修学旅行のお土産で子供が選ぶもの:小学生も中学生も納得の選び方とママの体験談15
修学旅行のお土産は、子供が自分の意思とお小遣いだけで選ぶ、おそらく人生で初めての贈り物です。親と離れて過ごす数日間のなかで、子供は「お母さんは何を喜ぶだろう」と売り場で立ち止まり、値札とにらめっこをして、限られた予算のなかから一つを決めています。帰ってきた子供が差し出す小さな紙袋には、その時間がそのまま詰まっています。
結論からお伝えすると、お土産選びで大切なのは「何を買ってくるか」よりも「送り出す前にどこまで伝えておくか」です。何も言わずに任せる、ざっくりと好みだけ伝える、金額の使い方だけ相談しておく。この三つのうちどれを選ぶかで、当日の子供の動きも、帰宅後の会話も変わります。どれが正解ということはなく、家庭ごとに合うやり方を選べば大丈夫です。
ここでは、修学旅行のお土産の定番やランキング上位に並びやすいもの、小学生と中学生それぞれのお小遣い事情、京都をはじめとした定番の行き先で選ばれやすい品、キーホルダーが長く愛される理由、そしてお土産カタログという選択肢まで、順を追って紹介します。後半では、実際に子供からお土産をもらった先輩ママ15人の体験談を、そのままの言葉でお届けします。
修学旅行のお土産で子供が選びがちな定番
修学旅行のお土産のランキングを探しているママは多いのですが、実際に子供が売り場で手に取るものには、はっきりとした傾向があります。順位をつけるよりも、どんな理由でその品が選ばれるのかを知っておくほうが、当日の子供の姿を想像しやすくなります。
| 選ばれやすいお土産 | 子供が選ぶ理由 | もらった側の反応 |
|---|---|---|
| 地域限定のお菓子 | 家族みんなで分けられる。値段が分かりやすい | 一緒に食べながら話が弾む |
| キーホルダーやストラップ | 安くて軽い。名前や地名が入っていて記念になる | 使うか飾るかで悩む |
| ボールペンや文房具 | 「使ってもらえそう」という実用性で選ぶ | 毎日使えて出番が多い |
| 耳かきや小物 | 売り場の定番コーナーにあり、目に入りやすい | 意外性があって記憶に残る |
| 体験して作ったもの | 自分の手で作ったという特別感 | 飾りたくなる一点物になる |
なぜ子供はこうした品を選ぶのでしょうか。理由は大きく三つあります。一つ目は、荷物の制約です。修学旅行のかばんは着替えとしおりでほぼ埋まっていて、初日に大きな物を買うと二日目の行動が一気に不自由になります。子供たちは移動しながらそれを体で学び、軽くて小さいものへと自然に手が向きます。二つ目は、時間の制約です。自由行動のお土産タイムは長くても三十分ほどで、班の友達を待たせないよう、目に入った棚から素早く決める必要があります。三つ目は、予算の制約です。家族の人数分を買おうとすると、一人あたりに使える金額はどうしても小さくなります。この三つが重なった結果、「軽い・早く決まる・手ごろ」という条件を満たす品が、毎年同じように売り場から選ばれていくのです。
ですから、渡された品が定番のキーホルダーやよく見るお菓子だったとしても、それは手を抜いた結果ではありません。三つの制約のなかで、子供なりに最善を選んだ結果だと考えてみてください。「これ、どこで買ったの」「他にどんなのがあった」と聞いてみると、売り場で迷った時間の話が次々に出てきます。
小学生の修学旅行のお土産:3000円前後のお小遣いで何が買えるか
小学校の修学旅行は一泊二日が中心で、お土産に使えるお小遣いの上限は学校から指定されることがほとんどです。公益財団法人日本修学旅行協会は、都道府県や政令指定都市ごとの修学旅行実施基準の概要を毎年まとめて公開しており、旅行の日数や費用の考え方は自治体や学校によって定められています。お小遣いの上限も、この考え方に沿って各校が決めています。金額はしおりに書かれていますので、まずはそこを親子で確認するところから始めましょう。
仮に3000円が上限だとすると、その中には移動先での飲み物代や、体験施設で必要になるお金が含まれている場合があります。すべてをお土産に使えるわけではない、という点は最初に共有しておきたいところです。
「3000円って、思ってたより少なくない?」と子供が言い出すことがあります。ここで「昔からそういうものだよ」と切り上げてしまうと、当日いきなり売り場で焦ることになります。おすすめは、出発の一週間前に一度だけ、紙に書いて配分を考える時間を作ることです。
「誰に買いたいか、名前を書き出してみよう」
「お母さんと、お父さんと、おばあちゃんと、あと自分」
「四人だね。じゃあ一人いくらまでにする?」
「600円ずつくらい?」
「残りの600円は、飲み物代とか、どうしても欲しくなったとき用に置いておこうか」
この五分ほどのやりとりがあるだけで、当日の子供の動きはまったく変わります。売り場で値札を見たときに「これは予算内」「これは無理」と即座に判断できるようになり、班の友達を待たせずに済むからです。
つまずきやすいのは、初日に使いすぎてしまうパターンです。最初に立ち寄った売り場で一番大きな箱菓子を買ってしまい、二日目に何も買えなくなる子は毎年います。対処法としては、お小遣いを一日ごとに封筒で分けて持たせる方法があります。「一日目の封筒」「二日目の封筒」と書いておくだけで、使いすぎのブレーキになります。もう一つのつまずきは、小銭の準備不足です。千円札ばかりだとおつりでお財布がふくらみ、レジで手間取ります。千円札二枚と五百円玉、百円玉を数枚、といった組み合わせにしておくと会計がスムーズです。
中学生の修学旅行のお土産:行き先が広がると選択肢も広がる
中学生になると、修学旅行は二泊三日以上になり、班別行動の自由度も上がります。お小遣いの上限も小学生より高く設定されることが多く、その分だけ子供が自分で判断する場面が増えます。京都や奈良、東京、沖縄など行き先も多彩で、それぞれの土地に定番と呼ばれるお土産があります。
中学生のお土産選びで特徴的なのは、家族以外に渡す相手が増えることです。部活の後輩、習い事の先生、仲の良い友達。誰に何を渡すかを本人が考え始めるのは、人間関係を自分の力で組み立てはじめた証拠でもあります。ただし、渡す相手が増えれば増えるほど、一人あたりの予算は減っていきます。
「部活のみんなにも買っていきたいんだけど」
「何人いるの」
「二十人くらい」
「全員に配るなら、一人あたり100円くらいの個包装のお菓子を一箱買うのが現実的かもね。家族の分は別で考えよう」
このように、配る用とじっくり選ぶ用を最初から分けて考えると、予算の見通しが立ちます。配る用は「個包装で、日持ちして、量が入っているもの」を一つ買えば済みます。そのうえで、家族に渡す一つだけをじっくり選ぶ。この二段構えを事前に伝えておくと、売り場での迷いが減ります。
つまずきやすいのは、行き先ごとに買い足していくうちに予算が尽きるパターンです。長崎から京都、大阪、東京と回るような広域の旅程では、最初の土地で使いきってしまうと後半が寂しくなります。「最後の日に一番たくさん買えるように、前半は自分の分だけにしておく」といった作戦を、旅程表を見ながら一緒に立てておくと安心です。もう一つは、生ものを初日に買ってしまうケースです。日持ちしない品を初日に買うと、帰宅するころには食べごろを過ぎてしまいます。賞味期限を見る習慣は、出発前に家の冷蔵庫で練習しておくと身につきます。
京都の修学旅行のお土産:定番が定番であり続ける理由
修学旅行の行き先として京都を選ぶ学校は多く、京都のお土産ランキングを気にするママも少なくありません。京都の売り場が子供にとって選びやすいのは、価格帯が幅広く、個包装の和菓子や焼き菓子が豊富だからです。中学生でも小学生でも、手持ちの金額に合わせて選べる棚が並んでいます。
京都らしいお土産としてよく持ち帰られるのは、生地にあんこを包んだ和菓子、抹茶を使った焼き菓子やクッキー、そしてお寺や神社の意匠が入った小物です。和菓子は個包装のものが多く、家族で分けやすいうえに日持ちする品も選べます。抹茶の焼き菓子は、抹茶特有のほろ苦さと生地の甘さが重なって、大人にも子供にも食べやすい味に仕上がっているものが多く、渡す相手を選びません。
小物では、和柄の小さな巾着や、寺社の飾りがついた耳かき、和紙を使ったしおりなどが定番です。こうした品は数百円から手に取れるため、複数の相手に渡したい子供にとってちょうどよい価格帯になっています。
京都ならではの選択肢として、体験して持ち帰るお土産もあります。染め物や和菓子作り、匂い袋作りなどの体験施設は修学旅行の行程に組み込まれることがあり、自分の手で作ったものをそのまま家族へのお土産にする子もいます。既製品ではない一点物は、値段では測れない特別さがあります。
つまずきやすいのは、有名な和菓子が日持ちしないタイプだと知らずに買ってしまうことです。同じ名前の商品でも、日持ちする加工がされたものと当日中に食べたほうがおいしいものが並んでいることがあります。「賞味期限を見てから買ってね」と一言伝えておくだけで、帰宅後に慌てずに済みます。もう一つは、かさばる箱菓子を初日に買って、かばんに入りきらなくなるケースです。京都は歩く場面が多い行き先ですので、荷物が増えると後半の自由行動が一気につらくなります。
修学旅行のお土産にキーホルダーが選ばれ続ける理由
修学旅行のお土産といえばキーホルダー、というイメージを持っている方は多いはずです。実際、売り場でも一番目立つ場所に大量に並んでいますし、子供が最初に手を伸ばすのもこの棚です。
キーホルダーが選ばれる理由は、まず値段が分かりやすいことです。数百円という価格帯は、限られたお小遣いのなかで「これなら買える」とすぐ判断できます。次に、軽くて小さいこと。かばんの隙間に入り、旅の後半の行動を邪魔しません。そして三つ目に、地名や名所の絵が入っていること。食べてなくなるお菓子と違って、その土地に行ったという記録が形として残ります。
ただ、もらった側は少し悩みます。実際に鍵につけて使えば傷がつきますし、しまい込めば見る機会がなくなります。ここで「使う」「飾る」のどちらを選んでも構いません。財布やバッグにつけて毎日目にする方もいれば、袋のまま寝室に飾って毎朝眺める方もいます。大切なのは、子供に「今こうやって大事にしているよ」と伝わる形にしておくことです。
「あのキーホルダー、まだ使ってるの」と子供が何気なく聞いてくることがあります。そのときに「これだよ」とすぐ見せられる場所に置いてあると、子供は自分の選択が正解だったと感じます。逆に引き出しの奥にしまってあると、次の旅行のときに「どうせ使わないし」と選ぶ意欲が下がってしまうこともあります。
修学旅行のお土産カタログや事前注文という選択肢
近年は、修学旅行のお土産を事前にカタログや通販で選び、自宅へ配送してもらう方法を取り入れる家庭もあります。修学旅行のお土産カタログと検索されているのは、こうした仕組みを探している方が増えているためです。
事前に選ぶ方式には、いくつかの利点があります。かさばる箱菓子を持ち歩かずに済むので、現地では身軽に行動できます。混み合うレジに並ぶ時間を、友達との時間に回せます。家族で「どれにする」と一緒にカタログを眺める時間そのものが、旅行前の楽しみにもなります。
一方で、子供が自分で売り場を歩き、値札を見て迷い、決断するという経験は失われます。修学旅行のお土産選びは、限られたお金の使い方を自分で決める貴重な練習の場でもあります。どちらを大事にするかは家庭によって考え方が分かれるところです。
折衷案として、かさばる大きな品だけ事前に手配しておき、現地では自分と家族に渡す小さなものだけを自分で選ぶ、という組み合わせ方もあります。「重いものは先に頼んでおいたから、当日は好きなものを選んでおいで」と伝えておけば、子供は荷物を気にせず売り場を見て回れます。
なお、学校によっては持ち物や購入方法についての決まりがある場合があります。事前注文を検討する際は、しおりの記載や学校からの案内を確認してから進めると安心です。
修学旅行のお土産あるある
修学旅行のお土産あるあると検索する方が多いのは、「うちだけかな」と思っていたことが実はどの家庭にもある、と知って安心したいからかもしれません。よく聞く場面を並べてみます。
| あるある | そのときの子供の事情 | 受け止め方のヒント |
|---|---|---|
| 家族全員に同じキーホルダー | 色違いを見つけて「これだ」と思った | おそろいにしたかった気持ちを聞いてみる |
| クラスの半分が同じお菓子 | 売り場が一か所しかなかった | その土地の名物だと分かる証拠 |
| なぜか耳かき | 定番コーナーで目に入った | 実用品を選ぶ視点が育っている |
| 自分用が一番豪華 | 欲しいものが先に決まっていた | 予算配分の練習の途中と考える |
| 賞味期限が翌日 | おいしそうな見た目で選んだ | その日のうちに家族で囲む口実にする |
どれも、子供が売り場で真剣に考えた結果として起きることです。「またこれ」と言いたくなる場面もありますが、そこで一度「どうしてこれにしたの」と聞いてみると、思いがけない理由が返ってくることがあります。理由を聞かれた子供は、自分の判断を言葉にする練習ができますし、親は子供が何を見て何を考えているのかを知ることができます。
送り出す前に伝えておきたいこと
お土産について事前にどこまで伝えるかは、悩ましいところです。何も言わないと子供の自由な発想が生きますが、当日売り場で固まってしまう子もいます。細かく指定すると迷いは減りますが、選ぶ楽しみは薄れます。
おすすめは、方向性だけを軽く伝えておく方法です。「飾るものより食べるものがうれしいな」「甘いものなら何でも好きだよ」といった一言があるだけで、子供は売り場での判断軸を持てます。逆に「お土産はいらないよ」とだけ言ってしまうと、真面目な子ほど本当に何も買わず、後で気まずくなることがあります。伝えるなら「無理して買わなくていいけど、もし買うなら食べ物がうれしいな」と、選択肢を残す形にしておくと安心です。
「お母さん、何がいい?」と出発前日に聞かれたら、それは子供が本気で考えている合図です。ここで「なんでもいいよ」と返すのはもったいない場面です。
「うーん、食べ物がいいかな。お母さん、その土地でしか買えないお菓子って好きなんだ」
「じゃあ探してみる」
「見つからなかったら、他のでも全然いいからね」
この「見つからなかったら他のでもいい」の一言があるかどうかで、子供の当日のプレッシャーはずいぶん変わります。約束のように受け取ってしまう子は、それが果たせなかったときに落ち込みます。逃げ道を用意しておくのは、子供を信じていないからではなく、当日の子供が自由に動けるようにするための配慮です。
子供からもらった修学旅行のお土産体験談
キーホルダー
現在息子は小学6年生です。先日、息子が広島に修学旅行に行ってきました。私に買ってきてくれたお土産は、小さい頃に私と広島に行った時に買ってあげたキーホルダーと少し違った形のものをくれました。
小さい頃の思い出を息子が急に思い出したらしく、私に違うバージョンのものを買ってきてくれたそうです。何より、昔一緒に行った広島のことを覚えていてくれたことが一番嬉しかったです。
今は、そのもらったお土産をお財布に大切につけています。そのキーホルダーを見る度に思い出を振り返り、息子は成長しているんだなということを改めて実感しました。息子との思い出もキーホルダーも、私にとって大切な宝物で、一生大事にしていきたいと思っています。
野沢菜のふりかけ
現在15歳、高校一年生になる息子が4年前(2012年)の5月に、小学校6年生として日光へ修学旅行に行きました。お土産代が学校から金額指定があったので、5千円を財布に入れ持たせました。修学旅行から帰ってきて、とても楽しかったと日光での出来事を話している途中で、息子から初めてお土産を貰い、「ありがとう」と言いながらドキドキして袋の中身を開けました。
中には、大きな瓶に入った野沢菜のふりかけと耳かきが入っていて、美味しそうで嬉しかったのですが、なぜふりかけと耳かきなんだろうと思い息子に聞きました。
「どうして母さんのお土産に野沢菜のふりかけと耳かきを選んだの?」と尋ねると、息子は「だって母さん毎朝、朝ごはんキッチンでご飯にふりかけかけて立ち食いしてるから、美味しそうなふりかけを見つけた時に、母さんに食べてほしいと思ったんだ!耳かきはいつも使ってる耳かきが痛いから、お店の人に聞いたら痛くなりにくいと言っていたから買って来たんだ」と教えてくれました。
当時私はシングルマザーで、日々忙しく過ごしていたのですが、そんなわたしのことを見ていてくれたんだなと思うと、とてもたまらなくなってしまい泣いてしまいました。
次の朝、私と長男と次男で、久しぶりに椅子に座って野沢菜ふりかけを食べましたが、とても美味しかったのを覚えています。今も野沢菜ふりかけの瓶に、違うふりかけを入れて毎日の朝ごはんで使っていますし、耳かきも健在です。
地域限定お菓子
現在、中学1年生(12歳)の子供がいます。小学校6年生(2015年7月)の修学旅行は1泊2日で、北海道の小樽を観光してから登別温泉に宿泊しました。帰りは伊達に寄ってきました。お土産は、小樽と登別のホテルで買う機会があったのですが、すべて食べ物を買ってきました。
荷物が重くなるのが嫌なので軽いものであること、部屋に物を飾るのが好きではないので、飾り物や重くなる物は避けたようです。小樽の街を観光する時は徒歩移動だったのもあり、雨にあたってしまい、思ったよりもお土産を買うことが出来なかったようです。
登別のホテルでは、そんなにお土産も売っていなくてガッカリしていました。小樽と登別では、地域限定のお菓子をメインに買っていました。なるべく賞味期限の長い物を買って、何日もかけてゆっくり家族で食べました。
耳かき
今年平成28年10月に高校2年生の次男が修学旅行に行ってきました。長崎から始まって京都、大阪、東京とまわり北海道に帰ってきました。行った場所のお土産を全部買って帰ってきてくれました。
まずは長崎ではカステラ、京都ではお寺の飾りのついた耳かきと生八つ橋、大阪ではたこ焼き味のじゃがりこでした。「とりあえず名物っぽいもの全部買ってきたからね!」と言いながら、旅行バックから山ほど出てくるお土産に、子供たちみんなで歓声をあげながらあっという間に完食しました。
生八つ橋が苦手な私でも食べられる八つ橋も買ってきてくれていました。耳かきは「お母さん用だからちゃんと使ってよ!」って言われたのですが、壊れたりしたら嫌で、なかなか使えなくて壁に飾ってあります。
夫婦茶碗
息子は小学校6年生です。2016年10月に修学旅行で東京ディズニーランドと東京タワーへ行きました。息子は、私と旦那用としてペアの夫婦茶碗を買ってきてくれました。
「これを夫婦で使うと仲良く長生きできるらしいよ。今のやつもう古いんじゃない?」という息子。そんな風に考えてくれていたなんて思いもしなかったため、感動で胸がいっぱいになりました。もう子供に気遣ってもらうようになったんだな、と息子の成長を感じましたね。
夫婦茶碗は勿論旦那と仲良く使わせてもらっています。きちんとした名のある焼き物を選んでくれたようで、持ちやすいし使い心地も気に入りました。「これを使っているんだから、仲良く長生きしないとね」と旦那とたまに話しています。
牡蠣のエキスの顆粒だし
高校三年の息子が修学旅行に行ったのは、二年の時、2015年9月でした。奈良と京都だけ固定で、あとは班ごとに好きなところへ行くというスタイルの修学旅行です。息子たちは、京都から新幹線で広島へ移動し、原爆ドームと世界遺産の宮島を旅してきました。
中学の修学旅行の時から、母である私が「お母さんへのお土産はいらない。特に飾るようなものとか。もし買ってくれるのなら食べ物にして」と伝えてきたので、息子の家族へのお土産はすべて食品です。自分へのお土産は別にあるようでした。
広島からのお土産は、「牡蠣のエキスの顆粒だし」でした。広島でいただいた焼き牡蠣はとてもおいしかったそうです。その冬は、お鍋の締めのお雑炊に大活躍でした。そのたびに修学旅行の思い出話が出てきて、良いお土産でした。
友禅染めのトートバッグ
私の娘は現在中学1年生ですが、小学6年生の時(2015年10月)に行った修学旅行で買ってきてくれたお土産は意外でした。
京都、大阪、奈良への1泊2日の修学旅行だったのですが、訪問先の1つである京都の友禅染めの館で、友禅染めの体験をしたそうで、そこで作った友禅染めのトートバッグをお土産として私にくれました。
この友禅染めのトートバッグを私にお土産としてくれた理由を娘に聞くと、「京都らしさもあり、手作りであり、実用的だから喜んでくれると思って」というこたえが返ってきました。既製品ではなく、あえて私にお土産としてプレゼントするために友禅染を体験してくれたことがすごく嬉しかったです。
私の予想では、お土産はお菓子などを予想していたので、意外なお土産にとても嬉しくなり、せっかく実用的だと言ってくれた物なのですが、きれいに額に入れて、絵のように飾ってあります。
”見ざる・聞かざる・言わざる”ストラップ
現在中学1年(13歳)の息子ですが、2015年の6月に小学校の修学旅行で鬼怒川・日光に一泊二日で修学旅行に行きました。その時に息子が私と主人に買ってきたのは、サルの小さなマスコットのついた携帯ストラップでした。
元々”見ざる・聞かざる・言わざる”の3個セットのストラップで、息子と主人と私のお揃いで使いたい気持ちで購入したそうです。ストラップだったら、なくさない限り長く身につけられますし、いつも旅行の思い出として眺められることに魅力を感じたそうです。
決定的な購入の決め手は、3つセットで家族で使えることだったそうですが、息子の家族思いな優しい気持ちが伝わってきて、胸が熱くなりました。現在でもそのストラップは3人で使用中です。小さいので邪魔にもなりませんし、なかなかセンスのよいお土産を見つけたと思います。
大阪のおばちゃんのリンゴ飴
現在小学6年生のわが子が修学旅行に行ったのは、2016年の11月です。修学旅行の行先は定番の京都・大阪・奈良でした。
行く先々でお土産を選んでくれたらしく、私や家族のために買ってきてくれたお土産は、京都のクッキー、大阪USJで買ったスパイダーマンのボールペン、「大阪のおばちゃんのリンゴ飴」というアメ、奈良の鹿のマスコットがついたキーホルダーです。
私はお土産には食べ物がいいと言っておいたので、無難にクッキーを買ってくれたのかなと思いますが、「大阪のおばちゃんのリンゴ飴」はやっぱり私がおばちゃんだから買ってきてくれたのかな、と思ってしまいます。
クッキーやアメは家族みんなで分けて1週間くらいで食べました。それ以外のボールペンやキーホルダーは、もちろん毎日愛用しています。
源氏巻
現在中1の息子が、小学校6年生の時に行った修学旅行でのお土産の話をします。2015年5月に島根県の津和野という町へ修学旅行へ行った時に、「源氏巻」というお菓子を買ってきてくれました。
平べったく焼かれたカステラの中にあんこが入っているようなお菓子で、主人も私も知らない品だったので興味津々でした。息子にしては随分センスがよく気の利いたお土産だったので、どうしてこれを選んだのか尋ねましたら、即答で「安かったから!」だそうで…。結構大きなカステラなのに、1つ300円もしなかったそうです。
実際に味もおいしい上に、津和野では有名なお菓子だったようで、クラスの大半の子が買っていたとのことでした。2つ買ってきてくれたので、1つは持って帰った翌日にゆっくり食べ、もう一つは義母(息子の祖母)へおすそ分けしました。
お小遣いの中で何を買おうかと悩みながら買い物をする息子の様子が目に浮かぶようでした。そして、“安いものにすぐ飛びつく”主人の性格がそっくり引き継がれているような気がして、ちょっと頭を抱えたくなりました…。
鹿のストラップ
現在、中学2年生になる息子が小学校6年生の時、2014年5月に広島・宮島に修学旅行に行った時のお土産として、主人と私にお揃いの携帯ストラップを買ってきてくれました。宮島らしく、赤の鳥居に主人には水色の鹿、私にはピンクの鹿が付いたものです。何か宮島らしい記念に残るものを探してくれたようです。
値段は聞いていませんが、お小遣いは3000円でしたので、携帯ストラップを2つも買うと、きっとお小遣いの3分の1は費やしてくれたのではないかと思います。それを思うと感動しました。
携帯ストラップとして使用すると、色ハゲしたりするのが嫌だったので、袋のまま主人と私の寝室の枕元に今でも並べて飾っています。電気のスイッチの横に押しピンで刺しているので、毎晩、毎朝目につくところです。これからもずっとそこに飾り続けます。
長崎名物カステラ
現在高校1年生になる子供がいます。この子が小学校6年生の時に行った時にお土産を買ってきてくれました。旅行に行ったのは2012年10月です。行先は長崎県でした。
買ってきてくれたお土産は、名物のカステラと可愛い動物がビーズで編んであるキーホルダーです。周りのお友達が同じような物を買っていたみたいだから、ほとんど何も考えずにそれを選んだと思います。
カステラの方は長崎と言えばカステラだからでしょう。でも買ってきてくれたことが嬉しかったので理由なんて聞きもしませんでした。その時のお土産は、カステラは生ものですので翌日までには食べきりましたが、キーホルダーの方は大事にタンスの奥の引き出しにしまってあります。壊したらと考えると子供の気持ちがもったいなくて、とても使おうとは思えません。
赤福
私には5年生の息子がいます。2016年6月に三重県の伊勢志摩に修学旅行に行ったときの話です。高学年になると、思春期だからか息子は以前のように私と話す事が少なくなりました。この頃は、心も体も変化する時期だから仕方ないかと思いながらも、どこか寂しい気持ちになっていました。
修学旅行から帰ってきて、「どうだった?」と聞いても、「うん」としか言わない息子でした。ですが、次の日の朝に赤福をお土産に買ってきてくれたのです。思わず理由をその場で聞きました。
「お母さん、あんこ好きやろ?」と照れくさそうにぼそっとつぶやき、部屋に戻っていってしまいました。私のことちゃんと見てくれてるんだと涙が出そうなくらい嬉しかったです。しかも20個入りを買ってきてくれたところにも、愛情を感じました。
お土産は、賞味期限が近いので、毎日3個ずつ急いで私と旦那とで食べました。とても心温まる息子の心遣いでした。
綺麗な航空写真
現在の子供の年齢は16歳。高校二年生です。今年の10月に京都大阪の方に修学旅行にいきました。初めての飛行機に興奮したのか、綺麗な航空写真を何枚も送って来ました。旅の途中も写真を送ってくれて、すごく楽しかったのが伝わって来る写真ばかりでした。
写真はプリントして大事に保管してあります。これは、私の中の素晴らしいお土産の1つです。後は、お菓子なども買って来てくれました。
ユニバーサルスタジオジャパンのスヌーピーのクッキーは、箱がとても可愛らしく今でも取ってありますが、中身はその日のうちにみんなで全部食べちゃいました。とても美味しく楽しい土産話も聞かせてくれて、とても大事な思い出になりました。自分もまた、昔に戻りもう一度修学旅行をしたいと思いました。
カンガルーのストラップ
中学3年でオーストラリアに行ってきました。9月でした。お土産は、カンガルーのストラップでした。本物の毛皮を加工したもので、かわいいのですが、獣のニオイもするので、家の犬が食べようとして、全然使えませんでした。
しばらく棚に飾ってありましたが、もう捨ててしまいました。自分用には、ワニの手を加工してつくった飾りなど、生き物が好きな娘らしいものばかり買ってきました。他にも同じようなものがあったのですが、犬がかじってそこから腐ってきて、すごいニオイを発したりして、捨ててしまいました。
娘は、今は大学で生物学を勉強していて、爬虫類をたくさん飼っているので、本人だけ満足のお土産でした。
15人の体験談から見えてきた、子供がお土産を選ぶ基準
15人のママの話を並べてみると、子供がお土産を選ぶときの基準には、いくつかの共通点が見えてきます。
一つ目は、親の日常をよく見ているということです。朝ごはんにふりかけをかけて立ち食いしている姿、あんこが好きだということ、耳かきが痛いと言っていたこと。子供は思っている以上に親の生活を観察しています。売り場に立ったとき、その記憶が「これだ」という判断につながります。「うちの子は私のことなんて見ていない」と感じているママほど、お土産を開けたときに驚かされることが多いようです。
二つ目は、家族で一緒に使えるものを選びたがるということです。三つセットのストラップ、夫婦茶碗、家族で分けられるお菓子。自分だけが渡す相手を選ぶのではなく、家族全員が同じものを持つ、あるいは同じものを食べるという形を選ぶ子が目立ちます。修学旅行という家族と離れた数日間を過ごしたからこそ、つながりを形にしたくなるのかもしれません。
三つ目は、事前に伝えられたことをきちんと守っているということです。「食べ物がいい」と伝えていた家庭では、子供のお土産はすべて食品でした。「飾るものはいらない」と言っていた家庭でも同じです。子供は親の言葉を覚えていて、売り場でその条件に合うものを探しています。事前の一言が、当日の子供の行動を確かに導いているのです。
四つ目は、予算のなかで精一杯だということです。お小遣い3000円のなかから、ストラップを二つ買えば三分の一が消えます。それでも家族の分を選ぶ子がいます。金額の大小ではなく、持っているものの何割を使ってくれたかという視点で見ると、そのお土産の重みが変わって見えてきます。
もらったお土産をどうするか:飾る、使う、食べる
お土産を受け取った後、意外と迷うのが扱い方です。体験談を見ても、財布につけて毎日使う方、袋のまま枕元に飾る方、額に入れて絵のようにする方、引き出しにしまっておく方と、対応はさまざまでした。
使えば消耗しますが、子供は「使ってもらえた」と感じます。飾れば形は保たれますが、日常の目に触れる場所でないと存在を忘れられがちです。しまっておけばきれいなままですが、子供からは「使ってくれていない」と見えることがあります。
迷ったときの一つの目安は、子供が「使ってよ」と言ったかどうかです。「お母さん用だからちゃんと使ってよ」と言われた品は、多少傷んでも使うほうが喜ばれます。逆に何も言われていないなら、玄関や食卓の近くなど、家族の目に入る場所に置いておくのがおすすめです。
食べ物の場合は、できるだけ子供と一緒に食べる時間を作りましょう。「一緒に食べよう」と声をかけて、子供が旅先で見たものを聞きながら口に運ぶ。この時間があるかどうかで、お土産の記憶の残り方が変わります。忙しくて全員がそろわないときは、写真を撮って「おいしかったよ」と伝えるだけでも十分に伝わります。
修学旅行のお土産についてよくある質問
ここでは、修学旅行のお土産をめぐってよく聞かれる疑問をまとめました。
お小遣いを増やして持たせてもよいですか
学校が上限を定めている場合、その範囲を守るのが基本です。上限額はしおりに記載されていますので、まず確認しましょう。金額に疑問がある場合は、子供と一緒に「どうしてこの金額なのか」を考えてみるのも一つの学びになります。
祖父母や親戚の分まで買わせるべきでしょうか
渡す相手を増やすほど一人あたりの予算は減ります。子供が自分で「おばあちゃんにも買いたい」と言い出したなら応援したいところですが、親から相手を指定しすぎると義務のようになってしまいます。「買いたい人がいたら買っておいで」くらいの伝え方がちょうどよいでしょう。
お土産を何も買ってこなかったら
予算を他のことに使った、売り場を回る時間がなかった、単に思いつかなかったなど、理由はさまざまです。責める前に「どんなところ回ったの」と旅の話を聞いてみてください。土産話そのものが十分なお土産です。
自分用ばかり豪華だったのですが
これは予算配分の練習の途中と考えましょう。次の機会に「今回は誰に何を買うか、先に決めていこうか」と提案すれば、少しずつ配分が上手になります。
同じものを毎回買ってくるのですが
売り場で迷わずに済む安心感があるのかもしれません。「前のと同じだね、気に入ってるの」と聞いてみると、その子なりのこだわりが聞けることがあります。
帰ってくる日を楽しみに待ちましょう
修学旅行のお土産は、品物そのものよりも、子供が売り場で誰のことを考えたかという時間に価値があります。定番のキーホルダーでも、クラスの半分が買ったお菓子でも、そこには子供なりの理由があります。
玄関のドアが開いて、日焼けした顔で「ただいま」と言う子供が、かばんのなかから小さな袋を取り出す。その瞬間を楽しみに、当日を待ちましょう。もし何も出てこなくても、その日の夜は旅の話でいっぱいになるはずです。



