新生児の昼夜逆転の治し方に関する記事

『新生児の昼夜逆転がツライ!生後0~1ヶ月からできる対策』

新生児の昼夜逆転は仕方ない?赤ちゃんの体内時計はまだまだ未熟なので、昼と夜の区別がついていません。しかし、夜まとめて眠ってくれないと、疲労は増すばかり。この生活、いつまで続く?赤ちゃんの生活リズムを整えるために、新生児期からできることとは?

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新生児の昼夜逆転がツライ!治し方や対策が知りたい!

赤ちゃんが生まれると、ママは2~3時間おきの授乳やミルク、おむつ替えなどで、とても不規則な生活になりますよね。はじめての育児は、ただでさえ不安や心配で気持ちが休まらないのに、それにプラスして夜も満足に眠れないとなると「疲れた…なんとかして!」と叫びたくなることもあるでしょう。

特に生まれてから約1ヶ月間の新生児期は、疲労も大きく、いつまでこんな生活が続くのかと、先の見えない不安から気持が不安定になった経験は、子育て経験者なら誰でも身に覚えがあることです。

今回は、育児ってこんなに大変なんだ…と体力や気力に限界を感じているママに向けて、新生児の頃から赤ちゃんの生活リズムを整える方法をお伝えしていきたいと思います。

新生児は昼夜逆転…ではなく、朝と夜の区別がありません!

新生児が夜なかなか寝てくれないと、「このままでは昼夜逆転してしまうのでは?」「夜泣きが習慣になるのでは?」と心配になる方もいますが、そもそも生まれたばかりの赤ちゃんは体内時計が未熟で、昼と夜の区別がつかないのが普通です。昼夜逆転というよりは、昼も夜も関係なく、寝て、起きるを繰り返すというのが赤ちゃん本来の姿なのです。

新生児は1日の平均15時間~20時間を寝て過ごしますが、眠りは浅く、2~3時間おきに起きるため、赤ちゃんのお世話をしているママはなかなか寝た気がしないですよね。

赤ちゃんは、母乳やミルクも一度にたくさん飲めないため、ちょこちょこお腹がすいてしまいます。とくに、母乳は消化も早いため、ミルクの赤ちゃんよりも比較的頻繁に起きるようです。

新生児の昼夜逆転、いつまで続く?

だいたい生後3~4ヵ月頃になると、赤ちゃんは昼夜の区別がつきはじめ、昼に起きている時間が長くなり、夜まとまって眠ることができるようになります。

しかし、母乳の赤ちゃんは、夜中にもおっぱいが恋しくて目覚めてしまうことがあります。寝る前のおっぱいをミルクに変えたらまとまって寝てくれたという先輩ママもいます。ママが「寝不足で辛い!」という時は、無理せずミルクを飲ませるのも1つの方法です。

新生児が寝ない原因

新生児がいる以上、昼夜逆転生活は仕方ないとわかっていても、赤ちゃんが中々寝付いてくれないと、精神的にも体力的にもたいへん。また、昼夜逆転というより、夜だけでなく昼もあまり眠らない赤ちゃんもいるのでは?

新生児なのにあまり寝ない赤ちゃん、その原因としては以下のようなことが考えられます。

赤ちゃんはもともと寝るのが下手

新生児はよく眠るといっても、当然個人差があります。しかし、赤ちゃんはもともと自分ひとりで寝付くことが難しく、基本的にはねんね下手な存在と考えて間違いありません。また、寝たと思って、布団に置こうとすると、まるで背中にスイッチがあるかのように起き出すのも特徴ですよね。

新生児の睡眠時間が1日15時間~20時間というのは、あくまで目安の話。赤ちゃんの体重も順調に増えて、元気で機嫌が良ければ、例え平均より睡眠時間が短くても、あまり気にする必要はありません。「寝付くのが下手なのも赤ちゃんの個性!」と割り切り、上手な寝かしつけ方法を探すなど、工夫しましょう。また、赤ちゃんは1日1日成長するので、気が付けばまとまって眠れるようになるものです。

授乳量が足りていない

あまり寝ない新生児は、お腹が空いているということも考えられます。特に、ミルクだと赤ちゃんが飲んだ量が分かりますが、母乳はどのくらい飲んだのか分かりませんよね。

新生児期は、まだ赤ちゃんもおっぱいを吸うのが下手ですし、胃腸も小さいので1度にたくさんの量を飲むことができません。日に日に必要とする授乳量は増えていくので、赤ちゃんの様子を見て、こまめに授乳の時間をもうけましょう。

授乳量が足りているかどうかは、体重の増加やおしっこの量、排便回数、赤ちゃんの機嫌などが指針となります。自分のおっぱいの状態が不安なときは、母乳外来などに相談するのも方法の一つです。母乳の出は、ママの疲労やストレスも影響するので、ミルクを飲ませて、体を休めることに専念した方がよい場合もあります。

ゲップが出なくて、お腹が苦しい

赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲む際に、空気も一緒に飲み込んでしまうため、お腹に空気がたまってしまいます。空気を吐き出すためには、ゲップが効果的です。必ずしも毎回でるとは限りませんが、できるだけ気持ちよくゲップができると、お腹も苦しくなく、長く眠っていられます。

母乳やミルクを飲んだ後は、トントンと赤ちゃんの背中を優しく叩いてあげましょう。赤ちゃんのあごを軽くママの肩にひっかけるようにして、気道を確保してあげるといいですよ。

また、便秘気味の赤ちゃんなどは、お腹にガスがたまって苦しい時もあるので、そんな時は軽くおへその周りを「の」の字をかくようにマッサージしてあげると、排便を促せます。

早く生活リズムを身につけさせたい!新生児からはじめられること

新生児は、昼と夜の区別がないと理解しても、なんとか早く生活リズムを整えたいのがママの本心ですよね。できるだけ早く赤ちゃんとママが規則正しい生活を送れるように、新生児期から出来ることを紹介していきます。

朝は太陽の光を浴びる

新生児の赤ちゃんは、視力はまだまだ弱くはっきりと物は見えていませんが、明るさと暗さの区別はついています。太陽の光を浴びることは、体内時計を整える効果があるので、朝起きたら必ずカーテンは明け、日の光を浴びさせましょう。また、寝る時はなるべく部屋の電気を消して、昼と夜の区別をつけられるように環境を整えてあげることも大切です

日中は普段通り過ごす

退院して、新生児の赤ちゃんがお家にやってくると、起こさないようにと忍び足で動いたり、物音をたてないようにと神経質になりがちです。しかし、普段の生活音も体内時計を整えるためには大切です。視覚の明暗で昼と夜を区別するように、聴覚でも昼と夜の違いを感じさせましょう。

食事を作っている音や、パパとママの話し声など、普段通りの生活をするが赤ちゃんの生活のリズムを整えていくことに繋がり、今後の生活を楽にしてくれます。

また、新生児期はママもまとまった睡眠時間をとることができないので、赤ちゃんが寝ているときに一緒にお昼寝することをおすすめします。ママが一緒に寝ていると赤ちゃんも安心して眠りについていられます。

沐浴は夕方から夜の早い時間に済ませる

生活リズムを整えるために、沐浴は毎日同じ時間にすることをおすすめします。赤ちゃんに限らず、お風呂に入ると目が覚めてしまうのは、人間の自然な感覚です。夜できるだけまとめて寝てほしいと思うのなら、寝付いてほしい時間の2~3時間前にはお風呂は済ませておきましょう

赤ちゃんにとってお風呂に入ることは、立派な仕事で疲れることでもあります。そのため、沐浴すると、適度な疲労感からまとまって寝てくれることが多くなるのです。寒い時期は、あまり早いうちに入れて湯冷めしてしまわないか心配するママもいると思いますが、深い睡眠を得るには体が火照っているよりも少し冷えている状態が良いと言われています。

とはいっても、首すわりが不安定な新生児の沐浴は、一人だと心配という方もいるでしょう。その場合は、無理せずパパなど、一緒に沐浴してくれる人の帰宅を待っても大丈夫です。

ねんね用音楽や子守歌など、入眠儀式を習慣化する

新生児のうちから、「これをしたあとは寝る時間!」と、入眠儀式を作っておきましょう。例えば、絵本を読んであげたり、子守唄など心が落ち着くことのできる音楽を聞かせてあげるなど、睡眠に導くための習慣は、早ければ早いほど今後の寝かしつけが楽になるでしょう。

よるくま

酒井駒子

偕成社

1,000円+税

男の子とお母さんが寝る前にベットの中でお話しているところから始まる、心がとってもあたたまるおはなしです。お母さんの温かさを思わせるとってもかわいいファンタジー。最後におやすみというフレーズで終わるので寝かしつけにもぴったりな絵本です。2~3歳の子供にも大人気なので、長く愛読できますよ。

http://www.kaiseisha.co.jp

スリーピング・ベイビー〜おやすみ赤ちゃん

デラ

1,500円+税

赤ちゃんのおやすみタイムにふさわしい曲が12曲収録されています。ゆったりしたオルゴールの音色は寝る前の赤ちゃんの気持ちを落ち着かせてくれるでしょう。ディズニーや宮崎駿のアニメソングも収録してあり、ママもやさしい気持ちになれますよ。親子でリラックスして素敵な時間を過ごせます。

http://www.della.co.jp

赤ちゃんの昼夜逆転対策!生後1ヶ月過ぎのOK行動/NG行動

赤ちゃんの生活リズムを昼夜逆転させずに、整えていくためにどのように過ごしていけば良いのでしょう?生後1か月健診で異常がなければ少しずつ外出できるようになり、生活リズムを整えるためにできることも増えていきます

新生児期にプラスして、生後1ヶ月過ぎからできる昼夜逆転対策のOK行動とNG行動をまとめてみました。

外気浴・お散歩で外の空気を吸おう

1ヶ月健診で異常がなければ、赤ちゃんは外気浴など、少しずつ外の空気に触れて大丈夫になります。太陽の光を浴びると体内時計が整いますし、お散歩に出かければ、赤ちゃんの脳も活性化され、夜の睡眠にもつながります。ママにとっても少し外の空気を吸うだけで息抜きになりますのでおすすめです。

しかし、寒い時期に生まれた赤ちゃんは、なかなかお散歩に行けない日々が続くかもしれません。そんな時は、窓を開けて、お部屋の空気だけでも入れ替えてあげましょう。

昼間はバウンサーでゆらゆら

赤ちゃんのねんねの方法や場所も、昼と夜で区別がつくように工夫してみましょう。ゆりかごやバウンサーなどを利用して、ゆらゆらさせてあげると、上手に眠りにつけることもあります。昼間は、ある程度物音がするリビングに寝かせ、夜は静かな寝室でベビー布団に寝かせて熟睡させましょう。

バウンサーは生後3週間くらいから使える商品が多いようです。抱っこでねんね以外の寝かしつけ方法があると、ママの疲労がたまってきたときの奥の手として便利です。

眠い赤ちゃんを無理やり起こすのはNG

赤ちゃんは寝るのが仕事です。4ヶ月以降の赤ちゃんも、睡眠時間は、13~16時間は必要といわれています。夜寝てほしいからといって、昼間、眠い赤ちゃんを無理やり起こしておくのはNG!赤ちゃんにとってもストレスになり発達にも影響します。

この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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