慣らし保育とは?先輩ママのプレ保育園・幼稚園の体験談15
慣らし保育とは、子供が保育園や幼稚園に入園後、新しい環境に慣れるための段階的な期間のことです。初めての慣らし保育は、どのくらいの期間行われるのか気になるママは多いはず。
そこで、慣らし保育を経験した先輩ママに、お子様が慣らし保育を経験した年齢(月齢)や期間について聞きました。保育園では入園後に比較的に短い期間行われるのに対して、幼稚園は入園前に時間をかけて行われる傾向にあるようです。
気になる慣らし期間のスケジュールのほか、慣らし期間で子供は慣れることができるのか?など、素朴な疑問にも答えてもらいました。
慣らし保育~保育園編
小さいうちから経験させてよかった
慣らし保育を始めた年齢は生後3カ月からです。体験期間は1週間で、やはり小さすぎるからか最初から慣れてしまい、逆に慣らし保育いらなかったかもねと言われました。
小さいうちから慣らし保育をしても、やっぱりある程度の年齢になると、朝のうちは泣くときもあります。
バイバイと手を振るときもあれば、そのまま教室に入ってしまうときもありますし、その時の気分によるのかな?でも、次男坊が1歳の時は少しひどかったです。
教室に噛む子がいて、どうやら息子もその子に噛まれてしまったようで、慣れるものも慣れなかった時がありました。
先生もずっと見ているわけには行かないので、それも仕方ないと思いましたが、内心は噛む子のお母さんに文句言いたかったです。
慣らし保育で事前にいろいろ確認できました
私が仕事を始めたタイミングは、わが子が5ヶ月のときです。
無事、4月1日からの入園が決まったのですが、当然のごとく4月1日から出勤だったため、双方のおばあちゃんにお願いして、慣らし保育期間にお迎えの協力してもらいました。
5日間かけて、約2時間ずつ時間を延ばしていきます。想像と違って、私が急いで帰ると、案外子どもはケロッとしていました。短い期間ですが、少しずつ慣れてきたと思います。
私はフルタイムなため、小さいうちから預ける時間が長くなってしまうので、急に知らない場所に日中ずっといるより、慣らし保育を事前に体験できて、子どもの負担も少なく済んだと思います。
今では楽しそうに先生とお友達と遊んでいるので、安心して預けています。
先生とのコミュニケーションも大切
職場復帰のため、子供が6カ月の頃に1週間の慣らし保育をしました。
慣らし保育初日。もっと先生と打ち合わせや話しをした後に預けるものと思っていましたが、あっさりと「お預かりしますね」と泣く息子を抱っこして行ってしまいました。
慣らし保育で最初の2~3日は泣いていたものの、他のお友達との交流も楽しかった様で、お友達もできて、最後の方は泣く事もありませんでした。
慣らし保育で良かった事は、段階的に息子も私も慣れることができた事です。
また、復職後はお迎えに行けない早い時間にお迎えに行く事で、息子や他の子供の様子をゆっくり先生に聞けたこと。
また、同じ時期に慣らし保育にきていた子供の月齢が近いママと、ママ友になれた事が良かったです。
当初想定してなかったベビー用品が必要になったり、体験前と体験後のイメージのギャップを感じることもあると思います。
大切なお子さんを安心して預けられるかも含めて判断するためにも、慣らし保育は体験しておいた方が良いと思います。
スムーズに保育園に慣れました
育休が切れるので、子供を保育園に預けるために生後9か月で慣らし保育をしました。期間は1週間から10日で、子供の様子をみながら進めていきましょうとのことでした。
最初は、あまりほかの人に預けて面倒をみてもらったことがなかったので、なかなか慣れずに大変なのかなと思っていました。
ところが、先生がベテランだったこともあり、最初の3日間ぐらいだけしか泣かず、意外と早く新しい環境に慣れることができました。
1週間で慣らし保育が終わりました。慣らし保育をしたおかげで、ほかの子供ともすぐに仲良く遊ぶようになり、その後の保育園での生活にもすぐになじむことができました。
慣らし保育の間に、どんな先生がいるのかのチェックもできたので、仕事をしながら子供を預けることへの不安も解消できました。
1ヶ月があっという間だった慣らし保育
10ヶ月の時に保育所に入り、1ヶ月かけて慣らし保育をしました。
初めは2時間からなので、すぐにお迎えの時間がくるけれど、だんだんと保育所の楽しさが分かるようになり、当初は大泣きだったわが子も走って先生の元に駆け寄っていくように。
入所から3ヶ月経った今では、お迎えに行っても、まだ遊ぶから帰らないという感じの日もあって、寂しい時もあります。
自分自身も家でずっと子育てをしていたので、子供がいないうちに家のことができたし、ゆっくりと新しい仕事先を探すこともできました。
大人も子供も環境が急にかわってしまうと、それがストレスになってしまうので、慣らし保育があって、徐々にその環境に慣れていくことができて良かったと思います。
親も子供と離れることに慣れる期間
子供が慣らし保育を体験したのは、10ヶ月のときです。
結婚・出産を機に一度は仕事を辞めていたのですが、以前働いていた職場から声がかかり、仕事復帰することになり保育園に預けることになりました。
仕事を始める前の一週間、慣らし保育をさせたのですが、最初は1時間、次は2時間、半日…と、少しずつ時間をのばしていきました。
実際に慣らし保育の初日、大泣きするかなーと思っていたら、保育園の雰囲気が物珍しかったのか、あまり子供が泣かなかったのが意外というか想像と違っていました。
慣らし保育で、子供はすっかり保育園に慣れることができたと思います。
産まれてからずっと一緒だったので、長い時間離れるのはさびしいなという気持ちもありました。
慣らし保育をすることで、親の私も少しずつ子供と離れる時間に慣れることができたのが良かったと思います。
慣らし保育で娘の成長を実感
娘が10ヶ月の月から保育園に入園しました。本当は1歳までは一緒にいたかったのですが、1歳クラスは競争率が高くなるため、やむをえず0歳児クラスから入れることに。
私の場合は仕事の兼ね合いで、慣らし保育は3日間でした。通常は2週間程かけて慣らしていくようで、短すぎないかと少し不安になりました。
1日目は一緒に数時間保育園で遊ぶ。
2日目はお昼ご飯まで。
3日目は午後のお昼寝まで。
4日目からフルで預けました。
思いがけず3日間という短い期間でしたが、娘は柔軟に慣れてくれて、他のお友達が泣いていると側に寄って慰める仕草をしてみせたりしていると、保育園の先生から聞いています。
短い期間で心配していましたが、子供の順応性は大人が考えるより高いようです。
保育園の洗礼
1歳直前で、保育園入園前に慣らし保育を5日間行いました。
慣らし保育は、初日から朝から晩まで預けるのかと思いましたが、想像と違って最初は2~3時間からスタートし、徐々に預かり時間を長くしていきました。
それまでは、母である私といつも一緒だったので、5日間の慣らし保育だけではさすがに慣れることは出来ず、毎朝涙涙の登園となりました。
ただ、慣らし保育を体験してみると、いきなりフルで預かってもらうよりも、娘は「これからここにくるんだな」と子供ながらに理解していたようです。
朝に泣いていたとしても、その後は泣き止み、沢山のおもちゃと遊んでくれる保育士さんに時には笑ったりして遊んでいたようです。
最初は私も娘も不安でいっぱいでしたが、今は必要な時間だったんだなと感じています。
たくましく育った我が子
1歳7ヵ月の息子が、4月から1週間慣らし保育をしました。離れたら泣くだろうと思っていましたが、初日から離れる時も保育中もほとんど泣きませんでした。
一時保育を一時間利用してた時も、人見知りが全然ないのでニコニコしていました。お迎えに行くと両手を伸ばして、笑顔で走って来てくれます。
預ける側としても、先生達の手を煩わせないし、心配もあまりしなくていいし親孝行かなと思っていましたが、最初はやはり泣かない事が心配で不安になりました。
それで先生に聞いたところ、最初はギャン泣きするがだんだん慣れるタイプ、最初は大丈夫でも状況が分かってくると泣き出すタイプ、ずっと大丈夫なタイプと色々だと言われました。
やっぱり泣かない子もいるみたいでとても安心しました。我が子はたくましいタイプなのだと知れて良かったです。
慣らし保育はママのためのもの
私の子供が慣らし保育を体験したのは2歳5ヶ月のときです。期間は1週間でした。
最初の2日は午前だけ。3日目から給食が始まり1時にお迎え。4~5日目はお昼寝をして3時にお迎え。それ以降は4時降園という感じで、徐々に時間を延ばしていきました。
私はもっとゆっくり、1ヶ月くらいかけて子供を保育園に慣らしていくのかと思っていたので、意外と短い期間なんだなと思いました。
当然、そんな短期間では子供は慣れるはずもなく、逆に「この道を通ったら保育園へ行ってしまう」と気づくようになりました
日々泣きわめく子供を、無理矢理保育園に連れて行くことは、母親としてもなかなか辛かったです。
でも、私自身が、朝の時間の使い方や、保育園に必要なものを準備する手順など、子供を保育園に預ける生活に慣れるにはありがたい期間でした。
だから、慣らし保育は子供のためでもありますが、ママにとっても大事な慣らしの期間なのだと思います。結局、子供自身が保育園に慣れたのは半年後でした。
息子と一緒に泣きました
うちの長男は2歳半頃から保育園を利用しました。その時の私は専業主婦で、下の子の出産のために認可保育園の申し込みをしました。
2歳半になるまで毎日昼も夜も私と一緒だったので、他の園児の慣らし保育の期間よりも少しだけ長く、普通保育になるまで1ヶ月以上かかりました。
最初の1週間はずっと泣きっぱなしで、食事どころかお水も飲んでくれなかったので、3時間ぐらいしか預かってもらえませんでした。
その時期はあまりにも大泣きの長男だったので、私も泣きそうな思いをしながら預けたのを今でも覚えています。
保育園に通い始めてて2ヶ月後に次男の出産が迫っていて、それまでに慣れてくれるか心配でしたが、お友達と遊ぶことが出来るようになると喜んで登園してくれるように。
おかげで、安心して出産を迎えることができました。
初めは大泣きで可哀想だと思いましたが、同じ歳の子と接する事も大事なので、保育園へ通わせてよかったと思います。
お姉ちゃんがいる保育園での慣らし保育
3歳で慣らし保育を体験させました。1週間ほどでした。途中入園で9月から入所したためスタートがみんなと違ったので、凄く不安そうに毎日泣いていました。
その保育園には年中さんにお姉ちゃんも通っていたので、彼の中で唯一心の支えだったのがお姉ちゃんの存在。園内でお姉ちゃんの姿が見えると、走って寄っていったそうです。
慣らし保育中は午前中だけの保育のため、給食は食べずにお迎えに行っていました。
午後からはお昼寝があるし、私的には最後までいて1日の流れを把握させたかったです。でも、その慣らし保育があった事で、本人も保育園に慣れる事ができたと思います。
そこで、本人が保育園に通うことを嫌がっていたら、入園をちょっと考えていたかもしれません。慣らし保育に行かせて良かったと思います。
慣らし保育~幼稚園編
慣らし保育で入園がスムーズに
我が家の娘と息子は、幼稚園へ入園する前の2歳~3歳になる1年間を、入園予定の幼稚園へ慣らし保育に通っていました。
週に一回のペースで行っていましたが、特に息子は慣れるまでが大変でした。
慣らし保育の初日、娘は私の顔も見ずにお部屋に入ってしまったのですが、息子の時は最初から最後までの90分間、ずっと泣いていたようで、先生も困り果てていたようです。
姉弟でもこんなに違うのかと思った瞬間でした。結局、息子は一学期の間、泣く時間は減ってきているものの、必ず泣く時間はあったようです。
こんなに泣くのであれば、もうやめてしまった方がいいのかと当時は本当に悩みました。しかし、夏休みが終わってからはそれまでとは違って、先生やお友達と楽しく遊ぶ様子が増えてきました。
先生が「いっぱい泣いた子の方が幼稚園を大好きになるよ」と教えてくれたので、その言葉を信じて、私もよく辛抱したと自分で思います。
一年間慣らし保育をやったおかげで、その後の入園はとてもスムーズでした。
その頃にはお友達や先生の名前を覚えていたので、入園後は私も安心して通わせることができたので、慣らし保育を体験させて正解でした。
プレ幼稚園で入園を決めました
入園を希望していた幼稚園の、親子で参加するプレ教室に週1回、8ヶ月間通いました。
勉強をしっかり取り入れている幼稚園だったので、その内容についていけるか、幼稚園に一緒に行く事で慣れてくれたら良いと思いました。
2歳、3歳の未就園児のクラスなのに、最初からみんな椅子に座ってお行儀よくしていたので焦りました。
数人が席から立ったり泣いたりしていて、本来それが普通の姿なのだと思いましたが、かえって目立つ感じでした。うちの子も落ち着きないタイプなので、本当にヒヤヒヤでした。
プレ入れたおかげかは分かりませんが、幼稚園に入ってからは泣いたのは最初の数日だけ。もう直ぐ夏休みですが、元気に通っています。
どんな園なのか、様子もプレでもよくわかったので、私自身、安心して入園を決めれたのでプレを選択して良かったです。中には合わないと途中でプレをやめた方もいました。
ビビりな子がしっかり者に見えた日
幼稚園入園前(3歳2ヶ月)に慣らし保育をしました。週に1回、1ヶ月通いました。
それまで複数のお友達と遊ぶことはあっても、親なしの状態でひとつの場所に集まって何かをするという経験がありませんでした。
もともとのビビりな性格も相まって正直泣いて終わるかな、行かせるのは無駄かも…とすら思っていました。
ところが、初回こそ泣きはしましたが、2回目からはケロっとして楽しそうに…。むしろ次はいつかとせがむほど、楽しみにして通っていました。
子供は一度、集団の雰囲気を理解すれば、慣れるのはあっという間のようです。子供の順応性の高さは目を見張るものがあります。
慣らし保育を経験して、かわいい子には旅をさせよとよく言ったものだと痛感しました。慣らし保育のおかげで、入園後もすんなりと幼稚園生活に馴染めました。
幼稚園に慣れるのが早かったので、私も安心して社会復帰できたのも大きなメリットでした!