ベビー用品の準備に必要なものといらないものを教えて!
ベビー用品の準備であたまが痛いのが、どれが必要でどれが必要ないのか実際に使ってみないと分からないということです。いらないものを買って無駄にお金を使いたくありませんよね。そこで、先輩ママ15人に実際に準備したベビー用品の中で、買ってよかったものと買わなきゃよかったもの、そしてレンタルで十分という3つについて聞いてみました。
その中でも、ベビーカーやバウンサーは賛否が分かれましたが、意外と多かったのがエコにこだわって布おむつを買ったけど全然使わなかったというママ。そして、レンタルでいいと感じたママが圧倒的に多かったのがベビーベッドやベビーバスなどの、収納に場所をとるかさばる物でした。ここで紹介する先輩ママの本音を、ぜひベビー用品の準備の参考にしてください。
育児経験者が厳選した「絶対必要なベビー用品」と「いらなかったベビー用品」
エルゴのベビーキャリアで腱鞘炎から解放されました
買ってよかったベビー用品はエルゴのベビーキャリアです。私の娘は子育て経験のある人の誰もが認める寝ない子でした。抱っこでしか寝てくれないし、布団に降ろそうとすると必ず目覚めてしまうのです。初めての子ということもあり、娘を寝かしつけ始めてから起きるまで、ずっと抱っこし続けていました。おかげで腱鞘炎にもなり、生活に支障が出始めた頃に勧められて購入したのがエルゴでした。新生児から使用でき、普通の抱っこ紐に比べて腰や肩も随分楽で、本当に助けられました。
逆に、必要なかったベビー用品はバウンサーです。友人に色々聞いて、バウンサーが便利という声が多かったので、我が家でも購入してみたのですが、私の娘は全く気に入らなかったようで、乗せた途端に大泣きで、結局、全く使えないまま倉庫行きとなりました。
また、レンタルでいいと感じたベビー用品はオートスイングです。これも、便利という声が多かったので購入しましたが、やはり大泣きで、使えないまま倉庫行きです。高価なものだし、最初から最後までずっとレンタルでなくても、レンタルでしばらく試してみてから、子どもの機嫌が良く利用できるようなら、購入を考えれば良かったと後悔しています。
抱っこ紐で活動範囲が広がりました
第一子の時のことです。何を揃えていいのか分からずにいたため、マニュアルどおりに色々と揃えていました。でも、それぞれの家庭で生活が異なるように、赤ちゃんの必要品もそれぞれ異なっていたのです。私の場合、買ってよかったベビー用品は、新生児から抱ける抱っこ紐です。どうしても外出しなければならない時や、ベビーカーではちょっと邪魔になってしまう場所に行く際は重宝しました。
逆に必要なかったベビー用品は、哺乳瓶です。新生児用や外出用の小さいサイズ、プラスチック素材などなど…色々セットになった物を購入したのですが、とりあえず最初のうちは1本あれば十分だということに気づきました。あらかじめ「うちはミルクで育てる!」と決めているのであれば話は別ですが…、我が家では最初の2ヶ月だけ混合で、それ以降は哺乳瓶をくわえることを嫌がっていたので、哺乳瓶が活躍する機会はあまりありませんでした。
最後に、レンタルでいいベビー用品はベビーベッドです。使うことはほぼないし、すぐに邪魔になるので、必要だと感じた時に試しに借りてみる程度でいいと思います。添い寝になってしまえば、もはや物置かオブジェ状態。ベビー用品は、はじめのうちは最低限、衣食住に必要なものを準備しておけばいいと思います。赤ちゃんが生まれたからといって全く外出できないわけではないし、最近は通販もあるので、後からでも何とかなるものなので、気軽に考えてみてください。
試着で自分に合ったスリングを購入
基本的には、「産後必要になったら買おう」と最低限のものしか用意しませんでしたが、スリングと抱っこ紐は事前に買っておいてよかったと思います。それなりに高い買い物ですし、長く使うものなので、お店で試着をして納得いくものを買いました。よく考えてみると産後初めての外出に使うものだし、通販では試着できないものなので、後回しにせず出産前に買ってよかったです。
友人から、「よく寝るから」と勧められて買ったおくるみは、思ったより洗濯する回数が多いので、厚手のものを選んで後悔しました。それに、バスタオルなどで代用できるので、いらなかったと思います。また、ベビーベッドやベビーバスなどのかさばるものは、使わなくなってからの収納が大変なので、レンタルで十分だと思いました。
ロンパースとスタイは洗い替えを揃えて
買って良かったベビー用品は、ロンパースとスタイです。ロンパースは3着用意して代わりばんこに着せていたのですが、長男は夏に生まれため頻繁に着替えが必要で大変助かりました。また、スタイはよだれで服を汚すので替えが5枚は必要でした。スタイは出産祝いで頂くことが多く、洗濯して乾いては取り替えと、頻繁に使っていましたから大変助かりました。
必要なかった物は布オムツでした。本当は布オムツで育てたかったのですが、仕事が忙しい自営のため洗濯に時間がかかることから、結局紙オムツに頼ってしまいました。また、レンタルで良いと感じたベビー用品はベビーベットです。場所を取るし、使わなくなった時に置き場所に困るのでレンタルで良いかなと思います。
ガーゼ生地のバスタオルが大活躍
買っておいて良かったのはガーゼ生地のバスタオルでした。とにかく水分を良く吸ってくれるので、沐浴にはもちろん、赤ちゃんは汗っかきなので夏はシーツにしたりと、あとから何枚か追加購入したほどです。夏場は大人でも使えるので、出かける時にはマストアイテムになりました。
そして必要なかったのはベビー用のくつ下でした。可愛いからとついつい購入したのですが、赤ちゃんは足の裏で体温調節をするので、なるべく履かせない様にと小児科で言われて、全くと言ってよいほど使いませんでした。
それとレンタルでも良かったのは、ベビーカーでした。AB型を2歳半まで知人に借りていて、その後で簡易的なベビーカーを買おうと思っていたところ、またしても知人に貸してもらい結局買わずにすみました。
ベビー布団でおむつ替えの腰痛がなくなりました
買ってよかったベビー用品は、ベビー布団です。ベビーベッドと違い、お布団なら赤ちゃんに添い寝でおっぱいをあげられるし、隣で眠ったりすることも…。夫が子どもの隣で眠っている姿を見るのも楽しかったです。また、おむつ替えも腰が痛くなりませんでした。お昼寝用に長く使うことができました。
必要なかったベビー用品は、沐浴用ガーゼです。手ぬぐいほどの大きさのガーゼで、赤ちゃんの沐浴の時におなかにかけておくと、赤ちゃんが怖がらずに沐浴できるということで購入したのですが、普通のガーゼで充分でした。それと、レンタルでいいと思うのはベビーバスですね。知人から借りましたが、お礼などで逆に高くついてしまったし、レンタルの方が衛生面でもきちんとしていそうなので。
鼻づまりでミルクを飲まない赤ちゃんを救った電動鼻水吸引器
初めての育児でどんなベビー用品を揃えたらいいか分からず、とりあえず育児雑誌に書いてあるベビー用品は一通り揃えてみました。その中でも、雑誌には書いてなくて買っておいてよかったと思ったものは、赤ちゃんの鼻水を吸う電動の吸引器です。赤ちゃんが全く母乳を飲まなくなったときがあり、鼻を覗いてみると鼻水がすごく溜まっていて苦しそうだったことから、鼻水を吸ってあげるとすぐに母乳を飲めるようになりました。
反対にわざわざ買わなくでも、自宅にあるもので代用できたなと感じたのが、離乳食を作るための調理セットです。すりつぶしたり裏ごしたりするのは本当に短い期間だけなので、離乳食のためだけに買うのはもったいなかったです。あとは、ベビーベットは必須だと思われがちですが、うちの子は新生児の間は抱っこでしか寝てくれなかったので、あまり利用しなかったのでレンタルでよかったかなと思います。
母乳が出ない時に粉ミルクがあって良かった!
準備しておいて良かったと感じたのは、赤ちゃん用の粉ミルクでした。本当は母乳で育てる予定だったのですが、退院後に体調を崩したことで母乳の出が悪くなってしまったので、粉ミルクのおかげで本当に助かりました。
反対になくても困らなかったと感じたのは、哺乳瓶専用の洗剤と子供用の体温計です。これらは、今まで家庭で使ってきた大人用の物を使ってもほぼ大差がなかったので、買わなければその分の生活費が浮いたのにと後悔しております。また、レンタルでも良いと感じるのは、ベビーカーです。新生児の頃は抱っこで十分移動ができますし、子供がある程度大きくなってベビーカーが不要になると、狭い我が家では邪魔になるだけだと感じました。
オムツ専用ゴミ箱はマンション住まいにおすすめ
出産後、育児が始まると待ったなしの状態なので、ベビー用品を事前に準備することが大事だとは思いますが、産む前の予想と違うことがありました。買ってよかったベビー用品は、消臭効果のあるオムツのゴミ箱でした。マンションに住んでいたので部屋が狭く、リビングにオムツを捨てるゴミ箱を置いていました。このゴミ箱のおかげで、来客時などは臭いもせず助かりました。
必要なかったなと思うものはベビー用の帽子でした。夏生まれだったこともありますが、暑い時期に子供を連れて外出することはほとんどなく、いざ連れ出せる時期になるとサイズアウトして使うことはありませんでした。また、新生児用のオムツをたくさん買って準備していましたが、すぐに大きくなり結局は無駄にしました。
レンタルでいいベビー用品はベビーベッドですね。2人目が産まれた時は上の子が走り回り危険なので活躍しましたが、1人目の時はほとんど使いませんでした。子供は1人で良いと思う方は、ベビーベッドはレンタルで十分かもしれません。
荷物も運べるベビーカーは外出の必需品
たくさん用意したベビー用品のなかで、最も重宝しているのがベビーカーです。車のない我が家では、大きめのしっかりしたベビーカーは荷物運びにも便利なのです。逆に買わなくてよかった感じた物はベビーパウダーです。小児科の先生と乳児湿疹について相談した際、ベビーパウダーは汗などを含むとダマダマになって皮膚に残るからよくない、と言われて以来一度も使っていません。
そしてベビーベッド、これはレンタルでよかったなと思いました。掃除機をかけるときや上の子がいる状態では役に立ちますが、基本的には床に敷いた布団に赤ちゃんを転がしておく方がお世話しやすいし、使わない期間の保管場所にはとても困りました。期間限定でしか使わないものなので、買わずにレンタルにすればよかったなと思いました。
2台のベビーカーなしでは子育てできません
我が家で買ってよかったと思えるベビー用品はベビーカーです。特に、私は車の運転ができないので、ベビーカーなしの育児は考えられませんでした。背もたれがフルフラットになり、新生児の頃から使えるタイプのものをメインベビーカーとして購入し、生後半年を過ぎる頃に、よりコンパクトなものをサブベビーカーとして購入しました。子供が3歳を過ぎるまで、お散歩や買い物にほぼ毎日使用しました。
逆に必要なかったなと思うベビー用品は歩行器です。ママ友から「便利だから使って」とお下がりをいただいたのですが、場所は取るし乗せたらギャーギャー泣くしで、全く使い物になりませんでした。
レンタルでも良いと思うベビー用品は、やはりベビーベッドですね。一定期間しか使わないものだし、ベビーベッドでおとなしく寝てくれるかどうかは、赤ちゃんが産まれてみないと分からないからです。日中はベビーサークル代わりに使えたり、あったらあったで便利なので、とりあえずレンタルで準備しておくのが良いかなと思います。
バウンサーでいつもご機嫌に
出産前にベビー用品をたくさん揃えましたが、買ってよかったと感じたものはバウンサーです。ハイローチェアーのような高価なものではなく、ただ新生児の時に寝かせておくだけのものでしたが、ベルトが付いていて寝返りができる時期まで数ヶ月使えました。目に届くところに移動できるため、子供もベッドに寝かせておくより静かに過ごしてくれるので、家事の際も助かりました。
逆にバンボは購入しなくてもよかったなと感じています。うちの子はかなり体が大きく、バンボに座らせてもお尻がはまってしまい、じっとしていられなかったので、ほとんど使うことがありませんでした。小さくて大人しい子でなら長く使えるのかもしれませんが、うちの子には不要でした。ベビーバスも一時期だけの使用なのでレンタルでもよかったと思います。値段はレンタルも購入するのもあまり変わりませんが、場所を取り保管にも困ります。ベビー服以外のものはネットで購入しても間に合うと思うので、産後の生活に合わせて購入するか考えてもいいと思います。
バウンサーの心地いい揺れで寝かしつけが楽に
揺れるタイプのバウンサーは、買ってよかったベビー用品でした。普段は抱っこでしか寝付けない子が、バウンサーの揺れでぐっすり寝てくれます。おもちゃの取り外しができるところもとても便利です。バウンサーに寝かせておけば、年の近い上の子に誤って踏まれることもないのでとても重宝しています。
必要なかったものは布おむつです。経済的でエコなので使おうと思っていましたが、一回使うたびに洗う以外に漂白が必要なので、自分の時間すら作れない状態でおむつに時間がかけられず、結局家事や育児に追われて使わないままで終わりました。
また、ベビーの体重計は出産後、退院まで授乳時間に飲ませる前と飲ませた後に体重を測ることから、自宅でも体重の増加が気になって慌てて買ったのですが、使う時期も限られているし安い買い物ではないのでレンタルで良かったものだと思いました。
クーハンのおかげでベビーベッドいらず
私が買って良かったと感じたのはクーハンです。敷布団付きのタイプで、開くとベビー布団のように使える点が便利でした。ハイハイするまではクーハンで寝かせて、動くようになったらベビー布団にして2歳ちょっとくらいまで使いました。また、頭がフード型、足が袋型になっているおくるみは、胸元をマジックテープで止められて重宝しました。包まれてる感じが落ち着くのか、良く寝てくれるので布団の上掛け代わりに使ったりもしました。
クーハンでほとんど済ませてしまったので、ベビーベットはほとんど使いませんでした。場所は取るし、子が動くようになると返って危なくなりました。それと、バウンサーも子供があまり好まなかったので、使わずに本当に勿体ないことをしました。レンタルで様子見すれば良かったなと思いました。
また、うちは子が小さくて私の乳首が合わなかったため、母乳をしぼって哺乳瓶で飲ませていました。搾乳が大変だったので、搾乳機を色々買って試したのですが、どれを使ってもうまく搾乳できなくてだいぶ無駄な出費をしました。
持ち運びに便利なエアー式のベビーバス
買って良かったベビー用品は、空気を入れて使用するエアー式のベビーバスです。一人目の時は、昔ながらのプラスチック製の大きいベビーバスを友人から借りたのですが、無駄に大きく、赤ちゃんが温まるためにはたくさんの量のお湯が必要でした。さらに、お湯を入れるとすごく重くて移動が大変で、お湯を捨てるのも一苦労でした。
それに対して、二人目の時に購入したビニール製のベビーバスは、とてもコンパクトに作られていて、お湯の量も少なくて済みました。また、お湯を入れても簡単に移動できるし、空気を抜けば小さくたたむことができるので、実家に泊まりにいく際もかさばらずに持って行けたので、とても重宝しました。