生後3ヶ月の外出時の服装は?お出かけの際のチェックポイント
赤ちゃんが生後3ヶ月になると、夜中の授乳が減って育児が落ち着いてくる頃なので、ママは赤ちゃんといっしょに外出する余裕も出てくるのではないでしょうか。
また、赤ちゃんは、生後1ヶ月くらいから始める外気浴にも慣れて、いよいよ本格的に外出をはじめられるようになります。
でも、外出したい気持ちはあっても、慣れないうちは「何を着せたらいいの?」「赤ちゃんが泣き止まなかったらどうしよう…」などの不安や疑問がつきものです。
そこで、お出かけビギナーのママが、生後3ヶ月の赤ちゃんと安心して外出できるように、服装やおすすめのおもちゃのほか、事前に知っておくべきことについてご紹介。
赤ちゃんの世界を広げるだけでなく、ママの気分転換のためにも、赤ちゃんとお出かけしてみませんか?
生後3ヶ月の成長の特徴
生後3ヶ月は、成長の節目といわれていますが、具体的にはどのような特徴が見られるのでしょう?
生後3ヶ月の赤ちゃんとの外出する際に戸惑うことのないよう、ママは次のような赤ちゃんの成長の目安について知っておくことが大切です。
首がすわりはじめる
生後3ヶ月になると赤ちゃんは首がすわりはじめることで、筋肉や関節が発達してきています。抱っこをした時に、首が前にガクンとならないように支えたり、腹這いにすると首を持ち上げられるようになります。
ただし、早い子は生後3ヶ月くらいから寝返りをはじめるので、うつ伏せ寝にはくれぐれも注意が必要です。
手や足をバタバタする
好奇心旺盛な赤ちゃんが、最初に興味を持ち始めるのが自分の手や足です。生後2ヶ月をすぎると、手や足やじーっとみつめるハンドリガードやフットリガードをはじめ、徐々に手足をバタバタするようになります。
手や足をバタバタさせるのが楽しくなると、掛けていたブランケットやバスタオルを蹴飛ばしてしまったりするので、ママは目を離せませんね。
おもちゃをつかむ
生後3ヶ月になるとよく見えるようになり、手を自分の意思で動かせるようになるので、お気に入りのおもちゃがあると、手を伸ばしてつかむことができるようになります。
この時期は、つかんだおもちゃを口に持っていき、どのようなものなのか確かめようとするので、口に入れて危険なものはそばに置かないように気をつけましょう。
生後3ヶ月の頻度は?外出時間は?
生後3ヶ月の赤ちゃんとお出かけする際は、移動時間を含めて1~2時間くらいからはじめ、徐々に増やしていくようにしましょう。
日差しが強い時期は、紫外線が少ない時間帯を狙ってお出かけするのが望ましいと言えます。また、電車やバスで外出する場合は、通勤・通学ラッシュの時間帯を避け、赤ちゃんの機嫌がいい昼過ぎから夕方までの時間がおすすめです。
一日中お出かけしたり、家に帰るのが夜遅くなってしまったりすると、せっかく整った生活リズムが崩れることもあるので、赤ちゃんのサイクルに合わせてお出かけプランを立てる必要があります。
特に、生後3ヶ月は予防接種がはじまったばかりなので、インフルエンザなどの感染症が流行している時期は、人が大勢集まる場所へのお出かけをするのはやめましょう。
生後3ヶ月の外出時の服装
赤ちゃんは体温調節が上手くできないうえ、言葉で「暑い」「寒い」を訴えることができないので、ママが環境に合わせて衣類を調整してあげる必要があります。
ましてや、外出時となると、普段家で過ごしている際の環境と異なるので、ママは迷ってしまいますよね。
基本的には、その日にどんな場所に出かけるのか、また、気温や天候に応じて調整しながら、肌着の上にベビーウェアを組み合わせるようにします。
生後3ヶ月の赤ちゃんにはどんな肌着がいいの?
赤ちゃんは、生後3ヶ月になって動きが活発になってくると、前身頃を紐で留める「打ち合わせ」になっている短肌着や長肌着は、裾がはだけてしまうので、股の部分がスナップになっているコンビ肌着のほか、ボディスーツやカバーオール型の肌着を着せるのがおすすめです。
肌着とベビー服は、季節ごとに次のように組み合わせていきましょう。
春・秋のお出かけの服装
春や秋は寒暖の差が激しい時期。室内ではコンビ肌着の上に、トップスとボトムがつながっているカバーオールを着せて、肌寒い場合は上に短胴着(ベスト)を着せましょう。
そして、お出かけの際には、カバーオールに薄手のアウターや靴下、帽子をプラスし、アウターは気温に応じて脱がせたりしましょう。また、ベビーカーでお出かけする場合は、帽子代わりにおくるみでくるんでしまえばOKです。
夏のお出かけの服装
赤ちゃんは汗っかきなので、暑い季節は一日に何度も着替えが必要になります。室内では、コンビ肌着やボディスーツ型肌着のみか、短肌着の上にボディスーツを着せるのが一般的です。
外出の際はカバーオールを着せて、カーディガンを持って出かけると、外とエアコンが効いている建物の中との気温差にも対応できます。さらに、紫外線対策のための帽子も忘れずにかぶせましょう。
冬のお出かけの服装
冬の室内ではカバーオール型肌着の上に、厚手のカバーオールを着せ、外出の際はジャンプスーツや靴下、手袋などの防寒具をプラスしましょう。
ジャンプスーツとは、上下がつながっている防寒用のアウターのこと。暖房が効いている場所で暑いと感じた時に、すぐに脱がすことができるよう、簡単に着脱できるものを選びたいですね。
生後3ヶ月の外出時にチェックすべきこと
ママ一人で出かけるのと違って、生後3ヶ月くらいの赤ちゃんとの外出は想像以上に気を遣うものです。ママは赤ちゃんとお出かけする際、どのようなことに気を付けたらいいのでしょう?
赤ちゃんとの外出をスムーズにするためには、次のようなことをお出かけ前にチェックしておきましょう。
おむつ替え・授乳スペースの有無
赤ちゃんの排泄や食欲は待ったなしです。お出かけする前には、目的地におむつ替えや授乳スペースがあるか、また、具体的にどこにあるのか、場所を事前に把握しておきましょう。
最近は施設が充実しているとはいえ、まだまだベビールームが完備されていない施設の方が多いので、もし外出先にないようなら、その周辺をチェックしておきたいですね。
ベビーカーの利用が可能かどうか
赤ちゃんとのお出かけで、ベビーカーが入れるスペースがなかったり、段差が多くてスムーズに移動できなかったりしたら、せっかくの楽しい外出も台無しですよね。
そのため、出かける前には、目的のお店ではベビーカーでも入れるようにバリアフリーになっているのか、ベビーカーが入れるだけのスペースがあるのか等について、事前に確認しておくことが大切です。
当日の天候
赤ちゃんとのお出かけが決まったら、前日からテレビやネットなどで天気予報をチェックしておきましょう。特に、雨が降ったり風が強かったりすると、赤ちゃん連れでのお出かけは難しくなります。
どうしても出かけなければならない場合は、午後から雨が降る予報ならお出かけ時間を早めるなど、天候に応じて臨機応変に予定を変更するようにしましょう。
生後3ヶ月の外出におすすめのおもちゃ5選
赤ちゃんが外出時に機嫌が悪くなってしまった時、お助けアイテムとしておすすめなのがおもちゃです。お気に入りのおもちゃが一個あるだけで、赤ちゃんはご機嫌になってくれるはず。
ここでは、ベビーカーに取り付けるタイプのものや、持ち運びしやすいものなど、生後3ヶ月の赤ちゃんの発達に合った、外出時におすすめのおもちゃを紹介していきます。
1メリー
移動中に退屈になったり不安になったりすると、ぐずってしまう赤ちゃんがいます。特に、ベビーカーなどで移動している最中は、ママは赤ちゃんのご機嫌をとることができませんよね。
そんな時は、可愛いメリーをベビーカーに吊るしておくと、移動中でも見て楽しんだり一人遊ぶができるので、あかちゃんは機嫌を直してくれるはずです。
くるまでメリー りんごの木
コンビ株式会社
「りんごの木」は、車の窓上にあるアシストグリップや、ベビーカーの幌に簡単に取り付けることができるメリーです。
飾りの長さを調整することで、赤ちゃんの手の届くところまで伸ばすことができるので、赤ちゃんが直接手で触って遊ぶこともできます。
布製で洗濯もできるので、いつでも清潔な状態で遊べます。
2音の出るおもちゃ
外出先でママが最も心配なのは、赤ちゃんが泣き止まない状態になった時。赤ちゃんは泣き出してしまった後、うまく気持ちを落ち着かせることができないと、なかなか泣き止まないことがあります。
何をやっても赤ちゃんが泣き止まない時は、好奇心をくすぐるような音を聞かせて気分転換させるのがおすすめです。ただし、おもちゃの音を鳴らす場合は、周囲に迷惑がかからないよう、人気のない場所を選びましょう。
カフカくん ふしぎトーン
株式会社タカラトミーアーツ
赤ちゃんが泣き止む曲として、今や知らない人はいない「ふかふかかふかのうた」のカフカの音が出るぬいぐるみです。
スイッチを押すと、お馴染みの「ふかふかかふかのうた」が流れるので、この曲で泣き止むという赤ちゃんにおすすめです。
ベビーカーなどに取り付けることができるので、ぐずった時にすぐに聞かせることができます。
http://www.takaratomy-arts.co.jp
3ラトル(ガラガラ)・にぎにぎ
赤ちゃんが喜ぶ代表的なおもちゃといえば、ラトルやにぎにぎです。赤ちゃんの小さな手でも持ちやすく、振ると音が鳴って赤ちゃんの好奇心を刺激します。
さまざまな素材や形、音のラトルやにぎにぎがあるので、赤ちゃんのお気に入りを見つけておくと、外出時のご機嫌とりに役立ちます。
オーボールラトル
ベビーザらス
月齢の低い頃から遊べるボール状の知育玩具として人気の高いオーボール。このオーボールとラトルが一つになったおもちゃがオーゴールラトルです。
接着部分はすべて熱で結合されていて、接着剤不使用なので、赤ちゃんが口に入れても安心して遊ばせることができます。
赤ちゃんに持たせたり、目の前で動かしたりしてあげたら、すぐにご機嫌になるはずです。
4歯固め
早い赤ちゃんなら、生後3ヶ月くらいから乳歯が生え始めるので、早い時期からおもちゃ代わりに歯固めを与えて慣れさせておくと、実際に歯が生えてきた時の歯ぐずりを軽減することができます。
歯固めは、対象の月齢によってサイズが異なるため、購入する際は必ず、生後3ヶ月の赤ちゃんに合った大きさを選びましょう。
にぎる・かむ R
ピジョン
赤ちゃんの手で握りやすいサイズになっていて、さまざまな噛み心地が楽しめる歯固めおもちゃです。
持ち手の部分には、ビーズが入っていて、振るとラトルのように音が鳴るラトルの役割も果たしてくれます。
ママとしては、何でも口に入れたがる時期なので、安全性の高いおもちゃを持たせたいですよね。
5布絵本・ソフトブック
移動中や待ち時間などに、絵本を見せて気を紛れさせたいけれど、大きな絵本は荷物になるので、持って行くのが難しいというママには、布絵本やソフトブックがおすすめです。
普通の絵本と違って布絵本は、柔らかいので赤ちゃんが持っていても危なくないし、見るだけでなく触ったり口に入れたりして、赤ちゃんの五感が刺激されます。普通の絵本に比べて軽いので、大荷物のママも助かりますね。
はらぺこあおむし どこでもソフトブック
日本育児
大人気の「はらぺこあおむし」の布絵本版です。やわらかい素材で、どこにでも持ち歩きできるサイズで、重さも80gととっても軽量。
赤ちゃんが自分の手でめくったり、布で作られたあおむしを指先でつまんだりできるので、赤ちゃんが飽きずに楽しむことができます。
歯固めとしても使うことができる、可愛いイチゴのストラップ付きです。