で降りて機嫌を見るのも良い方法の一つです。赤ちゃん連れのおでかけでは、バスも電車も時間に余裕を持って乗るようにしましょう。

「なぜ泣くのか」を場面から逆算する

バスの中で赤ちゃんが泣くとき、大人は「知らない場所だから」と漠然と考えがちですが、赤ちゃんの側から見ると、もっと具体的な理由があります。バスは家では起きないことが同時に起こる場所です。エンジン音が足元から響き、床が細かく振動し、発進と停車のたびに体が前後に押される。窓の外の景色は自分が動かなくても勝手に流れていき、周りには知らない人の顔が自分の目線より高い位置にたくさん並んでいます。抱っこ紐の中にいれば視界の大半はママの体で塞がれ、何が起きているのかは音と揺れでしか分かりません。この状況で赤ちゃんができる意思表示は、声を出すことだけです。つまり泣き声は不満の表明というより、状況を確認するための呼びかけに近いものです。だからこそ、泣き始めたときに黙って揺らすより、「バスに乗ってるよ」「もうすぐ着くよ」と小さな声で話しかけ続けるほうが、早く落ち着くことがあります。声が返ってくることで、赤ちゃんは自分が置き去りにされていないと確認できるからです。

「すみません」より「ありがとうございます」

泣いてしまったとき、つい「すみません」と繰り返してしまいますが、周囲の人にとっては「ありがとうございます」のほうが受け取りやすい言葉です。

「うるさくてすみません」と言われると、相手は「いえ、そんな」と返すしかありませんが、「気にかけてくださってありがとうございます」であれば、会話がそこで温かく閉じます。体験談に出てくる方々のように、声をかけたいと思っている人は思っているより多いものです。

乗車前チェックリスト

出かける前に、この5つだけ確認しておきましょう。

  • [ ] 出発前におむつを替え、授乳やミルクを済ませたか
  • [ ] 膝の上に置く小袋(おむつ、おしりふき、ガーゼ、おもちゃ)を作ったか
  • [ ] 抱っこ紐のベルトの長さを調整したか
  • [ ] 混雑する時間帯を外した便を選んだか
  • [ ] 高速バスの場合、幼児の運賃と膝上乗車の扱いを確認したか

赤ちゃんとのバス移動でよくある質問

Q1:抱っこ紐のまま座席に座ってもいいですか

座って問題ありません。抱っこ紐から降ろさずに深く腰かけ、赤ちゃんの頭に手を添えておくと揺れが伝わりにくくなります。シートベルトのある高速バスでは、ベルトの扱いについて乗務員に確認しておくと安心です。

Q2:ベビーカーは必ず畳まなければいけませんか

国土交通省の協議会のとりまとめでは、公共交通機関ではベビーカーを折りたたまずに使用できる取り扱いを基本とする、という整理がされています。ただし車両の構造やサイズによって扱いが変わるため、実際の運用は乗務員の案内に従いましょう。

Q3:赤ちゃんのバス料金はかかりますか

1歳未満は無賃、1歳以上小学生未満は同伴する大人1人につき一定人数まで無賃としている会社が多くなっています。ただし高速バスなど座席定員制の路線では、座席を使う場合に小児運賃が必要になることがあります。

Q4:高速バスにチャイルドシートを持ち込めますか

バスはチャイルドシートの使用義務が免除されており、車内に用意もないと案内している会社が一般的です。座席への取り付けも構造上できないため、膝の上での抱っこになります。

Q5:夜行バスに赤ちゃんを乗せても大丈夫ですか

路線によっては年齢制限を設けている場合があるため、予約前の確認が必要です。周囲の乗客が休んでいる時間帯であることも踏まえ、日中の便を選べるならそちらのほうが気持ちの負担は軽くなります。

不安な気持ちのまま、乗ってしまってかまいません

準備をどれだけ整えても、赤ちゃんが泣くときは泣きます。それでも、乗せ方の選択肢と料金の目安を知っておくだけで、当日の判断は驚くほど軽くなります。

そして体験談が教えてくれるのは、バスの中には思っているよりずっと多くの味方がいるということです。次のおでかけは、一区間だけでも大丈夫。まずは乗ってみるところから始めてみてください。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪