意外と簡単!赤ちゃんのおもちゃを手作りしてみましょう
3歳以上になると、ブロックやお人形など長く飽きずに遊べるおもちゃが必要になりますが、0歳~2歳の赤ちゃんには、その時々の発育段階に応じたおもちゃが必要となります。
ですが、数日から数カ月しか使わないおもちゃに高価なものを与えるのは、少しもったいないと考えてしまいますよね。赤ちゃんの身体的・精神的発育にも役立ち、なおかつお財布にもやさしい、「手作りおもちゃ」のアイディアをいくつかご紹介いたします!
0歳児は音がなるおもちゃや見て楽しいおもちゃがおすすめ!
まだ指が器用ではないので、振るだけで音が鳴るおもちゃや、メリーなど見ているだけで嬉しくなるおもちゃが赤ちゃんは大好きです。視覚や聴覚から多くの刺激を受けるのも、0歳児の特徴です。
簡単マラカス
小さな赤ちゃんでも握りやすいように、持ち手となる細い部分を作ることがポイントです。音がするだけの単純なおもちゃですので、作り方も簡単です。
●材料
- 1350ml~500mlのペットボトル
- 小豆、ビー玉など適量
- マスキングテープやビニールテープ
●作り方
まず、350ml~500mlのペットボトルをよく洗って乾燥させます。中に米粒や小豆、ビー玉などを入れ、ふたを閉めます。ふたが何かの拍子で開いてしまうと危ないので、ふたの周りをマスキングテープがセロハンテープでしっかりと止めておきましょう。中に入れるもので音が変わりますので、何種類か準備しておけば赤ちゃんも楽しんでくれますよ。
にぎにぎ
赤ちゃんの手に優しく触れる「にぎにぎ」を、手作りして見るのはいかがでしょうか。タオルやフェルトなどで簡単に作ることができます。
●材料
- 布(感触が柔らかいもの、ハンドタオル程度の大きさで十分)
- 綿
- 鈴
●作り方
作り方は、布に動物や円などを描き、中央部に赤ちゃんの手が入るスペースを切り抜きます。縫い合わせることができるように、2枚切り抜きましょう。
そして、縫い目が中になるように縫いながら、綿と鈴を詰めます。鈴が布に直接あたってしまわないように、綿でくるみながら詰め込むようにしましょう。
生後3カ月頃までは、まだ視力が弱く濃い色にしか反応を示さない赤ちゃんが多いです。淡い色は可愛いですが、まずは濃い原色で作って見ましょう。パステルカラーは6カ月以降の赤ちゃんにおすすめです。
1歳児のおもちゃは動くものがおすすめ!
だんだんと視野が広くなり、動くものに興味を示していきます。1歳児のおもちゃはただ触るだけでなく、動くものが適しています。
牛乳パック船
●材料
- 牛乳パック
- 風船
- ストロー
- 輪ゴム
●作り方
牛乳パックを縦半分に切ります。つぎに、風船の口に輪ゴムを用いてしっかりとストローを留め、輪ゴムで留めた部分を牛乳パックの底部に固定させます。風船を膨らまして水に浮かべると、すいすい進む船に変身!ストロー部分が赤ちゃんの目に入らないように、遊ばせる時は注意をしましょう。
靴下パペット
お話を聞かせるときや、赤ちゃんに語りかけるときに、パペットを使うと赤ちゃんも大喜びです!
●材料
- 靴下
- フェルトや布きれ(目や口などの顔のパーツ用)
●作り方
作り方は簡単、不要な靴下に目や口、耳などを貼りつけるだけです。裏が接着面になっているフェルトを使用すると、さらに簡単に作ることができます。
靴下パペットを使って、赤ちゃんにいっぱい話しかけて、いっぱいスキンシップをとりましょう。
2歳児のおもちゃはストーリー性があるものや、繰り返し遊べるもの!
遊びにも単なる反復ではなく、意味のある反復行為やストーリー性を求めはじめるのが2歳児です。おもちゃ作りも工夫を凝らしたいですね!
フェルト絵本
フェルトで絵本を手作りして見ましょう。赤ちゃんを主人公にした世界で一つの絵本を作って見るのはいかがでしょうか。フェルトで作りますのでかなり厚みが出てしまいますので、ページは8ページ以内が理想的です。綿を貼りつけたり、お人形を出し入れできるポケットをつけたり、ボタンをはめたり、スナップボタンを留めたりするページを作るなら、ストーリー性だけでなく手指の訓練にもなります。
この場合も、裏が接着面になっているフェルトを利用すると、手軽にかわいい絵本が完成します。
ペットボトルボウリング
ペットボトルをボウリングのピンに見立てて遊ぶ「ペットボトルボウリング」も、2歳児から5歳児まで遊べる楽しいおもちゃです。ペットボトルマラカスと同様に、中に音がするビー玉などを入れると、倒れた時にカランと音がしてもっと楽しくなります。中を開けてしまわないように、テープでふたをしっかりとめることを忘れないでください。
ペットボトルボウリングは、ボールを狙った方向に転がし目標物に当てるという運動機能の訓練にもなりますが、倒れたピンを使って、数字や計算の概念を覚えさせる知育にも活用できます。ピンが何本倒れたか、残っているピンは何本かをすぐに言えるようになったら、今度はピンに数字を付けて点数制で遊ぶのも良いですね。
キットが無くても大丈夫!作る過程も楽しい赤ちゃんのおもちゃ
赤ちゃんの手作りおもちゃのキットも売られていますが、ここでご紹介したのはどれも簡単に作ることができるものばかりですので、キットや説明書は不要です。角やちくちくした部分がないように、口に小さなものが入らないように配慮さえすれば、全て赤ちゃんにとっては嬉しい遊び道具になります。けっこう沢山の人が赤ちゃんのために玩具を手作りしてるんです!赤ちゃんの喜ぶ顔を思い浮かべながら、楽しく手作りしましょう。