折り紙の猫の一番簡単な折り方!保育園や幼稚園児におすすめの顔だけモチーフ
折り紙の中でも人気のある猫や犬の折り方は難しいイメージがありますが、かわいい猫の顔のモチーフでしたら折る回数はわずか4回と超簡単です。
保育園や幼稚園の小さな子供でも簡単に作れるため、ひらがなが書けない幼児のお手紙交換にもおすすめです。初めての折り紙にも最適なモチーフです。
材料は家庭にある折り紙1枚と目鼻を描くペンだけで準備できます。折り紙で作る形だけでなく、書き足す表情も可愛さを演出する重要なポイントになります。
1折り紙を猫の顔の土台となる三角形に折る
折り紙の猫の顔は、まず色の面が外に出るように対角線上に谷折りをし、大きな三角形の形を作るところから始めます。折り目は指の爪などでしっかりとつけましょう。
2折り紙を折って猫の耳を作る
三角形を半分に折り、底辺の中央に目印を軽くつけておきます。目印をつけたら、三角形を開き、底辺の中央から左右の端をそれぞれ谷折りして折り返し、猫の耳を作りましょう。
猫の耳の角度は、全体の印象を大きく左右します。いきなり強い折り目をつけてしまうと修正しにくいため、一度角度を少なめにして軽く折ってからひっくり返し、正面で猫の顔を想像しながら耳の角度を調整すると失敗が少ないです。
3折り紙の猫の頭の部分を整える
猫の頭のてっぺんになる、三角形の頂点を谷折りします。爪を使って、しっかり折り目をつけましょう。耳と頭のラインが重なる部分でまっすぐ折ると、バランスよく決まり、可愛らしい丸みのある頭の形に仕上がります。
4できた折り紙の猫モチーフに顔を描き込む
最後に折り紙をひっくり返し、正面にサインペンや色鉛筆などを使って猫の目、鼻、ひげを描いたら、一番簡単な折り紙の猫の顔の完成です。
猫の顔といっても、ニッコリ笑顔からおすまし顔、怒っている顔などいろいろありますので、たくさん作ってさまざまな表情を楽しんでみてくださいね。目を少し離して描くと幼い印象になり可愛らしくなります。
折り紙2枚で作る全身猫の折り方!鼻と口元を強調したデザイン
折り紙を2枚使うと、猫の顔と体の全身を比較的簡単に作ることができます。このセクションでは、同じ猫の顔でも少し複雑に、かわいい鼻や口元を強調する本格的な折り方をご紹介しましょう。折り紙初心者からステップアップしたい方におすすめです。
1折り紙で猫の頭の土台(四角形)を作る
最初に猫の頭の部分から折ります。色の面が外側に出るように、折り紙の縦、横に半分に谷折りして、しっかり折り目をつけましょう。次に対角線上に山折りをして、折り目に従ってそのまま折りたたんでいくと、小さな四角形ができあがります。これは基本の「座布団折り」や「二重三角」の応用形です。
2折り紙で猫の耳の部分を作る
小さな三角形の中に折りたたんである部分(袋状になっている部分)を引き出し、左右とも上に折り曲げて、猫の耳を作ります。力を入れすぎて引っ張ると破れますので、ゆっくり引き出して、左右の角度が同じになるように調整しましょう。この角度で猫の表情が決まります。
3折り紙を折って鼻とアゴの部分を作る
四角形の下の部分は、猫のアゴや口元になります。半分程度を残して、谷折りにして折り返し、下の部分は折りたたんで中に入れてしまいましょう。先端の部分を少しだけ山折りにして折り返すと、立体的な猫の三角形の鼻になります。この立体感が可愛さを引き立てます。
4もう1枚の折り紙で猫の体の部分を作る
猫の体の部分はもう一枚の折り紙を対角線上に三角形に折りたたみ、好みの角度でしっぽの部分を谷折りして作ります。折り紙を半分に折った後、角の一つを斜めに折り上げるとしっぽになります。
できあがった猫の顔は、体に対して頭をちょっとかしげているようにのりで張り合わせれば、可愛い仕草を表現した全身猫のできあがりです。今回は谷折りしてしっぽを身体の前に出したスタイルを作りましたが、山折りして後ろに回し、しっぽが後ろでピンと立った姿にしても可愛いです。
折り紙1枚で作る全身猫の折り方!両足を揃えた可愛い姿
折り紙に慣れてきたら、猫の全身を1枚で作る方法にもチャレンジしてみましょう。両足を身体の前で揃えて、おねだりするような可愛いポーズの折り紙の猫が折れます。
折りたたむ回数が多いぶん厚みが出て折りにくいため、1回折るたびに爪を使ってしっかり折り目をつけるのがきれいに仕上げるポイントです。工程は多いですが、完成度の高い作品になります。
1折り紙をくさび形に折る
色のついた面が外側に出るように、折り紙を対角線上に谷折りして三角形を作ります。一度折り目を開いて、中心に合わせるように両端を谷折りして細長い「くさび形」を作りましょう。折り目を正確につけることが後の工程に重要です。
2折り紙をひっくり返して中心線に向けて折る
折り紙をひっくり返して、今度は色面の左右を中心線に向けて谷折りして、折り紙全体をダイヤ型にしましょう。このダイヤ型が猫の胴体と足の基礎になります。左右が均等になるように丁寧に折ってください。
3折り紙を六角形に折りたたむ
次に折り紙の白地の部分を山折りして、後ろに折り曲げましょう。反対側のほうは先端を白地の部分に重なるようにあわせて、谷折りします。この動作で折り紙が全体として六角形のような形に折りたたまれ、立体の準備ができます。
4折り紙で猫の体のしっぽを作る
六角形に折った折り紙をひっくり返し、六角の角と反対側の辺の中心までを結んで谷折りして、しっかりと折り目をつけます。一旦白地の部分を開き、付けた折り目に沿って三角形に折り直します。白地の部分は猫のしっぽになるので、先端を三角形に開いてどちらか片側に倒しておいてください。これがしっぽの土台になります。
5折り紙で猫の耳を作る
折り紙をもう一度ひっくり返して正面にし、猫の耳や頭の部分を作ります。最初に頭の中心線から、左右の角を0.5cm程度谷折りしましょう。しっかり折り目をつけてから折った部分まで一直線に山折りすると、折り目が後ろに回り、猫の耳がピンと立ちます。耳の角度は作品の印象を大きく変えるので丁寧に調整してください。
6折り紙で猫の顔の部分を作る
最後に上に重なった折り紙で猫の顔の部分を作ります。細い三角形の部分を半分程度に山折りして、先端を内側に隠してください。アゴ周りの角の丸みをとるように端を内側に折り、サインペンなどを使って可愛い猫の目や鼻を描けば、折り紙1枚の全身猫の完成です。両足を揃えた、お行儀の良い可愛い猫になります。
折り紙の立体猫の折り方!立たせられるから飾ってもかわいい
折り紙を使ってリアルな四つ足の動物を作るのは難しいのですが、前足を揃えているようなシンプルな座った形であれば、折り紙初心者でも比較的簡単に折ることができます。
ミニサイズに仕上がり、机などにちょっと飾るとかわいい「折り紙の立体猫」の作り方をご紹介しましょう。使うのは折り紙を半分に切った、細長い紙とペンだけです。初めは大きめの折り紙(通常の半分のサイズ)で作ってみてください。
1細長い折り紙の端を三角形に折る
今回は7.5×7.5cm大の折り紙を使っていますが、あらかじめ半分に折って切っておきましょう。細長い折り紙の片方を互い違いに対角線上に山折りし、折り目をつけます。
対角線上に交わった中心までまっすぐ谷折りし、折り目に沿って端が三角形になるように折りたたみましょう。この三角形が頭の土台になります。
2折り紙を細長く折って猫の胴体部分を作る
次に折り紙を一度縦半分に山折りして中心線をつけ、左右を中心線に向けて細く、半分に折りたたみましょう。一旦折り目を開いて、細長い部分から中に指を入れ、三角形につながる部分を折り目まで折り返し、反対側に倒して形を整えます。この工程で胴体が立体に立ち上がるための基礎ができます。
3折り紙の三角形の部分で猫の顔を作る
三角形の部分は、猫の顔になります。三角形の先端を0.5mm程度谷折りして顔のとがった部分を折りたたみ、次に三角形の先端を反対側に折り返し、逆三角形になるように形を整えます。この折り返しで顔の丸みとアゴの形が表現されます。
4折り紙猫の胴体部分をさらに細く折る
折り紙をひっくり返し、頭の先端中央から、中心線に沿って谷折りにします。胴体を細くすることで、立体感とシャープさが増し、完成したときのバランスが良くなります。この時点で作品が自立するかどうかを確認してみましょう。
5折り紙の逆三角形部分で猫の耳を作る
逆三角形の部分は、猫の耳になります。逆三角形の左右を中心線に向けて半分に谷折りし、耳の形に折り返しましょう。一度折り紙をひっくり返して正面にして、耳がかわいい角度になっているか確認をしてください。猫の耳と耳の間は尖っているので、裏側に山折りして角をとると自然な仕上がりになります。
6折り紙を裏に返して猫の足元を作る
猫の足元の部分は互い違いに三角形に谷折りして、線を結ぶ位置で半分に谷折りします。一度開いて折り目に沿って「開き折り」でたたみ直して、余った部分はどちらかの片側に倒しておきましょう。この部分が前足の基礎となり、立体で立たせるための土台となります。
7折り紙の余った部分で猫のしっぽを作る
余った部分は猫のしっぽになりますので、三角形に谷折りします。ひっくり返して猫の顔を描き、猫の体が立つように胴体の形を整え、前足を調整すれば、折り紙の立体猫の完成です。デスクなどにちょこんと飾ると癒されます。
折り紙の三角猫しおりの作り方!ページの角に挟んで使う可愛い栞
折り紙猫だけでなく、文房具として活用できる猫グッズ、「猫しおり」の折り方をご紹介します。最初に紹介する三角しおりはページの端に挟んで目印に使いますが、折り紙1枚で幼児でも簡単に折れるのでおすすめです。
5歳児へ入学に向けて音読などの学習にも活用できる絵本をプレゼントする場合は、猫しおりを一緒にプレゼントして折り方を教えてあげれば、園や学校で人気者になれるかもしれません。
1折り紙に折り目をつけて猫しおりの土台を作る
猫しおりは折り紙の色面を中にして折ります。最初に縦半分と横半分に谷折りを、対角線上に山折りをして、しっかり折り目をつけます。その後折り目に沿ってたたみんでいくと、小さな四角形(ポケットになる部分)ができあがります。四角の開く方を上に向けて置きましょう。
2折り紙の三角形の部分で猫の耳を作る
四角形の開くほうを上にして、一番下の紙を残して半分に谷折りします。中に折りたたまれている三角形の折り紙は袋状に開き、半分に折りたたんでおきましょう。このポケット状の部分がしおりとしてページを挟む役割を果たします。
3折り紙で猫の顔の部分を作る
左右の猫の耳の部分を縦に山折りして、余分を後ろに折り込みます。猫の顔の角をとるため、アゴ下の部分も少し折り返して後ろにたたみ、あとはサインペンなどでかわいい猫の顔を描けば、折り紙の三角猫しおりの完成です。ページの角に挟んで使ってください。
折り紙の挿し込む猫しおりの折り方!本の間から顔がヒョッコリ
次はかわいい猫の顔が本の間からひょっこりのぞく、差し込むタイプの猫しおりの折り方です。幼児が折るには少し難しいため、たまったご褒美スタンプの景品として交換すれば子供も大喜びするでしょう。
三角しおりはサイズが大きいので持ち運びには向きませんが、挟めるしおりなら外出先のちょっとした読書やレシピ本のお気に入りページの目印にも使え、折り紙1枚で作れます。少し複雑ですが、挑戦してみましょう。
1折り紙に折り筋をつけて猫しおりの土台を作る
最初に猫しおりを作る目印となる、折り目をつけていきましょう。色のついた面を上にして、対角線上に斜めに谷折りをして折り目を付けます。次に折り紙の対角線上の角を中心点にそろえて、谷折りをします。細長い形になった折り紙をひっくり返し、さらにもう1回、中心に向けて谷折りをしましょう。
2折り紙を半分にたたんで猫の頭を作る
細長い折り紙の中央を谷折りして、折り目をつけて開きます。さらに中心から斜めに折り目を付けて、細長く折った部分を折り目に沿って広げましょう。このベース型の部分が猫の頭の土台になります。広げる際は破れないように丁寧に行ってください。
3折り紙で作った猫の頭を折り返す
このままだと猫の耳ができないので、頭になるベース型の部分を中央で折り返して、逆三角形に形を整えます。この逆三角形の頂点が猫の頭のてっぺんになります。
4折り紙を細く折ってしおりの部分を作る
次は折り紙をひっくり返し、裏側から本に挟む細いしおりの部分を作ります。猫の頭の部分を左右とも中心から三角形に谷折りし、折り目をつけて中に折り込み、しおりになる細長い部分は中心に向かって左右から谷折りします。これで本に挟むための細い帯状の部分が完成します。
5折り紙猫しおりの耳の部分を作る
細長いしおりの部分を邪魔にならないよう折り返してから、逆三角形の部分を半分に谷折りします。その後少しだけ折り返すと、猫の耳ができあがります。左右の耳とも、バランスよく仕上げましょう。耳の大きさで子猫のような可愛らしさを表現できます。
6折り紙猫しおりの顔の部分を作る
折り紙を正面にひっくり返し、アゴの部分を谷折りして三角形に折り、先端を折り返します。サインペンなどで目鼻を描き入れれば、折り紙で作る本の間に挟むタイプの猫栞の完成です。本を開くたびに猫の顔がのぞくのが楽しいしおりです。
折り紙だったら猫以外の動物も作れる!折り紙犬にもチャレンジしてみて
折り紙でリアルな猫を作るのは難しくても、猫の特徴をしっかり捉えておくと、かわいい折り紙猫が意外と簡単に作れます。
かわいい折り紙の猫を作るポイントは、大きな耳とチョンとかわいい三角形の鼻です。ここを強調しておくと、多少形がいびつでも猫らしくなります。折り紙は創造性を育むのに最適な遊びです。
折り紙があれば子供の日に欠かせないこいのぼりや風車も簡単に作れますし、母の日のカーネーションも折り紙なら子供だってママにプレゼントできるので、季節の行事にも役立ててみてくださいね。犬やうさぎなど、他の動物の折り方にもぜひチャレンジしてみましょう。