シングルマザーの主な手当てに関する記事

シングルマザーがもらえる手当てと計算方法まとめ

シングルマザーがもらえる手当てと計算方法まとめ

シングルマザーがもらえる手当てに見落としはありませんか?ひとり親世帯へ給付される主な手当て一覧と計算方法をご紹介

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要確認!シングルマザーがもらえる手当て一覧

離婚でひとり親世帯となった時、子供のために給付される手当てがあります。地域によって違いはありますが、国が定めた手当てや多くの市町村が行っている手当ては以下の5つです。

  1. 児童扶養手当
  2. 児童手当
  3. 就学援助
  4. 児童育成手当
  5. 生活保護

これらの手当てについて、どんなシングルマザーがもらえる手当てなのか、もらえる金額はどれくらいなのかなどについてご紹介します。

児童扶養手当

子供と温泉旅行に行く母親

児童扶養手当とは離婚や死別などでひとり親世帯となった方のために国が設けた援助制度です。子供が18歳になった3月31日までが対象で、高校を卒業するまで給付されるありがたい制度ですよね。もらえる金額は最高で子供1人42000円、2人だと47000円、3人目以降は3000円ずつ加算されます。

もらえる金額の計算方法

支給される金額は収入や扶養家族の人数、養育費をもらっているかなどで変わってきます。源泉徴収票があれば計算することができるので、自分がどのくらいもらえるか計算してみましょう。

所得の確認をする

まず自分の所得を計算します。源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」が所得となります。養育費をもらっている場合は8割が所得となりますので加算します。
上で求めた所得から生命保険や地震保険の相当額として一律8万円を引き算します。その他自分や子供に障害がある場合は27万円(重度障害の場合は40万円)、医療費控除もあればその分の金額が控除されますので引きます。

児童扶養手当で使う所得の計算式(母親の場合)

給与所得控除後の金額+養育費の8割-8万円-その他控除される金額

また、実家で暮らしていて同居している家族に収入がある場合も所得を確認する必要があります。母親から見て祖父母や両親、兄弟といった3親等以内の方を扶養義務者と呼びます。住民票を別々にしていても実際に同居していれば所得確認があるので注意しましょう。計算方法は以下の通りです。

児童所得手当で使う所得の計算式(扶養義務者の場合)

給与所得控除後の金額-8万円-その他控除される金額

児童扶養手当の額を計算する

所得を求めたら児童扶養手当の所得制限をチェックしてみましょう。次にまとめた所得内であれば手当をもらうことができます。

母親の所得限度額

子供が1人 57万円~230万円
子供が2人 95万円~268万円
子供が3人 133万円~306万円

扶養義務者の所得限度額

扶養人数1人 274万円
扶養家族2人 312万円
扶養家族3人 350万円
扶養家族4人 388万円
扶養家族5人 426万円

例えば子供一人の場合で、計算した所得が57万円に満たない場合は児童扶養手当が全部支給となり42000円支給されることになります。57万円から230万円までの所得だと一部支給となり、逆に230万円より高いと児童扶養手当はもらえないことになります。母親の収入が少なくても同居している家族の収入が限度額より高い場合は手当をもらうことはできません。

次に詳しい金額の計算式をご紹介します。

児童扶養手当の計算式

41990円-(計算した所得-全部支給所得額)×0.0185434

計算結果に子供が2人の場合は5000円、3人ならさらに3000円を足してください。これで自分がどのくらいもらえるか分かります。はっきりした金額が知りたい場合は市町村役場に問い合わせてみてください。

児童手当

幼稚園のお泊り会で歯磨きをする女の子

児童手当はお子さんがいる場合すでに給付されていると思いますが、離婚によって支払先が変わるので手続きを忘れないようにしましょう。もらえる金額は以下の通りです。

0~3歳未満 15,000円
3歳~小学校修了まで 10,000円(第三子以降は15,000円)
中学生 10,000円

就学援助

絵本を読むお迎い待ちの女の子

子供が小中学校に入った時、教育を受けるために必要なお金を支援する制度です。例えば学用品や給食費、修学旅行費などの援助が受けられます。学校を通して教育委員会に申請しお金をもらうことになります。

児童育成手当

パラソルを広げて佇む女の子

児童扶養手当は国の制度ですがこちらは市町村で行っている制度です。ひとり親世帯に月額13,500円を給付する市町村が多いようです。所得制限があるので確認してみてくださいね。

生活保護

毛布の中で熟睡する男の子

聞いたこともあるかもしれません。どうしても苦しい時は生活保護が受けられるかどうか相談してみるとよいでしょう。生活保護は仕事ができると見なされたり、現在仕事をしていたりするともらえませんが「子供が小さくパートでしか働けない」といった場合は対象になるかもしれません。

生活保護でもらえる金額は家族の年齢や人数、手当・養育費・給与などの収入、住んでいる地域などによって変わってきます。詳しくはお住まいの市町村で確認してみるとよいでしょう。

1人で悩まず相談してみよう

お金や将来の準備をしてから離婚できればよいのですが、様々な事情から金銭面での不安を抱えたままシングルマザーになる方もいると思います。今回ご紹介した国や市町村から給付を受けて、まずは親子の生活を安定させましょう。
他にも住宅や医療費の助成を受けられる場合もあります。各種手当の存在を知らず手続きをしないともらえませんので一人で悩まず市役所に相談してみるのが手っ取り早いですよ。

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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