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トイレトレーニングはいつから:2歳3歳の進め方と4つの目安

トイレトレーニングはいつから:2歳3歳の進め方と4つの目安

「2歳の夏がいい」は我が子に当てはまる?おしっこの間隔、意思表示、歩ける座れるなど開始サインの見極め方から、1日の誘い方の手順、声かけ例、失敗が続くときの立て直し方、いつまでかかるかの目安まで、そのまま実践できる形でまとめました。

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トイレトレーニングはいつから?体の発達と心の準備を見極める4つの目安

トイレトレーニングは、初めて育児をされるパパ・ママにとって、大きな課題の一つと感じられるかもしれません。プレッシャーを感じる方も多いと思いますが、「2歳の夏が良い」といった一般的な情報が、必ずしもすべてのお子さんに当てはまるわけではありません。

トイレトレーニングを無理なくスムーズに進めるには、お子さん一人ひとりの体の発達(排泄機能)と心の準備に合わせて開始時期を決めることが大切です。開始が早ければ早く終わるわけではなく、準備が整った子ほど短期間で進むというのが、子育ての現場で繰り返し見られる傾向です。

こちらでは、トイレトレーニングに最適なタイミングを見極める4つの具体的な目安に加えて、1歳・2歳・3歳それぞれの進め方、男の子のやり方のコツ、トレーニングパンツやグッズの選び分け、保育園との連携、そして「いつまで続くのか」の見通しまでご紹介します。焦らず、お子さんの自立への大切なステップをサポートしていきましょう。

子育て4コマ漫画:トイレトレーニングはいつから?何を準備すべき?

トイレトレーニングを始めたママの子育て4コマ漫画

先輩パパ・ママがトイレトレーニングを開始したきっかけ

道路を手を引かれて歩く幼児

トイレトレーニングの開始時期は、ご家庭の状況によってさまざまです。上の子の妊娠、経済的な負担の軽減、周囲のアドバイスなど、生活状況や保護者の都合によって、時期を早めたり遅くしたりする傾向が見られます。参考までに、先輩パパ・ママがトイレトレーニングを始めたきっかけのアンケート結果をご紹介します。

  • 2歳の夏が最適だと育児書で読んだから
  • 一人で歩けるようになったから
  • 同じ月齢の子が始めたと聞き、焦りを感じた
  • おむつ代を節約したかった
  • 母や祖母から「昔はもっと早くおむつが取れた」と意見された
  • 子供がトイレに関心を持つようになった
  • 幼稚園に入園する前におむつを卒業させたかった
  • 保育園で2歳になったらパンツ移行を促されたから

並べてみると、きっかけの多くが「子どもの発達」ではなく「大人側の事情」から生まれていることがわかります。もちろん、家計や入園といった事情は現実的で無視できません。大切なのは、その事情を出発点にしても構わないけれど、進め方は子どもの発達に合わせて調整するという二段構えで考えることです。

たとえば「入園前に外したい」という目標があるなら、逆算して「何月までに完了」と決めるのではなく、「今月はトイレに座ってみるところまで」「来月はパンツで過ごす時間を1日1時間つくる」と、達成できる小さな段階に分けます。期限を子どもに背負わせず、大人が調整幅を持つことで、親子どちらも追い詰められずに済みます。

保護者の都合や、お子さんがたまたまやる気になったタイミングが、必ずしもトレーニングに適した時期とは限りません。焦って進めてしまうと、親子ともに負担になることがありますので、お子さんの発達段階を見極め、おおらかな気持ちで取り組みましょう。

トイレトレーニングはいつから?最適な時期を見極める4つの目安

お子さんに適したトイレトレーニングの時期を判断するために、体の発達と心の準備、両面から4つの具体的な目安をご紹介します。この目安が揃った頃が、トレーニングの成功率が高まるタイミングです。

自分の意思で一人で歩ける・座れる

両手を挙げて立つ幼児

トイレトレーニングの自立には、「自分の意思で排泄行動を行う」ということが大前提となります。そのため、一人で歩いてトイレに向かい、便座に座る(または補助便座に昇る)といった一連の動作ができることが重要です。

早くからトレーニングを始めても、排泄をコントロールするための脳の神経回路が未発達であると、トレーニングは長期間に及び、成功しにくい傾向があります。焦って早く始めることと、早くおむつが外れることは必ずしも一致しません。

ここで見落とされやすいのが、トイレという行動が実は多くの動作の組み合わせだという点です。呼びかけに応じて遊びを中断する、廊下を歩く、ドアを開ける、ズボンを下げる、便座に登って座る、姿勢を保つ、立ち上がる、手を洗う。この一つひとつが、体幹の安定や手指の操作、そして「今やっていることを一度止める」という気持ちの切り替えを必要とします。動作のどこか一つが難しいだけでも、子どもはトイレそのものを面倒に感じてしまいます。できない動作を大人が先回りして手伝い、できる動作は必ず本人にやらせるという分担にすると、負担が一気に軽くなります。

家庭での見極め方は簡単です。おむつ替えのときに「立っちして」と声をかけ、自分でズボンを下ろせるか観察してみましょう。ウエストがきついズボンで苦戦するようなら、トレーニング期間中だけゴムのゆるい服に替えるだけで、成功体験がぐっと増えます。

トイレの自律に必要な体の発達(脳からの指令)

  • 排泄の感覚を認識する:「おしっこが膀胱に溜まった」と脳が指令を出す
  • 我慢する:「トイレまで膀胱の筋肉(括約筋)を締めて待つ」と脳が指令を出す

これらの指令は、お子さんの脳と体の発達によって自然に備わっていくものです。それまでは、お子さんがトイレについてきたときなどに「ママはチッチよ」と声をかけるなど、トイレは排泄をする場所であるという認識を伝えていきましょう。

おしっこの間隔が2時間以上あいている

おしめの交換

個人差はありますが、平均で2歳前後になると膀胱のサイズが大きくなり、おしっこを一定時間溜められるようになります。おしっこを溜められるようになると、お子さん自身が排泄の「溜まった感覚」を自覚できるようになり、おむつにおしっこをしたことを認識するようになってきます。

おしっこの間隔が2〜3時間になったら、トイレトレーニングを始めるための膀胱の準備が整ったと考えて良いでしょう。膀胱が未熟な1歳代で始めてしまうと、頻繁なトイレ誘導が必要となり、トレーニングが長引く原因になる傾向があります。

実は、遊びに夢中になって自然におしっこを我慢することが、膀胱におしっこを溜めるトレーニングになっています。早い時期から遊びを中断して頻繁にトイレに誘ってしまうと、かえっておむつ外れに時間がかかる可能性があるとも考えられています。

おしっこの間隔を調べるには?

おむつをしていると間隔がわかりにくいので、おむつ替えのときに濡れていたかどうかを時間でチェックし、数日間メモしてみましょう。神経質にならず、おおよその目安を把握するだけで十分です。

記録は3日間で十分です。起床時、朝食後、昼食前、昼寝の前後、夕方、入浴前という6回のタイミングでおむつを触り、「濡」「乾」だけをスマートフォンのメモに残します。3日並べると、「昼寝明けは乾いていることが多い」「夕方は必ず濡れている」といった、その子だけのリズムが見えてきます。このリズムこそが、後の誘い方を決める土台になります。

排泄に関する意思を言葉や仕草で伝えられる

椅子にもたれながら「ちっち」と言う幼児

トイレトレーニングの成功には、お子さんが自発的に「おしっこが出た(または出そう)」「チッチ」などと言葉で伝えられること、あるいはママの手や服を引っ張るなど仕草で伝えられるようになることが大切です。

保護者がタイミングを予測し、抱っこしてトイレに座らせ、たまたま排泄できても、それは自立とは言えません。お子さん自身の自発的な行動や自律に沿ったトレーニングが重要です。それまでは、絵本を読み聞かせるなど、楽しいサポートを続けましょう。

言葉より先にサインが出る子も多くいます。急に動きが止まる、部屋の隅やカーテンの裏に隠れる、内股でもじもじする、お腹を押さえる、いつもより甘えてくる。こうした様子が見えたら、そこがその子の「出そう」のサインです。サインに気づいたときは追いかけて止めるのではなく、出たあとに「出たね、教えてくれてありがとう」と受け止めるところから始めます。伝えたら受け止めてもらえたという記憶が、次の「教える」につながります。

3歳を過ぎてもお知らせしないときは?

3歳を過ぎておしっこの間隔があいているのに、お知らせをしない場合、トイレに対して恐怖や不安を感じていることが原因の可能性があります。排泄の感覚は掴めていても、わざとおむつでするようになっているかもしれません。このような場合は、トイレの環境整備や気持ちに寄り添ったトレーニングを始めてみましょう。

気温が上がり始める春〜夏がおすすめ

おしっこの間隔が2~3時間あき、言葉でも意思を伝えられるようになったら、春から夏にかけての暖かい時期にトレーニングを始めるのがおすすめです。

「トイレトレーニングは夏」と聞くことが多いですが、春に始めれば、新しいことにチャレンジしたいというお子さんの意欲が高まりやすいというメリットがあります。

また、夏に向かって気温が上昇し、汗をかく量が増えることでおしっこの間隔が自然に長くなりやすいため、結果的にトイレ誘導の回数が少なくなり、パパ・ママの負担も減らせます。洗濯物が乾きやすく、失敗しても着替えが追いつくという実務的な利点も見逃せません。

ただし、季節は絶対条件ではありません。秋冬に準備が整った場合は、季節を待つあいだに気持ちが冷めてしまうこともあります。冬に始めるなら、暖房で室温を上げておく、床にラグを敷かずに拭ける状態にする、ズボンとパンツを重ねずに1枚で過ごせる部屋をつくるといった工夫で、夏に近い環境を用意すれば十分に進められます。「夏になったらもっと楽になる」と余裕を持って取り組める状態でのスタートは、親子にとって負担が少ないため、ぜひこの時期を目安に準備を始めましょう。

1歳は早い?2歳3歳それぞれの進め方と年齢別の関わり方

同じ「トイレトレーニング」という言葉でも、1歳と3歳ではやることがまったく違います。年齢ごとにゴールを置き換えると、無理なく進められます。

1歳代は「早い」のではなく準備期間と考える

1歳代で始めるのは早いのか、というのは多くの家庭が抱く疑問です。答えは、おむつを外すことをゴールにするなら早い、トイレという場所に慣れることをゴールにするなら早くない、というものです。1歳代は膀胱に尿を溜める力も、言葉で伝える力も発展途上です。ここで「出るまで座らせる」を始めると、トイレが我慢の場所として記憶されてしまいます。

この時期にやることは3つだけで十分です。おむつ替えのたびに「おしっこ出たね、替えようね」と実況すること、大人がトイレに行くときについてこさせて水を流す様子を見せること、そして便座に1度座ってすぐ降りる練習をすること。座って出なくても「座れたね」で終わりにします。子育ての現場では、この準備期間を持った子のほうが、2歳で本格的に始めたときの立ち上がりが早い傾向があります。

声かけ例:「トイレさん、こんにちはしようか。座って、はい終わり。上手」/「ジャーってしてみる?押してみよう」

2歳のやり方は「時間で誘う」から「感覚に名前をつける」へ

2歳は自我が育ち、「自分で決めたい」気持ちが強くなる時期です。ここでのやり方の要点は、大人が決めた時間に連れて行くのではなく、子どもが選べる形にすることです。「トイレ行くよ」と指示すると反射的に「いや」と返ってくるのに、「アンパンマンのパンツとくまさんのパンツ、どっちにする?」と聞くと動く、というのは2歳児のあるあるです。

1日の流れは、起床後、朝ごはんのあと、出かける前、帰宅後、おやつのあと、お風呂の前という生活の節目に固定します。回数を増やすより、毎日同じタイミングにすることのほうが定着します。座って出なかったときは「今日は出なかったね」で終わり、出たときだけ大げさに喜びます。失敗しても叱らず、「教えてくれたら次は間に合うね」と次の行動を示すのが、この年齢では最も効きます。

場面例:夕方、テレビの前で急に動きが止まった2歳児。「あ、来たかも」と思っても、腕をつかんで走らせると泣いて拒否になります。「このお歌が終わったらトイレ行こうね」と予告し、終わったタイミングで「はい、行こう」と手を出すほうが、結果的に間に合います。

3歳の進め方は理由の説明と自分で決める体験を増やす

3歳になると言葉での理解が進み、理由を説明すると納得して動けるようになります。「パンツが濡れると気持ち悪いから、出そうになったら教えてね」「今から公園に行くから、その前に出しておくと遊ぶ時間が長くなるよ」と、先の見通しをセットで伝えます。

この年齢で多いつまずきは、一度できていたのに逆戻りするケースです。きょうだいの誕生、引っ越し、進級など、生活の変化があると、甘えたい気持ちが行動に出ます。ここで「もうお兄さんでしょ」と言うと逆効果になりやすく、「甘えたい日もあるよね」と受け止めて一時的におむつに戻すほうが、結果的に早く戻ります。子どもは安心すると自分から「パンツにする」と言い出します。

また3歳以降は、自分で決めた記録を可視化すると意欲が続きます。カレンダーにシールを貼る、行けた日を数える、といった単純な仕組みで十分です。ご褒美を物にすると際限がなくなるため、シール、ハイタッチ、寝る前に報告する時間といった、繰り返せるものを選びます。

年齢この時期のゴール関わり方の中心
1歳代トイレに慣れる、排泄を言葉で知る実況する、座って降りるだけの練習
2歳生活の節目に座る習慣をつける選ばせる、出たときだけ大きく喜ぶ
3歳以降自分から伝えて間に合う回数を増やす理由を説明する、後戻りを責めない

男の子のトイレトレーニングは座る?立つ?2歳からのやり方のコツ

男の子の場合、「立ってさせるべきか」で迷う声がよく聞かれます。子育ての現場での結論は、はじめは座る方式で統一するほうがスムーズ、というものです。理由は3つあります。うんちのときに座り直す必要がないこと、足が床や踏み台についていると力が入りやすいこと、そして狙いを定める難しさがないため失敗による落胆が少ないことです。

座って進めるときは、補助便座と踏み台をセットで用意し、足裏が台にしっかりつく高さに調整します。足がぶらぶらしていると姿勢が安定せず、出るものも出ません。踏み台の高さを2〜3センチ変えただけで座っていられる時間が延びた、というのはよくある話です。

立ち方への切り替えは、パンツで日中を過ごせるようになってからで十分です。園や外出先で立ち方を見て、本人が「パパと同じがいい」と言い出したタイミングが最適です。切り替えの練習では、便器にトイレットペーパーを小さくちぎって浮かべ、「あの的をねらってみよう」と遊びに変えると、数日で形になります。

声かけ例:「足はここ、しっかり踏んでね。ふんばれるよ」/「今日は座ってでいいよ。パパみたいに立つのは、できるようになってからにしよう」

つまずきやすいのは、まわりに飛んでしまって叱られ、トイレが嫌になるパターンです。切り替え直後は飛び散って当たり前と割り切り、床に拭けるマットを敷いておく、掃除しやすいシートを常備しておくなど、大人側の準備で対応します。子どもに「汚したら怒られる場所」と思わせないことが、この時期はなによりも優先されます。

トイレトレーニング成功に向けて事前に行いたい4つの準備

トイレトレーニングは、お子さんにとって不安を感じやすい訓練の一つです。特に繊細なお子さんには、事前準備をしっかり行わないと、「暗い」「臭い」「怖い」といったネガティブな感情をトイレに抱かせてしまう可能性があります。

そうなると、トイレの自律が遠のき、おむつ卒業が遅れる原因にもなりかねません。保護者自身のペースではなく、お子さんの意思を育て、自律を支援する立場として、事前準備を万全にして臨むことが大切です。

トイレの雰囲気を楽しく清潔に

明るいトイレ内部

お子さんが「自分でトイレに行きたい」と思えるような雰囲気作りをしましょう。お気に入りのキャラクターグッズやポスターを貼る、便座カバーなどを楽しい絵柄で揃えるなどの工夫が効果的です。また、トイレの臭いがこもらないよう換気を良くし、清潔に保つことも重要です。

意外な盲点が、音と暗さです。自動で流れる水の音や換気扇の音を怖がる子は少なくありません。しばらくは手動で流す、子どもが便座から降りてから流す、電気をつけっぱなしにしておく、ドアを少し開けておくといった調整で、驚くほどあっさり入れるようになることがあります。「怖くないよ」と説得するより、怖い要素を1つずつ取り除くほうが早道です。

絵本でトイレに関心をもたせる

トイレトレーニングに役立つ絵本がたくさん販売されていますので、読み聞かせてあげましょう。お子さんは、絵本の物語や絵を見ながら内容をイメージ化します。トイレがどういう場所で、そこで何をするのかを具体的にイメージさせることは、トレーニング前の大切な準備の一つです。

読むタイミングは、寝る前より昼間がおすすめです。読み終わったあとに「じゃあ、〇〇ちゃんもやってみる?」と実際の行動につなげやすいためです。同じ絵本を何度も読みたがるのは理解が進んでいるサインなので、飽きさせようとせず、何度でも付き合いましょう。

排泄の感覚を言葉で教える

日頃のおむつ替えのときなどに、おしっこやうんちが何であるのかを、お子さんに教えてあげましょう。「チッチ出たね」「うんちが出たね」と声かけをしたり、おむつを替えた後に「気持ちよくなったね」と伝えたりすることで、お子さんは自分の体の感覚と排泄を関連づけて覚えるようになります。

このとき、家庭内で使う言葉を1つに統一しておくと混乱がありません。「チッチ」「おしっこ」「シー」が入り混じると、園で先生に伝えるときにも通じにくくなります。園に通っている場合は、園で使っている言い方に家庭を合わせるのが実用的です。

トレーニングパンツなどを購入する

トレーニングに使用するパンツを事前に用意しておきましょう。おむつと構造が似ている使い捨てのトレーニングパンツや、布製のトレーニングパンツがあります。布製の場合は、どのくらいの期間使用するかわかりません。

最初から大量に買い込まずに、お子さんのおしっこの回数や頻度など、様子を見て必要な分だけ買い足していくことをおすすめします。

トイレトレーニンググッズは何を揃える?優先順位と選び方

グッズは多ければよいわけではありません。優先順位をつけると、無駄な出費を抑えられます。最初に必要なのは、座る姿勢を安定させるものです。次にパンツ、そのあとに意欲を支えるものという順番で考えます。

グッズ向いている場面選ぶときの視点
補助便座大人のトイレで進めたい家庭お尻がすっぽり収まるか、着脱がワンタッチか
おまる階が違う、トイレを怖がる、寒い時期洗いやすさ、掃除の手間、置き場所
踏み台ほぼ全家庭で必要足裏が完全につく高さ、手洗いにも使えるか
布のトレーニングパンツ濡れた感覚を伝えたい時期厚みの段階、洗濯と乾きやすさ
使い捨てタイプ外出、園、旅行、夜自分で上げ下ろしできるか
ごほうびシートやシール意欲が落ちてきたとき繰り返し使えて、続けやすいか

補助便座とおまるで迷ったら、家の間取りで決めるのが現実的です。トイレが2階にある、リビングから遠い、冬に冷える、といった条件があるならおまるが有利です。逆に、園や外出先と同じ形に慣れさせたい、洗い物を増やしたくないという家庭は補助便座が向いています。両方買う必要はなく、うまくいかなければ途中で切り替えれば十分です。

布のトレーニングパンツは、厚みが数段階に分かれています。最初から薄手を選ぶと床が水浸しになって大人が疲れ、厚手ばかりだと濡れた感覚が伝わらず学習が進みません。家では中くらいの厚み、床を汚したくない日は厚手、慣れてきたら薄手と、日によって使い分けるのが現場の知恵です。枚数は最初は4〜6枚あれば回せます。

つまずきポイントは、グッズを揃えた達成感で満足してしまうことです。買った日に「今日から始めるよ」と気合いを入れると、うまくいかなかったときの落差が大きくなります。届いた日はまず箱を一緒に開けて、パンツを引き出しにしまうところまでを子どもにやらせ、始めるのは翌日以降にすると、本人の中で準備が整います。

トイレトレーニングの1日の進め方:4ステップで無理なく

やり方に迷ったら、次の4段階を順に上がっていくと考えてください。前の段階が7〜8割できるようになってから次に進むのがコツで、飛ばすと戻る回数が増えます。

ステップ1:おむつのまま便座に座ってみる

1日1回、生活の決まったタイミングで便座に座ります。出す必要はありません。座って10秒数えて降りる、これだけです。この段階の目的は、トイレという場所と便座の感触に慣れることです。「出た?」と聞かず、「座れたね」で終えます。

ステップ2:出そうなタイミングで誘ってみる

3日間の記録で見えたリズムをもとに、乾いている確率が高いタイミングで誘います。朝起きてすぐ、昼寝から目覚めた直後は成功しやすい代表格です。ここで1回でも成功すると、子どもは「出す場所」を体で理解します。成功したときは、その場で拍手して、帰宅したパパにも本人の口から報告させると効果が持続します。

ステップ3:日中だけパンツで過ごす

家にいる時間帯からパンツに切り替えます。いきなり終日ではなく、午前中だけ、家にいる2時間だけと区切ると、大人の負担が減ります。失敗したときの決まり文句を、あらかじめ用意しておくと感情的にならずに済みます。「濡れちゃったね。着替えよう。次は教えてね」の3文で十分です。

ステップ4:外出先でも使えるようにする

家で安定してきたら、外出先に挑戦します。出かける前に必ず済ませる、着いたらまずトイレの場所を確認して一緒に見に行く、この2つを習慣にします。外のトイレは音が大きく、便座も高いため、家では平気でも怖がることがあります。折りたたみの補助便座を持ち歩く、抱えて座らせて大人が体を支えるなど、家より手厚くサポートして構いません。

うまくいかないときは?つまずき別の立て直し方

トイレトレーニングは一直線には進みません。行き詰まったときは、原因ごとに手を変えます。

つまずき背景にありがちなこと立て直し方
誘うと必ず「いや」と言う指示されることへの反発選択肢を出す、時間を予告してから誘う
座るけれど出ない姿勢が不安定、緊張している踏み台の高さを見直す、歌を1曲だけ歌って終える
うんちだけおむつでしたがるいきむときの安心感を求めているおむつのままトイレで立ってさせる段階を挟む
できていたのに戻った生活の変化、下の子の誕生一時的におむつに戻し、甘えを受け止める
遊びに夢中で間に合わない切り替えの難しさ遊びの区切りを一緒に決めてから誘う

とくに相談が多いのが、おしっこは成功するのにうんちだけ進まないケースです。うんちはいきむ動作が必要で、足がしっかり踏ん張れる姿勢と、リラックスできる安心感の両方が揃わないと出ません。おむつでなら出せるのに便座では出せないというのは、失敗ではなく、体の使い方に慣れていないだけです。段階として、まずトイレの中でおむつのまま立ってさせる、次に便座におむつを敷いて座らせる、最後におむつを外す、という順で進めると、抵抗が少なくなります。

先輩ママの体験談として、こんな例があります。2歳半の女の子が、おしっこは自分から行けるのにうんちだけは必ずリビングの隅に隠れてしていました。ママは「トイレでして」と言うのをやめ、「うんち出そうになったらトイレのドアの前まで来てね」とだけ伝えました。1週間ほどでドアの前でするようになり、そこから「トイレの中で立ったままでいいよ」に移行。1か月後には便座でできるようになりました。学びは、ゴールを一気に求めず、場所を数十センチずつ近づけるという発想の転換です。

もう1つ、3歳の男の子のケース。入園と下の子の誕生が重なり、外れかけていたおむつが完全に元に戻りました。パパとママは「戻ってもいい期間」を1か月と決め、その間は一切声をかけずにおむつで過ごさせました。すると3週間目に本人が「パンツはく」と言い出し、そこからは一度も戻りませんでした。無理に前へ進めるより、後ろに下がる余白をつくったほうが早いことがあるという実例です。

保育園でのトイレトレーニングはいつから始まるの?家庭は保育園任せでいい?

保育園に通うお子さんのトイレトレーニングは、園の方針によって異なります。早い園では1歳代で始めることもあれば、2歳から始める園もあります。

保育園では生活の中に定期的なトイレ誘導が組み込まれていることが多く、おしっこの間隔があいてきた頃に、先生から「そろそろトレーニングを始めましょうか」と声をかけてもらえる場合もあります。ご家庭もそのタイミングでトレーニングを始めると、スムーズにおむつが外せるケースが多く見られます。

「園でやってくれるなら、家では何もしなくていいのでは」と考えたくなる気持ちはよくわかります。実際、園にはお友達がトイレに行く姿を見て真似できるという、家庭にはない強みがあります。ただし、園だけで完結させようとすると、平日はパンツ、土日はおむつという状態が続き、子どもが混乱して定着が遅れやすくなります。家庭は主役でなくてよいので、園と同じ「言い方」と「タイミング」を土日にも再現する、という役割を担うと考えるとうまく回ります。

連絡帳や送り迎えのときに確認しておきたいのは、次の4点です。

  • 園ではどのタイミングで誘っているか(活動の前後、食事の前後など)
  • 成功と失敗がそれぞれ何回くらいあるか
  • おしっことうんち、それぞれの様子
  • パンツを持参する必要があるか、枚数はどのくらいか

そのうえで、家庭からも「土日は午前中だけパンツで過ごしました」「うんちのときだけおむつを希望します」と伝えると、園も対応を合わせやすくなります。方針が家庭と園でずれていると感じたときは、どちらかに合わせるのが原則です。子どもにとっては、大人の一貫性がなによりの安心材料になります。

ただし、うんちだけはなかなか取れないお子さんもいるため、ご家庭で焦ったり、強要したりせず、保育園の先生と連携して、お子さんのペースに合わせて進めていくことが大切です。

トイレトレーニングによくある質問

Q1始めてからどのくらいの期間がかかりますか

準備が整ってから始めた場合、日中のパンツが安定するまで数週間から数か月というのが一般的な幅です。ただし、始めた時期、性格、生活の変化によって大きく前後します。期間を目標にすると焦りにつながるため、「先月より自分から言える回数が増えたか」という進み方で見ることをおすすめします。

Q2夜のおむつはいつまで必要ですか

夜のおむつは、日中とはまったく別のものと考えてください。日中パンツで過ごせるようになっても、夜は続くのが普通です。夜のおむつを外すのは、朝起きたときに何日も続けて乾いている状態が見られるようになってからで十分です。夜だけ長く続いても、それ自体は珍しいことではありません。日中の練習に夜を巻き込まないことが、親子ともに楽に過ごすコツです。

Q3きょうだいで進み方が違って不安です

上の子が早かった、下の子が進まないという比較は、同じ家庭の中で起こるからこそ気になるものです。ただ、排泄の自立は性格と体の発達の組み合わせで決まるため、きょうだいでも進み方はまったく違います。上の子と比べる代わりに、下の子が「上の子のトイレについていく」という強みを持っていることに目を向けると、活かしどころが見えてきます。

Q4祖父母から「もっと早く外れたのに」と言われます

昔は布おむつが主流で、大人がこまめに替える必要があったため、早い時期からおまるに座らせる習慣がありました。つまり早く外れたというより、大人が排泄のタイミングを管理していた度合いが大きかったのです。今は子ども自身が感覚をつかんで自分で行くことをゴールに置いています。前提が違うと伝えたうえで、「見ていてもらえると助かります」と役割を渡すと、応援団になってもらいやすくなります。

トイレトレーニングはいつまで必要?焦らずに見守りましょう

トイレトレーニングを成功に導く鍵は、パパやママが焦らないことです。同じ月齢でも、お子さんの体や心の発達には大きな個人差があります。トイレトレーニングをいつから始め、いつまで続くかにも個人差があって当然なのです。

周りのお友達と比較しても、お子さんの発達が早まることはありません。むしろ、プレッシャーを与えすぎてしまうと、トイレトレーニングを嫌がるようになり、結果的におむつ卒業が遅れてしまうケースもあります。

もし途中で行き詰まったら、一度立ち止まって2週間おやすみするという選択肢も持っておいてください。おやすみは後退ではなく、次に進むための助走です。再開したとたんに、あっさりできるようになる子は珍しくありません。

上記の4つのタイミングを参考に、我が子の発達に最適な時期を保護者が見極め、楽しい気持ちでトイレトレーニングを始めてあげてください。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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