ブロック遊びはいつから?知育効果と遊ばない子への上手な接し方
「知育に良いと聞いて張り切ってブロックを買い与えたのに、子どもがすぐに遊ばなくなってしまった…」とガッカリするパパやママは少なくありません。
保育園や幼稚園では、立体への認識や大きさ・高さ・厚みなどの形の概念を身につけるねらいで積極的に取り入れられているブロック。家庭でも高い知育効果が期待できますが、子どもが夢中になれるか否かは、与える年齢や、親の接し方に大きく関係しています。
子どもがブロックを好きになる声かけのコツや、年齢に合った選び方を知り、親子で楽しくブロック遊びを取り入れてみましょう。
1歳?2歳?ブロックはいつから遊べる?
「ブロック遊び=幼稚園ぐらいの幼児の遊び」と思い込んでいるママもいますが、実はもっと早くから楽しむことができます。子どもによって発達に個人差はありますが、早い子ならお座りが安定して両手が自由に使えるようになる生後6〜8ヶ月頃から、ブロックをカチカチと打ち合わせて音を出したり、なめたりして楽しみ始めます。
そのため、小さな赤ちゃんでも安全に遊べる、大きくて軟らかいソフトブロックも販売されています。
はじめてのやわらかブロック baby Clemmy
Combi
3,500円+税
生後6ヶ月から3歳ごろまで長く遊べる、大きくて軟らかいブロックです。何でも口に入れて確かめる赤ちゃんでも安心の素材で、水洗いができてお手入れ簡単なのも嬉しいポイント。収納ボックスのフタに穴が空いているので、1歳前後に大好きな「型はめパズル」としても遊べます。
ただし、生後6ヶ月の段階では、手に持って口に運んだり、大人が積んだものを「ガシャーン!」と崩すだけの遊び方がほとんどです。自分で積み重ねて遊びはじめるのは1歳前後、意図的に組み合わせて「車」などの形を作るようになるのは2~3歳以降になることが多いです。
また、ブロックには色々な種類があり、ピースの大きさや硬さに応じて必ず「対象年齢」が設定されています。「買い替えるのはもったいないから」と、最初から小学生向けの細かいブロックを与えてしまうのは非常に危険です。
小さな乳幼児に年齢に対応していない小さなブロックを与えると、誤飲事故に繋がりかねません!安全に遊ばせるためにも、必ず対象年齢に合った、飲み込めない大きさのブロックからスタートしましょう。
ブロック遊びで育つ!8つの素晴らしい知育効果
「ブロック好きの子供は算数が得意になる」と言われるほど、知育玩具として有名なブロック。実は親が思っている以上に、多様な能力を育んでくれます。
1指先を使うことで脳が活性化する
子どもがブロック遊びをするということは、小さなパーツを「つまむ」「はめる」「外す」といった複雑な指先の動きを繰り返すということです。
「指先は第二の脳」とも呼ばれ、手や指を細かく動かすことで脳がダイレクトに刺激され、知的好奇心や思考力がぐんぐん引き出されます。
好奇心が最も旺盛な0歳~3歳の間に夢中になって遊べるブロックは、遊びながら自然と脳を鍛えてくれる非常に優秀な遊び道具なのです。
2創造力や自由な発想力を育む
ブロックの最大の魅力は「正解がない」ことです。大好きな動物や車を作ることはもちろん、頭の中にしかない架空のモンスターや不思議な乗り物を形にすることもできます。
子どもは「いつも作っている車に、鳥の翼を付けたらどうなるだろう?」などと、自分の発想をすぐに具現化して試すことができます。この「ひらめき→実行」の繰り返しが、柔軟で豊かな創造力を育てます。
3空間把握能力が高くなる
空間把握力とは、立体の位置・大きさ・奥行きなどの3次元情報を、頭の中で正確にイメージする能力のことです。
ブロックで立体的な車を作るためには、「タイヤは一番下」「はしごは屋根の上」「窓はこの辺り」と、部品の配置を三次元で組み立てる必要があります。この遊びを繰り返すことで、図形を理解する力や、展開図から立体を想像する力が自然に磨かれます。
4集中力と忍耐力が鍛えられる
子どもは自分が興味のあることには、驚くほどの集中力を発揮します。ブロック遊びは、「もう少し高く積みたい」「あと一つパーツをはめたい」という明確な目標を持ちやすいため、集中して取り組む時間が自然と長くなります。
途中でブロックが崩れてしまったり、うまくはまらなくて癇癪を起こすこともありますが、その悔しさを乗り越えて「もう一回やってみよう」と挑戦する体験が、折れない忍耐力を育ててくれます。
5「できた!」という達成感を得られる
ブロックは、子どもの頭の中にあるイメージを一番簡単に、しかも自分の手だけで具現化できるツールです。そのため、早い段階から「自分で作れた!」という達成感を強く味わうことができます。
子どもが「見て見て!」と完成品を持ってきたら、家事の手を少しだけ止めて「かっこいい車ができたね!この赤いパーツが素敵だね」と具体的に褒めてあげましょう。親から認められることで自己肯定感が高まり、さらに難しいものへ挑戦する意欲が湧いてきます。
6語彙力や「伝える力」が高まる
作品が完成した時、子どもは「これは何を作ったのか」「どこがかっこいいのか」を一生懸命ママやパパに説明しようとします。その際、大人がしっかりと相槌を打ち、言葉を補ってあげることで、語彙力や表現力が飛躍的に伸びます。
例えば、子どもが「ここが乗るとこ!」と言ったら、ママが「わあ、カッコいい座席だね。この下についてる丸いのは何かな?」と質問を返します。すると子どもは「これはタイヤだよ!」と答え、新しい言葉(座席、タイヤ)の使い方を自然と学ぶことができるのです。
7お片付けのルールと習慣が身に付く
ブロックのお片付けは「パーツをバラバラにして箱に入れるだけ」と非常にシンプルなので、1〜2歳の小さな子どもでも簡単に「自分でお片付け」を完了させることができます。
そのため購入する際は、ポイポイと放り込める専用のプラスチックケースに入っているBoxタイプのブロックを選ぶのがおすすめです。
子どもがブロックを壊すのを嫌がったら?
せっかく頑張って作った大作ですから、壊して片づけるのを泣いて嫌がる子も当然います。そんな時は無理に壊させず、「じゃあ、この棚の上を『展示コーナー』にしよう。明日のお片付けの時に壊そうね」とルールを決めたり、「カッコいいから写真に撮って残しておこう!」とスマホで撮影してあげると、子どもは納得して気持ちに折り合いをつけやすくなります。
8気持ちの切り替えが上手になる(リフレッシュ効果)
ブロック遊びのように「手元に全集中して夢中になれる時間」を持つことは、子どもにとって最高のリフレッシュになります。保育園での疲れや、親に叱られてショックだった出来事なども、大好きなブロックに没頭しているうちに心が落ち着き、気持ちをスムーズに切り替えることができるようになります。
ママにとっては「ただ一人で黙々と遊んでいるだけ」に見えるかもしれませんが、実はブロック遊びは、子どもの心のバランスを整える大切な時間になっているのです。
外でもダイナミックに遊べる!ブロックの室内遊び場
家にあるブロックに飽きてしまった時は、普段とはスケールの違うブロックで遊べる施設にお出かけしてみましょう。新しい刺激が生まれ、ブロックへの興味が再燃することがあります。
ボーネルンドの室内あそび場
生後6ヶ月から小学生までを対象とした「キドキド」などの室内あそび場です。世界の知育玩具を扱うボーネルンドがプロデュースしており、子どもの背丈ほどもある巨大なソフトブロックなど、家では絶対に体験できない全身を使ったダイナミックなブロック遊びが楽しめます。
KAPLA®(カプラ)ブロックで遊べる施設
フランス生まれの木製ブロック「KAPLA」は、白木の板をただ積み重ねるだけのシンプルなブロックですが、その奥深さから大人もハマるほど大人気です。全国の児童館や遊び場(大阪のビッグバンなど)で大量のカプラを使って、自分の身長より高いタワーや大きなお城を作る体験ができます。
ブロックで遊ばない!?興味を示さない子への上手な配慮
ある玩具メーカーの調査によると、90%以上の親が3歳までにブロックを買い与えていますが、実はそのうちの70%が「購入後1年以上遊ばなかった」と回答しています。
親はつい「箱に書いてある見本通りに作ってほしい」と期待してしまいますが、ブロックの組み立ては2歳で2ピース、3歳でも8ピースをつなげるのが発達の限界と言われています。「ほら、こうやってお家を作るんだよ」と親が主導して難しすぎる課題を与えてしまうと、子どもは「自分にはできない」と自信をなくし、ブロック自体が嫌いになってしまいます。
子どもがブロックで遊ばない時は、次のようにハードルを下げて、親も一緒に楽しむ雰囲気づくりを心がけましょう。
ブロックに興味を持たせるための接し方のコツ
- 「見本通り」を強要しない:色をめちゃくちゃに積んだり、ただ一列に長く繋げるだけでも大正解です。自由に遊ばせましょう。
- 大人が作ったもので「ごっこ遊び」をする:親が簡単なトンネルや車を作り、「ブーブー通ります!」とごっこ遊びに使うと、ブロック=楽しいおもちゃと認識します。
- 親も本気で楽しむ:子どもは親が楽しそうにしているものに興味を持ちます。親自身が夢中になってロボットやお城を作ってみせましょう。
- 子どもの興味に合わせて追加する:電車が好きな子には車輪パーツを、おままごとが好きな子には人形パーツを追加してあげると、一気に興味が湧くことがあります。
ブロックの楽しみ方は十人十色です。「こう遊ぶべき」という大人の常識を捨てて、子どもの自由な発想を丸ごと受け止めてあげてくださいね。





