3歳児の遊び~おすすめの外遊び&室内遊びと知育おもちゃ5選
子供が3歳になり、いろいろな遊びをさせたいけれど、どんな遊びがいいのか分からない…というママは多いはず。特に、子供の遊びの種類は沢山あって、おもちゃの種類も数知れず、何が子供に合っているのか迷ってしまいますよね。
特に、3歳児は成長が著しいことから、この時期にする遊びがその後の成長にも大きく関わってきます。できることなら子供の成長に合った遊びを選び、楽しみながら知力や体力の発達を促したいですよね。
ここでは、3歳児の発達の特徴を踏まえて、おすすめの外遊びや室内遊び、知育おもちゃのほか、遊ぶ際の注意点についてご紹介。これを読んで、早速子供と遊んでみませんか?
3歳児の発達の特徴
3歳児の遊びを選ぶ際に知っておきたいのが、子供の発達の特徴です。この時期の子供は、どんなことができて、どんなことに興味を持ち始めるのでしょう?
親としては、次のような発達の特徴を把握したうえで、子供との遊び方を考えたいですね。
日常会話ができるようになる
この時期になると、名前を呼ばれたら返事をしたり、「こんにちは」や「ありがとう」が言えるようになったりと、日常会話ができるようになります。また、「きょう・ママと・おでかけ」のように、三語文が話せるようになるのもこの時期です。
3歳児が理解できる言葉の数は800~1000語ほどといわれていますが、中学校卒業時の英語の語彙数が1500語とされていることから、決して少ない数ではないことが分かります。
周囲の大人が話す言葉を聞いて、どんどん吸収していく時期なので、ママやパパのとんでもない発言を覚えてしまうことも…。子供の前では不用意な発言は避け、正しくきれいな言葉を話すことを心がけましょう。
イヤイヤ期からなぜなぜ期へ
欲求を抑制できないことで何にでもイヤイヤしてしまう、ママを悩ませた魔のイヤイヤ期は、3歳頃になると徐々になくなります。これは、ママに言われたことをある程度理解して、我慢ができるようになる成長の証ともいえます。
しかし、イヤイヤ期に代わって、この時期は好奇心が旺盛なうえ、言葉が発達してくることで、「○○って何?」「どうして○○なの?」のような質問を連発する「なぜなぜ期」に突入します。
一日中質問攻めにあってうんざりしてしまうママも多く、やっとイヤイヤが終わったと思っても、ママはまた新たな子育ての難問に悩まされることになります。
何でも自分でやりたがる
できないことでも「できる」と言い張って、何でも自分でやりたがるのが、3歳児の特徴ともいえます。根拠のない自信に満ち溢れ、目の前のことに対して「やるー!」「できるー!」を連発するようになります。
これは、自我の芽生えによって自己主張が強くなることに加え、赤ちゃんのころから手厚くお世話をされて育つことによって、自分は何でもできると思い込む「幼児的万能感」が強い時期だからなのです。
自分にもできないことがあるということを理解することで、徐々に幼児万能感は薄れていくので、この時期だけのものだと思って、自分でやりたがることも、危なくない限りはあたたかく見守ってあげましょう。
男女の違いを理解しはじめる
3歳くらいになると、日常生活や遊びを通じて、男の子と女の子の性別の違いについて理解し始めます。
髪型や服装などの見た目から判断するほか、「男の子は立っておしっこ」「女の子は座っておしっこ」のように、概念的な部分から徐々に理解していくようになってきます。
さらに、周囲の影響を受けて、自然に自分のことを「俺」や「僕」、「私」と呼ぶようになる子もいます。
他人の気持ちが理解できるようになる
自我の目覚めにより、それまであった「母子一体感」と呼ばれる自分と親は一体なのだという感覚が薄れ、自己の存在を理解し始めます。
そして、感情の発達により、自分の感情以外にも、他人の感情が理解できるようになるのです。例えば、ママが「お腹が痛~い」と泣き真似すると、関心を向けたり心配したりすることもできるようになります。
3歳前後の子供ができる遊びの種類4つ
3歳前後の子供にはどのような遊びが適しているしょう?この時期の子供ができる遊びについて知って、子供に合った遊びを選んであげましょう。
主に、3歳児は次のような4つのタイプの遊びが可能になります。
1象徴遊び
「象徴遊び」とは、実際には存在しないものをまるで、目の前にあるかのように遊ぶことで、模倣遊びとも呼ばれています。
2歳頃にはブロックを車や電車に見立てるような遊びから始まり、3歳になるとごっこ遊びやままごと遊びなど、年齢に応じた象徴遊びをするようになります。
2傍観遊び
「傍観遊び」とは、他の子供が遊んでいる姿をそばでじーっと見ていることで、ただ黙って見ているだけでなく、声をかけることもあります。
2歳頃までは一人遊びをする子供も多いですが、この時期になると他の子供に興味や関心を持ち始めることから、近くにいる子供の存在が気になって、じっと見つめてしまうのです。
3連合遊び
「連合遊び」とは、ルールや役割がない状態で他の子供と一緒に遊ぶことをいいます。2歳頃は一緒に遊んでいてもバラバラに遊ぶ「平行遊び」が主な遊び方だったのが、3歳になると連合遊びへと変化するのです。
さらに、4歳を過ぎると、かくれんぼやトランプのようにルールや役割を決めて遊ぶ「協同遊び」を始めるなど、他の子供との遊びの中でも、成長するごとに内容が変化していきます。
4構成遊び
「構成遊び」とは、粘度や折り紙、積み木のような、何かを組み立てて物の形を表現する遊びのことで、創造遊びとも呼ばれます。
この時期になると手先が器用になるため、それまではできなかった細かな作業ができるようになるほか、色とその名前を一緒に憶えることができるようにもなります。
3歳児におすすめの外遊び・室内遊び
3歳児には、どんな遊びが適しているのか、成長に合わせた、運動能力や知能の発達を促す遊びを、外遊び・室内遊びの2つに分けて紹介していきます。
おすすめの外遊び
3歳児の外遊びでは、体を動かすことで、体力づくりや運動能力の発達につなげていくことが大切です。3歳児におすすめの外遊びには次のようなものがあります。
- よーいドンでかけっこ
- 三輪車・ランニングバイク(ペダルなし自転車)
- ブランコ漕ぎ
- シャボン玉
- だるまさんが転んだ
- ケンケンパ
- 探検ごっこ
シャボン玉は、風船のように肺活量を必要としないことから、3歳児におすすめの遊びです。はじめは上手くできなくても、ママがお手本を見せて一緒に遊ぶことで、徐々に上手にできるようになりますよ。
おすすめの室内遊び
天候が悪い日や体調が優れない日は、外で遊ぶことができなくて退屈してしまいますよね。テレビを見せっぱなしになったり、スマホやタブレットで遊ばせがちにならないためには、次のような室内遊びをおすすめです。
- お店屋さんごっこ
- お絵かき
- 福笑い
- 折り紙
- 粘度遊び
- 風船バレー
- 布団相撲
「布団相撲」とは、床に布団を敷いた状態で「はっけよいのこった」の掛け声で相撲を取ることで、ママやパパだけでなく、子供同士でも楽しく遊ぶことができます。ただし、危険を避けるため周囲に物を置かないように注意しましょう。
3歳から遊べる知育おもちゃ5選
知育おもちゃなんて、3歳の子供の分かるかしら?と思われるかもしれませんが、年齢にあった知育おもちゃはで遊びことによって、普段の遊びでは得られない、自分で考える力や表現力の発達を促すことができます。
成長著しい時期だからこそ、遊びに知育おもちゃを取り入れてみませんか?次のような知育おもちゃは、3歳のお誕生日プレゼントにもおすすめです。
どうぶつしょうぎ
株式会社 幻冬舎
1429円 + 税
将棋と聞くとルールが難しいというイメージがありますが、どうぶつしょうぎは、3×4マスの小さな盤面で、どうぶつのイラスト入りの駒で遊ぶ将棋です。
それぞれの駒には、進める方向に印が付いているので、簡単に遊ぶことができるのが特徴です。
初めのうちはルールを理解できなくても、駒を動かして遊ぶうちにやり方を覚えることで、徐々にパパやママと一緒に楽しく遊ぶことができるようになります。
おべんとうあたためますか?いっぱいおかいもの!アンパンマンコンビニ
セガ・トイズ
5500円 + 税
本物さながらに、たくさんの商品が並んだミニチュアのコンビニに子供も心を奪われること間違いなし。
店員さんになったりお客さんになったりして、コンビニごっこ遊びを通じて、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の挨拶の練習にもなるはず。
さらに、お弁当をあたためたり商品を並べたりすることで、お店屋さんの仕事への理解にもつながります。
ニチガン もじあそび
株式会社ニチガン
4000円 + 税
昔ながらのレトロな雰囲気の文字やイラスト入り積み木です。積み木遊びやドミノ遊びをしながら、文字に興味を持ったり覚えたりすることができます。
文字部分には書き順まで示されているほか、子供が直接触れるものなので、木材や塗料にもこだわっています。
日本玩具協会認定のSTマークによって、その安全性はお墨付きです。
I’m TOY ミュージックステーション
トイザらス
7999円 + 税
太鼓やトライアングル、木琴など9種類の楽器が一つになった、カラフルな見た目が魅力のおもちゃです。
音を鳴らすのを楽しみながら、手で握ったり、叩いたり、振ったり、遊び方はいろいろ。
ファインモータースキル(微細運動能力)という、手や指先を使った細かな運動能力の獲得を促します。
やわらか安全こむぎねんど ねんDo! はじめてのねんどセット
イオン
1500円 + 税
こむぎねんどは小麦と塩でできているので、小さな子が口に入れても危険のない粘土で、柔らかくて子供でも扱いやすいのが特徴です。
粘土で遊ぶことにより、指先の器用さや色彩感覚、集中力を育てます。
24色も種類があって、さまざまなものを作ることができるので、好きなものを自分の手で作る喜びを味わうことができます。
3歳児と遊ぶ際の注意点
3歳児との遊びは、ただ楽しむだけでなく、さまざまことを学びながら子供の発育を促す必要があります。3歳児と遊ぶ際には、次のようなことに気をつけましょう。
叱る際は毅然とした態度で
遊びに夢中になっている子供に対して、ダラダラと注意をしても効果はありません。叱る際は、一旦遊びをやめさせて、ダメなものをダメと、真剣に注意するようにしましょう。
ただし、イライラして過剰に感情的になって怒らないように気をつけてくださいね。
ルールやマナーを守らせる
友達と遊ぶ際は、相手のおもちゃを取ったり、叩くなどの暴力を振るったりしないように注意が必要です。おもちゃを貸してほしいときは、相手に「貸して」をお願いすることを覚えさせることを心がけましょう。
また、家に帰る時間や寝る時間がきたら、きっぱりと遊びを切り上げられるように習慣付けることも大切です。
危険がない範囲で自由に遊ばせる
高い場所から落ちたり、車道に飛び出したりするなど、危険なことをしないようによく言い聞かせるようにしましょう。ただし、周囲に迷惑がかからないようなら、安全な場所ではある程度自由にさせることも大切です。
ママが見守っていることで、子供は安心感が得られて、思う存分遊ぶことができます。