お昼寝はいつまで?幼児に必要というけれど、やめるタイミングは?
赤ちゃんのお昼寝タイムは、お母様にとって貴重なリラックスタイムですよね。しかし、離乳食を卒業し、歩き始め、2歳を過ぎる頃になると、お子様はどんどん活動的になり、体力もついてきます。それまでお布団に寝かせればすぐに寝てくれたお子様が、寝かしつけに時間がかかったり、お昼寝をすると夜なかなか眠れなくなったりと、困ったことが増えてくる時期でもあります。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、こどもについて、1歳から2歳児は11時間から14時間、3歳から5歳児は10時間から13時間の睡眠時間を確保することが推奨されています。小学校に上がるとお昼寝の習慣はなくなるのが一般的ですが、どのタイミングで、この習慣を変えていくべきなのでしょうか。お子様にとってベストなタイミングを見極めるのは難しいですね。
今回は、お子様がお昼寝をやめた時期、その後の睡眠時間、そしてお昼寝あり・なしの生活でどちらがメリットが大きかったかなど、お昼寝を卒業させたママたちの体験談をご紹介します。ぜひ、お昼寝の習慣を見直す際の参考にしてください。
15人の記録を年齢順に並べてみると、やめた年齢は1歳6ヶ月から5歳2ヶ月まで、実に3年半以上の幅がありました。そして、その後の夜の睡眠時間を見比べると、お昼寝をやめたかどうかとは別のところに、睡眠の総量を左右している要素があることが見えてきます。まずは実際の声をご覧ください。
子供はいつまでお昼寝してた?お昼寝をやめた時期・理由を教えてください
まだまだ成長過程なので、お昼寝続けてほしかったです
わんぱくで元気な私の娘は、4歳6ヶ月頃からお昼寝をしなくなりました。お昼寝をするよりも、バタバタ動き回る方が楽しかったのでしょう。お昼寝をやめたからといって、夜の就寝時間が早くなることはなく、逆にお昼寝していた時よりも遅くなり、寝かしつけなければ夜の10時になっても平気で起きている状態でした。
好奇心旺盛なのか、現在は無理矢理10時間くらい寝かせています。お昼寝をやめた頃は、12時間くらい寝ていたので、その頃より睡眠時間が短くなっていて、成長期なので、もう少し早く寝て欲しいと思っています。友達のお子様は、娘と同い年ですが、昼寝の時間をしっかりとり、夜も7時くらいから寝ているようです。まだまだ成長過程の時期なので、お昼寝を続けて、健康で、たくましく育ってほしかったです。
お昼寝卒業。いい事だらけでした。
うちの子は、2歳になったときに、ぱたっとお昼寝しなくなりました。恐らくは、スポーツマンのパパに似たのか、赤ちゃんの時から活発でよく動く子でしたので、体力が付くのも早かったのかもしれません。そのため、その時期にはもうお昼寝(充電)しなくても、大丈夫になったのだと思います。
お昼寝をやめてからは、21時ごろには寝てしまうようになりました。それからは、1日の平均睡眠時間は9時間程度寝るようになりました。お昼寝しなくなったことで、夜しっかり眠るようになりました。夜、早い時間に寝てしまうので、自分の趣味を楽しむ時間ができ、とってもありがたかったです。ただ、寝るのが早い分、起きるのも早くなったので、「お腹すいた」と泣かれたり、朝からテレビをつけてみたりしているので、それはちょっと勘弁してよ?と思います。
ですが、早起きよりもやはり遅寝の方が大変だったので、結果的にお昼寝をしなくなったことで、早く寝てくれるようになって、よかったなと思っています。
夜の寝つきが悪すぎて、2歳ちょうどでお昼寝をやめました
2歳0ヶ月からお昼寝をしていません。2歳では一般的にはまだお昼寝をするころですが、息子の場合、体力が有り余っているタイプの子で、1時間でも30分でも昼寝をすると、回復がものすごくて、夜11時過ぎでも元気な有様で困っていました。
しかしある時、来客で興奮し、昼寝をしなかったときに、夜7時~朝7時までぐっすり寝たのです。毎日毎日夜寝るのが遅くてイライラするよりも、いっそ昼寝を止めてしまえばいいと考え、2歳ちょうどから試しました。
そうすると、やはり夜7時~朝7時までぐっすり。12時間寝てくれるので、昼寝をした場合より睡眠時間が長く、私も夜7時から自分の時間がとれるので、その方が子どもも私も安定しました。
それでも、たまに疲れて昼寝をしてしまった日などは、また夜更かしになるので、我が家は息子に昼寝をさせない!ということが生活の上で一番大切になっていたような時期もあります。昼寝をやめてから、大きくなるにつれて、だんだん就寝時間は遅くはなりましたが、やはり昼寝をしないことが一番育児が楽になる方法でした。
断乳と共にお昼寝も終了
息子は1歳6カ月頃からお昼寝をしなくなりました。その時は、すでに母乳は出ていなかったのですが、安心してスムーズに寝られるようだったので、お昼寝の寝かしつけの時に、添い乳をしていました。
しかし、さすがに1歳半だし、私の母乳も出ていないし、ということで完全な断乳を決めて添い乳で寝かしつけなくなったら、自然と子どものお昼寝もなくなりました。
お昼寝がなくなったことで、夕食を食べながら寝てしまうこともありましたが、お昼寝をしていたころ同様、8時就寝、6時半~7時起床で睡眠時間は10時間半~11時間とよく寝てくれました。息子は保育園に預けていなかったので、お昼寝をしてくれている間に食事の用意をしたり、自分の時間を持てたりしていたので、周りよりも早い段階でお昼寝がなくなってしまったのは少し残念でしたが、たっぷり息子と一緒に遊べる時間が増えたのはよかったです。
お昼寝をやめて、夜の自由時間が増えました。
我が家の2歳8ヶ月の娘は、お昼寝を2歳5ヶ月の時にやめました。その理由は、本人が突然お昼寝をしなくなったからです。そして体力がついてきたのか、お昼寝をすると、夜寝なくなってきたこともあり、私も意識してお昼寝をさせないように心掛けるようになりました。
お昼寝をやめてからは、就寝時間がかなり早くなり、今までは22時就寝だったのが21時前には決まって寝てくれるようになりました。
お昼寝をやめてすぐの頃の睡眠時間は10時間でした。これは今でも変わっていません。お昼寝をしなくなってからは、昼間の自由な時間はなくなってしまいましたが、私は家事などを全て終えた夜にゆっくりしたい派なので、夜早く寝てくれる方がうれしいです。なのでお昼寝をやめてくれてよかったなと思います。
お昼寝を卒業して子供もご機嫌に
うちの子は、お昼寝を5歳になってやめました。お昼寝をやめた理由としては、小学校に上がった時に困らないように、早いうちからお昼寝のない生活習慣に慣れさせておくためでした。お昼寝をやめてからは、9時には完全に寝るようになりました。それまでは、お昼寝をしすぎて夜10時になってもなかなか寝つけず、布団に入っても一人でおしゃべりしたり、ゴソゴソとしたりと寝つきが悪かったのですが、睡眠時間も今までは7~8時間ぐらいでしたが、お昼寝をやめてからは9~10時間寝てくれるようになりました。
お昼寝をやめてすぐの頃は、10時間は確実に寝ていました。やはりお昼寝がなくなった分、起きている時間が長くなったために、いつもより疲れていたように思います。お昼寝をやめて、夜しっかり寝てくれるようになったので、お昼寝をやめて良かったと思います。子供もしっかり睡眠をとれているので、朝の寝起きの機嫌がとてもいいです。
小学校入学を考え、5歳でお昼寝なしに
お昼寝は、5歳頃からやめるようになりました。今までは保育園で少しのお昼寝があったので、そのときにはお昼寝していました。やめた理由は、お家では小学校に行かせるための習慣をつけようと思ったからです。お昼寝をやめてからは、9時に寝て6時くらいに起きるようにしています。なので1日9時間は寝させるようにしています。
お昼寝をやめさせて良かった点は、子どもと遊べる時間がたくさん増えたことです。小学校に入ったら、私も仕事をしようと考えているので、今のうちにたくさん遊ぼうと思います。悪いところは、自分の趣味の時間がなくなったというところくらいです!
なので、お昼寝をやめさせてよかったと思っています。
早寝の習慣ができました
娘は赤ちゃんの頃から寝ないタイプの子でしたが、お昼寝をやめたのは2歳1か月の頃でした。兄が幼稚園に入園した時期だったので、お迎えの時間に寝ていると、家に置いていくのは危険なので困っていました。そこで、お昼寝の時間帯を避けて活動できるよう、無理のない範囲で起きているように習慣づけていったのが理由です。
昼間眠いのを我慢させていたので、夜は8時に寝てくれるようになりました。朝は7時頃起きてきたので、睡眠時間は11時間確保できていました。上にきょうだいがいると、お昼寝をしなくなって、とても助かりました。また、11時間連続で寝てくれることで、睡眠の質がよくなったのではないかと思います。その反面、昼間に夕食の下ごしらえがしにくくなった点は困りましたので、お昼寝ありとなしどちらがいいかは、なんとも言えない感じです。
小学校入学に向けてお昼寝をやめました
乳児の頃からよく眠る子だったので、5歳2ヶ月までお昼寝をしていました。お昼寝をやめたのは、通っていた幼稚園で、先生も交えて開催された座談会で「小学校に向けて準備すること」というテーマで話し合ったのがきっかけでした。ほとんどの家庭でお子様が自然にお昼寝をしなくなったり、習い事などの都合でお昼寝をしないことを知ったのと、園の先生からも「小学校入学に向けて5歳を過ぎたらお昼寝をやめましょう」というお話があったので、年長に上がるタイミングでやめました。
体力もついていたためか、お昼寝をやめてからも就寝時間が早くなるということはなく、やめる前と同じで10時間はぐっすり眠れています。お昼寝をやめてからは、夜間に目を覚ましたり、夜泣きをする頻度がとても少なくなったので助かっています。
お昼寝をやめて活動的になった
授乳していた頃は、夜起きることが多く寝不足だったので、昼寝することが欠かせませんでした。でも、卒乳して、夜しっかり眠れるようになってからは、親も子も昼間に眠くなることが少なくなりました。それで3歳頃までには、昼寝をすることが少なくなりました。
昼寝をするのは大好きなのですが、昼寝をやめることによって生まれたメリットの方が大きかったです。その一つは、就寝時間が早くなったことです。それまでは布団に入っても、22時頃までは寝付けていませんでしたが、21時頃には眠れるようになりました。1日の睡眠時間は10時間以上でした。また、昼間に出かけていても、眠くなることから生じるぐずりなどがなくなりました。それまでは昼寝時間が気になって、長時間出かけることが難しかったのですが、それから解放されて活動的になることができました。
お昼寝のやめどきで葛藤。でも結果オーライ
お昼寝は、4歳になったらしなくなりました。幼稚園に通い始めたからです。それでも、幼稚園でお昼寝タイムがあり、布団を敷いて無理やり目を閉じていたようです。あまり寝れなかったようですが。
でも、2つ下に妹がいたので、やはりいっしょにお昼寝させていました。このとき無理にお昼寝をやめていたら、私が自分の時間を持てなくて、イライラしていたと思います。ただ、自分のためにお昼寝をさせるなんて、と葛藤はありました。けれど、幼稚園が始まってもお昼寝タイムがあり、園長いわく、4歳児にはまだお昼寝が必要だとのことでした。心と身体を健やかに成長させるために、適切な休憩は重要だと聞いて、4歳でお昼寝を続けていても良かったのだと、安心しました。
お昼寝をやめても、変わらず9時過ぎには寝ていました。朝は7時過ぎに起きていたので、毎日10時間近く寝ていました。他のお子さんと比べて、よく寝る子でした。他の子がお昼寝をやめだしたのは、3歳くらいだったようです。周りと比べてお昼寝をやめるのが遅かったですが、結果的には私にも子どもにとっても良かったと思います
昼寝をしない分早く寝るので、夜の自由時間が増えました。
よっぽど外遊びでくたくたにならない限り、4歳半くらいからお昼寝をしなくなりました。体力があまって眠くないようで、無理に寝かせても時間がかかるだけなので、昼寝はさせず、その代わり夜7時半頃にはふとんに入るようにしました。昼寝すると夜が遅くなり、なかなか寝なくて大変でしたが、今はちょっと絵本を読んであげるだけですぐに眠ってくれます。
翌朝は6時半から7時くらいにすっきり目覚めます。1日の睡眠時間は11時間から12時間くらいです。お昼寝をやめてすぐは、私も生活リズムが変わって、少し家事の段取りなどうまく行かないこともありました。でも夜子供が早く寝れば、その分私の時間も長くなり、昼間できない家事をまとめてすることができます。昼寝時間に合わせておでかけのスケジュールを組まなくてもいいので、楽になったと思います。
規則正しい生活で自分の時間を楽しもう
お昼寝は子供が4才5ヶ月で止めました。止めたと言うよりは、幼稚園に行き始め、帰宅したら公園で遊ぶ生活に変わったからです。帰宅したらお風呂に入り、ご飯を食べ、子供との会話の時間であっと言う間に8時になります。その時間になると、TVも子供向け番組も放送してないので、自然と8時にはお布団に入るのが習慣になり、朝までぐっすり10時間は寝てくれるようになりました。
子供が8時過ぎには寝付くので、そこからは自分の時間になりました。子供のお昼寝を止めて早い時間に寝てくれると、自分の時間が増えました。親も同居していたので、寝かしつけた後はジムに行ったり、主人と二人でお酒を飲みながら会話したりと、子供とだけの時間に追われる生活ではなく、自分の時間も楽しむことが出来ました。
お昼寝しないと、夜ぐっすり!
お昼寝やめて一緒に楽しめることを考え中です。
4歳4ヶ月の娘がいますが、お昼寝をしなくなったのはつい最近で、4歳2ヶ月です。保育園の年少クラスに通っていて、毎日お昼寝の時間が設けられていましたが、来年年中児はお昼寝がない為、年長に向けて徐々に慣らしていくために、今年の夏で一斉にお昼寝をやめることになりました。
元々娘は体格も良く、体力がありますので、お昼寝をやめる前からも休日などは1日通しで起きている事もありました。問題なく移行することができましたよ。お昼寝をやめる前と後では、寝る時間はほぼ変わりませんでした。毎日夜9時から9時半には寝ていて、朝も6時半に起床し、9時間以上の睡眠を確保できていますので、寝起きはバツグンにいいです。
お昼寝してくれるとその間に家事をしたりできて良かったですが、お昼寝をしなくなってからは、休日お出かけしたり、一緒にお菓子作りをしたりと起きている時間を有効に使って楽しんでいます。
15人がお昼寝をやめた年齢と、その後の夜の睡眠時間を並べてみました
体験談を読むだけでは、自分の子がどのあたりにいるのかが見えにくいものです。そこで15人の記録を、やめた年齢の早い順に並べ直しました。
| やめた年齢 | その後の就寝時刻 | 夜の睡眠時間 |
|---|---|---|
| 1歳6ヶ月 | 20時 | 10時間半から11時間 |
| 2歳0ヶ月 | 19時 | 12時間 |
| 2歳頃 | 21時 | 9時間程度 |
| 2歳頃 | 20時前 | 12時間くらい |
| 2歳1ヶ月 | 20時 | 11時間 |
| 2歳5ヶ月 | 21時前 | 10時間 |
| 3歳頃 | 21時 | 10時間以上 |
| 4歳 | 21時過ぎ | 10時間近く |
| 4歳2ヶ月 | 21時から21時半 | 9時間以上 |
| 4歳5ヶ月 | 20時 | 10時間 |
| 4歳半 | 19時半 | 11時間から12時間 |
| 4歳6ヶ月 | 遅いと22時 | 10時間くらい |
| 5歳 | 21時 | 9時間から10時間 |
| 5歳 | 21時 | 9時間 |
| 5歳2ヶ月 | やめる前と変わらず | 10時間 |
この表を眺めていると、ひとつの傾向が浮かび上がってきます。夜の睡眠時間が11時間を超えている4人は、就寝時刻がいずれも19時から20時です。逆に睡眠時間が9時間台の3人は、就寝時刻が21時以降でした。
つまり、睡眠の総量を決めているのは、お昼寝をやめたかどうかではなく、夜の就寝時刻が前に動いたかどうかだということです。2歳でやめた人の中にも12時間眠っている子と9時間の子がいますし、5歳でやめた人の中にも同じ幅があります。年齢そのものは、睡眠時間とほとんど関係していませんでした。
この見方に立つと、悩みの立て方が変わります。「そろそろお昼寝をやめるべきか」ではなく、「昼寝をやめたとき、夕方から夜の時間を前に詰められるか」を考えることになるからです。ゆう香ママさんは昼寝をやめる代わりに「夜7時半頃にはふとんに入るようにしました」と、就寝時刻をはっきり前倒ししています。NANAさんの家庭も、昼寝をやめた結果として19時就寝になりました。両家庭とも睡眠時間は11時間以上を保っています。
一方、マミーさんの娘さんは「お昼寝をやめたからといって、夜の就寝時間が早くなることはなく、逆にお昼寝していた時よりも遅くなり」という状態でした。昼寝がなくなった分だけ活動時間が延びて、そのまま夜にずれ込んだ形です。同じ「昼寝をやめる」でも、就寝時刻を前に持っていけたかどうかで、結果はここまで分かれます。
子供のお昼寝は何時間が目安なのでしょうか
お昼寝の長さそのものより先に、1日の合計で見る習慣をつけると判断しやすくなります。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、こどもについて、1歳から2歳児は11時間から14時間、3歳から5歳児は10時間から13時間、小学生は9時間から12時間、中学生と高校生は8時間から10時間の睡眠時間を確保することが推奨されています。同ガイドでは、こどもについて夜更かしや朝寝坊への注意も促されています。
ここで大事なのは、この時間が夜の睡眠とお昼寝を合わせた1日の合計として示されているという点です。2歳の子が夜10時間眠り、お昼寝を1時間半しているなら、合計は11時間半で推奨の範囲に入ります。同じ2歳で夜11時間眠っていて昼寝をしないなら、それでも範囲に入っています。どちらも問題のない形です。
逆に、夜が9時間で昼寝もしない日が続いているなら、合計が推奨より短くなっている可能性があります。その場合に見直すのは昼寝の有無ではなく、夜の入り口です。夕食、入浴、寝る前の過ごし方を30分ずつ前に動かせないかを考えてみてください。同ガイドではこども向けの生活習慣として、起床後から日中にかけて太陽の光をたくさん浴びること、朝食をしっかりとること、体を動かすこと、寝床でデジタル機器を使わないことが挙げられています。
2歳のお昼寝が3時間になる日をどう考えるか
お昼寝が3時間続くと、長すぎるのではと不安になる方は少なくありません。判断のポイントは、やはり合計と、夜の入眠です。
たとえば13時から16時まで3時間眠り、夜も20時に眠れて朝7時に起きているなら、合計は14時間で、1歳から2歳児の推奨範囲の上限にあたります。この場合、特に困っていることがなければ様子を見て構いません。一方、3時間眠ったせいで夜22時を過ぎても寝つけず、朝も起きられないという流れになっているなら、調整が必要な状態です。
その調整も、いきなり昼寝をなくす必要はありません。多くの家庭で効くのは、起こす時刻を決めてしまうことです。15時には声をかける、と決めるだけで、夜の入眠は動きます。NANAさんが「1時間でも30分でも昼寝をすると、回復がものすごくて」と書いているように、子どもによっては短い昼寝でも夜に響くことがありますが、それは体力がついてきた合図でもあります。長さを段階的に削っていく方法と、思い切ってやめる方法の両方があると知っておくと、選択肢が広がります。
2歳や3歳で昼寝をしない場合、影響はあるのでしょうか
「2歳で昼寝しない」「3歳で昼寝しない」と検索する方の多くは、周りの子が寝ているのにうちの子だけ寝ないことを心配されています。この記事に寄せられた15人の記録を見ると、1歳6ヶ月でやめた家庭から5歳2ヶ月まで続いた家庭まであり、年齢の幅は3年半以上ありました。同じ年齢でも状況が大きく違うことは、この一覧からも読み取れます。
判断の軸として持っておきたいのは、次の3点です。
| 見るところ | 確認の仕方 |
|---|---|
| 1日の合計睡眠時間 | 年齢ごとの目安の範囲に収まっているか |
| 朝の様子 | 起こさなくても自分で起きられるか、起きたときの機嫌はどうか |
| 夕方の様子 | 夕食の時間帯に極端に崩れてしまわないか |
ひなママさんは「子供もしっかり睡眠をとれているので、朝の寝起きの機嫌がとてもいいです」と、はるゆうさんは「9時間以上の睡眠を確保できていますので、寝起きはバツグンにいいです」と、いずれも朝の様子を判断材料にしています。数字だけでなく、朝の顔つきを見ているわけです。この観察の仕方は、どの家庭でもすぐに真似できます。
反対に、はるママさんの息子さんのように「夕食を食べながら寝てしまうこともありました」という時期は、まだ移行の途中だというサインです。この場合、無理に起こし続けるよりも、夕食と入浴の順番を入れ替える、就寝を30分前倒しするといった調整のほうが効きます。実際にはるママさんの家庭では、その後8時就寝で10時間半から11時間の睡眠が定着しています。
気になることが続くときや、判断に迷うときは、通っている園の先生や、お住まいの市区町村の保健センターなど身近な相談先に、生活リズムの記録を持って相談してみてください。数日分の起床時刻と就寝時刻をメモしておくだけで、話がぐっと具体的になります。
2歳で昼寝なしになった日のスケジュール例
お昼寝がなくなると、日中の組み立てが変わります。15人の話から共通していた形を、一日の流れとしてまとめました。ご家庭の生活時間に合わせて前後にずらしてお使いください。
| 時間帯 | 過ごし方 | 意識したいこと |
|---|---|---|
| 7時 | 起床、カーテンを開ける | 朝に光を浴びる時間をつくる |
| 7時半 | 朝食 | しっかり食べる |
| 9時から11時半 | 外遊び、買い物、園庭開放など | 体を動かす時間を午前に寄せる |
| 12時 | 昼食 | 眠気が出やすいので早めに済ませる |
| 13時から15時 | 静かな遊び、絵本、お絵かき | 眠らせない代わりに刺激を落とす |
| 15時 | おやつ | ぐずりやすい時間帯の区切りに |
| 16時から17時 | 散歩、公園 | 夕方の眠気を体を動かして越える |
| 17時半 | 入浴 | 夕食前に済ませておくと崩れにくい |
| 18時半 | 夕食 | 食べながら寝てしまう日は前倒しする |
| 19時半から20時 | 絵本、就寝 | 昼寝をやめた分を就寝時刻に回す |
組み立てで一番の山場は、13時から15時です。お昼寝をしていた時間帯がぽっかり空くため、ここをどう過ごすかで夕方以降が変わります。ポイントは、この時間を活動で埋めないことです。刺激の強い遊びを入れると夕方に力尽きてしまい、結局この時間に眠ってしまいます。絵本、シール貼り、お絵かきといった座ってできる遊びに寄せると、眠らずに乗り切りやすくなります。
もう一つの山場が16時前後です。ここで眠ってしまうと夜の入眠が大きく後ろにずれます。よーこさんの家庭では、ちょうどこの時間帯が「姉の幼稚園のお迎えで園バスを迎えに外にでる時間」で、その後も外遊びが続いたため「眠気を意識しなくなったのだと思います」という流れになりました。外に出る予定をこの時間帯に置くのは、理にかなった組み立てです。
入浴を夕食の前に持ってくるのも、移行期にはよく効きます。夕食後だと、食べ終わった時点で力尽きてしまう日があるためです。順番を入れ替えておけば、眠ってしまっても後は寝かせるだけの状態にできます。
保育園のお昼寝はいつからなくなるのか
保育園に通っている場合、家庭の判断だけでは決められません。園によって、午睡をなくす時期の考え方が異なるためです。
はるゆうさんの園では、年少クラスまでは毎日お昼寝の時間があり、「来年年中児はお昼寝がない為、年長に向けて徐々に慣らしていくために、今年の夏で一斉にお昼寝をやめることになりました」という運用でした。りゅんままさんの園では「保育園で少しのお昼寝があった」とのことで、5歳頃まで短い午睡が続いていたことになります。ニアさんの幼稚園では、園の先生から「小学校入学に向けて5歳を過ぎたらお昼寝をやめましょう」という案内がありました。一方、たかママさんの幼稚園には4歳でもお昼寝タイムがあり、園長先生から4歳児にはまだ必要だという説明を受けています。
このように、同じ年齢でも園の方針は分かれます。家庭で先に決めてしまう前に、園がいつ午睡をなくす予定なのかを確認するのが確実です。「うちの園では、年中さんからお昼寝はなくなりますか?」と一言聞いておくだけで、家庭での準備の時期が決まります。
園で午睡があるのに家では昼寝をさせない、という状態が続くと、平日と休日で生活リズムが分かれてしまうことがあります。この場合は、休日の起床時刻を平日に合わせることを優先してください。園から午睡をなくす方針が示されたタイミングで、家庭の休日も同じ形に揃えていくと、移行の負担が小さくなります。
お昼寝を無理やりさせようとして、苦しくなってしまったら
眠くない子を寝かせようとする時間ほど、消耗するものはありません。布団に入れても転がり回る、部屋を暗くしてもおしゃべりが止まらない。そのうちに、こちらの気持ちのほうが先に折れてしまいます。
ゆう香ママさんは、この状況をはっきり言葉にしています。「体力があまって眠くないようで、無理に寝かせても時間がかかるだけなので、昼寝はさせず、その代わり夜7時半頃にはふとんに入るようにしました」。無理に寝かせる時間を手放して、その分を夜に回したということです。
もし今、寝かしつけに1時間かかっているなら、その1時間は取り戻せます。寝かせようとするのをやめて、代わりに静かに過ごす時間として設計し直すのが現実的です。声のかけ方も変えられます。「寝なさい」ではなく「ごろんしてお話ししようか」、「まだ寝ないの」ではなく「絵本を3冊読んだらおしまいね」。眠ることをゴールにしない言い方に変えるだけで、こちらの焦りも減ります。眠ければそのまま寝てくれますし、眠らなくても体は休まります。
たかママさんのように、下のお子さんがいて上の子も一緒に寝てほしい、という事情がある場合もあります。「このとき無理にお昼寝をやめていたら、私が自分の時間を持てなくて、イライラしていたと思います。ただ、自分のためにお昼寝をさせるなんて、と葛藤はありました」という言葉には、多くの方が思い当たるのではないでしょうか。親が休むために横になる時間をつくることは、後ろめたく思う必要のないことです。寝なくてもいいから一緒に横になる、という形なら、無理強いにもなりません。
お昼寝をしない日にイライラしてしまうのは、自然なことです
お昼寝がなくなって一番変わるのは、子どもではなく親の一日です。ますなーさんは「昼間の自由な時間はなくなってしまいましたが」と書き、ららママさんは「昼間に夕食の下ごしらえがしにくくなった点は困りました」と書いています。はるママさんも「周りよりも早い段階でお昼寝がなくなってしまったのは少し残念でした」と、率直な気持ちを残しています。
まとまった一人の時間が消えるのですから、しんどく感じるのは当たり前です。イライラしてしまう自分を責める必要はありません。実際に15人の中でも、その気持ちを口にしている方は複数いました。
そのうえで、失った時間をどこで取り戻すかを決めておくと、気持ちの持ちようが変わります。15人の解決策は、はっきり2つに分かれていました。
| 取り戻し方 | 実際の声 |
|---|---|
| 夜に回す | 「夜早く寝てくれる方がうれしいです」「そこからは自分の時間になりました」 |
| 子どもがいる前でやってしまう | 「子供が近くにいても、『ちょっと待ってね』と家事をしてしまう方だった」 |
夜に回す形を選ぶなら、就寝時刻を前倒しすることがそのまま自分の時間の確保につながります。ミンミンさんの家庭では8時就寝が定着し、「寝かしつけた後はジムに行ったり、主人と二人でお酒を飲みながら会話したり」という時間が生まれました。NANAさんも「私も夜7時から自分の時間がとれるので、その方が子どもも私も安定しました」と書いています。子どもの睡眠時間を確保することと、親の時間を取り戻すことが、同じ方向を向くわけです。
もう一つの形は、よーこさんのように、子どもがそばにいる状態でも家事を進めてしまうやり方です。「ちょっと待ってね」と言って手を動かす。この割り切りができると、昼寝がなくなっても日中が回ります。どちらが正しいということはなく、自分の性格に合うほうを選べば十分です。
お昼寝の卒業を、無理なく進めるための手順
ここまでの内容をふまえて、実際に進めるときの順番を整理します。
最初にやることは、今の合計睡眠時間を数えることです。ここ数日の起床時刻、就寝時刻、お昼寝の長さをメモしてみてください。合計が年齢の目安に収まっているかどうかで、急ぐべきか様子を見てよいかが決まります。
次に、就寝時刻を先に前倒しします。昼寝を削るのが先ではありません。昼寝をなくしてから夜を早める順番だと、その間の数日が非常につらくなります。まず夜を30分早め、それが定着してから昼寝を短くする。この順番であれば、合計睡眠時間が落ち込む期間をつくらずに済みます。
三つ目に、お昼寝を段階的に短くします。2時間なら90分、90分なら1時間と、2週間ずつくらいのペースで削っていきます。起こす時刻を決めて声をかける形にすると、家族の誰がやっても同じになります。
最後に、完全にやめてからも例外を認めておくことです。よーこさんは「熱が出るとお昼寝することもありますが、普段はしていません」と書いています。NANAさんも「たまに疲れて昼寝をしてしまった日などは、また夜更かしになる」と、揺り戻しがあることを率直に語っています。一度やめたら二度と寝かせない、と考える必要はありません。外遊びで疲れた日や体調のすぐれない日は寝かせる、と決めておくほうが、長い目で見て続きます。
子供のお昼寝についてのよくある質問
2歳で昼寝をしない日が続いていますが、大丈夫でしょうか
1日の合計睡眠時間が目安の範囲に収まっていて、朝すっきり起きられているなら、昼寝がなくても心配のいらないケースが多いようです。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、1歳から2歳児は11時間から14時間の睡眠時間の確保が推奨されています。夜だけでこの範囲に届いているかを、まず数えてみてください。
お昼寝をやめると、夜は必ず早く寝るようになりますか
そうとは限りません。今回の15人の中にも、やめてから就寝時刻が早くなった家庭と、逆に遅くなった家庭の両方がありました。昼寝をやめる際は、同時に就寝時刻を前倒しする段取りをセットで考えておくと、睡眠時間の落ち込みを避けられます。
2歳のお昼寝が3時間続くのは長すぎますか
合計時間と夜の入眠で判断します。3時間眠っても夜20時に寝つけて朝すっきり起きられているなら、そのままでも問題は起きにくいでしょう。夜の寝つきが後ろにずれているようなら、起こす時刻を決めて、少しずつ短くしていく方法があります。
保育園のお昼寝は何歳からなくなりますか
園の方針によって異なります。年中に上がるタイミングでなくす園もあれば、年長まで短い午睡を続ける園もあります。家庭で先に決める前に、園に予定を確認しておくと準備が進めやすくなります。
お昼寝をやめたら自分の時間がなくなり、余裕が持てません
多くの方が同じ悩みを口にしています。就寝時刻を前倒しして夜に時間を移す方法と、子どもがそばにいる状態でも家事を進めてしまう方法の、大きく2つの解決策がありました。どちらが自分に合うかで選んで構いません。
お昼寝の卒業は、年齢ではなく一日の合計で決めましょう
15人の記録を並べてみて分かったのは、やめた年齢に3年半以上の幅があり、その年齢自体は睡眠時間とほとんど関係していなかったということでした。夜11時間以上眠っている家庭に共通していたのは、就寝時刻が19時から20時であることだけです。
ですから、周りの子と比べて焦る必要はありません。確かめるのは、1日の合計が目安の範囲に入っているか、そして朝すっきり起きられているか。この2つだけで十分です。
今夜からできることは、起床時刻と就寝時刻、お昼寝の長さをメモに残すことです。数日分たまれば、自分の家がどの位置にいるのかがはっきりします。動かすべきなのが昼寝なのか、それとも夜の入り口なのかも、そこで見えてきます。

