頑張るパパママ!だけど…本気で仕事を辞めたいと思った理由&その後は…
子育てパパママの毎日は、とにかく仕事に家事に子育てに忙しい!それはわかってる、わかってはいても時々、ふと弱気になってしまうときもありますよね。仕事も大切ですが、守るべきかけがえのない家族をないがしろにしてまで…と。
今回はパパとママが仕事を辞めたいと思ってしまった理由とその後はどう乗り切ったか…など、同じ気持ちの子育てパパママに聞いてみました。
Q仕事と家庭を天秤にかけて仕事を辞めたいと思った瞬間は?
家族が大事だから仕事を辞めたい!…その気持ちに至るのは道理ではありますが、生活を考えるとそうはいかないことも。パパママが仕事と家庭を天秤にかけ、仕事を辞めたい…と思った理由と「思い切って転職した!」「家庭に合わせて勤務時間を調整した!」「とりあえず職場に相談した!」などなど、どう乗り切ったか等の体験談です。
仕事を調整して乗り切った!
A子供に寂しい顔をさせて仕事をやめるべきか悩んだ話
小学一年生の娘を持つ兼業主婦です。私が仕事を辞めようかと本気で悩んだのは、娘の寂しそうな顔を見たときです。娘は近所の小学校に通っているのですが、そこは専業主婦のお母さんが多く、放課後皆遊ぶ約束をします。私が仕事をしているため当然娘は約束をすることが出来ず、学童に通ってもらっています。最初は学童の友達がいるからいいやという雰囲気だったのですが、時間が経つにつれ色々な友達と他の場所で遊びたいという要求が生まれたようです。それは自然なことですし娘が成長している証だと思うので、それを私が仕事をしているという理由で押さえつけていいのかどうかわからなくなりました。中には学童に行っているから平気という子もいるようですが、娘は自由に遊びたい気持ちが特に大きく、毎日暗い顔をして学童から帰ってくるのが見ていて辛かったです。
それから私は、家族の時間にしていた土日を娘のための時間に変えました。土日なら友達と約束してもいいという決まりを作ったんです。すると、案外土曜日に仕事のお父さんが多くて、遊びに来てくれる子はたくさんいました。娘も自由に約束できる日が出来たことで満足したらしく、良かったと思っています。
A相談して良かった!仕事の形態を変えて乗り越えた
私は子育てと仕事で随分悩みました。仕事は私のやりがいで、結婚しても絶対に辞めたくないと思っていました。しかし仕事が忙しいと子育てや家のことがろくにできなくて、夫や夫の両親に迷惑がかかります。これに参って、仕事をやめてしまおうかと考えたことがありました。仕事は大事だけどそれ以上に家族は大事です。どちらかを切り捨てるのならやはり仕事しかないと思ったのが仕事を辞めたいと思った理由です。
しかしそれを職場の人に相談したら、熱心に相談に乗ってくれて、アドバイスをくれました。おまけに上司にかけあってくれて、子育ての忙しい今の期間はパートと言う形で仕事の形態を変えて雇ってもらえたのです。そのおかげで子育ての方に専念する時間が増えて、仕事を辞めずに済みました。本当にこの時相談して良かったと思いました。辞めるしかないと思っていたけど他の方法もあったんだなと初めて気づかされる出来事でした。おかげで仕事を辞めずに乗り切れたのです。
A会社に正直に相談しました。
子供が小学校に上がる前、仕事を辞めたいと考えました。理由は子供が通う幼稚園が会社から遠く、送り迎えに時間がかかったり、残業が続いたりしてなかなか迎えにいくことができなかったからです。夫も残業が多く、実家は県外なので親を頼ることも出来ません。迎えに行くのは、わたししかいなかったのです。子供に寂しい思いをさせるくらいなら仕事をやめてパートでも探そうかと思い会社に相談したら、残業を減らす方向で仕事を割り振るからと約束してくれました。
周囲にも周知徹底してくれて、できるだけ定時で上がらせてもらえるようになりました。お陰で子供が幼稚園に通っている間は、ちゃんと送り迎えができました。小学校に入ってからも、子供のことで時間が取られそうな時は上司に相談し、仕事を調整してもらっています。
パパだって悩む!
A大黒柱が育休取得、そして転職
私は以前、小売業に勤務していました。365日朝から晩まで開店していますので、土日祝日は基本的に出勤、セールなどの特異日は例えプライベートで大事な日でも休みにくいのです。また、家族との生活時間もすれ違う日々。妻の正規社員として働き続けたいという意思を尊重したくても、海外も含めて転勤族であることから叶わずにいました。
そんななか、第1子が9か月の時に育児休業を取得。家事スキルを高めつつ妻をサポート、そして我が子の成長を夫婦で喜び合いながら見守ることができました。また、育休中には自分自身の生き方や働き方そのものを見つめなおし、夫婦でも相談し合いました。
私たち夫婦は、そばに頼れる親族がいないことから、夫婦だけで育児を乗り切る必要があります。転職活動をスタートし、収入は減りますが転勤もなく、原則定時に上がれる仕事に就くことができました。
1日2~4時間、週30時間以上家事・育児に費やすことができるようになり、妻と子との関係も良好です。前職では第2子は難しいと考えていましたが、今の生活を得たことでもうすぐ2人目が生まれます。育休や転職による減収は大黒柱としての葛藤をともないましたが、今とても満足しています。
子供の病気
A子供の病気が重なった時に辞めたいと感じた
仕事を辞めたいと思った理由はやはり子供の病気です。私は子どもを保育園に預けて仕事をしていますが、保育園の時には、子供はそれほど病気になることはありませんでした。病気をしても看病のために私が有給をとるのは年に10日位だったのです。それが小学校に入った途端、立て続けに感染症にかかりました。水疱瘡やおたふくかぜなので、学校に行くことができません。私も看病のために仕事を休むまなければいけませんでした。
そのため約1ヶ月の間に有給を使い果たしてしまうことに。その状況を見て、わたしはもう仕事と家庭の両立は難しいかもしれない、この際辞めた方がいいのだろうかと考えるようにもなりました。結果、その後子供も学校に復活して私も仕事に無事に戻ることができたのですが、子供が病気になった時が一番困りますね。
A家計を支えるために仕事を続けていたのですが…
子供が5ヶ月の時に、尿路感染になりました。その際は2人で一緒に入院をして、2週間で退院しました。娘は、どうやら生まれつき尿路感染になりやすい臓器のつくりをしていたらしく、退院後も通院も続きましたし、ゆくゆくは手術もしなければなりませんでした。仕事を続けながら通院や入院に付き添うのも、周りの理解がないと辛かったです。
私の部署には、独身の女性しかいませんし、男性は育児に参加していないような人ばかりですし、職場には分かってくれる人はいませんでした。通院の日が決まって、お休みを取る時も「また?」というような雰囲気でした。保育園からの急な呼び出しも多かったですし、業務に支障が出ていたのも確かです。職場の人の冷ややかな視線に耐えられず、仕事を辞めたくなったことは何度もあります。
Aベビーシッターを頼みながらの共働き
私は正職で保育士の仕事をしていました。主人は公務員です。主人は、共働きでやっていきたいという考えでしたので、子育てには協力的でした。ですが、子どもが3人とも保育園に通っていた頃は、順番に熱をだし私たちも順番に有給を使いましたが、二人ともどうしても休めない日も多く、本当に辛く困ってばかりでした。仕方ないのに、子どもが熱が出したことにもイライラしてしまい、自己嫌悪に陥り何度も仕事を辞めたいと思いました。ゆっくり治っていいんだよと言ってあげたい。でも、早く治ってねと思ってしまう自分が嫌でした。
私たち夫婦は、どっちが休むか喧嘩にならないように、どうしてもの時お願いできるベビーシッターさんをお願いすることにしました。自宅で、朝から夕方まで見ていただき時給1000円お渡ししました。大きな出費ではありましたが、急でも対応して下さり、とても助かりました。具合の悪い子を人にお願いし仕事に行くのは辛かったですが、私たちだけの力では共働きは続けられませんでした。
仕事が忙し過ぎて…
A子供も仕事もどっちも大切だけと
私は学校を出てから20年間ほぼずっと仕事を続けてきています。その間、結婚したり出産したりとライフステージは変わりましたが仕事は辞めることなく今に至ります。仕事を続けている理由はいろいろありますが、一番はやはり正直お金です。この時代いつ何がどうなるかわからないし、将来子供にも不安な思いをさせたくないから。
でもまだ今5歳と1歳と小さく、甘えたい盛りに母親が一日の大半傍にいないという生活を強いて、風邪の初期なら保育園に行ってもらって、それが果たして子供のためと言えるのかという葛藤は常に心に重くのしかかっています。
特に保育園からお熱で呼び出しがあった時など、仕事放っぽりだして飛んで迎えに行ってあげたいし翌日もゆっくり休ませてあげたい。でも熱が下がればまた翌日は保育園に行ってもらう。やり場のない苦しさが胸を締め付けるけれども職場では申し訳ありませんと頭を下げる。
一時期は子供が大事と思う自分のことさえ偽善者なんじゃないかと錯覚してしまうほど悩みましたが、少しずつ体が強くなり意気揚々と保育園に向かう子供達を見て、最近ようやく自信を持って子供のためと言えるようになってきました。
A自然な勤務スタイルで乗り切りました。
下の子が幼稚園に入園したのをきっかけに、近所にあるファミレスで週3日から22~5時迄夜勤のパートをし始めました。日中は子供のお世話もあるので働くのが難しいと考え、夫が帰宅し子供を寝かしつけてから出勤し、翌朝家族が目を覚ます前に帰宅できるシフトにしました。
子供を幼稚園に送り簡単に家事を済ませお迎えまで仮眠を取る生活。最初は家庭も仕事も充実して過ごす事が出来ましたが、昼夜逆転の生活に子供の世話や家事などで次第に肉体的にも精神的にも限界を感じていた頃、夫の仕事が忙しくなり帰宅時間が不規則になった事と自分自身が仕事で怪我をした事で、両立は無理だと辞めたいと思いました。
夜勤で一緒に働いていた方に相談に乗ってもらい、「辞めるのは何時でも出来るから勤務時間を昼間に変えてみては?」と言うアドバイスで、日中に週3~4日の短時間に変更して辞めるのを回避しました。日中なので病気になった時の身内のフォローや仕事先の理解、ママ友との協力体制も新たに必要になりましたが、充実して働けたので結果として良かったと思います。
A周りの理解と協力で乗り越えました
正社員で働いており、産休・育休を取得しました。その後、会社に復帰し、しばらくは時短勤務だったのですが、復帰してしばらくしてから、部署の異動がありました。
それまでは管理部門での勤務だったのですが、営業課への異動となり、通常勤務でも残業が発生するような課での時短勤務は、自分自身も責任を持って仕事に取り組むことができないため、なぜこの時期に営業課へ異動になったのかと悩みました。また、他の方が忙しく仕事をしているなかで、自分が時短で帰るのも気が引け、自分の置かれている状況でいかにして働けばいいのか、このまま仕事を辞めたほうがいいのかと考えました。
ですが、その課の同僚や上司の理解や協力があり、無事、時短勤務を終えることができました。その時に感じたのは、制度だからといってただ甘えるだけでなく、自分にできることをしっかりやれば、周りも協力してくれるということです。今後は、逆に自分が産休・育休・時短勤務などの人を支えられるようになりたいと思っています。
A仕事を続ける工夫
仕事を辞めたいと思った理由は毎日が忙し過ぎたからかもしれません。私はフルタイムでお仕事をしています。今でこそ主人は洗濯とゴミ捨て、週2日程の食事作りをしてくれますが、出産後は家事や子育ては全て私が担当でした。仕事をしながらなので、もう目の回るような忙しさ。仕事帰りのスーパーで子供が泣きやまず、そのままレジ袋に食品を入れているとレジのおばさんに「どうしたの。泣いてるけど!大丈夫なの?」と話しかけられて、思わず泣いてしまいました。
子供を泣き止ませなければいけないのはわかってる。でも、私は1分でも早く買い物をして食事を作って保育園の新しいタオルに名前をつけなくちゃならないの!もう気持ちは限界でした。主人に私が仕事を辞めると、生活レベルはこのようになるということを表で見せました。主人は趣味のものが買えなくなることに驚き、自分から家事を分担すると言ってくれました。やはり、女性の仕事といっても拘束時間は男性とあまり変わりませんし、大変です。家族で協力することが一番大切だと思います。
A妻のほうが仕事が忙しいというジレンマ
結婚する前からわかっていたことではあったのですが、その当時の私の仕事はとにかく忙しくて、深夜残業当たり前、休日出勤当たり前、でした。周りがみんなそんな働き方なので自分が休みたいとも言えず、とにかく目の前の仕事を片づけることだけを優先していました。
ところが、結婚した夫の会社は定時帰宅が原則。残業は前日までに所属長に許可をもらわないとできず、それも最大2時間まで。土日祝日は完全休みという今時珍しいホワイト企業でした。
朝はかろうじて私のほうが出勤が遅かったですが、主人にコンビニ弁当で夕食を済ませてもらい私はタクシーで深夜帰宅。休日も主人を置いて仕事という状況に、結婚している意味がないといわれました。仕事と家庭とどっちが大事だ、と。男性が言われるのならまだよくある話かもしれないけれど女性の私にはこたえました。仕事はすぐにはやめられませんでしたが役員に直談判し負担の軽い仕事に部署移動し、なんとか結婚生活を継続しています。
A負荷がかかりばかりじゃパンクします!
フルタイムで仕事に復帰しようと思ったのは1年前です。子供が小学生になったタイミングで学童にいくようにして仕事に復帰して貯金を一気にしたい!というのが理由でした。仕事自体は嫌いじゃないのでよかったのですが、フルタイムで働き始めてから本当に体がきつくて土日は子供と遊ぶ余裕もありませんでした。
平日、仕事を終わらせて学童へ向かい、子供と帰宅して急いで夕食の準備をします。同時に子供の宿題をチェックしたり家でしかできない宿題をみてやりました。そうこうしながらあいた隙に洗濯物を取り込みます。夕食は取り込んだ畳まれていない洗濯物を横目にすることが多かったです。
心身ともに疲れて主人に相談しました。もう少し家事や育児に協力してほしい!ということです。今までの家事育児の量は変わらずで仕事もせねばならないというのはわたしにとっては負荷がかかりすぎていてとってもきつかったのです。このままじゃ仕事はやめないと子供に負担がかかる!ということをアピールしたらこちらから声をかけなくても家事や育児をしてくれるようになりました。まだまだ解決とまではいきませんが仕事はしやすくなりました。
思いがけぬ壁
A小学校に入学した時の学童保育の壁
産前産後3カ月会社を休ませてもらいました。復帰してからは子供を保育園に通わせて仕事を続けていました。保育園のうちは仕事をやめようなどとは思いませんでしたが、子供が小学校に入学を控え、学校に通い始めてからの事をたくさん知ると本当にこのまま仕事を続けて良いのかと迷いが出てきました。
一つは学童保育のことです。保育園は親が時間になると迎えに来ますが、学校は家に直接帰る子と学童保育に行く子に分かれます。学童保育に行くのを嫌がる子も多いと聞きました。そして家の子が行く予定の学童保育の評判も悪く、子供が叱られ過ぎて学童を抜け出したなどのうわさを聞き、学童保育に預ける事をためらいました。他にも学童に預けて起きる問題があまりにも多い事を知り、私は子供に負担をかけてまで仕事はしたくないと思い仕事をやめました。
A引っ越しに伴う、保育園の転園
子供ができて、だんだんと大きくなってくると、それまでのアパートでは手狭になり、新築のマンションの購入を検討することにしました。当時、子供はすでに保育園に通っていまいた。当時のクラスの担任の先生が大好きで、よく○○先生がね、と帰ってきてからお話してくれていました。
仕事をやめたいと思ったのは、マンション購入に伴い、引っ越しをし、保育園を変わったあとの子供の様子を目の当たりにしてからです。慣れない新しい園生活がはじまり、園ではお昼寝も全くしないようでした。うちの子供が寝てくれないので周りの子が昼寝ができないとも先生に言われ、子供にも申しわけなく私が仕事をやめればなにもかも解決する、とまで思いました。ですが、「今だけのことだから、長くは続かないから…」と自分に言い聞かせ、仕事を続けることにしました。今では、何事もなかったかのように園生活を送れています。