学資保険とは?に関する記事

『学資保険とはお得な商品?各社シミュレーションでチェック』

不況時代でも子供の学費をしっかりと確保!学資保険について詳しく理解して、子供の将来のために備えてあげましょう。

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学資保険とは子供の将来へのお守り!万が一が心配な人に役立つ商品

子供ができると気になってくるのが、学費に関する心配です。子供への夢が膨らむ反面、不況のご時世ですのでしっかりサポートしてあげられるか、心配になるパパママは少なくありません。

そんな時に知っておきたいのが学資保険と言われる保険商品です。別名、こども保険などとも呼ばれるこちらの保険。なんとなく子供の学費に役立つんだろうな、ということは分かっていても、その仕組みを詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。

CMでも名の知れた日本生命(ニッセイ)、第一生命、かんぽ生命、アフラック、JA共済など多くの保険会社がありますが、まずは学資保険とはどういうものか、保険選びのポイントをしっかりチェックしてから、保険会社を選びましょう。こちらでは、学資保険とはどういうものなのか、メリットやデメリット、各保険会社のシミュレーションや選び方についても詳しく紹介します!

学資保険とはお得な商品?3つのメリットが人気の理由

学資保険とは、親と子供の未来への安心をサポートする保険。多くのパパママ、祖父母が加入する理由は3つのメリットがあるためです。

子供の学費を確実に貯められる

学費を貯めるという意味では、銀行などへの預貯金でも可能だと思うかもしれませんが、今や銀行は超低金利の時代です。残念ながら、預けていてもほとんど利息が付かないと言っても過言ではありません。また、預貯金の場合は引き出して使ってしまう可能性も高くなります。

学資保険預貯金に比べて貯蓄性にとても優れた保険商品です商品によって割合は様々ですが、中には払込む保険料に比べて10%程度多い金額を受け取れる保険もあります。

さらに、預貯金のように簡単に引き出すということもできないため、貯金が苦手な人でも確実に学費を備えることが出来るというメリットもあります。

万が一の時には保険料の払い込みが免除になる

学資保険とは、子供の未来を守る保険商品です。契約者を父親にした場合は、万が一その父親が亡くなったときは、その後の保険料払い込みが全て免除されます。もちろん契約通りの保険金は受け取ることが出来ますので、いざという時でも子供の学費をしっかり確保することが可能です。

学資保険とは所得税/住民税が控除になる貯蓄

生命保険を払い込んでいると、その支払った金額を年末調整等で申告することで、保険金額分が控除され、所得税や住民税が減税されますよね。学資保険とは、子供の将来のために加入する保険商品ですので生命保険と同様に、限度額内であれば税金の控除を受けることが出来ます

また、満期金に税金がかかる心配をする方もいますが、基本的には満期金に税金はかかりません。ただし、以下の場合は税金がかかる恐れがありますので、学資保険加入前に必ず確認しましょう

満期金に税金がかかるケース

  • 掛け金が多い
  • 学資年金として支払われる

学資保険に2つのデメリットもある!しっかりと理解してから選ぼう

上に挙げたように学資保険とはメリットがいっぱいある保険商品ですが、デメリットもあります。賢い選択をするために、学資保険のデメリットもしっかりと把握しておきましょう。

資金の拘束期間が長い

学資保険とは、大学の学費貯蓄を目的に入るパパママが多い商品です。そのため、例えば子供が産まれた時に加入して、大学入学まで備えようとすると、18年間という長い間の払い込みが必要になります。もしも途中で払い込みが難しくなり解約してしまうと、払い込んだ金額よりも少ない金額でしかお金が戻ってこず、元金割れになってしまうというリスクがあります。

先輩ママからは「行けるかどうか分からない大学の費用を溜めるより、今勉強が出来るようになってもらいたから塾に入れたい。でも、その費用がないから学資保険は解約した!」という意見も聞かれます。

契約後の金利上昇は不利になる

学資保険とは、加入時の返戻率(へんれいりつ)が固定されてしまう商品です。そのため、契約後に金利が上昇した場合でも、加入時の低い利率のままでずっと運用されてしまいます。

とは言え、金利上昇まで加入を待っていてはいつまでたっても加入出来ない事態にもなりかねませんので、こればかりはタイミングの問題と割り切るしかありません。時代に合わせて他の運用商品を兼ね合わせていくなど工夫が必要です

学資保険はいくら払っていくら受け取れる?各保険会社のシミュレーション

学資保険のメリットとデメリットが分かったところで、実際にいくら支払うとどれほどの保険料を受け取ることが出来るのか、例を見てみましょう。

子どもが中学と高校へ進学する時にそれぞれ30万円、大学進学時には100万円を受け取れる保険に、30歳の夫名義で契約したとします。とある生命保険会社のシミュレーションでは…

月々の保険料は約7500円程度。17年間の総払込み料金は約152万円となり、受け取れる保険金は中学進学時の30万円+高校進学時の30万円+大学進学時の100万円で合計160万円。ざっと8万円ほどのプラスになっていることが分かります。

保険料のシミュレーション

保険料のシミュレーションは、下記の保険会社のHPなどで手軽に行えますので、ぜひご家庭にあった保険選びに役立ててみてください。

無理のない学資保険選びの2つのコツ

学資保険とひとくちにいっても、ご家庭の事情によって合う保険は様々です。それぞれのご家庭に最適な保険選びをするためには、下記の事柄を明確にすることが大切です。

学資保険を選ぶ前に明確にすべきこと

  • いつまでに貯めるのか
  • いくら貯めるのか
  • 学費の確保だけでいいのか/こどもの医療保険も兼ねるのか

加入しないのも一つの選択肢

いつまでにいくら貯めたいのか、という点で考えた場合、すでに貯蓄で学費を賄える場合は無理に学資保険に加入しないという選択肢もあります。これも、学資保険のデメリットを回避できる賢い選択の1つです。

また、将来が不安なご家庭では、上の子で大目に学資保険に入り、下の子だけ手元で貯金し、うまく貯金ができなかったら、上の子の満期金を分割するという家庭もあります。ご家庭の経済状況に応じて、自分たちに合った加入方法を選びましょう。

特約は生命保険加入状況と合わせて考える

学資保険とセットで加入を勧められるのが、こどもの入院特約などです。子どもがケガや病気をした場合の入院や手術の保証を特約として付けると、特約分は支払っても戻ってきませんので、支払った保険料に対して、満期金が下回ることがあります。

また、生命保険に加入していないご夫婦なら、学資保険の特約として育英年金(契約者が亡くなるなど万が一のとき、育英資金として受け取れる年金)を付加するという選択肢も出てきます。

これらもぜひ、ご夫婦や家族内でじっくりと検討してみてくださいね。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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