生後2ヶ月までの遊びのメリット&遊び方/発達の目安/おもちゃ
生後2ヶ月頃までの赤ちゃんとの遊びを楽しんでいますか?出産後、体調が万全でない中での授乳やオムツ替え、家事などでママは忙しい時期なのですが、一日にほんの少しの時間でも家事を後回しにし、赤ちゃんとのちょっとしたスキンシップの時間をとることは、産後のストレス解消効果も期待できますよ。
今回は、新生児~生後2ヶ月までの赤ちゃんと遊ぶメリット、この時期の赤ちゃんの発達、おすすめの遊び方やおもちゃをご紹介します。外に連れ出してお友達と遊ばせたり、身体を動かしたりするのは難しい時期ですので、生後2ヶ月までの赤ちゃんができる範囲の遊び方で、親子の絆を深めましょう。
赤ちゃんと遊ぶ3つのメリット
生後2か月までの赤ちゃんは首も座らず、スキンシップがメインの遊びとなりますよね。また、笑ってくれないことが多く、ママやパパは「遊んでも意味がないのでは?」と感じやすいのですが、実は生後2ヶ月までのあまりリアクションできない赤ちゃんとの遊びにも、大きなメリットがあります。
赤ちゃんだけでなくママやパパにもメリットがありますよ。
1脳の刺激になる
赤ちゃんは産まれてから日々猛スピードで成長していきますよね。目に見える体重や身長だけでなく、脳内も急速に発達していきますが、その成長は周りからの適切な刺激があることでより活発に進んでいきます。ですから、ママやパパが赤ちゃんに語りかけたりスキンシップをとったりすることは、赤ちゃんの五感を刺激し脳の発達を促してくれるのです。
さらに、ママだけでなく旦那さんと遊ぶことで、赤ちゃんはママとは違う刺激(触り心地、匂い、見た目、声のトーンなど)を感じ、さらに多くの刺激を受けることができます。赤ちゃんと触れ合う機会の少ない旦那さんは、まだ首が座らない赤ちゃんの扱いになれていないかもしれませんが、できるだけ赤ちゃんと2人の時間を作って遊んでもらうようにしましょう。
2体調の変化に気づいてあげられる
赤ちゃんと遊ぶことで、赤ちゃんのチョットした変化に気付いてあげやすくなるというメリットもあります。
「今日もスベスベお肌ね~。ん?湿疹ができている!?」「足が左右対称に動いてない!脱臼?」などというように、見えにくい場所の湿疹を見つけたり、少し体温が高いかな?と気づいたり、脱臼を発見できることだってあるのです。
3安心感を与えられて、寝つきが良くなる
赤ちゃんへの激しい刺激は寝つきを悪くする要因となりますが、スキンシップが増える遊びには、安心感を与えて情緒を安定させる効果がみられます。
これは、スキンシップによるオキシトシンというホルモン(別名:幸福ホルモン)の分泌の影響で、赤ちゃんだけでなく一緒に遊んだママやパパも幸福感を抱きやすくなります。
ただし無理をして遊ぶと、かえってストレスを感じたり疲れてしまったりすることもあるので、赤ちゃんが小さいうちは多少家が散らかろうとも手を抜けるところは抜いて、「赤ちゃんと遊ぶこともママの大切な仕事!」と捉え、思う存分楽しみましょうね。
生後2ヶ月までの赤ちゃんとの遊び方
赤ちゃんはママの声やママと触れ合う時間が大好き!だからといって、「絶対、毎日遊んであげないと!」と思いすぎるとママの負担になってしまうこともありますので、ママの手の空いた時間やオムツ替えの時などに、気軽に触れ合うひと時を楽しむようにしましょう。
また、生後2か月までの赤ちゃんとの遊びは、お笑い芸人のように笑いをとろうとする必要はなく、砂遊びやお人形さんごっこのように、大人から見て「遊んだ~」と感じるようなことを無理にする必要もありません。
ママの語りかけやママの様子を見ること、抱っこされてママの匂いを嗅いだり、料理をする音を聞いたり、スキンシップなどで十分な刺激になっていることを覚えておきましょう。
1体をツンツンする
生後2ヶ月までの赤ちゃんは、遊びや触れ合いの中で五感をグングン発達させます。赤ちゃんを寝かせ、頭や頬、体、手足などを指先で優しくツンツンしてあげましょう。お着替えやおむつ替えなどで赤ちゃんが薄着の時にし、普段あまり触らない場所をツンツンしてあげるのもよいですよ。
月齢が上がると、赤ちゃんがママの指に反応して、笑って手足をバタバタするようになります。
2モノを目で追わせる
顔のまわりでカラフルな赤ちゃん用のガラガラやラトルなどを動かしてみて、目で後追いをさせます。ママの指にシールを貼って動かしてもよいでしょう。
「こっちだよぉ~」と言いながら、動かしていくと赤ちゃんも興味を持ってくれますよ。初めのうちは左右にしか追視できないのですが、成長するにつれ上下左右にも追視できるようになります。
ベビーカーでのお出かけで退屈そうにしている時は、おもちゃが無くてもママの指を目で追わせたり、タンポポなどの道端に咲く花を1輪摘んで動かしたりするだけでも、赤ちゃんにはよい刺激になりますよ。
3お腹プーッ
赤ちゃんのへその緒が取れておへそが乾燥してきたら、赤ちゃんのお腹に口をつけて「プーッ」と息を吹きかけてあげましょう。聞いたことのないような音とお腹に感じる不思議な感触に驚いて、成長と共に笑ってくれるようになります。
生後2か月頃の赤ちゃんのお肌はスベスベでいい香り!遊びながらママやパパも自然に笑顔になれますよ♪オムツ替えの時やお風呂上りに、取り入れてみてはいかがですか?
笑のツボには月齢や個人差が関係する!?
お腹プーは多くの赤ちゃんに好評の遊びですが、同じ赤ちゃんでも低月齢の時は反応してくれなかったり、ビックリして泣いてしまったりすることもあり、反応には個人差があります。喜ばないからといってガッカリすることはせず、気楽な気持ちで赤ちゃんとの触れ合いを楽しんだり、もう少し大きくなってから試してみたりしましょう!
4腹這い遊び
生後2ヶ月頃になると、徐々に首がしっかりしてくる赤ちゃんもいますね。赤ちゃんの首がしっかりし始めたと感じたら、赤ちゃんを腹這いに寝かせる腹這い遊びをすると、首を少し持ち上げるようになりますよ。
赤ちゃんを腹這いに寝かせて、ママも赤ちゃんと向かいあうように腹這いになり、赤ちゃんが首を持ち上げると「バァ」と言ってママも顔を上げてあげると、喜んでもらえるでしょう。
赤ちゃんを腹這いにさせている時は、決して赤ちゃんの傍から離れないようにし、窒息事故に注意しましょうね。
新生児~生後2ヶ月までの赤ちゃんと発達
赤ちゃんと遊ぶときに気になるのが「見えてるの?」「聞こえてるの?」「どこまでわかるの?」といった、赤ちゃんの発達でしょう。そこで、生まれてから生後2ヶ月までの赤ちゃんがどのような成長をするのか、遊びに関わる目、耳、脳、手足の発達をみていきましょう。
ちなみに、毎日一緒にいるとあまり気づきませんが、体重は生まれた時の約1.5~2倍になりますよ♪
目の発達
生まれたばかりの赤ちゃんは、ぼんやりとしか見えていませんが、30cmくらいの距離までならぼんやり見えるので、授乳中のママの顔は一応見えているようですが、色は黒と白しか認識できません。視力は、0.01~0.02程度で、幼稚園頃までに徐々に視力が上がっていきます。
生後1~2ヶ月になると徐々に視力がアップし、生後2~3ヶ月頃には目の前がハッキリと見えるようになってき始めます。また、生後1~2ヶ月の赤ちゃんは目で物を追いかける「追視」ができるようになってきますので、ガラガラなどのおもちゃを見せて追視させると、視力が発達しやすくなります。
「赤・黒・白」など、カラフルでハッキリとした色のおもちゃがわかりやすいでしょう。また、ガラガラや音がでるラトルなど、音が聞こえる方が追視しやすいのでおすすめです。
耳の発達
赤ちゃんは、ママのお腹にいる時からすでに耳が聞こえています。妊娠20週頃から聞こえ始めると言われています。
ただし生後2ヶ月頃までは、大きな音が聞こえると手足をピクッとさせる程度で、まだ聞こえてくるママの声などを「音」や「言葉」として認識することは出来ません。
脳の発達
生まれたばかりの新生児でも、寝ている時に口をヒクッとさせて笑っているような表情を見せることがありますよね。これは、「生理的微笑(新生児微笑)」と言って、楽しくて笑っているのではなく神経反射の一つです。
ところが脳の発達と共に、早い赤ちゃんでは生後1ヶ月半頃から喜怒哀楽の感情が徐々に表れ始め、自分の意思で笑おうとし始めます。また、ママやパパが笑顔で話しかけることにより徐々に笑顔の意味を理解していくので、沢山笑顔で接してあげましょう。
手足の発達
生後2ヶ月頃の赤ちゃんは、まだ首は座っていませんが手足の筋肉は徐々につき、動きも活発になってきます。布団の上で手足をバタバタさせたり、気づいたら掛布団を蹴ったりしていることもありますよね。
ガラガラなどのおもちゃを握らせると、短い時間なら握っていられるようになります。手を自分の口に持っていったり、開いたり閉じたりして動かすようにもなりますよ。
生後2ヶ月までの昼間の遊び時間と過ごし方
生後1ヶ月の健診まではお家の中で過ごしている赤ちゃんですが、1ヶ月検診が無事終了すると、少しずつお外に出始めますよね。生後2ヶ月になると予防接種も始まりますので、外出する機会は増えるでしょう。赤ちゃんとの外出では、トラブルが起きても慌てないように、時間に余裕を持って行いましょう。
こちらでは、生後2か月までの赤ちゃんとの昼間の過ごし方や、遊び時間などについて4つのポイントをご紹介します。
1赤ちゃんの遊びの邪魔をしない
赤ちゃんが何かをじっと眺めていたり何かに夢中になっていたりする時は、そっと見守って集中させてあげましょう。早い赤ちゃんは生後2ヶ月頃になると、自分の手をじっと眺めるたり舐めたりするようになります。これは「ハンドリガード」と言い、赤ちゃんが自分の体を意識し、自分に手があり動かせることを知ることができる体験となります。
赤ちゃんが黙々と何かに夢中になっているときは、邪魔をしないようにそっとしておくことが大切!赤ちゃんが途中でママの方に顔を向けたら笑顔を返してあげたり、「何しているの?」と話しかけてあげたりしましょう。
2お散歩でママもリフレッシュ
赤ちゃんと2人でずっと家にいたのでは、ママもストレスが溜まっていまします。1ヶ月検診が終わったころから少しずつ、赤ちゃんやママに無理のない範囲で外に出る時間をとりましょう。
外の空気や明るさを感じることは、赤ちゃんの五感によい刺激となります。色々な匂いを嗅ぎ、色とりどりの景色が目に入り、暖かさや寒さ、風の勢いを肌で感じ、様々な音が耳に飛び込んできますよね。
また、ベビーカーや抱っこで赤ちゃんとお散歩することは、持ち物などのポイントをしっかり押さえておけば、よい産後ダイエットにもなりますし、ママの精神的な安定にも役立ちます。赤ちゃんとの出かけは人混みを避け、夏の散歩は涼しい朝・夕、冬の散歩は温かいお昼間の時間帯を選びましょう。
3昼夜の区別をつけましょう!
新生児の頃の赤ちゃんは、昼夜の区別もついておらず、寝る・飲む・泣く・排泄するということを繰り返す日々を送っています。そして生後2ヶ月頃になると、赤ちゃんは徐々に生活リズムを身に着けていき、とまったお昼寝をしてくれるようになります。
朝決まった時間になったらカーテンを開けてあけ、夜も決まった時間に電気を消してあげるとよいですね。昼間赤ちゃんが起きている時は、カーテンを開けて、部屋に陽が入るようにしてあげましょう。
4遊びは機嫌のよい時間帯にしましょう
赤ちゃんと遊ぶ時間を決める時は、赤ちゃんの機嫌の良い時間帯を選びましょう。もちろん、時間を決めずにおむつ替えのタイミングなどでもOKですが、「この時間は遊んであげる時間にしょう」と組んだスケジュールが、眠くなる時間やお腹が空き始める時間では、赤ちゃんも機嫌が悪くて楽しめませんし、ママも泣いたりぐずったりされてストレスが溜まってしまいますよね。
また、生後2ヶ月頃までの赤ちゃんは授乳に吐きやすく、赤ちゃんの体を刺激するような遊びを行うと、飲んだものを吐いてしまう恐れがあります。ですから、生後2か月までの赤ちゃんとの遊びは、できるだけ授乳直後を避けて行いましょう。
生後2ヶ月までの遊びにおすすめのおもちゃ
生後2ヶ月までの赤ちゃんとの遊びには、ガラガラなど音のなるものや、メリーなどの動きのあるものがおすすめです。ガラガラは布や木製など色々な素材のものがあると、赤ちゃんも色々な手触りを体験して刺激を受けることができますよ。
1 右へ!左へ!お目めの追っかけっこガラガラ
ピープル
価格:500円 + 税
赤ちゃんが気になるものをジィーっと見るようになったら、遊ばせたいガラガラです。中のビーズが動かすたびに左右に動くので、それにつられて赤ちゃんも追視をするでしょう。
ハンドル部分も赤ちゃんが握りやすい形状に工夫された設計になっています。
2 へんしんメリーGYMカー8ステップ
トイローヤル
価格:9,800円 + 税
メリー・ベビージム・ウォーカーと長く使える変身メリーです。新生児の頃は、ベットに付けたり、布団の横に置いてメリーとして使用。2ヶ月頃からはジムとして使用できます。
内臓された音楽は、子守唄を中心とした癒し系のものが中心♪赤ちゃんの耳にも心地よく聞こえることでしょう。