沐浴剤って必要?メリットとデメリット/おすすめ商品は?
新米ママにとって、新生児の沐浴はハラハラドキドキする体験ですよね。
「目や耳に水が入りそうで恐い!」「首を支えながら体を洗うのが大変!」と、慣れるまではパパや家族と二人がかり、三人がかりで沐浴をするというママも多いのではないでしょうか。
しかし洗うのは大変でも、赤ちゃんは毎日きれいにしてあげたいもの。そんなママたちの苦労を楽にしてくれるのが沐浴剤です。
沐浴剤には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。沐浴剤について正しく理解した上で、うまく活用していきましょう。さくさんの4コマ漫画もお楽しみに♪
沐浴剤ってなに?
沐浴剤とは、入浴剤のようにベビーバスの中に溶かして使い、洗い流さなくても赤ちゃんの体をさっぱりさせることができるバスグッズです。
大半の沐浴剤には保湿成分が配合されており、体に残っても大丈夫な成分が使われているため、すすぎやあがり湯をする必要がなく、沐浴を短時間で済ませることができます。
沐浴が必要な新生児期でも使用でき、首座り前の赤ちゃんを沐浴させる手間を減らしてくれるので、新米ママにもうってつけのアイテムと言えるでしょう。
沐浴剤の使い方
- 沐浴の前に、ベビーバスを置く場所・赤ちゃんの衣服を着脱する場所をあたためておきます
- 適温に用意したベビーバスに沐浴剤を混ぜて溶かします
- 沐浴布かガーゼを沐浴剤入りのお湯に浸して、顔、体の前側、後ろ側の順にガーゼでぬぐいながら体をきれいにします
- 洗い終わったらベビーバスの中で少し体を温めてあげてから外に出します
石鹸や入浴剤との違いは?
大人用の入浴剤は体をきれいにする効果がなく、体をあたためる温熱成分や保湿成分、様々な香りなどを好みに合わせて楽しむものですが、沐浴剤は沐浴が必要な赤ちゃんのためのバスグッズです。
入浴剤の成分によっては赤ちゃんの体にあまりよくないものもありますが、沐浴剤は赤ちゃんの体に残っても安心な成分が使われており、沐浴をスムーズに行う助けになります。
また、石鹸は赤ちゃんの体をきれいにするという目的は同じなのですが、石鹸はしっかりと体の汚れを落とす一方、沐浴剤は洗浄力が高くありません。
使用感としては、石鹸はつるつると滑りますが、沐浴剤は滑りにくいようになっており、赤ちゃんの体を洗っていても手を滑らせる心配が少なくなります。
さらに、石鹸は泡が切れるまですすぎが必要ですが、沐浴剤は体についていても大丈夫なので、すすぐ必要がありません。
沐浴剤はいつまで使うもの?
沐浴剤はいつまで使うか明確に決まってはいませんが、沐浴している期間だけ沐浴剤を使う家庭が多いようです。
沐浴させる期間はご家庭によって違いますが、生後1ヶ月~1ヶ月半くらいで沐浴をやめて、大人と一緒にバスタブに浸かるパターンが多いようですね。
沐浴剤が余ってしまったら…
沐浴が終了しても沐浴剤を使いきれなかった場合は、入浴剤代わりとして使用することもできます。バスタブに沐浴剤を入れる場合は、お湯の量に合わせた分量でなければ体をきれいにする効果はあまり期待できないので、石鹸などを使って体を洗ってあげるようにしましょう。
沐浴剤はどんな時に必要?
「沐浴剤は絶対に必要!」というわけではありませんが、特に初めての赤ちゃんをお世話するママにとって、ハードルの高い沐浴の手間を減らすのに活躍するアイテムです。
具体的にどんな場合に沐浴剤がオススメなのか、その例をリストアップしました。
沐浴剤がオススメなケース
・パパの帰りが遅いなどママ一人で沐浴させることが多い場合
・精神的や肉体的にママが疲れを感じている場合
・赤ちゃんを洗うのが不慣れで恐いと感じる場合
・新生児期が冬で脱衣所や浴室を温めておくのが難しい場合
・夏場で大量の汗をかいて、こまめに沐浴させたい場合
沐浴剤のメリット!お世話が楽で赤ちゃんにも優しい
「石鹸よりもいい」という人も少なくない沐浴剤には、その人気に納得できるメリットがあります。一人で沐浴させるのが怖いママさんにも愛されている商品です。
首座り前の赤ちゃんを沐浴させる手間が減る
新生児期の赤ちゃんはふにゃふにゃしているのでつかみどころがなく、滑って水の中に落としてしまいそうで恐いという声も多いもの。
赤ちゃんを初めて沐浴させたとき、首座り前の赤ちゃんを支えながら沐浴させる大変さに驚いた方は多いのではないでしょうか。
沐浴剤は石鹸よりも滑りにくくなっているので、赤ちゃんをお風呂に落としてしまう危険が減ります。沐浴する時に必要な動作が減るので、圧倒的に沐浴が楽になるのです。
泡立てる/すすぐ必要がない
石鹸は赤ちゃんを沐浴させる前にしっかり泡立てて準備しておく必要があります。
大人だけなら簡単な動作なのですが、事前に泡立てしておいた泡が途中で足りなくなったり、早めに用意しておいたために泡がへたってしまったりするときなど、赤ちゃんを支えながら泡をつくるのは至難の業です。
また、石鹸は泡が残るとそこから肌荒れをおこす可能性があるため、洗った後にしっかりすすぐ必要があります。何度すすいでも、慣れないうちは赤ちゃんの首のしわや耳の後ろなどに泡残りが発生しやすくなります。
沐浴剤はお湯に溶かしてそのままでいいので、途中で泡立てやすすぎをする必要がまったくありません。
特に沐浴に慣れないうちは、赤ちゃんを支えているだけでも気を張ってしまいますので、動作が少なくて済むのは助かりますよね。
沐浴時間が短時間で済む
沐浴剤を使うと、泡立てて全身を洗いすすぐといった動作が必要なくなるので、沐浴時間が短時間で済みます。
沐浴に慣れないうちは時間がかかって赤ちゃんの体が冷えてしまう可能性があるので、沐浴時間が短縮できるのは大きなポイントと言えるでしょう。
石鹸を使う場合よりも準備や片付けも短時間で済むのも楽チンですね。
産後すぐでママの体調が回復していないと、しゃがんだ体勢で赤ちゃんを洗うのは大変なこと。睡眠不足が続き、空いた時間があれば少しでも眠りたいというママも多いはずです。
沐浴剤を使って沐浴の時間が短縮できれば、その分、ママの体を休めることができます。
沐浴剤のデメリット!石鹸と比べて洗浄力が弱い
沐浴剤はどちらかというとママやパパに嬉しいメリットがある商品ですので、赤ちゃん目線で考えるとデメリットも気になるところでしょう。確かに沐浴剤には洗い流さなくてもよいというメリットがある反面、石鹸に比べると洗浄力が劣るというデメリットがあります。
生後1ヶ月頃になると皮脂の分泌が盛んになり、その皮脂が原因で乳児湿疹になる赤ちゃんが多いです。ですから使用した沐浴剤の洗浄力が弱すぎる場合、赤ちゃんの皮膚の油汚れや皮脂汚れが残ったままになり、肌荒れを起こす可能性も否定できません。
特に赤ちゃんが大量に汗をかいている時やおしりの汚れ、首のしわの吐き戻し、手のひらの汚れ、顔の皮脂汚れなどの汚れ落ちが心配になるママもいるでしょう。
基本的に沐浴剤を使用しても正しい使い方をしていれば問題ありませんが、どうしても汚れ落ちが心配な場合は確かに石鹸を使った方が油汚れの落ちは良いです。
ただし石鹸は沐浴剤と違い、石鹸により乳化した赤ちゃんの皮膚の油汚れや皮脂をしっかりとすすがないと湿疹や肌荒れを引き起こしてしまうことがありますので、石鹸に切り替える場合は必ずすすぎ残しのないようにしてください。
沐浴剤のおすすめ商品4選!
先輩ママの口コミで人気の沐浴剤のおすすめ4選をご紹介します。「石鹸と併用して使ってみようかな…」というママもぜひ目を通してみてくださいね。
スキナベーブ 200ml
持田ヘルスケア株式会社
価格:1,250 円 + 税
沐浴剤の代名詞とも言える定番商品です。発売から40年経っても長く愛されています。優しい匂いと使い心地で、お湯に混ぜて赤ちゃんを浸からせるだけで湯上りの赤ちゃんの肌もすべすべになります。
アトピタ 薬用保湿入浴剤 ボトルタイプ500グラム
タンペイ製薬
価格:1,400 円 + 税
乾燥敏感肌な赤ちゃんにオススメなのがアトピタシリーズの入浴剤です。「沐浴剤」ではないのですが、洗い流さず使用することができます。天然のヨモギエキスが配合されているので色もヨモギ色です。無香料、防腐剤無添加、アレルギーテスト済みで安心して使用することができます。
ベビーマドンナ沐浴剤 500ml
Madonna
価格:2,200 円 + 税
馬油、桃の葉エキス、枇杷の葉エキスなど赤ちゃんのお肌に優しい天然成分が配合されている沐浴剤です。高い保湿効果が期待できるので、沐浴で乾燥するお肌も沐浴しながらケアしましょう。
オーガニック シュガーリングバス 200g
Baby Skin Japan
価格:1,200 円 + 税
北海道産の「てんさい糖」を使用した100%天然成分由来の沐浴剤です。刺激が少なく、高い保湿効果が期待できます。ナチュラルなパッケージがかわいくて見た目のデザインから楽しめますね♪
子育て4コマ漫画:沐浴剤は使うべき?新生児の沐浴の実態
SNSで人気のイラストレーターさくさんの漫画のように、沐浴で苦労したママにとって「私のあの苦労はなんだったの?」と言いたくなるバスグッズの一つが沐浴剤です。
ベビーソープの強さや洗い残しで赤ちゃんが乳児湿疹になると、沐浴だけでなく夜泣きやギャン泣きで育児の負担も増えてしまいます。育児の上手い下手でママは一喜一憂しがちですが、こうした便利グッズをしていることも育児をサラリとこなすのには重要です。
バスグッズは赤ちゃんの肌の状態に応じて使い分けましょう
沐浴が必要な時期はとても限られています。とてもわずかな限られた時期なのですが、沐浴が必要な時期は赤ちゃんのお世話のリズムに慣れるのに必死で、新米ママにとってはとてもハードな時期。
「抱っこしておむつを替えるだけでもこわごわしてしまうのに、首を支えながら体を洗うなんてとても大変!」と、きっと最初は誰もが思うものです。
石鹸も沐浴剤も、どちらを使うのが正解、間違いということはありません。赤ちゃんの肌質やママの体調、家族の協力が得られるかどうか、沐浴に慣れてきたかどうかで臨機応変に変えてよいのです。
沐浴剤などのバスグッズを上手に利用しながら、わずかしかない沐浴の時期を乗り切りましょう。