子供用の自転車ヘルメットの選び方!欠かせないポイント3つ
子供用の自転車ヘルメットは、転倒した際に子供の安全を守るために重要なものです。道路交通法でも児童(13歳未満の子供)のヘルメット着用が義務づけられていますし、自治体によっては子供の自転車保険も条例で義務化されています。(注1)
子供が自転車に慣れていない時期もそうですが、上手になってスピードが出せるようになると転倒してけがをする危険生が高まります。
子供の自転車によるケガは軽いものを含めると想像以上に多いので、子供用の自転車ヘルメットはデザインのかわいさや値段だけで選ばず、次の3つのポイントを押さえて選ぶことが大切です。
1購入する前に!今の子供の頭のサイズを確認する
子供用の自転車ヘルメットを購入する前に、必ず今の子供の頭のサイズを確認しておきましょう。おおよそのサイズで選ぶのはおすすめできません。
ヘルメットは小さいと頭が痛くなりますし、ゆるい場合だと頭を守ることができません。そのため頭のサイズをきちんと測ってから購入しましょう。
ダイヤルを回してサイズを微調整できる子供用自転車ヘルメットだと、頭にぴったりフィットします。
子供用のヘルメットのサイズはメーカーや商品によって違いがありますし、子供の頭のサイズや形には個人差がありますから、できるだけフィットした子供用自転車ヘルメットを選ぶことが大事です。
また同じメーカーでもヘルメットの種類が変わるとサイズ感に違いが出る場合もありますので、買い替え時などもシッカリとサイズを確認してください。
2SGマークやCEマークがある子供用自転車ヘルメットを選ぶ
子供用の自転車ヘルメットを選ぶ際には安全基準に合格した商品かどうかをチェックしましょう。
日本国内で安全性の高い商品の印として有名なのが「SGマーク」です。黒枠に緑のSのロゴを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
SGマークやCEマークとは?
SGマークは一般財団法人製品安全協会が定めた基準をクリアした、安全性の高い商品に付いています。また外国製の商品であれば、国際安全基準のCEマークがついている商品が多くあります。
SGマークには賠償制度もあるのも大きなメリットです。商品の欠陥のせいで人身事故が起こった場合は最高1億円まで賠償されます。
安全性が保障されているのかを確認するためにも、SGマークやCEマークが付いているかどうかをチェックするようにしましょう。せっかくヘルメットをしていても、転倒時に頭部を守る機能が無い場合には、全く意味が無くなってしまうので、親の責任として安全性を確認してあげて下さい。
3子供用は軽量の自転車ヘルメットがおすすめ!必ず試着してから購入して
子供用の自転車ヘルメットを購入する際は、必ず試着してから購入しましょう。おおよそのサイズは分かっていても実際にかぶってみないと気付かないことがあります。
例えば、思ったよりも重いヘルメットだった場合は首に負担がかかるので、子供が嫌がる原因となることもあります。初めてヘルメットをかぶる子供には軽量のものが最適です。
通販で購入する場合も実店舗で試着を
デザイン性の高い海外メーカーのものなどネット通販の方が種類豊富ですが、試着しないで購入すると失敗する可能性が高いです。最低でも実店舗で同じメーカーの同タイプのものを試着してから購入したほうがベター。
また、頭の形に合わなくてずれてしまう、あごひもの装着感がしっくりこないなど微妙な部分は試着してみて初めて分かることでもあります。ネット通販などの方が、店頭で購入するよりも安く買うことができますが、実際に被ってサイズなどを確認するためにも、店頭で一度フィッティングすることをオススメします。
自転車販売店ではヘルメットやひざあてなど、自転車関連のグッズがそろっています。実際に試着してみて自転車と同時に買うのがベストです。
購入後も気を付けて!子供用の自転車ヘルメット使用時の3つの注意点
子供に合った自転車ヘルメットを購入したあとも、正しく使用しないと意味がありません。子供用の自転車ヘルメットを着用中は、保護者も次の3つに気を付けて下さい。
1あごひもをつける習慣をつけさせる
ヘルメットをかぶる時にはあごひもをきちんと装着する習慣をつけさせましょう。
子供は面倒臭がって、あごひもをつけなかったり、ゆるいままにしていたりすることがあります。あごひもを正しく使用しないと、転倒時にヘルメットが外れてしまうため頭を守ることができません。せっかく頭にフィットするヘルメットを選んでも全く意味がありませんよね。
子供が自転車に乗る時には、小さい頃からあごひもをつけるようにさせると、大きくなってもヘルメットをきちんと装着するようになるでしょう。
2半年に一度はサイズ確認をする
子供用ヘルメットは、少なくとも半年に一度はサイズ確認をするようにしましょう。
成長期の子供は体がどんどん大きくなり、服や靴がすぐに小さくなりますよね。頭のサイズも同じで、体の成長に合わせて少しずつですが大きくなっていきます。購入時はちょうどよかったヘルメットも、いつの間にか小さくなっていることも少なくありません。
サイズが合わなくなった小さいヘルメットでは、頭から浮いた状態になってしまい危険です。ヘルメットは頭全体に接していることで、初めて衝撃を分散する機能が発揮されます。サイズが合わなくなり、頭の一部しか接していない場合には、頭部の一部に負荷がかかってしまい、せっかくのヘルメットの価値が無くなってしまいます。子供はサイズが変わったことに気付かない場合もあるので、サイズアウトしていないかどうか親の目で必ずチェックしてください。
3保管時の落下や衝撃に注意!日頃から大切に取り扱う
基本的に子供用の自転車ヘルメットは、強い衝撃に耐えることが出来るのは1回のみとなります。高いところから落とすことで、ヘルメットの外見上に傷がつかなかったとしても、内側が損傷している場合があります。
ヘルメットを投げて遊んだり、しまう時に乱暴に扱ってぶつけたりすると、転倒時に本来の性能を発揮することができない場合がありますので、ヘルメットは大切に扱うように教えてあげて下さい。
おしゃれさピカ一!人気の子供用自転車ヘルメット
市販されている子供用自転車ヘルメットの中から、安全性とデザインに優れた人気商品を3つピックアップしました。同じブランド内に他にも様々なデザインがありますので、子供のお気に入りを見つけましょう。
NewセーフティヘルメットBoy′s&Girl′s
ブリヂストン
4,095円+税
重さ320gの軽量でかぶりやすいヘルメット。大型インナーパットでしっかり頭にフィットします。適応サイズは頭囲51~57cmです。交換用の内装パッドが別売りされてるので、細かいサイズ調整なども可能です。
https://www.bscycle.co.jp/products/option/index.html
FR・キッズ
OGKカブト
4,500円+税
星のデザインがおしゃれで人気のヘルメットです。適応サイズは50~54cm未満、幼稚園年中から小学校低学年くらいの子供におすすめ。
http://www.ogkkabuto.co.jp/childmet/products/kinder/hard/fr-kids.html
ナットケース こども用自転車ヘルメット
ナットケース
オープン価格
ポップなデザインが多く、目を惹くナットケースのヘルメットが大人気。安全性や機能面でも優秀、おしゃれ&かっこいい豊富な種類とサイズ展開で子供に合ったヘルメットが見つかるはず!成長に合わせて使えるパットセットが付属しているので、インナーを変えるだけで、頭が大きくなっても、常にピッタリのサイズで使用することができます。
http://www.nutcasehelmet.jp/littlenutty.html
子供用の自転車ヘルメットは本人がかぶりやすい商品を選ぼう
子供の自転車の練習は早めれば3歳くらいから始める家庭もあり、徐々にですが子供がヘルメットをかぶることが浸透し、今では国内・海外メーカーの安全でおしゃれなヘルメットが豊富にそろっています。
購入するのは親だとしても、実際にヘルメットをかぶるのは子供です。デザインやフィット感など、子供自身が気に入るものを選んで購入してあげましょう。
参考文献
- 注1: e-Gov 「道路交通法」