単身赴任が離婚危機を招く?に関する記事

『単身赴任が離婚危機を招く!夫婦の絆を保つ妻の行動5つ』

単身赴任で離婚になるケースと単身赴任期間が離婚調停では「別居」として扱うのか、そうならないための単身赴任中の妻の心得を紹介。

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単身赴任が離婚を招く?単身赴任と離婚の関係&離婚回避の心得

仕事の都合で旦那さんに転勤の可能性がある家庭もたくさんあると思います。妻としては、夫に付いて行くかどうか、悩むところですよね。子どもの学校の都合や、共働きの方は、やむなく単身赴任を選択せざるをえないこともあるでしょう。

そして、誰でも心配してしまうことは、単身赴任によって夫婦が離れて暮らすことになると心まで離れてしまうのでは?ということです。そこで、単身赴任で離婚に至ってしまう理由や離婚を回避するために妻としてできることは何なのか、また、離婚するときに単身赴任期間はどのような扱いになるのか、一緒に考えていきましょう。

単身赴任は離婚率を高める?!

総務省によると、単身赴任者とみなされる人の数は、2007年には約94万人となっています。(「平成19年度就業構造基本調査」の「全国編人口・就業に関する統計表」より)これは、会社に雇用されている人のうち50人に1人が単身赴任中という驚くべき結果であり、単身赴任者の数はここ10年間で20%も増加しています。

一方で、離婚した世帯数も単身赴任者の増加に比例するかのように増え、近年では年間25万件を超えており、(厚生労働省による「離婚件数の年次推移」より)「単身赴任=離婚」になるケースもないとは言えません。必ずしも単身赴任が離婚率を高めるわけではありませんが、夫婦でいっしょに過ごす時間が減ることで、離婚理由に拍車をかけることもあるのです。

単身赴任で離婚に至る理由とは

原因1 コミュニケーション不足

単身赴任をしたら、夫婦で過ごす時間は圧倒的に少なくなってしまいます。経済的なこともあるので、そう頻繁には帰省できないのが現状だと思います。一緒に食事をしたり買い物に行ったり、今まで夫婦で当たり前のようにしていたことができなくなってしまいます

当たり前のようにそばにいれば、わざわざ会話をしようと思わなくても自然にコミュニケーションが取れているものなのですが、離れていると普段している何気ない会話もできなくなるので、どうしてもコミュニケーション不足になってしまいます。

原因2 見た目の変化

単身赴任によって、特に夫の方が、食生活などの生活習慣が乱れてしまいます。節制してくれる奥様も近くにいないので、暴飲暴食になったり、さみしさによるストレスから喫煙や飲酒の量が増えたりしてしまうのです。また、奥様の方も、夫のいない気楽さから、生活習慣が乱れることがあります。

そのような生活習慣の乱れによって、太ったり老けたりして見た目が急に変わってしまうことが多く、久しぶりに会った旦那様がメタボ体型になってびっくり、なんてことも。100年の恋も一気に冷めますよね。

原因3 近くにいる人が大切になる

何といっても、単身赴任生活は寂しいです。頑張って仕事をして帰って来ても労をねぎらってくれる人もいません。寂しさに耐える中、近くにいる人に褒めてもらったり感謝してもらったりすることで、その人の存在の方が大きくなってしまうことも…。単身赴任は、夫婦の間の物理的な距離だけでなく、心の距離までも広げてしまうものなのです。

原因4 相手のことがわからなくなる

そばにいるときは、「お互いに伝えなくてもわかる」くらいの夫婦関係も、離れて暮らしていると、お互いの好き嫌いさえわからなくなってしまうことも。独身時代に戻ったような生活になるため、生活ペースや趣味が急激に変わり、お互いのことがわからなくなり、大きな壁を感じてしまうことも多いようです。

単身赴任期間は別居にカウントされる?

一般的には、単身赴任の期間を、離婚事由の一つの要素としての別居期間とは認められません。仕事の都合でやむなく別居しているわけであって、婚姻関係に問題がある際の別居の場合とは状況が違ってくるからです。別居期間として認められると、離婚調停での婚姻関係の破綻が認定されやすくなってしまうこともあります。

単身赴任で夫婦の絆が深まることもある

単身赴任が離婚に繋がるケースが多い一方、単身赴任がきっかけで夫婦の絆が深まることもあるのです。離れている分、お互いの嫌な部分を見なくてすむこと、離れているからこそお互いの有難みを感じ、思いやることもできるようになる人もいるようです。また、毎日顔を合わせているとお互いに気を遣うなんてことをするとストレスになりかねませんが、たまに会うことで自然にお互いを気遣うことができ、喧嘩の回数も減るようですよ。

単身赴任で夫婦の絆を保つために妻がすべきこと5つ

家族の存在をアピールする

携帯の待ち受け画面や職場のデスクの上に家族の写真を飾るなど、日常生活の中でも家族の顔が何回も目につくような工夫をしましょう。それに、家族の写真を周囲の人に公表することで浮気防止にもなりますよ。

また、夫に自分や子どもとの生活の様子を伝えることも大切です。「あなたがいない家はこんなに寂しい、静かだ、早く帰って来てほしい」など、自分にはあなたしかいない!ということを猛烈アピールできるのも、離れて暮らしている状況ならではですからね。

夫とのコミュニケーションを大切にする

メールや電話、LINEなどでこまめにコミュニケーションをとることが大切です。コミュニケーションはお互いの心を近づける他、夫の行動や生活状況を把握でき、監視できるという意味でも大切です。監視というのはもちろん浮気対策の意味もありますが、「今日は何を食べたのか」「仕事が忙しい」など生活状況を知ることで、夫の健康を気にかけることもできるのです。

コミュニケーションの一つの手段として、ブログを活用して、交換日記のように夫婦で順番に書き込むというのもおすすめです。わざわざ連絡するほどでもないようなことでもブログだと気軽に書き込めるし、夕食の写真を添えるのも良いですね。お互いが書き込んだ時間を見て、現在の生活ペースを把握できるという利点もあります。

何でも夫に相談する

夫がいないからといって何でも一人で背負いこもうとしてしまう奥様もいると思いますが、困ったときには何でも相談しましょう。頼られて悪い気がする男性はいないと思いますし、夫としては自分が家族にとっていかに頼りになる存在であるのか実感できると思います。

逆に、夫に相談しないで何でも自分の判断で決めてしまうことは、あとで夫婦間に亀裂が生じることもありますので、気をつけるようにしましょう。

夫に感謝の気持ちを忘れない

よく「亭主元気で留守がいい」と言うくらい、夫がいない生活は寂しい反面、気楽でもあります。でも、その気楽な生活も夫が一生懸命働いてくれているからということを忘れてはいけません。仕事をしながら家事などの身の回りのことまで自分でこなしている夫を労わり、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

信頼関係を大切にする

夫婦で話し合って単身赴任を決意したなら、お互いを信頼する気持ちを大切にしましょう。家族にとって最良の方法が単身赴任であったのだから、寂しかったり不便だったりする気持ちを乗り越え、お互いに頑張らなければなりません。

ついつい不満をぶつけてしまうこともあるかもしれませんが、元々あった絆はそう簡単には壊れません。夫婦で信じ合い、励まし合いながら、単身赴任生活を乗り越えていけるように心がけましょう。

単身赴任に負けない夫婦の絆を育てましょう!

単身赴任には様々な不安や心配が伴いますが、そもそもは家族の生計を守るための仕事でもあるのです。仕事は大切ではありますが、それを理由に(ましてや単身赴任で)家庭が壊れるというのは悲し過ぎるとは思いませんか?
とはいえ、物理的な距離とは心の距離まで広げてしまうもの。夫の単身赴任中こそ、労をねぎらい信頼関係を大切にし家族も含めたコミュニケーションもじゃんじゃん取り入れて、不安や心配に負けない確固たる夫婦のきずなを育てていきたいですね!

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。