子連れ再婚で幸せになるコツに関する記事

『子連れ再婚したい人へ幸せになる秘訣と必要な手続き』

子連れ再婚は珍しいことではありません!もう一度幸せな結婚生活を送るために、失敗しない秘訣とは?自分、相手、そして子供の幸せのために、冷静に慎重に判断しましょう!戸籍や養子縁組などの手続き方法もお伝えします。

マーミーTOP  >  ライフスタイル  >  子連れ再婚したい人へ幸せになる秘訣と必要な手続き

子連れ再婚で幸せになろう! 次は後悔しない結婚生活を送る秘訣

「一度離婚したからといって、諦めない!」そんな強い気持ちを抱いている女性が増えています。日本の離婚率は約3割です。なんと3組夫婦がいれば、そのうち1組は離婚しているという状況なのです。このことから、離婚すること自体がそう珍しいことではなくなってきたと言えますよね。
離婚して、これからは自分と子供のために生きる。そう誓っていても、誰かと家庭を持つことには、他には代えがたい幸せがあることも否定できません。最近あちこちで聞く「子連れ再婚」ハードルは高くても、もう一度結婚の幸せを味わいたい!さて、子連れ再婚成功の秘訣とは何なのでしょうか?

結婚しても離婚するカップルは、昔に比べて増えています!

「厚生労働省が公表する離婚件数の年次推移」のデータを見てみると、1年間に離婚した夫婦の数は毎年増えているというわけではないですが、昭和の時代と比べてみると、平成は離婚件数が多い傾向にあります。平成14年のピーク時には、30万件近くにも上り、その後は年によって増減もありますが、年間20万件を超える離婚件数が続いている状況です。(注1)

離婚に関する最近の傾向を知るために、データを用いて平成と昭和を比べてみましょう。
厚生労働省の平成21年度統計調査の概況によると、年間7〜17万件を緩やかに推移していた離婚率は、平成に入る前後から、急に伸びを見せ、2000年代に入ると、安定して毎年約25万組の夫婦が離婚を選択するようになりました。平成と昭和を単純に比べると、平成になってからの方が、圧倒的に離婚率が高くなっています。つまり、離婚という選択肢が、昔に比べて非常に身近なものになってきているのです。(注2)

また、厚生労働省の平成23年度の人口動態統計月報年計の概況の、全婚姻件数に対する再婚件数の割合における年次推移のデータをみると、平成5年に比べると、平成23年は男女ともに、再婚件数の占める割合が徐々に多くなっています。つまり、一度離婚を経験しても再婚を選択する男性や女性が、だんだんと多くなってきているといえます。(注3)

子連れ再婚も増加しています

データで分かる通り、離婚する夫婦が増えている一方で、再婚する男女も増加しています。もう一度「結婚」に挑戦するといっても、再婚の場合は初婚のように、当人同士の問題で済む話ではありません。前のパートナーとの間に生まれた子供がいる女性も多いでしょうから、いわゆる子連れ再婚という形になりますね。乗り越えなければならないハードルは初婚よりもはるかに高くとも、幸せを求め、子連れ再婚で幸せになっている人は沢山います。最近では、「ステップファミリー」という新しい呼び方も、徐々に浸透しつつあります。

子連れ再婚で今度こそ幸せになる秘訣

結婚は、良くも悪くも、生活を共にすることです。たとえ深く愛し合って結婚したとしても、恋人時代のように、いつまでも甘い関係で居られるわけではないですよね。日々の生活の中で、残念ながら修復不可能なまでにすれ違っていってしまうこともあるでしょう。

でも、長い人生、今度こそやり直して幸せになりたいと、密かに願っている女性は多いはず。子連れ再婚は、どんな点に気をつけながら考えていけばよいのでしょうか?幸せになる秘訣をいくつかご紹介しましょう。

顔がタイプだからではなくて、お互いの相性の良さを重視

若い時には、好みの顔の男性にグッと心を鷲掴みにされてしまうものです。顔で選んで付き合ってみたものの、性格が全く合わなかったと後悔したことはありませんか?結婚生活は、交際とは比べものにならないくらい長い付き合いになりますから、一緒に居ても気を遣わない、居心地の良い人を選ぶべきです。
人それぞれ顔が違っているように、性格や育ってきた環境、置かれている状況が違いますから、合う、合わないというのが当然あります。再婚では、酸いも甘いも一度経験してきているのですから、相性を見極める力は、初婚の時よりも断然高くなっているはずです。

女としての魅力だけではなく、ママとしての魅力もアピール

子供が産まれてからは、夫婦には「父親」や「母親」の役割も加わってきます。再婚したいと意識している男性には、自分を女性として意識してもらいたい気持ちが強まって、そうアピールしがちになります。特に相手が初婚ならば、結婚を考える前に、まずは母親としての姿を見せておくことが大切です。

母親としての魅力は、女としての魅力とはまた別物です。「母親であるワタシ」の魅力にも気づき、それも含めて丸ごと愛してくれる人ならば、もし結婚したとしても、お子さんのこともきちんと愛してくれるでしょう!

自分の子供と相手とも触れ合う場をつくって相性も判断する

子連れ再婚では、子供と新しいパートナーとの相性も大事なポイントです。いくら自分の子供でも、あなたとお子さんとは、別人格であることをきちんと頭に入れておきましょう。
再婚を考え始めたら、新しいパートナーと子供との触れ合いの場を積極的に作っていきましょう。はじめは、母親の女性的な部分が見えることで、お子さん自身も戸惑ってしまうかもしれません。そのため、できるだけお子さんの精神状態が安定している時期を狙いましょうね。じっくり焦らずに、時間をかけて交流を深めていくとよいでしょう。

元旦那の悪口や話をあまりしない

女性は一般的に、彼氏の過去の恋愛話や悪口などをこと細かく聞くのが好きな傾向にあります。女性同士の井戸端会議や女子トークにも、そう言った部分がありますよね。女性は共感の生物と言われるように、女子トークや愚痴話で共感したいという気持ちが、無意識にでも働いているのです。

しかし、男性は正反対です。彼女の過去の恋愛遍歴をあえて聞きたいという男性は、あまりいないと思っておいたほうが良いかもしれません。特に、元旦那の悪口はNGです。少しなら構わないでしょうが、しょっちゅう聞いていると、自分のこともいずれこんな風に思うようになるのではないかと感じてしまうようです。過去と比較して、新しいパートナーの良さを本人に伝えているつもりでも、あまり良い気分はされません。もしかすると、男性の方が嫉妬心は強いのかもしれませんね。

再婚する前には、2人でじっくり話しあう機会をもうける

再婚を具体的に意識し始めたなら、十分すぎるほどの話し合いが必要です。子連れ再婚には、初婚の時にはなかった手続きがたくさん必要ですし、連れ子を含めた関係性、元夫からの養育費のあり方など、詳細に決めておくべきことで溢れています。再婚してから考えれば良い、のではなく、再婚する前に、きちんと線引きして決めておくことが、トラブル回避のコツです。

相手に早い時期からパパとしての役目を求めすぎない

新しいパートナーが初婚であれ、再婚であれ、赤の他人の子をすぐに自分の子として扱えるようになるのは、難しい場合もあります。「母親であるワタシ」を含めて初めて、今のあなたのアイデンティティが形成されているのは確かですが、始めのうちから相手に子供の父親としてのアイデンティを、期待して求めすぎてはいけません。

また、お子さん自身の心の葛藤を避けるために、始めのうちは、ママのお友達というスタンスから始めましょう。そのうちに、子ども自身も幼いながらに、なんとなくわかってくるはずです。「ママの友達」から「お子さんの友達」になってもらい、その中で自然な成り行きで「家族」を意識できるようになっていけば、ココロとココロとがぶつかりにくくなります。

再婚が決まったら、お互いの家族などで会う機会をもうける

具体的に再婚が決まったら、お互いの両親とももちろん交流を深めるようにしましょう。子連れ再婚だということで、初婚の時のようにはスムーズにはいかないかもしれません。特に、義両親の理解が得られないことも多いといいます。
しかし、それでもやはり、結婚は当人だけの問題ではなく、家族ぐるみのものであることは間違いありません。
今後の夫婦関係を良好に保つためにも、なるべく距離を縮める努力をしましょう。

二人に新しく子供が生まれたりしても、差をつけない

子連れ再婚であっても、夫婦の間に新しい命を授かることは、何も不思議なことではありません。再婚して、新たな子供ができるということは、家族がうまく行き始めた証でもありますよね。
でも、ここが子連れ再婚の最大の難所というべきかもしれません。新しい夫婦の間に子供ができた時点で、連れ子は血縁上孤立します。どんなに気持ちが通じていたとしても、あなたの連れ子にとって、新しい父親は赤の他人。そして、新しく産まれた子は、新しい家族の中できちんと血縁のある両親に囲まれているのです。

唯一、強い血縁関係にあるママは、新しく産まれてきた赤ちゃんに取られてしまうわけです。お子さんの気持ちがついていきませんよね。子連れ再婚で、下のお子さんができた時には、上のお子さんには普通以上に注意して愛情を注ぐ必要があります。ママと新しいパパが一緒になって、メンタルケアをきちんとしてあげましょう。
また、子ども間に差をつけることも避けましょう。どうしても感情の差があるのは否めません。しかし、連れ子からすると、その孤独感は計り知れません。血縁関係なく、どの子も夫婦二人の子として大事にしていきましょう。きっとその気持ちは、子供にきちんと伝わっていきますよ。

以前の結婚の失敗の原因を見つめ、新たな結婚生活にいかす

なぜ、前回の結婚はうまくいかなかったのでしょうか?その原因が明らかになっているならば、あなたはきっと、それを活かすことができるでしょう。経済感覚、生活スタイル、料理、洗濯、掃除、依存性、性格…夫婦が争う原因は多岐にわたります。前回の反省を活かすことができるなら、新しい生活も良いものになるはずです。

子連れ再婚で幸せになるために、手続きしておきたいこと

子連れ再婚で気になるのが、行政的な手続きのことではないでしょうか。初婚の時は、婚姻届を出して、銀行などの名義変更をしさえすれば済みましたが、再婚の場合はお子さんの戸籍に関わる法的手続きもしなくてはいけません。再婚の際に必要な手続きをまとめてみました。

子供の戸籍をどうするかを真剣に考える

まずは、子供の戸籍をどうするか、夫婦で考えましょう!

苗字は何を名乗りますか?親が離婚をして、母親側に引き取られた場合には、もうすでに一度苗字が変わっているかと思います。お子さんが今何歳であれ、おそらく学校や幼稚園・保育園のような集団生活に入っていることがほとんどでしょうから、苗字が何度も変わることには少し抵抗がありますよね。それも含めて、苗字をどうするかを考えましょう。

実は、再婚したからといって、お子さんがそのまま新しい戸籍に入れるわけではありません。子連れ再婚の場合には、婚姻届けを役所に出す際にそれぞれの戸籍も提出します。そこで注意して欲しいのが、新しい戸籍をつくる時に自動的に、お子さんの戸籍が法的に移るわけではありません。新しい連れ子の戸籍を変更しない限り、母親の元の戸籍に残ってしまったままです。つまり、婚姻届を提出しただけでは、新しいパートナーとの関係は全く無く、扶養義務も発生しません

将来の相続の事も考え養子縁組も考える

元の戸籍に子供だけ残ってしまうのは、現実的な話ではありません。今後の扶養や相続のことを考えて、養子縁組をするかどうかを考えましょう。
新しいパートナーとお子さんが養子縁組をすれば、法律上の親子と認められます。法律上の親子は、相続の際にも実子と同じ扱いを受けられるので、将来の事を考えると子ども達同士で揉める事を防ぐことが出来ます。今後、新しい夫婦の間に子供をもうけることを考えているのなら、兄弟間に差をつけないためにも大切な手続きとなります。養子縁組をする際には、市区町村の役場に、「養子縁組届」を提出しましょう。

児童扶養手当の廃止の手続きを済ませる

子供に関する給付金には、児童手当と児童扶養手当があります。親が離婚をして、ひとり親に育てられているお子さんは「児童扶養手当」を受給しているかと思います。再婚すれば、受給資格は失いますが、しっかりと早めに手続きをしましょう。再婚することによって児童扶養手当の代わりに、児童手当を受け取ることができます。こちらは新しい夫婦どちらか収入の多い方が受給することになっています。シンママ時代は、なんでも母親の名義で申請していたでしょうから、手続きの際には名義変更の必要があるかもしれないことを覚えておきましょう。

ひとり親医療証の受給資格停止手続き

再婚すると、医療証は「子ども医療証」に変わります。一気にあれこれするのは面倒だと思い、手続きを怠っていると、後々一旦実費で支払ったり、改めて他の手続きの必要が発生したりと、面倒が増えてしまうことがあります。
再婚をしたら一気に手続きは終わらせた方が賢明です。

通っている保育園などへの手続き

苗字を変更するだけでも、結構な労力がかかります。個人情報関連の書類の修正も多いですし、写真購入や保育園で受けている外部サービスやケガの保険などの名義変更も含めると、書かなければならない書類がたくさん…。年度始めには改めて提出する書類がたくさんありますので、そのタイミングで名前を変えると、園や学校側もスムーズですし、親側の書き直しの負担も少なく済みます。
あらかじめ保育園や小学校に、再婚の旨を伝えておくと良いですね。小学生であれば、就学援助制度の廃止による給食費の支払発生や、学童保育での利用料の見直しなども手続き項目に入ってきます。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

おすすめの記事