離乳食を持って外出するなら手作り離乳食?それともベビーフード?
生後6ヵ月を過ぎたころから離乳食を、食べ始める赤ちゃんが増えてくると思います。そんな時期に外出する予定があったら、その時には「離乳食をどう食べさせるの?」や「どんな離乳食を食べさせるといいの?」と外出する前に不安になったりしますよね。
手作り離乳食とベビーフード、どちらを持っていくのがおすすめでしょうか?
今回は離乳食をスタートした新米ママに向けて、手作り離乳食を持って外出する時の注意点や、ベビーフードの特徴などについてまとめました。赤ちゃんとお出かけする時の参考にしてください。
手作り離乳食とベビーフードの「メリット」や「デメリット」
手作り離乳食とベビーフードにはそれぞれに特徴があります。そんなメリットとデメリットを知って、上手に使い分けるのがおススメです。
手作り離乳食
手作り離乳食のメリットは、何と言っても新鮮な材料を使えることです。野菜の旬な季節には、栄養がたっぷり含まれているのでレトルトのベビーフードよりも、その素材をつかってより栄養化の高い離乳食を調理することが出来ます。また、季節に合った旬な食材を、組み合わせたり、味付けを工夫できたりするのも手作り離乳食の良いところです。「緑の野菜をもっと食べさせたい」「今日は魚にしよう」など、赤ちゃんに色々な食材を慣れさせることができます。
手作り離乳食は良いところがいっぱいですが、料理の手間がかかるというデメリットがあります。その時期の赤ちゃんは、まだ歯が生えそろってはいなくて、具材をそのままでは食べることが出来ないため、「柔らかくしたり」「煮たり」「すりおろしたり」と、調理の工夫をしなければなりません。
電子レンジを上手に活用することで、だいぶ楽に出来るようにはなりましたが、赤ちゃんのお世話をしながら離乳食を作るのは結構面倒な時ってありますよね。
ベビーフード
ベビーフードのメリットは、保存性に優れているところです。手作り離乳食ですと冷凍保存すれば、多少は長持ちしますが、市販のベビーフードほどには長持ちしません。また、手作り離乳食では持ち運びの温度管理に気を付けなければなりませんが、ベビーフードならそういった心配をする事はさほどありません。
けれど、ベビーフードは食感や味の面では、仕方のない事ですがママ手作りの離乳食には負けてしまいます。普段からママの手作り離乳食をよく食べている赤ちゃんだと、ベビーフードの独特の味を嫌って食べてくれないという事もあります。「予備に備えて、買いだめしていたベビーフードだけど、子どもがその味を嫌ってほとんど利用しなかった」というママさんもいます。
離乳食を持って出かける際の注意点
赤ちゃんと長時間のお出かけをする時に、気になるのが「離乳食をどうやって持っていったらいいんだろう…」という事などですよね。家ならその場で作って与えればよいのですが、外出先で離乳食を食べさせる場合にはどのようなことに気を付けたらよいのでしょうか?
そのいくつかのポイントを紹介します。
1 気温が高い時期には手作り離乳食を避ける
外の気温が高くなってしまう季節には、手作り離乳食の持ち歩きは控えましょう。切ったり、すりつぶしたりする離乳食は、普通の料理よりも手を加えなければならず、食材の立体構造を破壊するため、空気中の雑菌にさらされやすくなってしまいます。
「気温」と「湿度」が高い夏場には、冷蔵庫の中に入れている食材でさえ痛みやすい季節なので、たとえ保冷剤を使っていたとしても、離乳食に雑菌が繁殖してしまう可能性は十分にあります。
食中毒に注意しよう
大人なら味がおかしければ食べないですよね。けれども、赤ちゃんは味覚が未発達ですし、大人があげたものは信頼して食べてしまいます…。楽しいお出かけなのに、赤ちゃんが食中毒になってしまっては大変です。夏場のお出かけでは手作り離乳食は避けて、保存性に優れているベビーフードを上手に活用して、食中毒予防を予防しましょう。
2 電子レンジやポットの有無を確認しておく
外出先で離乳食を食べる場合には、「電子レンジ」や「ポット」があるかどうかを確認しておきましょう。手作り離乳食でもベビーフードでも少し温めた方が美味しくなりますし、お湯で溶いてとろみをつけた方が、食べやすい時もありますよね。デパートやレジャー施設には赤ちゃん用のお湯が用意されているところが多いですし、スーパーの持ち込み可能なフードコートには、自由に使える電子レンジが設置してある場合もあります。
また、コンビニでも子育てをサポートしてくれるような店内では、赤ちゃんにポットのお湯を提供してくれる場合もありますので確認してみましょう。
ポットにお湯を持っていくと安心
もしどうしてもポットや電子レンジがなさそうな場合には、保温効果の高い水筒にお湯を入れて持っていくと安心ですよ!
3 食事ができる場所を確保する
赤ちゃんと外出するときには食事ができる場所の確保も大事です。例えば、デパートのフードコートなら持ち込みも可能なので、ママも一緒に食事をとりつつ、赤ちゃんにも離乳食を与えることができます。また、赤ちゃんのおむつ交換スペースも確保されている場所も多いため、食後のおむつ交換もスムーズに行うことが可能です
レジャー施設でも赤ちゃん用の施設が整っている場所がほとんどなので、安心してお出かけすることが出来ますよ。もしも、食事をするスペースなければ、芝生の上などにレジャーシートを敷いて食べる、車の中で食事を摂るなど工夫をして、食事ができる場所を確保することをお勧めします。
4 手軽に食べられる食材を用意する
外出先でも手軽に食べられる食材を用意しておくと便利です。レトルトのベビーフードは便利ですが、普段から食べ慣れていないと赤ちゃんですと、なかなか受け入れてくれない可能性もあります。
そんな時におススメなのが、すぐにつぶして食べられる「バナナ」や、お湯で溶かした粉ミルクに食パンを浸してできる「パンがゆ」にするなど、持ち運びに手間がかからずに、用意するのも簡単な食材を持っていくと楽ですよ。
5 できるだけゴミは持ち帰る
離乳食をあげた時に出たゴミは持ち帰りましょう。赤ちゃんに離乳食を食べさせると、ベビーフードの空き箱や口周りを拭いたウエットティッシュなどの思っている以上のごみが出てしまうことがあります。赤ちゃんとお出かけの際には、ビニール袋を持っていきゴミをさっと片付けられるようにしておきましょう!
持ち運びに便利なおすすめお弁当箱5選
手作り離乳食を持ち運ぶ時には、汁気が多かったりしたら、それがこぼれてしまわないかが心配ですよね。また、食中毒の予防には、しっかり保冷できるお弁当箱を選びたいものですよね。ここでは、離乳食の持ち運びに便利なお弁当箱を5つ紹介します。
フレッシュランチボックス
サーモス
オープン価格
密封性の高いふたの付いた3段式のお弁当箱は、とろみの強い離乳食の保存に最適。専用のバッグ付きなので外の熱を遮断するため、保冷剤を使えばお弁当の痛みを防ぐことができます。3段式の弁当箱の色合いは、可愛らしく、専用の保冷バックのデザインもオシャレです。
ベビー離乳食ステップアップセット
タッパーウエア
11,111円+税
チョッパーや電子レンジ用のお鍋、食器など、食事の時に役立つ7アイテムが揃った商品です。そのアイテムのカラーリングのどこれもが、可愛らしくて、スプーンやフォークなどは、持ちやすいようにカーブ構造で、専用ケースが付いて衛生的です。持ち運びにも便利なので、実家へ帰省する際の離乳食作りでも重宝されます。
おでかけランチくん 赤ちゃんのクールお弁当箱
リッチェル
1,000円+税
2段重ねの赤ちゃん用のお弁当箱は、主食と副食を分けて離乳食を入れる事が出来ます。ふたの内側に保冷剤がついているので、食品の痛みを防ぐことができます。折りたたみ式のスプーンが付いています。また、コンパクトなつくりの弁当箱のため、重さとスペースを取らないので、持ち運びにも便利です。
アニマル・フードジャー/ビー
ダッドウエイ
2,900円+税
「ふくろう」や「お猿さん」などのかわいいイラストのついたステンレス製のフードジャーです。食品の温度をそのまま保つことができる素材なので、外出先でも、作りたてのような「美味しい離乳食」を食べさせることが出来ます。子供の手になじむサイズのスポーク(スプーン+フォーク)もついているのも嬉しいですよね。
http://www.dadway-onlineshop.com
ぎゅっとしまる お出かけ用離乳食保存容器セット
アカチャンホンポ
739円+税
ねじ式でぎゅっとしまるタッパーは、水分量の多い離乳食を入れてもこぼれることなく、安心して持ち運べることができる優れもの。サイズの異なる3つのタッパーがセットとなっているので、離乳食のメニューによって、そのタッパーを使い分けることができます。
ベビーフードの5つの種類とおすすめポイント
市販のベビーフードには、「瓶詰」や「レトルトパウチ」といった商品がありますが、それぞれどのような違いがあるのかを知っておくと、商品を選ぶ際の参考になりそうですよね。ベビーフードの代表的な5つの種類と、それぞれのおすすめポイントについてまとめました。
1 瓶詰
瓶詰のベビーフードの良さは、外から中身が見えるので購入する前に具材の大きさを確認できることです。それに瓶を容器代わりに利用する事もできるので、そのままスプーンを使って食べさせることができるため、外出した時には何かと便利です。おかゆやおかずの他に、素材そのものをピューレ状にしたものもあるので、手作り離乳食に混ぜて使うこともできます。
五目うどん
キユーピー
130円+税
鶏肉やさといも、にんじん、油あげなどの具だくさんの五目うどんの瓶詰です。これ一つで主食とおかずを補うことができ、バランスよく栄養を摂取するこが出来ます。五目うどん以外にも、赤ちゃんの月齢に合わせた、沢山の種類に瓶詰の味を楽しめます。
2 お弁当タイプ
主食とおかずがセットになっているお弁当タイプのベビーフードがあれば、それぞれ別々に用意しなくても済むので楽です。コンパクトにまとまっているので持ち運びにも便利ですよ。
栄養マルシェ 和風弁当
和光堂
オープン価格
まぐろと野菜の炊き込みごはんと筑前煮がセットになったベビーフード。スプーンもついているので外出時の離乳食にぴったりです。その他にも、「野菜あんかけ鯛ごはん」「鶏肉とお魚の洋風弁当」「筑前煮弁当」の離乳食弁当があって、思わずにママも食べたくなるような、メニューばかりのお弁当タイプの一品です!
3 レトルトパウチ
レトルトパウチのベビーフードは、そのままお湯に入れて温めるだけで簡単に食べることができます。外出先でも、ポットのお湯を利用すれば、温かい離乳食をわが子に与えることができますし、かさばらないので持ち運びにも便利なため、ゴミの量も少なくて済みます。
素材満菜 五目鶏そぼろごはん
雪印ビーンスターク株式会社
160円+税
野菜や鶏肉、ご飯と9品目の食品を使っている栄養バランスの整ったレトルトパウチ食品です。赤ちゃんの成長や健康のために必要な栄養素である「タンパク質」「炭水化物」「ビタミン・ミネラル」がバランスよく詰められているのも、商品の魅力の一つです。
http://www.beanstalksnow.co.jp
4 カップ容器
1歳すぎになると食べる量も増えるので、今までのベビーフードだと量が足りないということがあります。そんな時には、大型カップ容器に入ったベビーフードがおすすめです。
すまいるカップ ミートスパゲティ
キユーピー
220円+税
お子さんが大好きなスパゲティをベビーフードでお手軽に楽しむことが出来る商品です。量もたっぷりで、牛肉や炒めた玉ねぎなどのこだわり素材を使って、りんごの甘みなどもたっぷりと加わった、味わいを離乳食で楽しくことが出来るため、満足すること間違いなしです!
5 粉末・フリーズドライ
フリーズドライや粉末になっている離乳食は、お湯で戻して食べることが出来ます。少量だけを食べさせたい時や、おかゆなどに混ぜて食べさせたい時などには、何かと便利な商品です。
はじめての離乳食 裏ごしほうれんそう
和光堂
オープン価格
キューブ状になったフリーズドライ製法の離乳食。キューブ一個でひとさじ分となっており、外出先でも手軽に野菜を食べさせたい時に便利です。その他にも「裏ごしとうもろこし」や「裏ごしおさかな」や「裏ごしさつまいも」などの商品があって、離乳食を食べ始めたお子さんには、食べやすい商品となっています。